HI!心呼吸 10月29日(木)

M1>  Windows of the World / Pete Jolly(ピート・ジョリー)

 

ジャズ・ピアニスト『ピート・ジョリー』

アコーディオン奏者だった父の影響を受け、幼い頃からアコーディオンに親しみ、その後ピアノへ。1950年代から60年代にかけて、西海岸のジャズ・シーンで活躍したピアニストのひとりです。

僕、この人のピアノが好きなんですよねぇ。

決して「どうだ!凄いだろ!」と前に出てくるような感じじゃない。

肩肘張らずに聴ける。耳を傾けてみると、とても洒落ていて、演奏はもちろん素晴らしい。

その絶妙な感じがピート・ジョリーの魅力なんだと思います。

今日選んだのは「Windows of the World」。

もうタイトルからして良いじゃないですか。

ピアノの音が流れ始めると、部屋の空気が少しだけ柔らかくなるような気がします。

朝でもいい。

午後でもいい。コーヒーを飲みながらボーッと聴くのもいい。

そして……このメロディーを聴いていると、眠気を……

つ・れ・て……き……ま……す……。いやいや、寝ちゃダメです(笑)

でも、それくらい気持ちがいい。

難しいことなんて考えなくていいJAZZ。

 

 

 

 

 

M2>   Your Baby Is a Lady / Jackie DeShannon(ジャッキー・デシャノン)

 

1944年、ケンタッキー州生まれ。

60年代のアメリカン・ポップスを代表する女性シンガー・ソングライターのひとり、

『ジャッキー・デシャノン』

「What the World Needs Now Is Love」

「Put a Little Love in Your Heart」などのヒット曲でもお馴染みですね。

そんな彼女が1974年にリリースしたアルバムが『Your Baby Is a Lady』。

今日は、そのタイトル曲を♪

このアルバム、改めて参加ミュージシャンを見ると凄いんです。

ギターに「コーネル・デュプリー」ドラムに「スティーヴ・ガッド」

キーボードには「リチャード・ティー」名前を見ただけで「おっ!」となってしまう方も多いんじゃないでしょうか。

60年代のポップスのイメージが強いジャッキー・デシャノンですが、この頃になるとサウンドもグッと大人っぽく、ソウルやR&Bの香りも感じさせてくれます。

そして「Your Baby Is a Lady」

ジャッキーの少しハスキーで温もりのある歌声と、腕利きのミュージシャンたちが作り出す気持ちのいいグルーヴ。こういう曲って、秋に似合うんですよねぇ。

 

HI!心呼吸 10月28日(水)

M1> Do That to Me One More Time(愛の証し) / キャプテン&テニール

 

「ダリル・ドラゴン」と「トニ・テニール」による夫婦デュオ

『キャプテン&テニール』

1970年代を代表するポップ・デュオのひと組ですね。

今日は1979年にリリースされたアルバム『Make Your Move』から。

邦題は『愛の証し』

この時代のキャプテン&テニール、やっぱり良いんですよねぇ。

トニ・テニールの伸びやかで堂々としたヴォーカル。

そして“キャプテン”ことダリル・ドラゴンが作り出す、洒落たサウンド。

ポップなんだけど、ちゃんと大人っぽい。

このアルバムでは外部のソングライターによる楽曲も取り上げながら、それまでのキャプテン&テニールとはまた違った、少し洗練された雰囲気を楽しませてくれます。

そしてバックを支えるミュージシャンも豪華。

「リー・リトナー」、「トム・スコット」など、この時代のAORやフュージョン好きなら名前を聞いただけで反応してしまうような面々も参加しています。

そりゃ、気持ちいい音になるわけです♪

1979年。もうずいぶん前の作品なのに、今聴いてもメロディーは瑞々しく、サウンドにもちゃんと華がある。「もう少し早く生まれていたらなぁ」っていつも思う。

 

 

 

 

 

M2>   How Deep Is Your Love / Bee Gees(ビー・ジーズ)

 

言わずと知れた『ビー・ジーズ』の名曲

1977年にリリースされた「How Deep Is Your Love」

日本では「愛はきらめきの中に」という邦題でもお馴染みですね。

UKチャートでは3位。そしてアメリカでは1977年12月、

クリスマスの時期に全米No.1を記録。

さらにトップ10には17週間もとどまったという、まさに名曲中の名曲です。

映画『サタデー・ナイト・フィーバー』でも使用され、ビー・ジーズを代表する1曲になりました。

でも、この曲って「大ヒット曲だから凄い」というだけじゃないんですよね。

イントロが流れた瞬間の、あの柔らかさ。美しいメロディーとハーモニー。

そして、ちょっと切なさを含んだ歌声。

何度聴いても、ちゃんと心が動くんです。

もう50年近く前の曲ですよ!

