M1> Equatorial(イクアトリアル)「赤道」 / ロー・ボルジェス
国境や距離なんて本当は小さなものなのかもしれないですよね。
ブラジルのシンガーソングライター
『ロー・ボルジェス』の「Equatorial(赤道)」
1979年に発表されたアルバム『A Via-Láctea(天の川)』に収録されている一曲です。
天の川。そして赤道。
どちらも人間が引いた線や名付けた言葉。その向こうには果てしない広がりがあります。
ロー・ボルジェスの音楽もまさにそんな世界。
ブラジル音楽というと、サンバやボサノヴァを思い浮かべる方も多いかもしれません。
もちろんそれも素晴らしい。でも彼の音楽は、その枠だけでは語れない自由さがあります。
どこかロックであり、フォークであり、ジャズでもある。
そして何より、美しい。
温かく柔らかな歌声。シンプルなギターの響き。
それだけなのに、まるで大きな景色が目の前に広がっていくような感覚になります。
ブラジル音楽界の伝説的な音楽集団「Clube da Esquina」。
その中心人物の一人として、そして後に多くのミュージシャンへ影響を与えた
ロー・ボルジェス。でも、一度心に入ってくると離れない魅力があります。
M2> Historia de un Amor(ある恋の物語)/ 小野リサ
小野リサさんの「イストリア・デ・ウン・アモール」(ある恋の物語)
2005年にリリースされたアルバム『Romance Latino Vol.2』に収録されている一曲。
気がつけば、このアルバムと出会ってから随分と時間が経ちました。
それでも毎年この季節になると、なぜか手が伸びてしまう。
そんな大切な一枚です。
思い返せば、当時は本当によく聴いていました。
朝の時間。夕暮れの時間。そして雨の日。
どんな時間にも自然と寄り添ってくれる音楽でした。
このアルバムの魅力は、ただラテン音楽を演奏しているだけではないところ。
世界のさまざまな音楽への敬意と愛情が感じられます。
ギターの音色。ピアノの響き。余計なものを削ぎ落としたアレンジ。
そのひとつひとつが優しく、温かく心に届いてきます。
小野リサさんの歌声には、そんな豊かな時間を思い出させてくれる力があります。
穏やかで、上品で、そしてどこまでも優しい。
聴いているだけで肩の力が抜けていくのです。
音楽は人生を少し豊かにしてくれる。ありがとう、リサ様。



















