M1> オーリャ・プロ・セウ(空をごらん) / キャロル・サボヤ
今週の締めくくりはこんな2曲にしてみました。
『キャロル・サボヤ』
1975年3月10日生まれ。18歳までの2年半をロサンゼルスで過ごし
「セルジオ・メンデス」のアルバム「Brasileiro」(ブラジレイロ)に
17歳にしてコーラスとして3曲参加しているというサボヤ。
高校卒業のタイミングでリオに戻り
ブラジルの音楽大学に進学してデビューを飾ります。
ちなみにプロデューサーはお父さん。
1998年にリリースされたアルバム
「Danca da Voz」
ブラジルでその年の最も有望な新人に与えられる「シャープ・プライズ」を受賞しています。
さて今では「トラディショナルでクラッシーな表現方法を持つヴォーカリスト」
として、評価されるアーティスト。
その伸びやかで清涼感のあるボイスは、正に現代の宝。
秋に聞くボサノバ。
緩やかに流れる時間を丁寧に演出してくれるようです。
まさにリラクゼーションを与えてくれる美しいアルバムです。
M2> モーニング・コーヒー / エラズモ・カルロス 、ナラ・レオン
今週の締めくくりは♪
『エラズモ・カルロス』が1980年に発表した作品
『CONVIDA』で「ナラ・レオン」とデュエットしているのが
『モーニング・コーヒー 』(Café da Manhã)
さて「エラズモ・カルロス」は
「ホベルト・カルロス」とともにスターとしてブラジル音楽の一世を風靡。
独自のスタイルを貫くアーティストとして有名。
1978年には盟友の「ホベルト・カルロス」が自身のアルバムでこの
「モーニング・コーヒー」を「エラズモ・カルロス」と歌っているんです!
その「モーニング・コーヒー」を「ナラ・レオン」と官能的にデュエットしたのがこの1曲。
「ナラ・レオン」はボサノヴァ界でも随一の名歌手で、
フランス貴族の血を引く歌手兼女優。
美しい容姿にこの艶っぽい歌声。世の男性ファンを虜に。
過去にもボサノヴァのデュエットも沢山ありますが、
この「モーニング・コーヒー」は記憶に残る名曲です。