それなのに古さをほとんど感じさせない。

こういう曲に出会うと、やっぱり良いメロディーには賞味期限なんてないんだなぁと思います。ビー・ジーズをじっくり聴いたことがないという方も、ベスト盤を1枚持っておくと良いですよ♪秋の景色を楽しみながら、家族でビー・ジーズなんて良いじゃない♪

 

 

HI!心呼吸 10月27日(火)

M1> Beneath The Underdog(ビニース・ジ・アンダードッグ) /

ザ・ブランフォード・マルサリス・カルテット feat. テレンス・ブランチャード

 

久しぶりにこのサントラを引っ張り出して聴いてみました。

1990年公開、スパイク・リー監督の映画『モ’・ベター・ブルース』

「デンゼル・ワシントン」演じるジャズ・トランペッター、「ブリーク・ギリアム」

を主人公にした作品です。ウェズリー・スナイプスも出演。

JAZZ好きなら一度は観てほしい映画のひとつです。

そして映画も良いんですが、僕はやっぱりこのサントラが好きなんですよねぇ。

音楽を担当しているのは『ブランフォード・マルサリス』

テレンス・ブランチャード、ケニー・カークランド、ロバート・ハースト、ジェフ“テイン”ワッツ……。

改めてメンバーを見ると凄い!

「映画音楽」というより、完全にひとつのJAZZアルバムとして楽しめてしまいます。

そんなアルバムから「Beneath The Underdog」。

静かに始まったと思ったら、いつの間にか演奏の中にグイグイ引き込まれていく。

ブランフォードのサックスとテレンス・ブランチャードのトランペット。

それぞれが自分の音を主張しているのに、ぶつかるんじゃなくて、気持ちよく絡み合っていく。この感じがカッコいいんです。今だからこそシブく楽しめる作品です。

 

 

 

 

 

M2>  Let Me Love You, It’s OK / Harry Connick, Jr.(ハリー・コニックJr.)

 

1990年にリリースされたアルバム『We Are in Love』

敬愛するハリー・コニックJr.♪

このアルバムを聴くと、90年代の初め頃の空気を思い出すんですよね。

当時のハリーは音楽だけではなく、映画にも出演。

『メンフィス・ベル』で彼の姿を観た時には、

「あれ?ハリー・コニックJr.って俳優もやるんだ!」と、ちょっと驚いた記憶があります。

僕の中では、それくらい“JAZZの人”というイメージが強かったんでしょうね。

でも考えてみれば、ハリー・コニックJr.の凄さって、JAZZを普段あまり聴かない人にも、その楽しさやカッコ良さを自然に届けてくれたことなんじゃないでしょうか。

難しく考えなくていい。

ビッグバンドのゴージャスなサウンド。

軽やかにスウィングするピアノ。

そして、ちょっとハスキーで色気のあるあの歌声。それだけで十分に楽しい!

『We Are in Love』は、そんなハリーの魅力がギュッと詰まった一枚です。

古き良きアメリカの雰囲気を感じさせながら、決して古臭くない。

洒落ていて、粋で、聴いているとちょっと背筋を伸ばしたくなるような格好良さがあります。

今日選んだのは「Let Me Love You, It’s OK」

このアルバムにも、もう長いことお世話になってます♪

 

HI!心呼吸 10月26日(月)

M1>  God Must Love U  / Babyface(ベイビーフェイス)

 

今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

2005年にリリースされたアルバム『Grown & Sexy』

さて、ご存知『ベイビーフェイス』

Madonna、Toni Braxton、Mariah Carey、Whitney Houston、Boyz II Men……といった超大物アーティストの作品を手掛けてきた、プロデューサー/ソングライターとしても第一人者のひとり。

しかし、個人的にはそんな彼自身の作品のほうが大好きだったりします。

初期の『Lovers』から今までの作品を振り返っても、「買って失敗したなぁ……」なんて思ったことは一度もありません。

ソウルの色をしっかりと残したスタイル。

恋の歌をウォームに、そして時に切なく表現するベイビーフェイスの歌声とメロディに、やられてしまった方も多いのでは?

