HI!心呼吸 8月14日(金)

M1>  Nothing Better / Peter LeMarc(ペーター・レマルク)

 

今週の締めくくりはこんな曲にしてみました♪

スウェーデンを代表するシンガー・ソングライター『ペーター・レマルク』

スウェーデンのグラミー賞を複数回受賞するなど、長く高い評価を受けてきたアーティストです。

今回は、1992年にリリースされたアルバム『Nothing Better』から。

アルバムのオープニングを飾る、タイトルチューン♪

深みのある歌声を聴いていると、どことなく「ボズ・スキャッグス」を思わせる瞬間があります。力強く歌い上げるというより、少し抑えた声で静かに言葉を届けてくる。

その落ち着いたヴォーカルに、大人ならではの色気や余裕を感じるんですよね。

メロディは一見するとシンプル。けれど、聴くたびに新しい表情が現れて、

最初には見えていなかった曲の奥行きや、その向こうにある景色まで少しずつ見えてくるようです。気がつけば何度も聴きたくなっている。

そんな、じっくりと時間をかけて付き合いたくなる1曲です。

アルバムには全部で16曲を収録。

大人のためのアダルト・コンテンポラリーとして、最初から最後までゆっくり楽しめる作品です。「大人の余裕」って、こういうことなのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

M2>  My Hometown / Jason Ringenberg(ジェイソン・リンゲンバーグ)

 

今週の締めくくりはこんな曲♪

アメリカ・イリノイ州出身のシンガー・ソングライター『ジェイソン・リンゲンバーグ』

彼が丁寧に、そしてどこか切なさを込めて歌っているのが「My Hometown」

原曲はもちろん、“Boss”こと「ブルース・スプリングスティーン」

故郷の街を舞台に、親から子へと受け継がれていく記憶や、

時代とともに変わっていく風景を描いた名曲です。

このカバーが収録されているのは、2003年にリリースされたトリビュートアルバム、

『LIGHT OF DAY:A TRIBUTE TO BRUCE SPRINGSTEEN』

タイトルの通り、ブルース・スプリングスティーンの楽曲を、さまざまなアーティストがそれぞれの解釈で歌った作品です。

参加しているのは「エルヴィス・コステロ」「パティ・グリフィン」など、実に豪華な顔ぶれ。それぞれの個性を生かしたアレンジから、彼らがどれほど“Boss”の音楽を愛し、影響を受けてきたのかが伝わってきます。

ただ原曲をなぞるのではなく、自分の歌として受け止め、もう一度こちらへ届けてくれる。

晴れた日の夕暮れ時。街を離れ、草原へと続く道をゆっくり走る。

あぁ……合うわ♪景色の中に音楽が溶け込み、遠い場所へ連れていってくれるようです。

 

 

HI!心呼吸 8月13日(木)

M1>  Endlessly(エンドレスリー) / Sonny Chillingworth(サニー・チリングワース)

 

ハワイを代表するスラックキー・ギターの名手『サニー・チリングワース』

ハワイアン・スラックキーの歴史を語るうえで欠かすことのできない、偉大なギタリストのひとりです。ゆるめた弦から生まれる、柔らかく豊かな響き。

その音を聴いているだけで、肩の力がふっと抜けていくような気がします。

そして「サニー・チリングワース」の歌声。

決して力むことなく、語りかけるように優しく穏やかにメロディを紡いでいきます。

こんなにも自然で温かな歌声があるのかと、思わず聴き入ってしまいますね。

慌ただしい毎日。車の音、街の雑踏、次から次へと届く情報。

知らないうちに、心の中にもいろいろな音が積み重なっています。

そんな日常を、この音楽で一度リセットしてみませんか?

素敵な音楽を奏でる人の音には、その人が歩んできた人生や、

見てきた風景、過ごしてきた時間までもが表れるのかもしれません。

サニーのギターから聞こえてくるのは、技術だけではありません。

ハワイの風、海の匂い、大地の温もり。

そして、昔のハワイに流れていた、今よりもずっとゆったりとした時間です。

いかがですか?あなたのところにも、ナチュラルなそよ風が吹いてきましたか?

