M1> I Waited / Blue Magic
フィラデルフィア出身のヴォーカル・グループ
『ブルー・マジック』
なのに、この曲を聴いていると浮かんでくるのは、なぜか西海岸の景色。
それもそのはず。1977年のアルバム『Message from the Magic』は西海岸でレコーディングされた作品です。プロデューサーには「アース・ウインド&ファイア」の作品でも知られる「スキップ・スカボロー」なるほど。
そう思って聴くと、いつものフィリー・ソウルとは少し違う風が吹いているように感じます。
その中から今日は「I Waited」
柔らかなメロディに、ブルー・マジック最大の魅力ともいえる美しいコーラス・ワーク。
何層にも重なる声が実に滑らか。
このコーラスを聴いているだけで、体感温度が少し下がりそうです。
ソウルなんだけど暑苦しくない。甘いんだけど重たくない。
夏の午後にもスッと馴染んでくれるこの絶妙なバランスがいいんですよね。
ジャケットには、ブラックスーツに身を包んだ5人。見事なアフロヘアで、こちらを向いてニッコリ。その姿からは想像できないほど(笑)流れてくるサウンドは滑らかでクール♪
M2> Stronger Love / LeBlanc & Carr(ルブラン&カー)
夏になると、やっぱりこういう音が欲しくなる。
爽やかなハーモニー。少し哀愁を帯びたギター。
そして、乾いた風を感じさせる70年代のアメリカン・サウンド。
『ルブラン&カー』です♪
1977年にリリースされたアルバム『Midnight Light』。
AOR好きなら、一度はじっくり聴いてほしい名盤です。
ルブラン&カーの魅力は、都会的に洗練されているのにどこか土の匂いも残っているところ。シティ・ポップ的な滑らかさと、サザン・ロックの温度。
その両方がひとつのアルバムの中で、気持ちよく溶け合っています。
今日はその中から「Stronger Love」
この曲、イントロから気持ちいい。爽やかなコーラスに、耳に残るギター。
メロディにはほんの少し切なさがあって、その「明るすぎない感じ」がまたいいんですよね。
『Midnight Light』には、フォー・トップスで知られる曲や「Johnny Too Bad」、そしてイーグルスの「Desperado」など、馴染みのあるナンバーのカヴァーも収録。
だからアルバム一枚を通して、とても聴きやすい。海へ向かう道でも。夕暮れもどうぞ。