『Grown & Sexy』も、この時代に聴いてもGroovyで、キラキラとした美しい曲が並んでいます。爽やかに優しくスウィングする曲。ちょっともの悲しいバラード。

そして、大人だからこそ似合うラヴ・ソング。

これからの季節にもピッタリ。

さて、どの“ベイビー”にアナタは夢中になります?

今日はこの曲でウォームな気持ちに浸りましょう♪「God Must Love U」

 

 

 

 

 

M2>    It’s O.K. / BeBe & CeCe Winans

(ビービー&シーシー・ワイナンズ)

ゴスペル出身の兄妹デュオ「ビービー&シーシー・ワイナンズ」

「It’s O.K.」

『ビービー&シーシー・ワイナンズ』

日本では、名前自体あまり馴染みがないかもしれませんね……。

サウンドは正統派R&B。もちろん彼らのルーツはゴスペルです。

そのため、アルバムをリリースしても《ゴスペル》のカテゴリーに置かれることも多くて、実際に僕もCDショップのゴスペル・コーナーで彼らのCDを見つけていました。

でも、この二人の音楽を聴いていると、ジャンルなんてどうでもよくなってくるんですよね。

幼い頃からゴスペルに親しんできた二人だけあって、ヴォーカルの素晴らしさは折り紙付き。伸びやかで力強いビービー。優しさに満ちたシーシー。

静かなキーボードのイントロから始まるこの曲は、ビービー・ワイナンズの深く包み込むようなヴォーカルと、シーシー・ワイナンズの柔らかな歌声が重なって、聴いているだけでハートをホッとリラックスさせてくれます。

1991年にリリースされたアルバム『Different Lifestyles』から。

このアルバムはゴスペルの枠を越えてR&Bシーンでも大きな成功を収めた作品。

そして「It’s O.K.」も翌1992年にシングルとしてリリースされ、全米R&Bチャート6位を記録しています。30年以上経った今聴いても、まったく古びないんですよねぇ。

 

 

HI!心呼吸 10月23日(金)

M1>   Brand New Me / Alicia Keys(アリシア・キーズ)

 

今週の締めくくりは♪こんな2曲にしてみました。

「新しい自分になりたい」

そう思うことって、いくつになってもありますよね。

でも本当は、新しい自分になるというより、「本来の自分に戻っていく」ことかも。

今日は『アリシア・キーズ』

2012年にリリースされたアルバム『Girl on Fire』から、

「Brand New Me」。

タイトルはそのまま、“新しい私”。

静かなピアノから始まるこの曲。

大ヒットした「Girl on Fire」のような力強さとは、また違います。

最初はとても静か。でも聴いていると、だんだん芯の強さが伝わってくるんですよね。

誰かに認めてもらうためでもない。

誰かが望む自分になるためでもない。「これが私なんだ」と、自分自身を受け入れていく。

そんな歌に僕には聞こえます。

若い頃って、周りからどう見られているのかが気になったりしますよね。

でも歳を重ねていくと、無理して誰かにならなくてもいい。

自分の好きなものを好きと言って、

大切な人を大切にして、自分なりのペースで生きればいい。

そんなふうに思えるようになってくる。それだって“Brand New Me”なのかもしれません。

 

 

 

 

 

M2>  Slow Jam feat. Monica / Usher(アッシャー feat. モニカ)

 

アルバムにはヒット曲が何曲も入っているのに、

なぜか自分は“この曲ばっかり聴いていた”。そんな1曲・・・

僕にとって、アッシャーの『My Way』がまさにそれ。

1997年にリリースされたセカンド・アルバムです。

このアルバムからは「You Make Me Wanna…」や「Nice & Slow」、そして「My Way」とヒット曲が次々に生まれました。

アッシャーが一気にスターへの階段を駆け上がった作品……なんですが。

僕が聴いていたのは、「Slow Jam」ほぼ、これ(笑)。

ラジオでもこの曲ばっかりかけていたような気がします。

しかも「モニカ」とのデュエット。

若い二人が、なんでこんなに大人っぽく歌えるんでしょうねぇ。

実はこの曲、オリジナルはMidnight Star。

1983年に発表された「Slow Jam」を、アッシャーとモニカが90年代のR&Bとして蘇らせています。

でも面白いのは、これを歌っていたアッシャーもモニカも、当時まだ10代だったということ。この色気、どこで覚えたんでしょう(笑)。

秋になると、こういうスローなR&Bが妙に恋しくなる。Slow Jamしてみます?(笑)