 

 

 

 

 

M2      Island Days   /  PALI

 

ハワイで高い人気を誇るグループ、PALI(パリ)。

ハワイのグラミー賞とも呼ばれる「ナ・ホク・ハノハノ・アワード」でベストアルバム賞を受賞するなど名実ともにハワイを代表する存在です。

僕が初めてPALIの音楽を聴いたのは、たくさんのハワイアン・ミュージックが収録されたコンピレーションアルバムでした。

その中でも、PALIの美しいコーラスワークと丁寧な演奏はひときわ印象的で、思わず耳を止めたことを覚えています。爽やかで心地よいのに、ただ軽いだけではない。

どこか懐かしく、聴く人の気持ちをゆっくりとほどいてくれるような温かさがあるんですよね。

フラソングとして親しまれている名曲のカバーはもちろん、

オリジナル曲にもPALIらしい個性とセンスが感じられます。

この「Island Days」は、PALIのセカンドアルバム『In Harmony』に収録された1曲。

タイトルの通り、島で過ごす穏やかな一日を思わせるような、

ゆったりとした空気に包まれています。

青い空。やさしく揺れる木々。海から吹いてくる、少し湿り気を帯びた風。

そんなハワイの風景が、音楽とともに自然と浮かんできます。

 

 

HI!心呼吸 8月12日(水)

M1>   Every Breath You Take / UDAGAWA JAZZ PROJECT

 

軽やかなタッチで、心地よいピアノを聴かせてくれる

「UDAGAWA JAZZ PROJECT」。

そんな「UDAGAWA JAZZ PROJECT」が2014年にリリースしたアルバム

『PIANO LOUNGE』からの1曲。

このアルバムのテーマは、どんなシチュエーションでもおしゃれに流せる

“オトナのインストゥルメンタル”

誰もが一度は耳にしたことのある80年代の名曲を、

心地よいピアノジャズにアレンジした、ゆったりと楽しめる作品です。

ジャズピアニストとして活躍する「泉川貴広」さんの優しいピアノ、

華やかすぎず、かといって地味すぎない。

生活の中にすっと溶け込んで、いつもの時間を少しだけ上質なものに変えてくれます。

ドライブのお供でしょうか?

それとも、朝の出勤時間でしょうか?

家でゆっくり過ごす夜。

コーヒーを飲みながらひと息つきたい時にもよく似合いそうです。

今回は、The Policeの名曲「Every Breath You Take」をしっとりとしたピアノジャズで♪

さぁ、あなたはどんなシチュエーションで、このアルバムを聴きますか?

 

 

 

 

 

M2>    Yin & Yang(イン&ヤン) /  akiko

 

4歳からピアノを始め、絶対音感を身につけた『akiko』

18歳のときに「ビリー・ホリデイ」「サラ・ヴォーン」「エラ・フィッツジェラルド」

といったジャズ・ヴォーカルに出会い、その魅力に惹き込まれます。

大学在学中から都内のライブハウスやジャズクラブで活動をスタート。

その後、名門ジャズレーベル「Verve(ヴァーヴ)」

初の日本人女性ヴォーカリストとしてアルバム『Girl Talk』で華々しくデビューを飾りました。デビュー当時から、日本人離れしたスケール感とセンスを感じさせる存在でしたね。

そんな彼女が2007年に発表したアルバム『Vida』

約1か月にわたるブラジル・レコーディングを行い、

現地の一流ブラジリアン・ミュージシャンたちと作り上げた、とても贅沢な作品です。

リラックスしたアコースティック・サウンドから、

ブラジルの熱気を感じさせるダンサブルなナンバーまで、

その音楽性は実に幅広く、それでいて統一感があります。

センスの良さは、まさにピカイチ♪

そして、アート・リンゼイとのデュエットも聴きどころのひとつ。

この組み合わせが実現したこと自体が、まさに奇跡のようです♪

 

HI!心呼吸 8月11日(火)

M1>     A World with You / Jason Mraz

 

サンディエゴが生んだシンガー・ソングライター『ジェイソン・ムラーズ』

2014年にリリースされたアルバム『YES!』に収録されている1曲です。

この作品は、長年一緒に音楽を作ってきた女性フォーク・ロック・バンド

「Raining Jane」との共同制作によって生まれたアルバム。

それまでのポップで軽快なイメージとは少し違い、

アコースティックを中心としたオーガニックなサウンドが全編を包み込んでいます。

派手なアレンジなどはなく、その分、一音一音の美しさや、

ジェイソン・ムラーズの温かな歌声がよりストレートに心へ届いてきます。

女性コーラスとの自然なハーモニーも本当に心地よく、

まるで木漏れ日の中をゆっくり散歩しているような、そんな穏やかな時間が流れていきます。

『A World with You』は、「あなたがいる世界はこんなにも素晴らしい」というシンプルな想いを、飾ることなく歌ったナンバー。

誰かを大切に思う気持ちや、一緒に過ごす時間の尊さを、優しく語りかけてくれます。

忙しい毎日を送っていると、ついスピードばかりを求めてしまいますよね・・・

 

