M1> Hearts(ハート悲しく) / ジョン・オバニオン
日本でも80年代に人気を博したAOR系シンガー
『ジョン・オバニオン』
1995年にリリースされたカヴァー・アルバム『Hearts』
実は日本だけでリリースされたこのアルバム。
日本で人気の曲(AOR系のアーティスト)のカヴァー集としてリリースされています。
2000年代に入って再発されているのでおススメの1枚。
オバニオンが亡くなって10数年・・・(2007年2月14日)
彼のこの歌声は聴きたくなります。
このアルバムには耳馴染みの人気曲が沢山、
この曲「ハート悲しく」(マーティ・バリン)、「アイム・ノット・イン・ラヴ」(10CC)、「風のシルエット」(ボビー・コールドウェル)とこのシーズンにも聞きたくなる曲が目白押し。
その曲たちをオバニオンがセクシーにカヴァーです。
アルバムのタイトルになっている今日はこの曲をどうぞ♪
M2> Slow / ルーマー
ジャジーなイノセント・ヴォイス
『ルーマー』
バート・バカラックをも魅了した遅咲きの女性シンガー。
彼女のドラマチックな人生から生まれた名曲です。
彼女のお父さんが建設の仕事をしていた関係で、彼女はパキスタンで生まれ、
幼少期をパキスタンで過ごす。末っ子だったルーマーは、テレビや新聞のない海外の地で、家族と一緒に歌い曲を書いて育った。
イギリスのニュー・フォレストに移り住んでも歌うことは忘れなかった。彼女が11歳の時、両親が離婚。数年後、母が病気と診断される。
ゴミ収集所に置かれたヴァンに暮らし。ありとあらゆる仕事をしながら、どん底の生活を送っていた。そんな彼女が救いを求めて行ったのが、田園地帯にある豪邸だった。
「スロー」は、ルーマーの運命がやっと変わってきた時に出来た曲だ。
なんと壮絶な人生。彼女の苦しさを救ってくれた「音楽」は今は人々を癒し、温めている。
その切なくも愛情たっぷりな歌声は少し、上がりすぎた気温をも下げてくれる気がします。
さてクールダウン・・・スロー・・・スロー・・・。