HI!心呼吸 11月29日(金)

M1>    A man of this world  /    コルネイユ

 

今週の締めくくりはこんな2曲にしてみました♪

ルワンダ出身。フランスをベースに活躍するシンガー

モントリオール在住。

『コルネイユ』

独特の低めのテナーで聞かせてくれる彼の音楽世界。

このアルバムは英語詞で構成された2007年のアルバム

『ザ・バース・オブ・コーネリアス』

もともと彼は「ルワンダ」で「ツチ族」と「フツ族」の大量虐殺の現場に遭遇、

両親・兄弟を目の前でなくすというつらい過去を持っているんですね。

その後、色々な国を転々とし、大学にも進学したという彼。

そんな過去を背負いながら歌われる、スウィートでメロウなサウンド。

その音が愛に溢れているのは「素晴らしい」

深い悲しみなども優しく包み込みます。

不思議な心地良さを持つ彼の声は重すぎず、軽すぎず、肌に合う。

今の自分にも、今の自然にも、今の時間帯にも肌に合うのです。

 

 

 

 

 

M2>  Justify Me(acoustic version)  /    ネイト・ジェームス

 

今週の締めくくり。

2007年にリリースされている『Kingdom Falls』

R&Bシンガー『ネイト・ジェームス』のセカンド・アルバムです。

ファーストのインパクトも大きかったですが、

このセカンドは味わい深くて、サラッと聞き流せない・・・そんな1枚。

日本盤にはボーナス・トラックが収録されていて、

ご存知「ジャスティファイ・ミー」のこのピアノ・アコースティック・ヴァージョンが

収録されているんですが、シングルよりもシンプルで緊張感もあって抜群。

個人的にこちらのテイクの方が好きかも。

往年のソウル。

グルーヴとファンクを21世紀のフレイヴァーで聞かせてくれる。

「スティーヴィー・ワンダー」や「ルーサー・ヴァンドロス」がお好きな方には

たまらない歌声ではないでしょうか?

濃いブラック・コーヒーと一緒に味わいたい気持ちになります。

 

 

HI!心呼吸 11月28日(木)

M1>  Hidden Agenda (ヒドゥン・アジェンダ) /  クレイグ・デイヴィッド

 

1981年5月5日生まれ。

イギリス出身のシンガー・ソングライター

『クレイグ・デイヴィッド』

彼の名を「キング・オブ・2ステップ」と呼んでいたのも懐かしいですね。

2000年にシングル「Fill Me In」がいきなり全英1位を獲得。

同じ年。1stアルバム『ボーン・トゥ・ドゥ・イット』が全米含む世界でヒット。

彼の軽やかなサウンド・ワーク。

そのサウンドに乗せる自然体な歌声はあまりにも爽やか。

今でもその軽快な2ステップを僕は求めてしまう時がある。

軽やかな「スパニッシュ・ギター」をフィーチャーしたポップな1曲は、

2ndアルバム2002年にリリースされた

『Slicker Than Your Average』に収録されたこの

「ヒドゥン・アジェンダ」

リズミカルなR&Bチューンはウキウキするほど輝いています。

全く力みのない自然体のヴォーカルが実に心地いい♪

 

 

 

 

 

M2>  Ain’t Got You  /    ケヴィン・マイケル

 

今月も大詰めに向かっていくこの季節。

この季節のリズムを意識して♪

2008年に鮮烈なデビューを飾った

『KEVIN MICHAEL』

デビューアルバムは彼の名前をタイトルにした『ケヴィン・マイケル』

今、この時代に聞いてもやはりインパクトが大きい。

ジャンルや、時代などを超越した

「ネオ・ソウル・シンガー」

フィラデルフィア出身。

デビュー当時22歳の彼は、独自の世界をすでに持ち合わせていました。

このデビューアルバムが一番よくできている気がしてしまうのですが、

アルバムを聴いていくと、「プリンス」の存在を感じる瞬間があったり。

やはり「プリンス」や、「マイケル・ジャクソン」、「スティーヴィー・ワンダー」

などに影響を受けたのも頷けます。

その音楽センスの塊はこのアルバムで所々で顔を見せます。

 

 

HI!心呼吸 11月27日(水)

M1>    Perfect  /    エド・シーラン

 

2017年にリリースされた『÷(ディバイド)』

『エド・シーラン』にハマった作品になりました。

念願のグラミー賞、主要部門を受賞した

『エド・シーラン』のサード・ アルバム。

「天才」と呼ばれるシンガーソングライターは世界にいるとは思いますが、

この時代。

彼は「天才」だとつくづく思う。

この作品でもその才能を発揮。

エド・シーランが世に送り出したよく曲たちの美しくて温かさに感動。

アルバムを作る度に良い曲が生み出され続ける・・・。

このアルバムでもこの「パーフェクト」をはじめ、

耳を放してくれない曲が並んでいます。

「素晴らしい作品になってますよ♪」とエド・シーラン本人のコメントもありました。

まさに「パーフェクト」の作品。

美メロってこういう事なんじゃないでしょうか?

