HI!心呼吸 6月19日(金)

M1>    雨に微笑を  /  ROCKING TIME

 

今週の締めくくりは♪

音楽との出会いって、時々人生の景色を少し変えてしまうことがある。

『ROCKING TIME』 は僕にとってそんなバンドだった。

特にフロントマン「今野英明」さんの歌声。

気づけば、その空気感にすっかり惹き込まれていた。

スカやロックステディをベースにしながら、どこか日本の湿度や、優しさみたいなものも感じさせる。肩の力が抜けていて、でも音楽への愛情はとても深い。

その絶妙なバランスが、ROCKING TIME の魅力だった気がする。

2004年に解散してしまったけれど、今でもふと聴きたくなる。

それって、本当に良い音楽の証なんだろうなと思う。

2003年リリースのアルバム『SUMMER JAMBOREE』は、そんな彼らの心地よさがたっぷり詰まった1枚。

「少年時代」をはじめ、洋邦の名曲たちを、ROCKING TIMEらしい温度感でカバーしている。“上手く聴かせよう”というより、“気持ちよく鳴らそう”そんな空気が流れていて、

それがまたいい。今回選んだ「雨に微笑を」も、まさにそんな1曲。

雨の日なのに、不思議と気持ちが軽くなる。湿った空気の中でふっと笑顔になれます♪

 

 

 

 

 

M2>   Love Me, Please Love Me / Dominique Chagnon(ドミニク・シャニョン)

 

今週の締めくくりはこんな曲にしてみました。

“国の空気”みたいなものが漂う音楽ってありますよね。

フレンチポップスを聴いていると、特にそれを感じる。

少し気だるくて、どこかロマンチックで、でも肩肘張っていない。

『Dominique Chagnon』の歌声にも、そんな心地いい風が流れています。

NHKの「フランス語会話」で、彼の姿を見たことがある人も多いかもしれない。

柔らかな雰囲気の奥に、実はしっかりとした音楽的なバックボーンを持っている人。

7歳からピアノ、14歳からギター、そして17歳からはベース。

静かに積み重ねてきた音楽の時間が、彼の作品には自然と滲んでいます。

2003年にリリースされたファーストアルバム『C’est La Vie』

日本を拠点に活動しながら、フレンチポップスの伝統を大切にしつつ、

彼らしい新しい感覚も混ぜ込まれている。

今回の「ラブ・ミー・プリーズ・ラブ・ミー」は、そんな空気感がよく伝わってくる

「ミッシェル・ポルナレフ」のカバーの1曲。

フレンチボッサの柔らかなリズム。優しく包み込むような歌声をどうぞ♪

 

HI!心呼吸 6月18日(木)

M1>     Misty / Rene Paulo(レネ・パウロ)

 

忙しない毎日の中で、ふと、“何も考えずに音楽に浸りたい”そんな瞬間ありません?

『Rene Paulo』(レネ・パウロ) のピアノは、まさにそんな時間を運んできてくれる。

1929年、ハワイ・オアフ島生まれ。

幼い頃、母親の弾くピアノに惹かれたことが、彼の音楽人生の始まりだったという。

その後、ジュリアード音楽院へ進み、さらにアメリカ軍の専属ピアニストとして来日。

1950年代には、六本木や銀座でも演奏していたそうだ。

「中村八大」との交流も有名で、当時の日本では“ジャズ・ピアニストの帝王”

と呼ばれていたというから凄い。

でも、彼の演奏を聴いていると、そういう肩書きより先に、“人柄”のようなものが伝わってくる。柔らかくて、穏やかで、どこかあたたかい。

2015年にリリースされた『スターダスト ~ Sweet Melody For Hawaii ~』は、

そんな彼の魅力が静かに詰まった1枚。

ジャズのスタンダードが並んでいるのだけれど、どの曲も、まるでハワイの風をまとっているように聴こえる。

「Misty」名曲中の名曲だけれどRene Paulo が弾くとまた少し景色が変わるから不思議♪

 

