M1> It Looks Like Rain / ジャン・アーデン
「真っ直ぐな歌声が心に響く一枚」
カナダ出身のシンガーソングライター『ジャン・アーデン』
1962年にカルガリーで生まれた彼女は、デビュー当時から高い評価を受け、
新人賞を獲得した実力派アーティスト。
その音楽人生は決して順風満帆ではありませんでした。
14歳で歌い始め、20歳頃にはバンクーバーの路上やカフェで演奏を重ねる日々。
「ジョン・デンバー」や「Karen Carpenter」の音楽に影響を受けながら、
自分のスタイルを少しずつ築き上げていきました。そして30歳を迎えた1992年。
ようやくメジャーデビューを果たします。
そんな彼女が1995年に発表したアルバム『Living Under June』
ジャン・アーデンの魅力がたっぷり詰まった代表作のひとつ。
フォークロックをベースにしながらも、繊細さと力強さが絶妙に共存したサウンド。
派手さで聴かせるのではなく、楽曲そのものの良さと歌声の説得力で聴き手を惹きつけます。特に印象的なのは、その澄みきった歌声。
伸びやかでありながら芯があり、どこか凛とした空気をまとっています。
人生をしっかり歩いてきた人だけが持つような強さが、その歌声には宿っています。
M2> River of Life(ポルトガル・ヴァージョン) / ヘイトー(HEITOR)
「ブラジルの風景が見えてくるような一枚」
ブラジル出身のギタリストでありシンガーでもある『ヘイトー』(Heitor)。
1994年にリリースされたセルフタイトル・アルバム『HEITOR』
「River of Life(ポルトガル・ヴァージョン)」
ヘイトーはブラジルを代表するアーティストたちと活動を重ねた実力派ミュージシャン。
「イヴァン・リンス」や「Djavan」らと共演し、
その後はイギリスの人気バンド「Simply Red」の作品にも参加するなど、国境を越えて活躍してきました。そんな彼の音楽を聴いていると、まず感じるのがブラジルへの深い愛情です。
ギターの一音一音がとても丁寧で、派手さを競うのではなく、楽曲そのものを大切に育てているような印象を受けます。郷愁を誘うメロディ。温もりのあるリズム。
そして肩の力を抜いて楽しめる優しい空気感。
聴いているだけで心が穏やかになっていくようです。
ブラジル音楽を軸にしながら、アフリカのリズムやポップス、
ジャズのエッセンスも自然に溶け込み、実に彩り豊かな作品に仕上がっています。
アルバムのラストを飾る「River of Life(ポルトガル・ヴァージョン)」は、その魅力が凝縮されたような一曲。



