 

 

 

 

M2>   Dance With Me  / Orleans(オーリアンズ)

 

言わずと知れた名曲を♪

1972年、ニューヨーク州ウッドストックで結成されたアメリカのバンド

『Orleans』(オーリアンズ)

結成当初から、同じシーンで活動していた「トム・ウェイツ」や「ホール&オーツ」など、才能あふれるミュージシャンたちと刺激を受け合いながら

そのサウンドを磨いていきました。

1975年のアルバム『Let There Be Music(歌こそすべて)』からシングルカットされたのが、この「Dance With Me」

後にAOR色を深めていくオーリアンズですが、この曲は今もなお彼らを代表する最大のヒットナンバーです。「イーグルス」や「ドゥービー・ブラザーズ」といったビッグネームの陰に隠れてしまった印象もありますが、この美しいコーラスワークと爽やかなメロディは、時代を超えて色褪せません。

何度聴いても心地よくて、気づけば口ずさんでしまう。

そんな不思議な魅力があります。

ただ、この曲にはひとつだけ困ったことが…。あまりにも好きすぎて

一度聴くと一日中、♪「Dance With Me〜♪」…が頭の中をぐるぐる回り続けるんです(笑)。

 

HI!心呼吸 8月10日(月)

M1>     Nightswimming / R.E.M

 

今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

1992年にリリースされたアルバム『Automatic for the People』からの1曲。

通算8枚目となるこのアルバムは『R.E.M.』を代表する名盤のひとつです。

NIRVANAのカート・コバーンが、自ら命を絶つ前に聴いていたアルバムとしても知られています。生前、カート・コバーンはインタビューでR.E.M.について、

「あれだけ美しいメロディをデビュー以来書き続けているなんて、まるで神のようだ」

と語っていました。

まさにその言葉どおり、このアルバムには心にそっと寄り添う、美しいメロディが詰まっています♪

作品全体のテーマは決して軽いものではありません。

それでも、悲しみだけでは終わらない、優しさと生気にあふれた楽曲ばかり。

誰だって落ち込む日もあれば、涙する日もあります。

それでも、また前を向いて歩き出そう――。

そんな勇気を、このアルバムから受け取った人はきっと少なくないはずです。

今日はその中から、美しいピアノの旋律も印象的なこの1曲を。

 

 

 

 

 

M2>   The Getaway(邦題:楽園の扉) / クリス・デ・バー

 

アイルランド出身のシンガー・ソングライター

『クリス・デ・バー』

繊細で深みのある、唯一無二のヴォーカルが魅力のアーティストです。

1982年、鬼才プロデューサー「ルパート・ハイン」を迎えて制作されたアルバム

『The Getaway』

それまでの彼のイメージを大きく変えた1枚。

モダンでビート感あふれるサウンドを取り入れ、新たな魅力を世に示しました。

アルバムは1曲目「Don’t Pay the Ferryman」のようなアップテンポで力強いナンバーから始まり、AORテイストの楽曲、そして気品あふれるバラードまで本当に表情豊か。

「この人、同じアーティスト?」と思ってしまうほど、

曲ごとに違った表情を見せてくれます。

でも、どんなスタイルの曲でも変わらないのは、

美しいメロディと、物語を感じさせる濃密な歌詞。

それがクリス・デ・バーというアーティストの大きな魅力なんでしょうね。

今日はそんなアルバムの中から、彼らしい美しさが感じられるこの1曲をお届けします。アルバムを象徴するタイトル・チューンです「The Getaway」(邦題:楽園の扉)

HI!心呼吸 8月7日(金)

M1>   Burnin’ Bridges / レミー・シャンド(Remy Shand)

 

