M1> Burnin’ Bridges / レミー・シャンド(Remy Shand)
今週の締めくくりはこんな曲♪
2002年にリリースされたデビュー・アルバム『The Way I Feel』
当時、「21世紀のマーヴィン・ゲイ」という鮮烈なキャッチコピーとともに登場した、
カナダ出身のシンガー・ソングライター『レミー・シャンド』
正直に言うと、最初はそのキャッチコピーに惹かれて手に取った一枚でした。
期待半分、不安半分。
でも、アルバムを聴き終えた頃には、その完成度の高さに完全に心を奪われていました。
ソフトで温もりのある歌声。メロディの美しさ。
そして、ネオソウルとヴィンテージ・ソウルを自然に行き来するセンス。
これが24歳のデビュー・アルバムだというのですから、本当に驚かされます。
しかも、この作品は自宅のベッドルームを中心に制作されたことでも知られています。
決して大げさなサウンドではなく、しかし温かく、どこまでも豊かな響きが広がっていく。
マーヴィン・ゲイやスティーヴィー・ワンダーへの敬意を感じさせながらも
決して真似ではない、自分だけの音楽をしっかりと鳴らしています。
一枚を通して聴くたびに、「やっぱり名盤だな」と思わせてくれる作品。
何年経っても色あせない理由が、そこにあります。
M2> So Much In Love / All-4-One
1994年にリリースされたデビュー・アルバム『All-4-One』のオープニングを飾る一曲です。
「So Much In Love」は、1963年に「ザ・タイムズ」が発表し、
全米No.1に輝いたドゥーワップの名曲。
数多くのアーティストに歌い継がれ、コーラス・グループの定番として愛され続けているスタンダード・ナンバーです。
♪ As we stroll along together…
あの歌い出し。学生時代、何度も友人たちと練習したことを思い出します。
『All-4-One』は、この名曲を90年代R&Bの感覚で見事によみがえらせました。
滑らかに重なり合う4人のハーモニー。甘く伸びやかなリードボーカル。
派手なテクニックを見せるのではなく、「歌の美しさ」をまっすぐ届けてくれるグループ。
このアルバムには、世界的なヒットとなった「I Swear」も収録されていますが、
僕にとって最初に心をつかまれたのは、この「So Much In Love」でした。
オープニングから、一気にアルバムの世界へ引き込まれたのを今でも覚えています。
おしゃれで、クールで、どこまでも上質。
90年代R&Bの魅力がぎゅっと詰まった一枚です。
今日は、その美しいハーモニーに耳を傾けてみてください。今週も感謝です。