 

 

 

 

 

M2>   What You Won’t Do For Love (LP Version)  / INTRO

 

原曲はご存知1978年『ボビー・コールドウェル』

『What You Won’t Do For Love』

この名曲をカバーしたのは

『INTRO』

90年代に活躍したアメリカのR&Bトリオです。

 

「INTRO」のバージョン。

小細工などが無くて、真っ直ぐなカバーがお気に入り。

しっかりと「INTRO節」に仕上がってます♪

3人のコーラスも聞かせてくれますが、余計なアレンジが無いのです。

原曲を大事にしているのが分かるというか・・・

1995年にリリースされている『New Life』に収録されている1曲。

丁寧なアレンジはピカイチ。

「キース・スエット」などを受け入れる人ならご理解いただける?

90年代の安心できる音をミドルテンポでどうぞ。

 

HI!心呼吸 11月26日(火)

M1>    ダニエラ   /     TETI  (テチ)

 

ブラジル北東部の「セアラー」出身のシンガー

『テチ』

70年代に活躍したシンガーです。

そんな彼女の1979年に発表したファースト・アルバムがこの

『TETI』

ジャズ、サンバ、ボサ・ノヴァ・・・。

純粋に素直に心地よく愛聴できる1枚。

ジャンル違いの音楽を程よくアレンジし、融合されたそのアルバムの統一感を魅せてくれます。

そして彼女の柔らかでベテランの味のある歌声はメロウでとろけます。

彼女のヴォーカルに引き込まれて行ってしまいます。

聴くものの心をほぐしていくようです。

2005年のアルバム「No’s Um」もおススメの1枚。

末長く愛聴できる一枚。

 

 

 

 

 

M2>   The Sun Doesn’t Like You   /    ノラ・ジョーンズ

 

2007年にリリースされた『Not Too Late』

『ノラ・ジョーンズ』の3枚目の作品。

全曲がノラ・ジョーンズのオリジナルで構成された

彼女のピュアな才能を詰め込んだ1枚。

時より魅せる少女のような感性と、大人の女性を感じさせるセクシーさ。

彼女の虜になれる作品ではないでしょうか?

更なる次のレベルに達した作品であることはリリース後、

セールスで見ても分かったりする。

当時アメリカでは初登場2位、2週目で見事1位となった作品。

その時のアメリカはもとより世界が求めていた歌声。

シンガーソングライターとしての才能も発揮したこの作品。

空間と時間を作られる彼女の世界感の心地よさ。

やっぱり彼女の声は落ち着く。

深呼吸させてくれる和みを持ち合わせます。

 

HI!心呼吸 11月25日(月)

M1>   Look out any window  /  ブルース・ホーンズビー & ザ・レインジ

 

今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

1954年生まれ。ヴァージニア州出身のピアノ、アコーディオニスト

『ブルース・ホーンズビー』

を中心に1984年に結成された80年代を代表するバンド

『ブルース・ホーンズビー & ザ・レインジ』

彼らのデビュー作

『ザ・ウェイ・イット・イズ』の大成功に続き、この2作目のアルバム

1988年にリリースされた『SCENES FROM THE SOUTHSIDE』

(シーンズ・フロム・ザ・サウスサイド)

アルバムのオープニングを飾るオープニングに相応しい

「Look out any window」

このイントロを聴いただけで泣けてくる美しい旋律。

途中のソロはもちろんブルース・ホーンズビーの鍵盤。

スケールのでかい世界の広がり。

こんなに「抜けるようなピアノ」は気持ちも晴れやかにしてくれます。

 

 

 

 

 

M2>   ワン・オブ・ディーズ・デイズ   /   オリー・マーズ

 

鍵盤のメロディから始まるこんな1曲はいかがですか?

2012年.冬にリリースされたアルバム

『ライト・プレイス・ライト・タイム』

イギリスのオーディションTV番組『Xファクター』から生まれたシンガー

『オリー・マーズ』

日本デビュー・アルバムがこの1枚。

美しいメロディはやはり耳障りが抜群。

No.1ヒットのシングル「トラブルメイカー feat. フロー・ライダー」なども

収録されているアルバムなのでお馴染み。

彼の非凡なる才能を感じることができるアルバムです。

キラキラ光るソングライティングからでも感じることができますが、

メロディのポップセンスはやはり抜群。

少しレトロな雰囲気の曲調など多彩な楽しみを提供してくれるそんな作品。

これ以上の武器はない歌声はどこまでも伸びていきます。

 

HI!心呼吸 11月22日(金)