 

 

 

 

M2>     カナカ・ワイワイ / Martin Pahinui(マーティン・パヒヌイ)

 

潮風の心地よさの奥に、家族の歴史や、受け継がれてきた文化が静かに息づいている。

『Martin Pahinui』の歌を聴いていると、そんなことを自然と思い出す。

彼の父は、ハワイ音楽を語る上で欠かすことのできない存在、『Gabby Pahinui』(ギャビー・パヒヌイ)“モダン・スラッキー・ギターの父”と呼ばれた伝説のミュージシャン。

かつて、スラッキー・ギターの奏法は、家族の中だけで受け継がれる特別なものだったという。でも、消えかけていたその文化を守るため、ギャビーは初めて、家族以外の人にもその技術を伝え始めた。音楽を“自分たちだけのもの”にしなかった人。

その懐の深さが、今のハワイ音楽へと繋がっている気がする。

そんな父の背中を見て育った「Martin Pahinui」

彼の魅力は、やはりあの温かい歌声だと思う。

今回の「カナカ・ワイワイ」は、どこか祈りのようでもあり、優しく寄り添ってくれるような1曲。賛美歌として歌われてきた背景があるというのも、なんだか納得してしまいます。

2015年リリースのコンピレーション『ハワイアン・スラック・キー・ギター・マスターズ・シリーズ⑱エンドレス・サマー ~ハワイ、永遠の夏~』

この曲は特に清涼感がある。肩の力を抜いて、風に吹かれるように聴きたくなる音楽。

 

HI!心呼吸 6月17日(水)

M1>  For My Lady [feat. The Shirley Horn Trio] /

Toots Thielemans & Shirley Horn(トゥーツ・シールマンス/シャーリー・ホーン)

歳を重ねるほど、“派手さ”よりも、音の奥にある温度に惹かれるようになる。

「トゥーツ・シールマンス」のハーモニカには、まさにそんな深みがある。

1991年リリースのアルバム『For My Lady』

再生した瞬間から、もう空気が変わる。

哀愁をまとったブルース。柔らかいのに、どこか人生を背負ったような音色。

静かに流れていくのに、耳も心も、自然とそこへ引き寄せられていく。

ハーモニカって、こんなにも感情を宿す楽器だったんだと、

改めて思わされる。時折混ざる口笛もまたいい。洒落ているのに、少し切ない。

まるで夜更けの街角みたいな空気が漂っている。

そして、このアルバムをさらに特別なものにしているのが、

Shirley Horn の歌声。決して派手ではない。声量で圧倒するわけでもない。

歌が始まった瞬間、空気の色が変わる。

マイルス・デイビスが彼女を気に入り、「彼女を先に歌わせろ」と言った逸話も、

なんだか分かる気がする。

上手いとか、技術がどうとか、そういう尺度だけでは測れない魅力。

…ただ、ラジオで流したいのに曲が長い。それだけが悩ましい(笑)

 

 

 

 

 

M2>   There You Are  /   Martina McBride(マルティナ・マクブライト)

 

“カントリー・ミュージック”と聞くと、人によっては少し土の匂いがするような、

アメリカ南部の風景を思い浮かべるかもしれない。

でも、時々そのイメージを、静かに覆してくれる曲に出会う。

Martina McBride の「There You Are」もそんな1曲。

1966年カンサス州シャロン生まれ。

カントリー界を代表するシンガーとして、長く愛され続けている彼女だけれど、

その魅力は、ジャンルを超えて届いてくる“声”にある気がする。

力強いのに、どこか繊細。

真っ直ぐなのに、押しつけがましくない。

だからこそ、バラードになるとその歌声がより深く心に残る。

2001年にリリースされた『Greatest Hits』は、彼女にとって初めてのベストアルバム。

5枚の作品を経て辿り着いたその1枚は“ベスト盤”という言葉以上に、

彼女の歩いてきた時間そのものを感じさせる。

その中に収録された「There You Are」。

初めて聴いた時、“これ、本当にカントリー?”

