M1> Nothing Compares 2 U(愛の哀しみ) / シニード・オコナー
アイルランドのシンガーソングライター
『シニード・オコナー』
1990年にリリースされたセカンド・アルバム
『I Do Not Want What I Haven’t Got』(蒼い囁き)
「名盤」ですね。
プリンスが作曲したことでも注目されたこの曲『Nothing Compares 2 U』
この曲が世界的に大ヒットしたことで一躍スターダムに駆け上がった彼女。
アイリッシュの香りを残した奥行きのあるサウンドは今でも澄んでいて美しい。
ジャンルにも拘らず、自分の世界を見事に形成したことの強さ。儚さを纏っている。
彼女のヒットによって本家「プリンス」もコンサートでセルフ・カヴァーし、
そのライブ音源を1993年の『ザ・ヒッツ & Bサイド・コレクション』などに収録。
プリンスもどことなく彼女の歌に寄せて歌っているように思えてしまいます。
90年代を代表する1枚であることは間違いありません。
「あなたが去ってから15日と7時間が過ぎた」 ・・・
さらっと不気味な歌詞でスタートするこの歌。切なさとやりきれない時間。
M2> I’ll Stand By You / ザ・プリテンダース
2005年にはロックの殿堂入りを果たした『プリテンダーズ』
プリンテンダーズの主役はなんといってもボーカル&ギターの
「クリッシー・ハインド」
彼女の作曲力。インパクト。
魅せられるボーカル力。この存在無しではこの成功はなかったバンド。
1979年にシングル「ストップ・ユア・ソビン」でデビュー。
翌年、ファースト・アルバム『Pretenders』(邦題:愛しのキッズ)
このアルバムから「ブラス・イン・ポケット」が全英1位を記録。
そして1994年リリースされた7枚目のアルバム
『Last of the Independents』からこの『I’ll Stand By You』が誕生。
アルバム全体の統一感はバツグン。
音楽性の幅が広がり。クリッシーのボーカルが前面に押し出された曲たち。
イキイキとした曲が並びます。
多くの曲の歌詞がツアーで滞在するホテルの部屋から世間を観察しながら作られたような内容。90年代初めのL.A。湾岸戦争。そしてストリート・ヒップホップ系の人気にいたるまで生々しさをもつ物語が綴られています。生きた曲をどうぞ♪