今週の締めくくりはこんな曲♪

2002年にリリースされたデビュー・アルバム『The Way I Feel』

当時、「21世紀のマーヴィン・ゲイ」という鮮烈なキャッチコピーとともに登場した、

カナダ出身のシンガー・ソングライター『レミー・シャンド』

正直に言うと、最初はそのキャッチコピーに惹かれて手に取った一枚でした。

期待半分、不安半分。

でも、アルバムを聴き終えた頃には、その完成度の高さに完全に心を奪われていました。

ソフトで温もりのある歌声。メロディの美しさ。

そして、ネオソウルとヴィンテージ・ソウルを自然に行き来するセンス。

これが24歳のデビュー・アルバムだというのですから、本当に驚かされます。

しかも、この作品は自宅のベッドルームを中心に制作されたことでも知られています。

決して大げさなサウンドではなく、しかし温かく、どこまでも豊かな響きが広がっていく。

マーヴィン・ゲイやスティーヴィー・ワンダーへの敬意を感じさせながらも

決して真似ではない、自分だけの音楽をしっかりと鳴らしています。

一枚を通して聴くたびに、「やっぱり名盤だな」と思わせてくれる作品。

何年経っても色あせない理由が、そこにあります。

 

 

 

 

 

M2>     So Much In Love / All-4-One

 

1994年にリリースされたデビュー・アルバム『All-4-One』のオープニングを飾る一曲です。

「So Much In Love」は、1963年に「ザ・タイムズ」が発表し、

全米No.1に輝いたドゥーワップの名曲。

数多くのアーティストに歌い継がれ、コーラス・グループの定番として愛され続けているスタンダード・ナンバーです。

♪ As we stroll along together…

あの歌い出し。学生時代、何度も友人たちと練習したことを思い出します。

『All-4-One』は、この名曲を90年代R&Bの感覚で見事によみがえらせました。

滑らかに重なり合う4人のハーモニー。甘く伸びやかなリードボーカル。

派手なテクニックを見せるのではなく、「歌の美しさ」をまっすぐ届けてくれるグループ。

このアルバムには、世界的なヒットとなった「I Swear」も収録されていますが、

僕にとって最初に心をつかまれたのは、この「So Much In Love」でした。

オープニングから、一気にアルバムの世界へ引き込まれたのを今でも覚えています。

おしゃれで、クールで、どこまでも上質。

90年代R&Bの魅力がぎゅっと詰まった一枚です。

今日は、その美しいハーモニーに耳を傾けてみてください。今週も感謝です。

 

 

HI!心呼吸 8月6日(木)

M1>     I Can’t Win / ライ・クーダー

 

アメリカン・ルーツ・ミュージックを語るうえで欠かすことのできないギタリスト

『ライ・クーダー』

ブルース、R&B、ゴスペル、カントリー、メキシコ音楽まで、さまざまな音楽を吸収しながら、自分だけのサウンドを作り上げてきた名プレイヤーです。

今日は、1979年にリリースされた8枚目のアルバム

『Bop Till You Drop』

実はこの作品、世界で初めて本格的なデジタル・レコーディングによって制作されたメジャー・アルバムとしても知られる、音楽史に残る一枚です。

前作『Jazz』から雰囲気を変え、ロックやR&Bの色合いをより濃く打ち出した作品。

ゲストには「チャカ・カーン」も参加し、ライ・クーダーの新しい魅力を引き出しています。

泥臭いアメリカ南部の香りを少し残しながらも、どこか都会的で洗練されたサウンド。

だからでしょうか。

ライ・クーダーを初めて聴く人にも、すっと入り込める親しみやすさがあります。

もちろん、さりげなく響くスライド・ギターの美しさは絶品。

派手に自己主張することなく、歌に寄り添うそのギターは、何度聴いても惚れ惚れしてしまいます。夏の夕暮れ。少し風がやさしくなってきた頃に、このアルバムを流してみる。

そんな時間が、ほんの少しだけ一日を豊かにしてくれる気がします。

 

 

 

 

 

M2>   I Still Believe in You / ヴィンス・ギル

 

カントリー界を代表するシンガー・ソングライター『ヴィンス・ギル』

その優しい歌声と美しいメロディで、長年にわたって多くの音楽ファンを魅了し続けています。奥様は、コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックのトップシンガー

『エイミー・グラント』 音楽界を代表する夫婦としても知られています。

今日は、1992年にリリースされた名盤『I Still Believe in You』

このアルバムはタイトル曲をはじめ数々のヒットを生み、

ヴィンス・ギルの人気を決定づけた代表作。

その後もグラミー賞を「22回」受賞するなど、アメリカを代表するアーティストへと成長していきます。カントリーをベースにしながらも、土の香りばかりを感じさせる音楽ではありません。