そんなふうに思った。それくらい、美しいメロディと空気感に包まれます♪

 

 

HI!心呼吸 6月16日(火)

M1>    Happy Ever After  /  Julia Fordham

 

“涼しい音”が聴きたくなる瞬間がある。

派手なサウンドではなく、風がゆっくり抜けていくような音。

そんな気分の時、自然と手が伸びるのが

『Julia Fordham』の「Happy Ever After」

1988年。彼女のデビューアルバム

『Julia Fordham(ときめきの光の中で)』に収録された1曲だ。

初めて聴いた時のことを、今でもよく覚えている。

深く息を含んだようなブレス。少しかすれた低音。

でも、その奥には透明な光みたいな高音がある。“男性ボーカルかな?”

最初は本気でそう思った。けれど、MVに映るショートヘアの彼女を見て、

その声とのギャップに驚いた。

静かなのに、強く印象に残る人だった。

この曲は、シンプルなパーカッションのリズムを軸に進んでいく。

だからこそ、歌声そのものの質感が際立つ。

重なっていくコーラス。少しずつ増していく熱。その瞬間に、身体の奥がゾクッとする。

 

 

 

 

 

M2>   さよならの中で~果てしなき日々 /

Claudio Baglioni(クラウディオ・バリオーニ)

歳を重ねることが、

“渋さ”や“色気”に変わっていく人がいる。

イタリアのシンガー『Claudio Baglioni』(クラウディオ・バリオーニ)を聴いていると、

そんな“大人の格好良さ”を思わずにはいられない。

1951年、ローマ生まれ。「Questo piccolo grande amore」の大ヒットで、

イタリアを代表する存在となった彼は、今もなお多くの人を魅了し続けている。

繊細なのに情熱的。静かに語りかけるように歌ったかと思えば、次の瞬間には、感情を大きく広げてくる。その歌声には、人生そのものが滲んでいる気がする。

さらに、知性を感じさせるメロディと詩。

歳を重ねても変わらないスレンダーな佇まい。

“イタリアンポップス界のジョージ・クルーニー”

なんて呼ばれるのも、なんだか納得してしまう。

1990年に発表されたアルバム

『Oltre』は、そんな彼の魅力が深く詰まった作品。

今でも毎日のように聴き続けるファンがいるというのも頷ける。

歌声の説得力。演奏の美しさ。メロディの重厚感。ただただ圧倒される。

 

 

HI!心呼吸 6月15日(月)

M1>   Fling(フライング)  /   タイリース

 

今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

夏が近づくと、なぜか聴きたくなる声がある。

『タイリース』

2001年にリリースされたアルバム『2000 Watts』に収録された

「フライング」は、派手ではないけれど、じんわりと身体に染み込んでくるような1曲。

彼はロサンゼルス、

しかも“ワッツ暴動”で知られるWatts地区の出身。

決して恵まれた環境ではなかったという話は、このアルバムを聴いていると、

音の隙間から自然と伝わってくる。

モデルとして成功し、「トミー・ヒルフィガー」の広告にも登場しながら、

どこかストリートの空気を失っていない。

それがタイリースの魅力なのかもしれない。

この「フライング」は、甘くベルベットのような歌声と、

心地よく流れるベースラインが印象的なミディアムナンバー。

暑さを忘れさせるというより、

夏の熱を静かに受け入れてくれるような曲だ。

 

 

 

 

 

M2>     Showya   / The Ray Mann Three(レイ・マン・スリー)

 

