M1> オー・ナウ / アイバン・ネヴィル
ニューオリンズが生んだ名門「ネヴィル・ファミリー」
その血を受け継ぐシンガー、キーボーディスト『アイバン・ネヴィル』です。
父はネヴィル・ブラザーズの「アート・ネヴィル」
そして叔父には「アーロン・ネヴィル」「チャールズ・ネヴィル」「シリル・ネヴィル」という、まさに音楽一家の中で育ったミュージシャンです。
今日は、1993年にリリースされたセカンド・アルバム『THANKS』から
「Oh Now」
このアルバムには、アイバンが敬愛するキース・リチャーズが4曲に参加。
さらに叔父のアーロン・ネヴィル、名ドラマーのスティーヴ・ジョーダンなど、
豪華なミュージシャンが顔を揃えています。
それでも不思議なくらい音がぶつからない。
誰もが自分の役割を知っていて、それぞれの個性が自然に溶け合っているんです。
肩の力を抜いた歌声と、ニューオリンズの香りをまとったファンク、
ソウル、そしてロック。そんなサウンドが心地よく流れていきます。
アルバムのラストでは、叔父・アーロンとの共演も収録されていて、ネヴィル・ファミリーならではの温かな空気を感じることができます。
M2> Wish / アイヴァン・マティアス(Ivan Matias)
90年代のR&Bシーンを支えた、優れたソングライターのひとり。
『アイヴァン・マティアス』
「SWV」のヒット曲「You’re The One」をはじめ、
「En Vogue」「Changing Faces」「Angie Stone」など、
数々のトップアーティストへ楽曲を提供してきた実力派。
そんな彼がシンガーとして届けたデビュー・アルバムが『Wish』
初めて聴いた時、「なんておしゃれなアルバムなんだろう」と感じたことを
今でもよく覚えています。ジャケットから漂う雰囲気も、まさに90年代。
でも、そのサウンドは流行だけでは終わらない、
上質なダウン・テンポのソウルがぎっしり詰まっています。
レオン・ラッセルの名曲をカバーしていますが、そのアレンジも実に見事。
ソングライターならではの視点で、新しい命を吹き込んでいるところにセンスを感じます。
だからこそ、30年以上経った今でもまったく色あせません。
このアルバムは日本で先行的・限定的に流通したこともあって、海外のR&Bファンやコレクターの間でも話題になることがある一枚。
そんな背景も、この作品の魅力をさらに深めています。

