M1> In Your Soul / コリー・ハート
イントロが流れた瞬間、一気に80年代へ連れていってくれる声があります。
『コリー・ハート』
1988年にリリースされたアルバム『Young Man Running』から「In Your Soul」
コリー・ハートといえば、日本では「好きにならずにいられない」などのヒットで知られるカナダ出身のシンガー・ソングライター。
同じカナダ出身、そして同じ80年代に活躍した「ブライアン・アダムス」と比較されることもありました。でも改めて聴いてみると、「コリー・ハート」には「コリー・ハート」
にしかない世界があります。少しハスキーで、力強い。なのに、どこか寂しそう。
この「強さと切なさ」が同居した声がいいんですよね。
「In Your Soul」もまさにそんな1曲。
80年代らしいサウンドなんだけど、今聴いても不思議と古臭く感じない。
むしろ、いろんな音が溢れている今だからこそ、
こういう真っ直ぐなメロディが妙に心地よかったりします。
何十年も聴いていなかった曲なのに、声を聴いた瞬間、その頃の景色や空気まで蘇ってくる。
「あの頃を思い出せる声」コリー・ハートは、僕にとってそんなシンガーのひとりです。
『THE BEST OF COREY HART』(2006)から。
M2> I’ll Sail This Ship Alone / ビューティフル・サウス
今日は少し懐かしいUKサウンドを♪
1989年にイギリスで結成された『ビューティフル・サウス』
日本ではそれほど大きく紹介される機会はありませんでしたが、
本国イギリスでは数々のヒットを放った人気者。
このバンド、何がいいって・・・とにかくメロディが親しみやすい。
爽やかで、ポップで、時にはとっても美しい。
ところが歌詞に耳を傾けると、恋愛の苦さや皮肉、人間のちょっと情けない部分なんかが歌われていたりする。この「爽やかなのに一筋縄ではいかない」感じが『ビューティフル・サウス』の面白さなんですよね。
今回は1989年のデビュー・アルバム『Welcome to the Beautiful South』から、
「I’ll Sail This Ship Alone」
タイトルを直訳すれば「この船をひとりで漕いでいく」。
終わってしまった恋を引きずりながらも、それなら自分ひとりで進んでいくよ・・・。
そんな切なさを感じさせる1曲です。
「ポール・ヒートン」の歌声も、決して派手ではないんですが、妙に耳に残る。
爽やかなメロディの向こう側に、ちょっと苦い人生が見えてくる。ソコが良い。