音楽には、“好き”を通り越して、

“憧れ”が滲み出てしまう瞬間がある。

オーストラリア・シドニー出身の3人組、

『The Ray Mann Three』の音を聴いていると、そんなことを思う。

彼らの作品には「ディアンジェロ」への深いリスペクトが静かに流れている。

90年代以降のR&B、そして“ネオ・ソウル”という潮流を語る上で、

ディアンジェロの存在はやはり特別。その空気感を受け継ぎながらも、

ただの模倣では終わらない。

2012年にリリースされたアルバム『Sketches』は、彼らなりの解釈で、

ブラック・ミュージックを丁寧に再構築している。

中でも「Showya」。

ゆっくりと身体に入り込んでくるスロー・グルーヴ。

乾いた夜風みたいなギター。

少しだけファンクの匂いを漂わせながら、時折、AORの陰影も覗かせる。

派手さではなく、“質感”で聴かせる音楽。

 

 

HI!心呼吸 6月12日(金)

M1>   Any Old Time  /   マリア・マルダー

 

今週の締めくくりはこの曲2曲にしてみました♪

『マリア・マルダー』の「Any Old Time」。

1973年リリースのデビューアルバム

『Old Timey Lady』に収録された1曲です。

ブルース、フォーク、ジャズなど、アメリカのルーツミュージックを

自然体で歌いこなすマリア・マルダー。

このアルバムには、そんな彼女の魅力がたっぷり詰まっています。

どこか懐かしく、肩の力が抜けた空気感。

まるで古いアメリカ映画のワンシーンを眺めているような心地よさがあります。

参加ミュージシャンも豪華で「ライ・クーダー」や「ドクター・ジョン」など、

名プレイヤーたちが作品を彩っています。

「Any Old Time」は、派手ではないけれど、じんわりと沁みてくる1曲。

気づけば何度も聴き返したくなる、そんな温もりがあります。

ゆったりとした週末の夜にもぴったり。

ぜひ、リラックスしながら楽しんでみてください。

アメリカンミュージックの懐の深さを痛感できるアルバム。

 

 

 

 

 

M2>   Under The Rainbow   /   ブリンドル

 

今週の締めくくりは♪

ラストにお届けしたのは『ブリンドル』の「Under The Rainbow」

1995年リリースのアルバム

『Bryndle』に収録された1曲です。

ブリンドルは「アンドリュー・ゴールド」「ケニー・エドワーズ」

「カーラ・ボノフ」「ウェンディ・ウォルドマン」の4人によるグループ。

実は70年代初めにも活動していましたが、

当時はアルバムをリリースすることなく解散していました。

その後、それぞれがソロアーティストやソングライターとして活躍。

そして約20年の時を経て、再び集まり完成したのがこのアルバムです。

長い時間を経たからこそ生まれる、やさしい空気感。

懐かしさだけではなく、お互いの経験や個性を尊重しながら音を重ねているのが伝わってきます。特にコーラスワークには、長年変わらない友情や信頼感が自然とにじみ出ています。

「Under The Rainbow」も、そんな彼ららしさが詰まった1曲。

穏やかな風が吹き抜けるようなサウンドに、思わず肩の力が抜けていきます。

 

HI!心呼吸 6月11日(木)

M1>   雨の街を / ジャニス・イアン

 

『ジャニス・イアン』による「雨の街を」

2013年リリースのアルバム

『You & Me ~あの日にかえりたい 荒井由実トリビュート作品集~』に

収録された1曲です。

このアルバムは「松任谷由実」さんのデビュー40周年を記念して制作された作品。

“荒井由実”時代の名曲たちを、海外アーティストたちがそれぞれの感性でカバーしています。

クレモンティーヌ、スーザン・ボイル、スウィング・アウト・シスターなど

多彩なアーティストが参加する中、存在感を放っているのが「ジャニス・イアン」

1970年代を代表する女性シンガー・ソングライターとして知られる彼女ですが、

その繊細で語りかけるような歌声は、この楽曲でも健在です。

原曲は、1973年リリースの荒井由実『ひこうき雲』に収録された

「雨の街を」

どこか気だるさや切なさを感じる名曲ですが

ジャニス・イアンのカバーでは、その世界観にやさしい爽やかさが加わっています。

雨の景色が、少し美しく見えてくるような1曲。

シンプルなのに心に残る、素敵なアレンジ♪

 

