M1> Wreck of the Day / アンナ・ナリック
2005年にリリースされたデビュー・アルバム『Wreck of the Day』
当時まだ20歳だった『アンナ・ナリック』
飾り気のない歌声と、日常の中にある感情をそっと切り取るようなソングライティング。
このアルバム、聴けば聴くほど味が出てくる一枚です。
もしかすると、一度聴いただけでは彼女の魅力を全部理解するのは難しいかも。
というのも、あまりにも自然なんです。
気取らない歌声だからこそ、何気なく耳を通り過ぎてしまいそうになる。
でも……スルーしないで聴いて欲しいんです。
じっくり耳を傾けてみると、シンプルで少し寂しげなピアノにギターの音色が重なり、その向こうから彼女の言葉がちゃんと届いてきます。
アルバムに収められた曲たちは、それぞれに表情があって個性的。
それでいてコーラスやアレンジはとても自然で、決して押しつけがましくありません。
今日お送りしたアルバム・タイトル曲「Wreck of the Day」も、そんな彼女らしさを感じる一曲。すると、その奥にあるものがジワジワと伝わってくるはずです。
聴いているだけで心がホッコリ。
ちょっとひと休みしたくなるような音楽。さて、ハイ!ホッコリタイム♪
M2> The House That Built Me / ミランダ・ランバート
カントリー版「アメリカン・アイドル」とも言えるオーディション番組
『Nashville Star』出身の『ミランダ・ランバート』
2009年にリリースされた3枚目のアルバム『Revolution』から。
デビュー当時は、ロック色の強いカントリー・サウンドも印象的だった彼女。
しかしこのアルバムでは、切ないバラードや飾らない言葉、
そして大人になった彼女の表現力がグッと前に出ています。
その中でも大好きなのが、「The House That Built Me」
直訳すれば、「私を育ててくれた家」
かつて自分が暮らした家を訪ね、今そこに住んでいる人に「少しだけ中を見せてもらえませんか」とお願いする……そんな物語が歌われています。
床や部屋、窓、庭。そこに残っているのは、単なる“家”ではなく、自分が自分になっていった頃の記憶。大人になって迷ったとき、昔の自分に会いに帰りたくなる。そんな切なさが、ミランダの飾らない歌声から静かに伝わってきます。
『Revolution』はカントリーの香りはもちろん、ポップやロックの要素も楽しめる聴きどころの多いアルバム。夏の賑やかさが少しずつ遠ざかっていくこの季節。
こんなカントリーを聴きながら、自分を育ててくれた場所を思い出してみるのもいいかもしれません。



