M1>   Love’s Been Good to Me  /    ニーナ・シモン

 

今週の締めくくりはこんな2曲にしてみました♪

『ニーナ・シモン』

1993年のアルバム「A Single Woman」

彼女のソロ・アルバムとしては、後にベスト盤などはリリースされていますが、

このアルバムがスタジオ盤としての遺作となったアルバムです。

デビュー当時のとがったような歌声は無く、まさに大人の貫禄。

還暦の落ち着き。

味わいたっぷりに聞かせてくれます。

淡々とジックリと。

バックにはストリングスを従えて、ゴージャスなサウンドが響きます。

これぞ大人のラヴ・ソング集。

肌感がとてもシットリしていて、普段の雑踏を忘れさせてくれる。

「Love’s Been Good to Me」♪

明日は勤労感謝の日。

普段の生活の雑踏や、いざこざを忘れてもいい日。

良い週末をお過ごし下さい。

 

 

 

 

 

M2> Take Good Care Of You And Me(ふたりのハーモニー)

/    ディオンヌ・ワーウィック&ジェフリー・オズボーン

今週の締めくくり。

『ディオンヌ・ワーウィック』と『ジェフリー・オズボーン』によるコラボレーションです。

この2人のデュエットで1987年から89年にかけて2曲がチャートインしています♪

1987年の「ラブ・パワー」が大ヒット♪

そして、もう1曲がこの1989年の

「Take Good Care Of You And Me」(ふたりのハーモニー)

なんて美しい曲なんでしょう!

「ディオンヌ・ワーウィック」のラブ・ソングは数多くありますが、

「ジェフリー・オズボーン」とのデュエットは特別。

大切な人に贈りたい。

プレゼントしたい!そんな曲って良いですよね♪

クリスマスに向けたラブ・ソングとしていかがでしょうか?

息の合った二人の歌声。

そして後半に盛り上がるドラマチックな曲の展開は芸術的です。

 

HI!心呼吸 11月21日(木)

M1>    Backtight   /   ジャヒーム

 

今週はこんなR&Bが多めの選曲になっております。

久しぶりに『ジャヒーム』はいかがですか?

海外での評価が高いのに、日本ではあまり注目されていないのが・・・「?」

彼も非凡な才能を持つR&Bシンガー。

2005年にリリースされているジャヒームのセカンドアルバム

『Still Ghetto』(スティル・ゲットー)

個人的に好きなアルバム♪

アルバムの中で一番グッとくるサウンドと彼の太いヴォーカル。

イントロから期待させてくれるミディアム・ナンバー。

アルバムの中では8曲目にクレジットされているんですが、

何度もリピートしてしまう魅力的な1曲。

ベースラインに彼のライトな声が乗る瞬間なんか最高です。

アルバムの中では地味目な曲かもしれませんが。

この声のせいで年齢よりも老けて見られる「ジャヒーム」年下ですw(46歳)

 

 

 

 

 

M2>    Do Me Baby   /    メリサ・モーガン

 

変わってはこんなクラシックはいかがですか?

1985年12月31日にリリースされた

『メリサ・モーガン』のヒット曲。

ソロ・ファースト・アルバム

「Do Me Baby」

このアルバムのタイトルトラック「Do Me Baby」

全米で46位をマーク!R&Bチャートでは1位を記録。

80年代のR&Bシーンにおいて忘れてはならないシンガーの1人です。

もともと彼女はディスコ世代の方にはお馴染みかも。

「High Fashion」のメンバーとしての活躍でも知られる女性シンガー。

「Prince」のカバーのこの曲で存在を確固たるものにしたのでした。

さてこのアルバムにはほかには「Jay-Z」などがサンプリングした

「Fool’s Paradise」など80sのグルーヴをきっちりと収録。

プリンスの名曲が彼女の歌声で改めて光を浴びることになった1曲。

HI!心呼吸 11月20日(水)

M1>   It’s Got to Be Magic    / メイジャー・ハリス

 

今日はこんな渋めソウル・サウンドはいかが?

1960年代後半、1970年代前半に活躍した

フィラデルフィア・ソウルのヴォーカル・グループ

『デルフォニックス』にも所属していた(メンバー)だった

『メイジャー・ハリス』

そんな彼の1976年のソロ作品。

2枚目のアルバム「ジェラシー」

フィリー・ソウルの名門スタジオでレコーディングされた作品は

スタイリッシュ、洗練、そして心意気を感じるソウルを聞かせてくれます。

それにしてもメロメロ。

トロトロのラブソング♪

冒頭のKISS♪の音には若干、寒気を感じながらも、

メロディの美しさにそんな寒気も消え失せます。

フィリー・ソウルの傑作と名高いソロ第一弾『マイ・ウェイ』も忘れてはいけない1曲。

 