 

 

 

 

M2>   Summer Sun feat. Yukimi Nagano / KOOP

 

『KOOP』の「Summer Sun feat. Yukimi Nagano」

2001年リリースのアルバム

『Waltz for Koop』に収録された1曲です。

この作品は、世界中で北欧ジャズブームを巻き起こした名盤として知られるアルバム。

美しいメロディと、どこか神秘的な空気をまとったアレンジで

多くの音楽ファンを魅了しました。

KOOPは「マグナス・ジングマーク」と「オスカー・シモンソン」

によるスウェーデンのジャズユニット。

エレクトロニックな要素を取り入れながらも、どこか温かくオーガニックな質感を持っているのが特徴です。

中でも「Summer Sun」は、日系スウェーデン人シンガー「ユキミ・ナガノ」

をフィーチャーした代表曲。

柔らかく浮遊感のある歌声と、スウィング感あふれるサウンドが絶妙に重なります。

シンプルなのに洗練されている。クールなのに温かい。

そんなKOOPならではのセンスが詰まった1曲です。

HI!心呼吸 6月10日(水)

M1>    Wai Ulu(ワイ・ウル) /  ケオラ・ビーマー

 

ハワイを代表するギタリスト『ケオラ・ビーマー』の「Wai Ulu」

2015年リリースのアルバム

『Ka Leo O Loko ~優しきハワイアン・ララバイ~』

(カ・レオ・オ・ロコ ~優しきハワイアン・ララバイ~)に収録された1曲です。

伝統的なスラック・キー・ギターの名手として知られる

「ケオラ・ビーマー」

ハワイでも由緒ある音楽一家に生まれ育ち、

その美しいギターサウンドで長年多くの人を魅了してきました。

このアルバムは、歌や他の楽器を入れず、

ギターそのものの響きに焦点を当てた作品。

シンプルだからこそ、1音1音の表情や空気感がより深く伝わってきます。

「Wai Ulu」は、やさしく流れるメロディが印象的なナンバー。

まるでハワイの自然や風景を、そのまま音にしたような穏やかさがあります。

静かな時間にそっと寄り添ってくれるような、心地よいギターの響き。

忙しい毎日の中で、少し肩の力を抜きたい時にもおすすめの1曲です。

 

 

 

 

 

M2>    In Another Time  /   シャーデー

 

『シャーデー』の「In Another Time」

2010年リリースのアルバム

『Soldier of Love』に収録された1曲です。

この作品は「シャーデー」にとって実に10年ぶりとなったアルバム。

長い時間を経て届けられたにもかかわらず、

その歌声や世界観はまったく色褪せることなく、むしろ深みを増して帰ってきました。

静かで重厚。そしてどこまでもエレガント。

シャーデーの音楽には、派手さとは違う“強さ”があります。

包み込むような優しさの中に、人生を重ねてきた人だけが持つ説得力が感じられます。

80年代に登場した頃のクールで洗練された空気感を残しながらも、

このアルバムではさらに成熟した表現へ。

愛や孤独、希望――

さまざまな感情を静かに語りかけてくれるような作品です。

「In Another Time」も、そんなシャーデーらしさが詰まった1曲。

夜の時間にゆっくり浸りたくなる、大人のためのサウンドです。

HI!心呼吸 6月9日(火)

M1>    Beautiful Love  /   シーネ・エイ

 

