M1> Don’t You Worry ’Bout A Thing / Cal Tjader & Carmen McRae
(カル・ジェイダー カーメン・マクレエ )
ラテン・ジャズの第一人者『カル・ジェイダー』と、
アメリカを代表するジャズ・シンガー『カーメン・マクレエ』
この2人が共演した1982年のアルバム
『Heat Wave』
カーメン・マクレエといえば、20世紀のジャズ・ヴォーカルを代表するひとり。
そこに「カル・ジェイダー」のラテン・ジャズが加わるんですから、相性が悪いわけがない。
ラテン独特のリズムと、どこかに漂うサウダージ。
そこへカーメン・マクレエの少しハスキーで、表情豊かなヴォーカルが重なります。
この組み合わせが実に心地いい。
アルバムのラストを飾るのが、スティーヴィー・ワンダーのお馴染みの名曲、
「Don’t You Worry ’Bout A Thing」
これをラテン・ジャズにアレンジすると、こんなにも洒落た曲になるのか!
聴き慣れたスティーヴィーの名曲なのに、カル・ジェイダーとカーメン・マクレエの手にかかると、また違った景色を見せてくれます。
そしてこのアルバム、ブラジルの名曲、ジャヴァン「Flor de Lis」のカヴァーも素晴らしい。
M2> You’re the Best Thing / Lisa Stansfield
知っている曲なのに、イントロが流れた瞬間、
「あれ?こんな曲だったっけ?」
カヴァーを聴く楽しさって、そんなところにもあります。
『スタイル・カウンシル』が1984年に発表した名曲
「You’re the Best Thing」。
この曲を歌っているのが、イギリスを代表する女性シンガー『リサ・スタンスフィールド』
収録されているのは、BBC Radio 2の人気番組から生まれたアルバム
『Sounds of the 80s』。
80年代を彩った名曲を、様々なアーティストがそれぞれの解釈でカヴァーしています。
リサ・スタンスフィールドの「You’re the Best Thing」が良いんです。
原曲に敬意を払いながらも、必要以上に寄せていない。
少し肩の力を抜いた歌い方。
そこに彼女らしいソウルの香りと、大人の艶が加わります。
ポール・ウェラーの歌うオリジナルとは、また違う温度。
長いキャリアを重ねてきたリサだからこその「余裕」が、この曲によく似合っています。
アルバムには「クリッシー・ハインド」「マニック・ストリート・プリーチャーズ」
「エド・シーラン」「カイリー・ミノーグ」など、気になる名前がズラリ。

