HI!心呼吸 5月5日(月)

M1>      緑の風  /    大貫妙子

 

「子供の日」ですね。

今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

子供たちには「緑の風」を体感してほしいですよね。

アルバム全体に流れる脱力感。リラックスしたやわらかい時間と吹き抜ける風。

まさに今の季節、新緑の今、今の時代にも求められている。

『大貫妙子』さんの2002年にリリースされた作品

『note』

山弦(小倉博和、佐橋佳幸)の名曲の「祇園の恋」に大貫さんが歌詞を書き下ろした

「あなたを思うと」に始まる1枚は細野晴臣さんをはじめとする豪華な

(日本のポップミュージック界の至宝)ミュージシャンが携わった傑出。

ほんの少しの幸せ。

心豊かにしたくなるような音楽。

シンプルなアコースティック・サウンドに、丁寧に選ばれた言葉たち。

静かで穏やかなのに、なんだかソワソワと心がしてくるような感覚。

大貫妙子さんの歌にはそんな気持ちにいつもなってしまいます。

 

 

 

 

 

M2>      ブラザジア   /    YUTAKA

 

子供の頃。といっても高校時代ですが。

この曲に出会ってずっと探していた1枚と再会したのは約20年後。

『横倉裕』(よこくらゆたか 1956年6月26日 )

東京都出身の歌手。

キーボーディスト、琴奏者、コンポーザー、アレンジャー、プロデューサーとして活躍。『YUTAKA』(ユタカ)の名前でGRPレコードと日本人として

「初めて」契約したミュージシャンである。

「セルジオ・メンデス」のバックミュージシャンとして活動しており、

数度来日公演をしているというお方です。

ブラジルを題材にした移籍第2弾アルバムがこの

1990年リリースされていた

『Brazasia』

YUTAKA氏自身が作曲を手掛け、ヴォーカリストとしても才能を発揮。

YUTAKAさんご本人のボーカルも素晴らしい。

この「ブラザジア」はキーボード、琴のサウンドがアレンジがされてるのですが、

その美しさと見事にマッチしている演奏は価値があります。

子供たち!大きな世界を夢を!大人になっても大切な曲に出会いますように。

 

 

HI!心呼吸 5月2日(金)

M1>    Blue Skies    /     ドクター・ジョン (Dr. John)

 

今週の締めくくりはこんな2曲にしてみました♪

1940年ニューオーリンズに生まれた

『Dr. John』

3歳にピアノを始め、高校に入る頃には自分のバンドを持っていたそうです。

ロック、サイケの時代を通過して70年代には自分の新しい「ニューオーリンズ・サウンド」を確立。

まさに「レジェンド」と呼ぶにふさわしい音楽界のビッグボス。

そんな彼の1995年にリリースされたアルバム

『Afterglow』

もうこのジャケットのデザインが好き。

この渋さ。そして温かな空気感。

ニューオーリンズ・サウンドを代表する重鎮サウンド、

このアルバムで聞かせてくれたのはブルースとジャズの混合。

ゴージャスだけど、せつなくたまらない時間。そんな贅沢な時間と空気を詰め込んだ名作。

広い空を見上げながら腕を広げて感じたい。

 

 

 

 

 

M2>    SING  /    ジョン・バティステ

 

今週の締めくくりは♪

『ジョン・バティステ』

「ニューオーリンズの貴公子」ルイジアナ州メテリー出身

アメリカのミュージシャン、バンドリーダー、シンガー・ソングライター。

自由に、楽しく、すべての垣根を超える音楽。

『We Are』

2022年4月にラスベガスにて開催された【第64回グラミー賞授賞式】

『ジョン・バティステ』の『We Are』が<年間最優秀アルバム>を受賞。

このアルバムが自身も「キャリアのターニングポイントになる作品」と語っていて、

ジャズというジャンルを軽く飛び出し、ヒップ・ホップ、R&B、ソウル。

多様なジャンルをミックスした「ジョン・バティステ」というジャンルに。

2020年12月25日にディズニープラスで配信されたディズニー&ピクサー最新作

『ソウルフル・ワールド』映画の音楽担当として抜擢された才能。

ニューオーリンズ・サウンドをシッカリと継承しつつ、

次世代のニューオーリンズ・サウンドを彼がけん引していく世界が楽しみです♪

HI!心呼吸 5月1日(木)