 

HI!心呼吸 10月22日(木)

M1>   Don’t Worry / Marty Robbins(マーティ・ロビンス)

 

音楽の歴史って、時々“失敗”から新しいものが生まれるんですよね。

今日はそんな面白いエピソードを持つ1曲です。

アメリカ・アリゾナ州出身のカントリー・シンガー『マーティ・ロビンス』

1961年のヒット曲、「Don’t Worry」

まず聴こえてくるのは、マーティ・ロビンスの柔らかな歌声。優しいんですよねぇ。

カントリーというジャンルをあまり聴かない方にも、

この声ならスーッと入ってくるんじゃないでしょうか。

ところがこの曲。

途中から……「ん?なんだ、この音?」という瞬間があります。

ブーン……と歪んだ、不思議な低い音。

実はこれ、最初から狙って作った音ではなかったと言われています。

レコーディング中、機材のトラブルによってベースの音が偶然歪んでしまった。

普通なら、「録り直しましょう」となりそうなところですが、

その偶然生まれた音を面白がって、そのままレコードに残した。

すると、そのサウンドが後の“ファズ”と呼ばれる歪んだギター・サウンドへとつながっていくことになります。面白いですよねぇ。

今では当たり前のようにロックで聴く“ギュイーン”という歪んだ音。

その歴史を辿っていくと、1961年のカントリー・ソングに行き着く・・・「Don’t Worry」。

 

 

 

 

 

M2>  Too Young to Go Steady / Karrin Allyson(カーリン・アリソン)

 

アメリカ・カンザス州出身のジャズ・シンガー『カーリン・アリソン』

2001年に発表したアルバム

『Ballads: Remembering John Coltrane』から、

「Too Young to Go Steady」

タイトルを訳すと「真剣に付き合うには、まだ若すぎる」。

なんだか可愛らしいタイトルですよね。

この曲をジョン・コルトレーンは、1962年の名盤『Ballads』で演奏しています。

もちろん、そこには歌詞はありません。コルトレーンのサックスが“歌っている”。

それを今度はカーリン・アリソンが、本当の人間の声で歌ってみる。

この聴き比べが面白いんです。

サックスで聴くと、どこか夜の景色。

カーリンの声で聴くと、そこに一人の女性の表情が見えてくる。

一つ一つの言葉に表情があって、気がつくと曲の中へ引き込まれている。

こういう歌を聴くと、「JAZZって難しそう」

なんて思わなくてもいいんだよなぁと思います。

まずはメロディーを楽しめばいい。そして気に入ったら、今度はコルトレーンの演奏を聴いてみる。そこからまた違うJAZZの扉が開くかもしれません。

 

HI!心呼吸 10月21日(水)

M1>   Call Me / Phil Perry(フィル・ペリー)

 

「Call Me」“電話して”。

なんともシンプルなタイトルです。

でも、この言葉って不思議ですよね。

「会いたい」でもなく、「好きだ」でもなく、「電話して」。

それだけで、その向こうにいる誰かのことを想像してしまう。

今日はそんな大人のR&B。

『フィル・ペリー』

1991年にリリースされたソロ・デビュー・アルバム『The Heart of the Man』から

「Call Me」

フィル・ペリーの魅力といえば、やっぱりこの声でしょう。柔らかい。甘い。

そして、ふっと高いところまで伸びていくファルセット。

力いっぱい歌っている感じがしないのに、ちゃんと心に残る。

この“余裕”がいいんですよねぇ。

もともとヴォーカル・グループ「The Montclairs」で活動し、

その後は数多くのミュージシャンとの仕事を重ねてきた実力派。

リー・リトナーなど、フュージョン系の作品でもその歌声を聴くことができます。

だからでしょうか。R&Bなんだけど、どこか都会的。

ソウルなんだけど、ちょっとAORの香りもする。僕の好きなゾーンです(笑)。

 

 

 

 

 

M2> You Are Everything / Special Generation(スペシャル・ジェネレーション)

 