ポップスやソフトロックのエッセンスも自然に溶け込み、カントリーをあまり聴かない方でも、すっと心に入ってきます。そして何より、美しいメロディ。

ヴィンス・ギルのどこまでも澄んだ歌声は、特にバラードでその魅力を存分に発揮します。

派手に歌い上げるわけではないのに、不思議なくらい心を動かされるんです。

夏のキャンプで、焚き火を囲みながら。あるいは夕暮れのドライブで、窓を少しだけ開けながら。そんな時間にも、きっと寄り添ってくれる一曲です。

 

 

HI!心呼吸 8月5日(水)

M1>   オー・ナウ / アイバン・ネヴィル

 

ニューオリンズが生んだ名門「ネヴィル・ファミリー」

その血を受け継ぐシンガー、キーボーディスト『アイバン・ネヴィル』です。

父はネヴィル・ブラザーズの「アート・ネヴィル」

そして叔父には「アーロン・ネヴィル」「チャールズ・ネヴィル」「シリル・ネヴィル」という、まさに音楽一家の中で育ったミュージシャンです。

今日は、1993年にリリースされたセカンド・アルバム『THANKS』から

「Oh Now」

このアルバムには、アイバンが敬愛するキース・リチャーズが4曲に参加。

さらに叔父のアーロン・ネヴィル、名ドラマーのスティーヴ・ジョーダンなど、

豪華なミュージシャンが顔を揃えています。

それでも不思議なくらい音がぶつからない。

誰もが自分の役割を知っていて、それぞれの個性が自然に溶け合っているんです。

肩の力を抜いた歌声と、ニューオリンズの香りをまとったファンク、

ソウル、そしてロック。そんなサウンドが心地よく流れていきます。

アルバムのラストでは、叔父・アーロンとの共演も収録されていて、ネヴィル・ファミリーならではの温かな空気を感じることができます。

 

 

 

 

 

M2>    Wish / アイヴァン・マティアス(Ivan Matias)

 

90年代のR&Bシーンを支えた、優れたソングライターのひとり。

『アイヴァン・マティアス』

「SWV」のヒット曲「You’re The One」をはじめ、

「En Vogue」「Changing Faces」「Angie Stone」など、

数々のトップアーティストへ楽曲を提供してきた実力派。

そんな彼がシンガーとして届けたデビュー・アルバムが『Wish』

初めて聴いた時、「なんておしゃれなアルバムなんだろう」と感じたことを

今でもよく覚えています。ジャケットから漂う雰囲気も、まさに90年代。

でも、そのサウンドは流行だけでは終わらない、

上質なダウン・テンポのソウルがぎっしり詰まっています。

レオン・ラッセルの名曲をカバーしていますが、そのアレンジも実に見事。

ソングライターならではの視点で、新しい命を吹き込んでいるところにセンスを感じます。

だからこそ、30年以上経った今でもまったく色あせません。

このアルバムは日本で先行的・限定的に流通したこともあって、海外のR&Bファンやコレクターの間でも話題になることがある一枚。

そんな背景も、この作品の魅力をさらに深めています。

 

HI!心呼吸 8月4日(火)

M1>    デサフィナード / イーディ・ゴーメ

 

1960年代初頭、アメリカにボサノヴァの新しい風が吹き始めた頃に生まれた一枚。

『イーディ・ゴーメ』のアルバム『Blame It on the Bossa Nova』

今日は「デサフィナード」

軽やかなボサノヴァのリズムに乗って聞こえてくる『イーディ・ゴーメ』の歌声。

ふわりと宙に浮かんでしまうような、柔らかさと心地よさがあります。

聴いているだけで、心の中まで晴れやかになっていきます。

僕がこのアルバムと出会ったきっかけは、その印象的なジャケット。

いわゆる“ジャケ買い”でしたが、針を落としてみたら、そこにはジャケット以上に鮮やかな音楽の世界が広がっていました。

発表から長い年月が過ぎた今も、まったく古さを感じさせません。

むしろ、爽やかで、おしゃれで、どこか新鮮。

当時、最先端の音楽としてアメリカに紹介され、大きなブームとなったボサノヴァ。

その空気をたっぷりと閉じ込めた作品です。

大ヒットしたタイトル曲「Blame It on the Bossa Nova」、邦題「恋はボサノヴァ」はもちろん、日本のテレビコマーシャルでも親しまれた「The Gift」など、聴きどころもたくさんあります。イーディ・ゴーメの数ある作品の中でも、ぜひ聴いてほしい一枚。