M1>    Back To Love   /    BILAL (ビラル)

 

いよいよ5月がスタート!今月もこのコーナーでごゆっくりと♪

今月はこんな曲からスタートして行きましょう。

『BILAL』(ビラル)

フィラデルフィア出身のR&B/ソウル・シンガー。

俳優としての顔を持つ彼の歌声もおススメ。

『進化したネオ・ソウル』ともいうべき通算3枚目のアルバムが

2013年にリリースされているアルバム

『A Love Surreal』(ア・ラヴ・サーリアル)

ジャズ、ソウル、ファンクの要素をベースに配置、

そこに彼のオリジナルの世界を反映させる。

スペインの画家「サルバドール・ダリ」が提唱する芸術形態

「シュールリアリズム」(超現実主義)からインスパイアを受けた内容の作品らしい・・・。

なんだか難しい内容なのか?と思いきやもっと純粋に彼の才能を楽しめる1枚。

ジャズなどの音の世界とダリの芸術性を彼なりに伝えてくれます。

ビラルの甘いヴォーカルが映えるメロウなミディアム・ナンバー♪

 

 

 

 

 

M2>     Slippin’  /    トビー・ライトマン

 

ソウルからブルーズ、R&B。

ミックスさせたようなバラエティに富んだ曲をそれも楽し気に聞かせてくれます。

そのバラエティにはすべて共通点が。

それはシンプルであること。

アメリカのニュー・ジャージー州出身。

6歳の頃にヴァイオリンを学び始めますが、普通のポップ・ミュージックには

興味がなかったという彼女。

彼女の深みのある「声」歌声には説得力を感じます。

2006年にリリースされたアルバム

『Bird on a Wire』

フックのあるソウルフルなグルーヴは彼女のスケール感を感じさせてくれます。

エスニックのような他国のニュアンスも感じられるのが不思議。

ソウルやR&Bの要素の外側にロックがコーティングされたようなサウンド。

特にこの「Slippin’」はお気に入り。

たたみかけるような歌い上げ、この曲のような落ち着き。あなたはどちらがお好み?

 

HI!心呼吸 4月30日(水)

M1>   Who Turned Out The Light  /   キャシー・マティア

 

『キャシー・マティア』

アメリカ、ウェスト・バージニア州サウス・チャールストン生まれの

カントリー・シンガー、ソングライター、ギタリスト。

そんな彼女の1994年の春にリリースされたアルバム

『Walking Away a Winner』

このアルバムに収録されている1曲「Who Turned Out The Light」

1980年代のデビュー以来、ヒットソングを世に送り出してきたミュージシャンです。

彼女の特徴は真っ直ぐなカントリー。

「ど・カントリー」を聞かせてくれます。

オーソドックスのカントリー・ソングを純粋に聞かせてくれる貴重なシンガーです。

派手さもなければ、余計なこともしない。

真っ直ぐに自分のカントリーをしっかりと届ける。

その姿とスタイルは清々しさを感じます。

1980年代に米国カントリーチャートで4曲が1位を記録。

アメリカを代表する女性カントリー・シンガーのトラディショナル・カントリー♪

 

 

 

 

 

M2>    I`ll Remember You /   ピリオハ

 

2007年にリリースされた『Pilioha』(ピリオハ)のアルバム

『ピリオハ』

「ピリオハ」とはハワイ語で「家族や友達の絆」という意味。

このバンドは生まれも育ちもオアフ島の3人で結成されています。

もともと長年にわたって活躍してきたミュージシャンが集まって結成されたピリオハ。

このアルバムが彼らにとってはデビューアルバム。

内容はもちろん「家族」や「友達」がテーマ。

ハートフルでピースフルなアルバムです。

アルバム全体にはハッピーなハワイアンサウンドが収録されていますが、

この曲だけ別の雰囲気を放っています。

日本盤のボーナストラックに収録されている「アイル・リメンバー・ユー」

この曲の原曲を歌ったのはハワイを代表するシンガー・ソング・ライター

「クイ・リー」の代表曲♪

この曲は後にエルビス・プリスリー、ドン・ホーにより世界的ヒットソングになりました。

 

HI!心呼吸 4月29日(火)