 

 

 

 

M2>   Knocks Me Off My Feet  /   ドネル・ジョーンズ

 

ソウルを続けます♪この人の声の美しさは格別。

『ドネル・ジョーンズ』

アッシャー、シルク、ジェイド、マドンナらに楽曲提供をしてきた

「ドネル・ジョーンズ」。

同世代のこの色気に感動したシンガーのデビュー作です。

1996年『My Heart』

都会的な洗練されたサウンドは田舎者の僕の脳天を刺激。

ヒップホップ・ソウルに柔らかなハイ・テナーが伸びやかです。

甘く緩めのメロディに、気だるくも温かな彼の声。

そして何と言ってもこのカバーでしょ。

「Knocks Me Off My Feet」(孤独という名の恋人)は言わずと知れた

「スティーヴィ―・ワンダー」のカバーです♪

このカバーは実にスムースな仕上がり。そして忠実で丁寧。

彼のスティーヴィー・ワンダーへの愛も感じることができる1曲です。

 

HI!心呼吸 11月19日(火)

M1>   Misty    /    ジューン・クリスティ

 

たまにこんな声に魅かれます。

1950年代を代表するジャズ・ヴォーカリスト

『ジューン・クリスティ』

癒されますでしょ?

2002年に彼女のこんな「22曲」入りのスタンダード・アルバムがリリースされています。

「Sings the Standards」

アニタ・オデイ、クリス・コナーと並んで活躍したシンガーさん。

優しく語り掛けるような歌声。

そして表情豊かな曲達はこんなバタバタな毎日に潤いをプレゼントしてくれます。

スタンダードナンバーを光沢のあるハスキーなヴォーカルで聞かせてくれます。

清楚で知的で洗練された歌声の印象。

その雰囲気はこれからのクリスマス・シーズンに「華」を添えてくれますよ。

冬の空気にそっと寄り添ってくれる彼女の歌と共に

本格的な冬への準備を進めよう♪

 

 

 

 

 

M2>      Gone With The Wind (風とともに去りぬ) /  ジューン・ハットン

 

変わっては「ジュ―ン」繋がりで。

『ジューン・ハットン』 (1920~1973)はイリノイ州シカゴ生まれ。

「トミー・ドーシー楽団」の専属コーラス・グループ、

カリフォルニア州で結成された「パイド・パイパーズ」で活躍したシンガーのひとり。

女優としても活躍した美しい歌声の持ち主。

もちろんソロとしても高い人気を博した

「ジューン・ハットン」

そんな彼女が男性コーラスとの共演を聞かせてくれる夢心地の作品。

1955年にキャピトルから発売された

『Afterglow』

スタンダードを中心に全12曲が収録されています。

この男性コーラスは「ザ・ボーイ・ネクスト・ドア」というグループと共に歌っているんですね。このグループも気になるところ。

彼女の数多い代表曲には「Day by Day」や、「Dream a little Dream of Me」などのスタンダードは最高です♪

 

 

HI!心呼吸 11月18日(月)

M1>     Love You So  /    ソウル・フォー・リアル

 

今週もこのコーナーでごゆっくり♪

『ソウル・フォー・リアル』のラブ・ソングから今週はスタート♪

ニューヨーク州出身の男性ヴォーカル・グループ。

メンバーは「ダリリンプル家」の4兄弟♪

リード・シンガーは末弟の「ジェイソン」

デビュー時の平均年齢18歳という若いグループでした。

何となく「ジャクソン5」の90年代版っぽい。

個人的に大好きな90年代のアーティストのグループの1つ

そんな彼らのセカンド・アルバムがこの1996年にリリースされた

「For Life」

大学時代の思い出が詰まった1枚だったりします

この曲「Love You So」のイントロを聴くと冬のシーズンを想像してしますのは何故?

ラブ・ソングですが、今のタイミングで聴くと彼らの声の若さを実感します。

その当時はそんな事思いもしなかったのに。

 

 

 

 

 

M2>  LIFE AFTER ROMANCE /   トニー・ストーン

 

『TONY STONE』(トニー・ストーン)

アメリカにて活躍したトラック・メイカー「トニー・ストーン」

幼少から教会でドラムとキーボードに親しんでいたという事もあって、

自分で演奏するトラックは実にメロディアス。

トラックが美しすぎるんです。

サラッと聞ける歌声にこのメロディ。

1989年リリースの

「フォー・ア・ライフ・タイム」。

そのアルバムの中からこの名バラードを。

もともと「ネッド・ドヒニー」の曲をカバーした

「LIFE AFTER ROMANCE」

トニー・ストーンのムードで盛り上げてくれます。

この時代のホワイト・ソウルの世界を独自で守ったスタイルはステキ!

ディスコサウンドが主流だった時代にこのバラードは目立ちました♪