M1> If I’m Not in Love / Jody Watley
80年代を代表する女性R&Bシンガーのひとり『Jody Watley』
華やかなダンス・ナンバーのイメージも強い彼女ですが、
バラードを歌わせても素晴らしい。
今日は「If I’m Not in Love」
1998年にリリースされたアルバム『Flower』に収録された1曲です。
この曲を書いたのは「Dawn Thomas」
もともと彼女自身が歌った楽曲で「Faith Hill」などにもカヴァーされている
美しいラヴ・バラード。
タイトルの「If I’m Not in Love」に続くのは、
“もしこれが恋じゃないのなら、私はいったい何を感じているの?”
そんな戸惑いにも似た想いです。
誰かのことが頭から離れない。声が聞きたい。そばにいたい。
でも、それを「恋」と認めてしまうのは少し怖い。
そんな心の揺れを、Jody Watleyは実に繊細に歌っています。
ゆっくりと流れるサウンドの中で際立つ、少しハスキーで大人っぽい歌声。
ダンス・ミュージックで時代を作った人だからこそ、こんな静かな曲で聴かせる表情に惹かれます。恋って、気づいた時にはもう始まっているのかも・・・。
M2> Mind Blowing / The Whispers
長いキャリアを重ねたグループだからこそ出せる、この余裕。
1960年代に結成され、70年代、80年代と活躍を続けてきたソウル・グループ
『The Whispers』(ウィスパーズ)
今日は1990年にリリースされたアルバム『More of the Night』から
「Mind Blowing」
The Whispersといえば「And the Beat Goes On」や「Rock Steady」など、
ダンサブルなヒット曲でもお馴染みですが、彼らの魅力はそれだけではありません。
この曲で聴かせてくれるのは、完全に“大人のスウィート・ソウル”。
ゆったりとしたグルーヴ。艶のあるヴォーカル。
そして何より、長年一緒に歌ってきたグループならではの美しいハーモニー。
タイトルの「Mind Blowing」は、心を吹き飛ばされるほど素晴らしい、
夢中にさせられる……そんなニュアンス。
まさに愛する人にすっかり心を奪われてしまった気持ちを、
The Whispersらしい色気で聴かせてくれます。
でも、音の隙間まで気持ちいい。
こういう曲を聴くと、ソウル・ミュージックは年齢を重ねるほど似合うものなのかもしれないですよね。1990年の曲なのに、今聴いてもこの滑らかさ。最高です。