M1>   恋の季節  /    センチメンタル・シティ・ロマンス

 

今日は「昭和の日」

今日は昭和の素晴らしいバンドの音を探してみましょう。

『センチメンタル・シティ・ロマンス』

現在の「シティ・ポップ」の最重要グループとして君臨するバンド。

一度も解散をしていない現存する日本最古のロックバンドです。

1973年(昭和48年)に名古屋で結成。

名古屋、日本が誇るウエストコースト・アメリカン・ロック・バンド。

1975年に『細野晴臣』さんのプロデュースのもと

このアルバム『センチメンタル・シティ・ロマンス』でデビューを飾ります。

日本的情緒と爽やかさ。

そしてウエストコースト・サウンド。

こんな素晴らしいバンドをもしも聴いていないなんて・・・

勿体ない。

数多くのアーティストのサポートやレコーディングを手掛けてきた

日本最古のバンドのサウンドをジックリと♪

 

 

 

 

 

M2>     届かぬ想い   /     竹内まりや

 

「センチメンタル・シティ・ロマンス」は

この方のバックでレコーディングも沢山参加しているんです。

1984年(昭和59年)4月にリリースされた大好きな曲。

2014年11月19日にリリースされた30th Anniversary Edition

『Variety』「バラエティ」

『竹内まりや』6枚目のアルバム。

1982年、山下達郎さんとの結婚のタイミングで表立った活動を休止。

ソングライティングのお仕事は続けていらっしゃいましたが、

シンガーとして復活を遂げたのがこの『VARIETY』

まさにバラエティに富んだ楽曲の数々。

自分のアイディアを反映できたことで生まれた名曲たち。

「FMの音流れる この部屋にいるのは・・・」

そんな歌詞で始まる古曲の切なさと懐古的な空気感。

あの頃聞いていた感覚と今では少し違って聞こえるのかも。

リリースから30年です。こうやって彩を下さる昭和の名曲。

 

HI!心呼吸 4月28日(月)

M1>   After The Love Has Gone  /   エリック・ベネイ

 

今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

1966年10月15日ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれ。

音楽一家の5人兄弟の末っ子。

3歳の時スティーヴイー・ワンダーに感銘を受けR&B、

ソウルに開眼したという『エリック・ベネイ』

彼のルーツを探れるそんな1枚。2014年にリリースされた

『From E to U:Volume 1』

洋楽黄金時代の名曲たちを、独自のテイストでソウルフルに時にジャジーに

リメイクしたキャリア初のカヴァー・アルバム。

デビューからこの時18年。初チャレンジしたのは彼が愛してやまない洋楽の名曲たち。

エリック・ベネイの解釈でカヴァーするとこんな素敵な1枚になるんですね♪と感動をもらえた1枚。クリストファー・クロス「風立ちぬ」、TOTO「アフリカ」、ホール&オーツ「サラ・スマイル」など・・・。

アース・ウィンド&ファイアー(1982年/全米2位)「アフター・ザ・ラヴ・ハス・ゴーン」はジャジーに♪

 

 

 

 

 

M2>   Sara Smile   /     ダリル・ホール&ジョン・オーツ

 

さきほどキーワードが出てきたので選曲してみました。

1975年8月にリリースされた名曲。

『Sara Smile』

『Daryl Hall & John Oates』の言わずと知れた名曲。

1975年に発表された4枚目のアルバム

『Daryl Hall & John Oates』 (通称シルバーアルバム)は、

初のセルフタイトル。

なんだか気持ち悪いジャケが印象的ですが、

銀色の髪のジャケットにアイライン、

チークの厚化粧、女装の2人のあのジャケット。

いまだにどんなコンセプトで売り出そうとしたのか・・・でも

今見るとオシャレに見えるから不思議なんですよね。

ジャケットのイメージを覆す名曲がたくさん。

何しろ曲が良いこと。

やはり「Sara Smile」は外せないでしょ。

 

HI!心呼吸 4月25日(金)

M1>   プリメイロ・カント  /  ドゥルス・ポンテス

 

