HI!心呼吸 10月16日(金)

M1>   Hello It’s Me / Todd Rundgren(トッド・ラングレン)

 

今週の締めくくりは♪こんな2曲にしてみました。

イントロが流れた瞬間、空気まで少し柔らかくなる。

Todd Rundgrenの代表曲「Hello It’s Me」

1972年に発表された2枚組の大作『Something/Anything?』に収録。

このアルバム、とにかくTodd Rundgrenの才能が溢れています。

全4面のうち最初の3面では、ヴォーカルはもちろん、ほとんどの楽器を自ら演奏し

プロデュースも担当。

ポップ、ロック、ソウル……次々と浮かんでくるアイデアを、そのまま作品に閉じ込めたような名盤です。そして「Hello It’s Me」。

実はこの曲、Toddが在籍していたバンド「Nazz」が1968年に発表していた曲を、

自ら新しく録音したもの。

Nazz時代のヴァージョンと比べると、『Something/Anything?』版はより柔らかく、ソウルフル。

別れた相手への想いを歌いながらも、相手を縛ろうとはしない。

そんな少し複雑で、大人びた恋心が歌われています。

Todd Rundgrenのメロディーメーカーとしての才能はもちろん、この曲では“間”まで心地いい。少し色づき始めた木々。乾いた秋の空気。紅葉の中をゆっくり走るドライブ(笑)

 

 

 

 

 

M2>    October Road / James Taylor

 

今週のラスト。10月になるとこの曲を聞かなくちゃ。

『James Taylor』が2002年にリリースしたアルバム

『October Road』から、そのタイトル曲。

オリジナル・スタジオ・アルバムとしては『Hourglass』以来、5年ぶりとなった作品です。

当時、僕も待ちに待った新作。

CDを買ってドキドキしながら聴いた時、そこにいたのは何も変わらないJTでした。

優しい歌声。アコースティック・ギター。

そして、ゆったりと流れていくメロディー。

でも、変わらないようでいて、ちゃんと深くなっている。

若い頃のJames Taylorには「Fire and Rain」のような、心の痛みをそのまま音楽にした名曲がありました。

そして歳月を重ねた彼が歌う「October Road」には、人生を歩いてきた人だからこそ表現できる穏やかさがあります。

この曲で感じるのは、“帰る場所”への想い。

長い旅をしてきた人が、秋の道をゆっくりと家へ向かっていくような温かさ。

JTの声とギターがあれば、それだけで景色が見えてくる。

秋が深まっていくこれからの季節。

窓を少し開けて、James Taylorと「October Road」を走ってみませんか?