HI!心呼吸 9月18日(木)

M1>      Here’s Your Chance  /   アルマ・トーマス

 

R&Bシンガー『アルマ・トーマス』

2006年にリリースされている彼女のデビューアルバム

『サブ・エンテンディド』

非常にバラエティに富んだ1枚です。

こんなボリュームと心地いい「デビューアルバム」は知りません。

日本でのセールス的には成功していないのが不思議。

20年前には少しこの音楽性は早かったのか・・・?

シンプルな3コードブルース、

アフロ・キューバン、ジャズなど。

ソウルフルな美しい歌声は最高です。

この「Here’s Your Chance」はシンプルとは反したクラブジャズ系のアーバントラック。

複雑にアレンジされるホーン・セクションと生ピアノのアレンジ。

サックスと、そこにさり気なく乗せるスキャット・・・。

これをセルフ・プロデュースしているなんて。

彼女の才能に感動します。時代をアレンジできるアーティスト。

 

 

 

 

 

M2>  What a Wonderful World  /   ヴィクトリア・ウィリアムス

 

1994年の隠れた名盤。

『ヴィクトリア・ウィリアムス』

この名前を聴いてピンと来る人は少ないかもしれません。

日本でもヒットチャートを賑わすようなヒットを記録したような

アーティストではないから。

「ヴィクトリア・ウィリアムス」はアメリカのロック・シーンでは

ミュージシャンの間からのリスペクトを受け続けるミュージシャンの一人。

この1994年にリリースされた

『Loose』

幅広い音楽スタイル。彼女のチャーミングな歌声なども個性的。

自然や人への愛の彼女の作り上げるテーマも多くのミュージシャンに共感。

実はこのアルバムが制作された1年前、

彼女は多発性硬化症という難病の宣告を受けていたんです。

この病気は脳や脊髄、視神経などに激痛や、神経麻痺などの症状が繰り返すという病気。

彼女の治療をサポートするために立ち上がったのは

彼女をリスペクトするミュージシャン仲間・・・。まさにワンダフルな作品。