M1> WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE(世界は愛を求めている)
/ ジャッキー・デ・シャノン
今週の締めくくりは♪
1944年8月20日にケンタッキー州ヘイルズで生まれた
60年代アメリカの音楽シーンを代表する女性シンガー・ソングライター
『ジャッキー・デシャノン』
65年の「What The World Needs Now Is Love」(邦題「世界は愛を求めている」)
はもちろんのこと、69年の「Put A Little Love In Your Heart」などのヒット曲を持つ
アーティスト。
この「世界は愛を求めている」は「ハル・デヴィッド」作詞「バート・バカラック」作曲
という1965年の楽曲。
ジャッキー・デシャノンが歌いヒットを記録しますが、
元々は「ディオンヌ・ワーウィック」のために書かれた作品でした。
作者のバート・バカラックは次のように証言しています。
「ディオンヌには断られたんだが、歌詞があまりに説教臭く感じられたのかもしれない。
ハルは私にジャッキー・デシャノンが歌うべきだと強く主張し、それでレコーディングすることとなった」と。結果的にこのメルヘンで愛らしい曲が生まれてこの秋にも聞くことができているので感謝しないといけません。
M2> オー・キャロライン / マッチング・モウル
今週の締めくくりはこんな曲にしてみました♪
イギリスのジャズ・ロック・バンド『マッチング・モウル』
1972年にリリースされた1stアルバム
『Matching Mole』(そっくりモグラ)
SOFT MACHINEを脱退した「ロバート・ワイアット」が元キャラバンの
「デイヴ・シンクレア」元デリヴァリーの「フィル・ミラー」らと結成したバンド。
サウンドはしっとりと自分たちの世界に誘うかのような美しいメロディが流れ、
ワイアットの優しい歌声がしっとりと聞かせてくれます。
この独特の景色。叙情感。センチメンタル。
繊細な感性も手伝って届く懐古的な空気感。
ゲストでジャズ系のキーボード奏者「デイヴ・マックレエ」が参加していることも
大きく影響しているかもしれません。
この後の作品はシリアスな世界になっていきますが初期のSOFT MACHINEの要素も待った代表的な作品です。
この代表曲『オー・キャロライン』を聞いてピンと来たら、このアルバムをじっくり聴いてみると新たな音楽世界が広がるかもしれませんよ♪