デンマークのジャズシンガー『シーネ・エイ』の「Beautiful Love」

2015年リリースのアルバム

『Sings The Standards』に収録された1曲です。

この作品は、北欧ジャズシーンを代表するベーシスト

「トーマス・フォネスベック」とのデュオアルバム。

ボーカルとベースだけという、とてもシンプルな編成なのですが

その音の世界は驚くほど豊かです。

シーネ・エイの透明感ある歌声。

そして、“ニールス・ヘニング・ペデルセンの再来”とも称される

トーマス・フォネスベックの表情豊かなベース。

お互いの呼吸を感じながら紡がれていく演奏は、派手さではなく“音の深さ”をじっくり味わわせてくれます。スタンダードナンバーを丁寧に、美しく届けてくれるこのアルバム。

気づけば、静かに聴き入ってしまう一枚です。

夜のリラックスタイムにもおすすめの「Beautiful Love」。

ぜひ、ゆったりとした気持ちで楽しんでみてください。

 

 

 

 

 

M2>    Hey Baby  /  カーティス・メイフィールド

 

『カーティス・メイフィールド』の「Hey Baby」。

1983年リリースのアルバム

『Honesty』に収録された1曲です。

このアルバムは80年代前半のSOULやPOPシーンを語る上でも外せない作品のひとつ。

シンセサイザーを取り入れながらも、生演奏の温かさがしっかりと

息づいているのが印象的です。

特に「Hey Baby」は、やわらかなイントロから一気にその世界観へ引き込まれます。

シンセと生音のバランス感覚が絶妙で、

派手になりすぎず、とても洗練されたサウンド。

そこに重なる、円熟味を増したカーティスの甘い歌声。

どこかマーヴィン・ゲイを思わせるような、

セクシーでスモーキーな空気感も漂っています。

さらに途中で加わるホーンアレンジも見事。

音を重ねすぎず、それぞれの楽器がしっかり呼吸しているような感覚があります。

今聴いてもまったく色褪せない、この時代ならではのグルーヴ。

アレンジの細かいニュアンスまで楽しみたくなる1曲です。

 

HI!心呼吸 6月8日(月)

M1> Kamakani Ka’ili Aloha(カ・マカニ・カイリ・アロハ)/ネイサン・アウェアウ

 

今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

ハワイアンミュージックの名曲

『ネイサン・アウェアウ』の「Kamakani Ka’ili Aloha」をご紹介しました。

ハワイのグラミー賞といわれる「ナ・ホク・ハノハノ・アワード」で

「最優秀男性ヴォーカリスト賞」、「ソング・オブ・ザ・イヤー」のメイン・タイトルを受賞。

2001年にリリースされたアルバム『E Apo Mai』に収録されたこの曲。

ネイサン・アウェアウにとって大きな転機となった作品で

ハワイの音楽シーンでも高い評価を受けました。

タイトルの“Ka Makani Ka’ili Aloha”。

ハワイ語でMakaniは「風」、Ka’iliは「奪う」という意味。

つまり――

「愛をさらっていく風」。

なんともハワイらしい、ロマンティックなタイトルですよね。

やわらかな歌声と、美しいメロディ。

夕暮れのドライブや、ゆったりした時間にもぴったりな1曲です。

 

 

 

 

 

M2>   バタフライ   / デュークス・オブ・サーフ

 

『デュークス・オブ・サーフ』の「バタフライ」

2013年にリリースされたアルバム

『Surfing Waikiki』に収録されている1曲です。

ホノルルをベースに活動する3人組バンド『デュークス・オブ・サーフ』

どこか懐かしいサーフサウンドと、

爽やかなコーラスワークが印象的なグループです。

そのサウンドは、“ハワイのビーチボーイズ”とも言われるほど。

透明感のあるファルセットや、美しいハーモニーは

思わず海辺の景色を想像してしまいます。

昔ながらのサーフミュージックへのリスペクトを感じながらも

現代的な聴きやすさもある彼らの音楽。

懐かしいのに新しい――そんな不思議な魅力が。

夏のドライブや、夕暮れのリラックスタイムにもぴったりな1曲。

ぜひ、心地よいハワイの風を感じながら楽しんでみてください。

ある意味真面目なスタンダードなサーフソング。

気持ちいいものは時代の流行に関係ないのですね。