今週の締めくくりはこんな2曲にしてみました。

「ポルトガルの至宝」と呼ばれ、圧倒的な「ファド」

(ファドはポルトガルの伝統的な民族歌謡で、運命や宿命を歌っている)を聴かせてくれるアーティスト『ドゥルス・ポンテス』

この「ファド」をベースにポップス、クラシックなど幅広いジャンルの要素を取り入れた

独自の音楽を作り上げている彼女。

なんと言っても彼女のその歌声の存在感は、通常の音楽世界とは別もの。

2000年にリリースされたアルバム

『プリメイロ・カント』

優しいギターに乗り、歌われる彼女の声。

声というより身体全体から湧き上がるものを目に見えないカタチに姿を変えた声。

ただの歌声ではない。

まるで鳥が人間の姿に返信して歌っているよう。

この歌声で本来の歌を教えてくれるようです。

自然のパワーを歌声で表現してくれる数少ないアーティスト。

 

 

 

 

 

M2>  GIVING MY HEART TO YOU  /  ジャネット・ケイ (オマー)

 

今週の締めくくりはこの曲です。

1998年「夏」にリリースされた『ジャネット・ケイ』のアルバム

『MAKING HISTORY』

ラヴァーズ・レゲエの人気シンガーのジャネット・ケイ。

このアルバムの製作にはプロデューサー陣の顔ぶれが多彩すぎ。

「アスワド」「大沢伸一」「ジェレミー・ミーハン」そして

「オマー」らがクレジット。

どの方も最近はあまり耳にする機会が少なくなってきている気がしますが、

それぞれプロデュースなどでご活躍。

今から随分前のアルバム。だって98年ですものね。

鮮明に思い出すこの時季。大学生の僕友人たちとたくさん聴いていました。

ラヴァーズ・レゲエの傑作♪

ポップだけではなく、美しさが光る曲たちがラインナップされておりますが、それぞれのプロデューサーの特色がそれぞれ色濃く表現♪

OMARと制作されたこの曲を耳にすると心は夏に?

HI!心呼吸 4月24日(木)

M1>     Day Too Soon   /   Sia (シーア)

 

『Sia』本名「シーア・ケイト・イゾベル・ファーラー」、

『シーア』は芸名です。

オーストラリアのシンガー・ソング・ライター。

1990年代半ばにはアシッド・ジャズバンド「クリスプ」のボーカルとしてデビュー。

2008年にリリースされた『Some People Have Real Problems』

このヴィジュアル・イメージとは裏腹に、

オーセンティックなポップスに驚きと感動を覚えてしまうんです。

歌声をマネしようとしても似せることも出来ないような独特な歌声。

その歌声にはソウル、ヒップホップ、ファンクをベースにしていることを裏付けるように

曲の中に散りばめられていて実に表情も豊か。

その表情に耳まで奪われます。

無気力になってしまうようなリラックス効果?を持っているんですよね。

ちなみに2014年当時。

BRW誌が発表した個人資産リストで彼女は40歳未満のオーストラリア人で97番目の資産家にランク入りしていましたw

 

 

 

 

 

M2> If I Had My Wish Tonight(風のファルセット)/ デヴィッド・ラズリー

 

『デヴィッド・ラズリー』

1947年ミシガン州ソールト・セント・マリー生まれ。

1970年代から80年代前半にかけて「ルーサー・ヴァンドロス」と並ぶ

売れっ子「男性バック・コーラス・シンガー」として知られるアーティストさん。

「ロバート・ジョン」に匹敵する抜群のファルセット・ボイスの持ち主。

ブルー・アイド・ソウルの代表するアーティスト。

このアルバム 『Missin‘ Twenty Grand』から

「If I Had My Wish Tonight」直訳すると「今夜願いが叶うなら」という意味ですが、

「風のファルセット」という邦題がw

1982年に初のソロとして発表した代表作。AORの名盤だと思います♪

セッション歌手かつソングライターとしても売れっこだった「デヴィッド・ラズリー」

魅惑のファルセット・ボイスをご堪能ください。

洗練されたサウンドが非常に心地良い。

デトロイトを発祥の地とする「モータウン」サウンドの全盛期を、体験しながら育った

幼少期がしっかり身体に染み付いたサウンドはブレません。

 

HI!心呼吸 4月23日(水)

M1>    One Heartbeat Away  /   ブリンドル

 

『Bryndle』(ブリンドル)

1960年代末にロスにて結成され、1970年にシングル「Wake Up This Morning / Let’s Go Home and Start Again」をリリース。しかし、アルバムを発表する機会が得られずに「解散」してしまった幻のグループ・・・。

