M1> Smile / ダイアン・リーヴス
『ダイアン・リーヴス』
ミシガン州デトロイトで生まれたジャズ・シンガー。
「ダイアナ・クラール」「カサンドラ・ウィルソン」と並んで、
現代のジャズ界で最重要ジャズ・シンガーの一人。
ジャズ好きな僕ですが、この人のアルバムを聴く時はちょっと気合が入る。
彼女の歌唱には、単にジャズという範囲だけではない。
音楽要素の幅が広い。大きい。
このアルバムもそんな1枚。
ジャズはベースにもちろんありますが、楽しみながら色んなジャンルに
真正面から挑戦している感じ。その真っすぐさに僕は気合を入れないと負けてしまう・・・。
疲れてしまう時があるというべきなのか。
1994年にリリースされた『Quiet After the Storm』
中盤に収録された「Smile」
涼しげでもありながらラテンの要素を上手に解釈したメロディ。
湧き上がるような高揚感は聴いていてパワーがみなぎってきます。
M2> イッツ・ア・プレジャー / シェリー・ブラウン
フリー・ソウルのファンの方ならご存知の名曲
『シェリー・ブラウン』
アコースティック・ギターを弾きながら歌う。
その爽やかなスタイルで人気のシンガー。
記念すべき彼女のデビュー1stがこの1981年の作品
『STRAIGHT AHEAD』
このナチュラルなサウンドはフリー・ソウル・ファンの間でも人気の1枚。
このテイスト・・・あの曲に似ていませんか?
そうです「ラヴィン・ユー」を、奥さんである「ミニー・リパートン」とともに生み出したプロデューサー「リチャード・ルドルフ」が、
ミニーの死の後に送り出した渾身の作品。
リチャードの想いもこのアルバムにはイキイキと生きています。
彼女を彷彿とさせる爽やかなサウンドはクロスオーバーしてしまいます。
「パトリース・ラッシェン」「シリータ」がバック・コーラスなどで参加していることも大事なポイントです。弾むような彼女の歌声はこの夏にも鮮やかに映えます♪