M1> Call Me / Phil Perry(フィル・ペリー)
「Call Me」“電話して”。
なんともシンプルなタイトルです。
でも、この言葉って不思議ですよね。
「会いたい」でもなく、「好きだ」でもなく、「電話して」。
それだけで、その向こうにいる誰かのことを想像してしまう。
今日はそんな大人のR&B。
『フィル・ペリー』
1991年にリリースされたソロ・デビュー・アルバム『The Heart of the Man』から
「Call Me」
フィル・ペリーの魅力といえば、やっぱりこの声でしょう。柔らかい。甘い。
そして、ふっと高いところまで伸びていくファルセット。
力いっぱい歌っている感じがしないのに、ちゃんと心に残る。
この“余裕”がいいんですよねぇ。
もともとヴォーカル・グループ「The Montclairs」で活動し、
その後は数多くのミュージシャンとの仕事を重ねてきた実力派。
リー・リトナーなど、フュージョン系の作品でもその歌声を聴くことができます。
だからでしょうか。R&Bなんだけど、どこか都会的。
ソウルなんだけど、ちょっとAORの香りもする。僕の好きなゾーンです(笑)。
M2> You Are Everything / Special Generation(スペシャル・ジェネレーション)
名曲は時代が変わっても誰かが歌いたくなるものなんでしょうね。
今日は『Special Generation』
1990年にリリースされたデビュー・アルバム『Take It to the Floor』から、
「You Are Everything」
そうです♪オリジナルはThe Stylistics。
1971年にリリースされた、フィリー・ソウルを代表する名曲のひとつです。
そして約20年後。その名曲を若いR&Bグループ、Special Generationが歌いました。
彼らが登場したのは、まさにニュー・ジャック・スウィング全盛の時代。
しかもMC Hammerのレーベルからデビューしたグループなんです。
そんな彼らが選んだのが、最新のダンス・ナンバーではなく
70年代の美しいソウル・バラード。これがまた良いんですよねぇ。
The Stylisticsのオリジナルには、70年代ならではの甘さと美しさがある。
一方こちらは、90年代R&Bらしい滑らかさ。
コーラス・ワークも気持ちいい。そして何よりメロディーが強い。「You Are Everything」。
“君は僕のすべて”。
こんなストレートなラヴ・ソングが、50年以上もいろんな人に歌い継がれている。
カヴァー曲の面白さって、そこにもありますよね。