名曲は時代が変わっても誰かが歌いたくなるものなんでしょうね。

今日は『Special Generation』

1990年にリリースされたデビュー・アルバム『Take It to the Floor』から、

「You Are Everything」

そうです♪オリジナルはThe Stylistics。

1971年にリリースされた、フィリー・ソウルを代表する名曲のひとつです。

そして約20年後。その名曲を若いR&Bグループ、Special Generationが歌いました。

彼らが登場したのは、まさにニュー・ジャック・スウィング全盛の時代。

しかもMC Hammerのレーベルからデビューしたグループなんです。

そんな彼らが選んだのが、最新のダンス・ナンバーではなく

70年代の美しいソウル・バラード。これがまた良いんですよねぇ。

The Stylisticsのオリジナルには、70年代ならではの甘さと美しさがある。

一方こちらは、90年代R&Bらしい滑らかさ。

コーラス・ワークも気持ちいい。そして何よりメロディーが強い。「You Are Everything」。

“君は僕のすべて”。

こんなストレートなラヴ・ソングが、50年以上もいろんな人に歌い継がれている。

カヴァー曲の面白さって、そこにもありますよね。

 

 

HI!心呼吸 10月20日(火)

M1> The Boxer /ジェリー・ダグラス feat.マムフォード&サンズ、ポール・サイモン

 

ギターって、本当にいろんな音が出る楽器ですよね。

今日聴いていただきたいのは「ドブロ・ギター」。独特の響き。

金属的なんだけど冷たくない。

そんなドブロ・ギターの世界で“神様”とも称される存在が『ジェリー・ダグラス』

僕も彼の演奏風景を映像で見たことがありますが……いやぁ、凄い。

楽器を膝の上に置き、バーを滑らせながら奏でていく。

あれだけ自由自在に音を操る姿を見ていると、職人というより、もう魔法使いみたいです。

そんなジェリー・ダグラスが2012年に発表したアルバム『Traveler』

参加している顔ぶれが・・・凄い。

「エリック・クラプトン」「マムフォード&サンズ」そして「ポール・サイモン」

今日はその中から「The Boxer」

もちろん、サイモン&ガーファンクルの名曲です。

誰かが名曲をカヴァーする。それだけでも面白いのに……

そこに作者のポール・サイモン本人が参加している。

そしてマムフォード&サンズの歌声に、ジェリー・ダグラスのドブロ。

世代も音楽の背景も違う人たちが、一つの名曲を真ん中に置いて集まっている。

でも不思議と「昔の曲を再現しました」という感じがしないんですよね。

 

 

 

 

 

M2>  Wishful Thinking / Amanda Marshall(アマンダ・マーシャル)

 

昔買ったCDを、何年も経ってから聴き直して、

「あれ?こんなに良かったっけ?」って思ったことありませんか?

今日は、まさにそんな1枚です。

カナダ出身のシンガー『アマンダ・マーシャル』

1999年にリリースされたセカンド・アルバム『Tuesday’s Child』から、

「Wishful Thinking」。

このアルバム、当時の僕には……正直、ちょっと退屈だったんです(笑)。

何年も経ってから聴き直してみると、「いやいや、めちゃくちゃ良いじゃん!」

何なんでしょうね、これ。変わったのは、聴いている自分のほうなんですよね。

若い頃には分からなかった声の深さだったり、派手ではないアレンジの気持ち良さだったり、曲の中にあるちょっとした陰影だったり。

年齢を重ねたからこそ聞こえてくる音って、確かにあるんだと思います。

『Tuesday’s Child』をプロデュースしたのはドン・ウォズ。

さらにキャロル・キング、リッチー・サンボラなど、豪華な顔ぶれも参加しています。

でも、そんなクレジットを知らなくても十分楽しめる。

皆さんも、もう一度引っ張り出してみてはいかがでしょう?

とんでもない名盤になっているかもしれませんよ♪

 

 

HI!心呼吸 10月19日(月)

M1>Fim de Sonho(フィン・ジ・ソーリョ/夢の終わり) / キャロル・サボヤ

 

今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

最近、ちゃんと何もしない時間ってありますか?