 

 

 

 

 

M2>   真夏の出来事 / BoNo BoNo

 

夏になるとボサノヴァが恋しくなりますね。

2002年にリリースされた『BoNo BoNo』の

アルバム『Flores』「フローレス」から。花が咲いたみたいなカラフルな1枚。

「BoNo BoNo」は、日本のポップスやニューミュージックの名曲を、

ボサノヴァやラウンジ・ミュージックのテイストでカバーし、

多くの音楽ファンに愛されてきたユニット。

『Flores』は、その代表作ともいえる一枚で、60年代から80年代に生まれた名曲たちを、肩の力を抜いて楽しめる心地よいサウンドへと生まれ変わらせています。

収録されているのは、「平山三紀」さんの「真夏の出来事」、大滝詠一さんの「カナリア諸島にて」、太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」、さらに荒井由実さんや大貫妙子さんなど、日本のポップス史を彩るアーティストの名曲たち。

どの曲も原曲への敬意を大切にしながら、ボサノヴァならではの軽やかなリズムと柔らかなアコースティックサウンドで、新しい魅力を引き出しています。

だからこそ、メロディの美しさがまっすぐ心に届くんです。

僕もこのアルバムは、夏になると車に積み込んで何度も聴いてきました。

窓を少し開けて風を感じながら流していると、いつもの道まで少し違って見えてくる。

 

 

HI!心呼吸 8月3日(月)

M1>   アクアレラ・ドゥ・ブラジル / ディオンヌ・ワーウィック

 

夏休みから帰ってきました。

ワイグルファミリーに感謝して、今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

「ホイットニー・ヒューストン」の従姉妹としても知られる、

アメリカを代表するディーヴァ『ディオンヌ・ワーウィック』

1994年にリリースされたアルバム『Aquarela Do Brazil』から、

今日はタイトル曲を。

全12曲。オープニングからラストまで、本当に心地よく聴かせてくれる一枚です。

ブラジル音楽への深い愛情を胸に、真正面からその世界に向き合った意欲作。

その想いが歌声に表れているからでしょうか。

ディオンヌがいつにも増して、生き生きと輝いて聴こえます。

英語とポルトガル語を自然に行き来する歌声は、とても伸びやかでしなやか。

軽やかなリズムに身を委ねていると、木陰で風を感じながら過ごす午後や、

どこか遠くへ旅に出たくなるような景色が浮かんできます。

レコード会社の予想を超え、世界各地で愛されたこのアルバム。

ブラジル音楽の魅力と、ディオンヌ・ワーウィックというシンガーの奥深さを、あらためて教えてくれる一枚です。今日はその中から、夏の空気によく似合う一曲。

 

 

 

 

 

M2>   I CAN ONLY BE ME / オルケスタ・デ・ラ・ルス

 

1984年に結成された日本を代表するサルサバンド『オルケスタ・デ・ラ・ルス』

スペイン語の「Orquesta De La Luz」は、日本語にすると「光の楽団」。

まさに、太陽の光が力強さを増すこの季節に、

存在感を増してくる大好きなグループです。

ヴォーカル、NORAさんの伸びやかで力強い歌声。

小気味よく刻まれるリズムに、華やかなホーンセクション。

聴いているだけで身体が自然に動き出して、思わず踊りたくなります。

ラテン音楽に詳しくなかった僕にも、サルサの楽しさや心地よさをすんなりと教えてくれたバンド。日本から世界へ飛び出し、ラテン音楽の本場でも高く評価された、まさに日本を代表するラテンバンドです。

今日は、1993年に発表された4枚目のアルバム『LA AVENTURA』(ラ・アベントゥーラ)ニューヨークでレコーディングされたこのアルバムは、

グラミー賞の最優秀トロピカル・ラテン・アルバム部門にもノミネートされた

彼らの代表作のひとつです。

いよいよ、こうした音楽が本格的に似合う季節がやってきました。

このリズムを聴いていたら、当分の間、僕の中からラテンフレーバーは抜けそうにありません。