M1> I’ll Never Fall In Love Again (恋よ、さようなら) / ジミー・ロジャース
こんな名曲はいかがですか?『ジミー・ロジャース』
1969年にリリースされたアルバム『Windmills Of Your Mind』から。
一番重要なことは1920年代末から’30年代初めにかけて活躍した
“カントリー・ミュージックの父”と呼ばれた
「Jimmie Rodgers」とは別人ですのでお気をつけください。
本名「James Frederick」 “Jimmie” Rodgers ( 1933年生まれ)
‘50年代末から’60年代初頭にかけてヒットを連発しながら、
どちらかと言うとマイナーなイメージのポップス・スター『Jimmie Rodgers』
ワシントン州カマス出身のジミー・ロジャースは、幼い頃からピアノの講師をしていた母にピアノとギターのレッスンを受けています。
彼は大学卒業前にアメリカ空軍に入隊しており、入隊後間もなく朝鮮戦争に従軍。
除隊後の’57年にレコード会社のオーディションで歌って見事合格。
この年にデビューを果たすことになった空軍からミュージシャンになったという人。
同時期にディオンヌ・ワーウィックが歌って大ヒットを記録したわけですが、僕は彼のこのヴァージョンも温かくて好きです。
M2> If You Only Knew (Album Version) / ネッド・ドヒニー
1973年デビューを果たしたウェスト・コーストを代表するシンガー・ソングライター
『ネッド・ドヒニー』
このアルバム『プローン』は1979年に発表された彼のサード・アルバム。
実は当時アメリカでの発売は見送られたんですって、
しかし日本だけで発売が許されたのでリリースされたという作品らしいです。
何でだったんでしょう?
かなりソウルフルな仕上がりになっています。
彼の特徴の優しい、繊細な歌声はもちろん、
甘い切ない歌いぶりはこの作品にも存在。
「ネッド・ドヒニー」というと2ndの「ハード・キャンディ」がAORの名盤として有名ですが、しかし夏のアルバムなわけです。
この「プローン」は完全に秋を感じるメロディセンス。
この「If You Only Knew」なんてイントロから秋。
コーデュロイの生地を想像してしまうような肌感。
分かりずらい表現・・・wこの温もりに似た安心感は秋には必需品。