スマホを見たり。メールを返したり。次の予定を考えたり。

何もしないでいるつもりでも、頭の中はずっと何かを考えている。

そんな毎日に、こういう音楽が必要なのかもしれません。

ブラジルのシンガー『キャロル・サボヤ』

2013年にリリースされたアルバム『Bossa Nova』から、

「Fim de Sonho」日本語にすると「夢の終わり」。

ちょっと切ないタイトルですよね。

でも、流れてくる音はとても穏やか。

部屋の中にそっと置かれた音楽みたい。

いつの間にか気持ちを少しだけ軽くしてくれる。

ボサノヴァというと、海や夏を思い浮かべる人も多いと思います。

でも僕は、こんな静かなボサノヴァなら、少し肌寒くなってきた季節にもよく似合うと思います。窓を少し開けて。温かいコーヒーを用意して。

ほんの数分でもいいから、何もしない時間を作ってみる。

忙しい毎日の途中にちょっとだけ余白を。彼女の優しい歌声に預けてみてください。

 

 

 

 

M2> Just Missed The Train / Danielle Brisebois(ダニエル・ブリズボワ)

 

好きな曲の“オリジナル”を後から知ることってありませんか?

僕にとって「Just Missed The Train」は、そんな1曲です。

この曲を聴くと僕は、まず「トリーネ・レイン」を思い出します。

1990年代。よく聴いたなぁ……。

まさに僕の青春の1曲。

でも、その「Just Missed The Train」にはオリジナルがありました。

歌っていたのが、ニューヨーク出身のシンガー・ソングライター、

『ダニエル・ブリズボワ』

1994年のアルバム『Arrive All Over You』に収録されています。

もともとは子役としてテレビや舞台の世界で活躍していた彼女。

そこからシンガー・ソングライターへ。

そして後には、ソングライターとしても数々の作品に関わっていくことになります。

改めてオリジナルを聴いてみると、面白いんですよね。

同じメロディーなのに、自分が知っていた曲とは少し違う景色が見えてくる。

ダニエルの「Just Missed The Train」は、華やかというより繊細。

タイトルは「Just Missed The Train」列車に乗り遅れた。

たったそれだけの言葉なのに、なんだか人生のいろんな場面を想像してしまいません?

HI!心呼吸 10月16日(金)

M1>   Hello It’s Me / Todd Rundgren(トッド・ラングレン)

 

今週の締めくくりは♪こんな2曲にしてみました。

イントロが流れた瞬間、空気まで少し柔らかくなる。

Todd Rundgrenの代表曲「Hello It’s Me」

1972年に発表された2枚組の大作『Something/Anything?』に収録。

このアルバム、とにかくTodd Rundgrenの才能が溢れています。

全4面のうち最初の3面では、ヴォーカルはもちろん、ほとんどの楽器を自ら演奏し

プロデュースも担当。

ポップ、ロック、ソウル……次々と浮かんでくるアイデアを、そのまま作品に閉じ込めたような名盤です。そして「Hello It’s Me」。

実はこの曲、Toddが在籍していたバンド「Nazz」が1968年に発表していた曲を、

自ら新しく録音したもの。

Nazz時代のヴァージョンと比べると、『Something/Anything?』版はより柔らかく、ソウルフル。

別れた相手への想いを歌いながらも、相手を縛ろうとはしない。

そんな少し複雑で、大人びた恋心が歌われています。

Todd Rundgrenのメロディーメーカーとしての才能はもちろん、この曲では“間”まで心地いい。少し色づき始めた木々。乾いた秋の空気。紅葉の中をゆっくり走るドライブ(笑)

 

 

 

 

 

M2>    October Road / James Taylor

 

今週のラスト。10月になるとこの曲を聞かなくちゃ。

『James Taylor』が2002年にリリースしたアルバム

『October Road』から、そのタイトル曲。

オリジナル・スタジオ・アルバムとしては『Hourglass』以来、5年ぶりとなった作品です。

当時、僕も待ちに待った新作。

CDを買ってドキドキしながら聴いた時、そこにいたのは何も変わらないJTでした。

優しい歌声。アコースティック・ギター。

そして、ゆったりと流れていくメロディー。

でも、変わらないようでいて、ちゃんと深くなっている。

若い頃のJames Taylorには「Fire and Rain」のような、心の痛みをそのまま音楽にした名曲がありました。

そして歳月を重ねた彼が歌う「October Road」には、人生を歩いてきた人だからこそ表現できる穏やかさがあります。

この曲で感じるのは、“帰る場所”への想い。

長い旅をしてきた人が、秋の道をゆっくりと家へ向かっていくような温かさ。

JTの声とギターがあれば、それだけで景色が見えてくる。

秋が深まっていくこれからの季節。

窓を少し開けて、James Taylorと「October Road」を走ってみませんか?