でもね。そうそうたるメンバーなんです。

「カーラ・ボノフ」、「アンドリュー・ゴールド」、

「ウェンディ・ウォルドマン」、「ケニー・エドワーズ」によるスーパー・グループだったんです。アルバム・デビューを果たせぬまま解散し、それぞれの活動で名をあげた4人が

20数年ぶりに集合して95年にデビュー・アルバム「ブリンドル」をリリース。

それから7年後にリリースされたのがこの2002年リリースのセカンド・アルバム

「ハウス・オブ・サイレンス」

良い話でしょ。じゃ、あの頃の果たせなかったアルバムをまたやってみるか!って。

1970年代後期の香り漂う、フォーク・ベースの良質な音が詰まった作品です。

それぞれの成功を手にしたメンバーが改めて音楽に向き合ったとき、

表現された音楽はシンプルなカントリー・フォーク。

彼らの原点の音楽に立ち返った雰囲気です。

 

 

 

 

 

M2>  The Right to Walk Away  /  サウスサイド・ジョニー

 

こんなシブさをたまには味わいたい。

「余裕」「貫禄」ということでしょうね。

しみじみ、ゆっくりと山でキャンプなんかしながら、

ランプの明かりなんかの下でコーヒーなんぞを飲みながら・・・そんな時間無いな・・・

そんな音楽です。

『サウスサイド・ジョニー』

こと「ジョン・ライオン」1948年、ニュージャージー生まれのアーティスト。

かの「ブルース・スプリングスティーン」とは旧知の仲。

「ブルース・スプリングスティーン」が1975年に『Born To Run』でブレイクしたのを受け、翌年「サウスサイド・ジョニー&ジ・アズベリー・ジュークス」もデビュー。

イブシ銀の作品が到着したのは1991年のこと。

通算11枚目のアルバム『Better Days』

この作品には友人「ブルース・スプリングスティーン」、

「リトル・スティーヴン」も参加しているという感動作。

この3人が創造する世界はいつだって「男」「友情」「武骨」良いです。

 

 

HI!心呼吸 4月22日(火)

M1>     Stormy Weather  /     ジェフ・リン

 

『Jeff Lynne』(ジェフ・リン)です。

1970年から「エレクトリック・ライト・オーケストラ」(ELO)のリーダーとして

活動を開始したジェフ・リン。

1980年代にかけて「シャイン・ラヴ」「ザナドゥ」など数々のヒット曲を

連発した発起人

初のソロアルバムがこの傑作アルバムでございます。

1990年に発表されたアルバム『アームチェア・シアター』

数々のプロデュース活動なども経てたどり着いた作品は、

全体的に終始リラックスムードです。

ジェフ節?というべきなんでしょうか?彼の本質を感じられる1枚。

エレクトリックの要素もありながら引きずられ過ぎない。

ポップでありフォークでありブルースでもある。

チャートを無視した、本当にやりたいことはこんな音楽だったんだ。

楽しんでいる彼の音楽性が最高です。

その才能に触れながら良い音と一緒に季節の変化を感じましょう。

 

 

 

 

 

M2>   If You’re Lonely   /   エリック・カズ

 

1972年にリリースされている『If You’re Lonely』

シンガー・ソングライター『エリック・カズ』のデビューアルバム。

このジャケットのダラッとした感じ・・・いいですよね。

部屋には飾りたくないけどwでもずっと眺めていられる1枚。

しかしアルバムを聴いてみると、これが素晴らしい訳で。

ジャズ評論家の「マイケル・カスカーナ」という方がプロデュースを担当していて、

「ボニー・レイット」なども参加しているという1枚。

歌詞を読んでみると、家族愛や、恋人への切ない気持ち、悲しみなど、

美しくて、そして人間臭い「エリック・カズ」の世界に感動します。

美しいメロディと優しい歌声は心を刺激します。

深呼吸をさせてくれるような歌声です。

素朴でありながら、切々と語り掛ける歌にはビリビリと心が揺れる。

アルバムのタイトルチューン「If You’re Lonely」はピアノとストリングスの

シンプルな旋律に彼の歌声がしっかりと乗った名曲です。

リラックスして耳を傾けて心の整理をしてみましょうか。