M1> My Foolish Heart / マーク・コープランド
今週もこのコーナーでごゆっくりと♪
2005年にリリースされた『マーク・コープランド』のアルバム
『Some Love Songs』
今日は、この美しい一枚の中からお届けします。
実は彼、以前「マーク・コーエン」(Marc Cohen)という名前で活動していて、
しかもプロとしてはサックス奏者としてデビューしたという経歴の持ち主。
そんな意外なキャリアを知ると、あの繊細で美しいピアノの音色が
また違って聴こえてくる気がします。
マーク・コープランドのピアノには、どこか「ビル・エヴァンス」を思わせる透明感があります。流れるような旋律。一音一音が丁寧に紡がれ、静かに心へ染み込んできます。
このアルバムは、コープランド率いるトリオによる作品。
彼ならではの美意識がアルバム全体を優しく包み込み、穏やかな時間を演出してくれます。
「きれいなピアノ・ジャズを聴いてみたい」
そんな方にはぜひおすすめしたい一枚。
ジャズは少し難しそう…と思っている方でも、肩の力を抜いて自然に楽しめる作品だと思います。アルバムはジョニ・ミッチェルの作品から始まり、
ラストを飾るのがこのスタンダードナンバー「My Foolish Heart」
M2> Duke Of Earl / ジーン・チャンドラー
1962年の全米No.1ヒット。
シカゴ・ソウルを代表するシンガー『ジーン・チャンドラー』の代表曲
「Duke Of Earl」
実は、この曲の誕生には面白いエピソードがあります。
当時、ジーン・チャンドラーが在籍していたコーラスグループ「ザ・デュケイズ」のメンバーは、レコーディング前のウォーミングアップで「ドゥー、ドゥー、ドゥー…」と声を合わせていたそうです。
その時、仲間の「アール」(Earl)という名前を遊び半分で織り交ぜて歌ったことがきっかけとなり「Duke Of Earl」というフレーズが誕生したと言われています。
偶然のように生まれた言葉が、世界中で愛される名曲になる・・・音楽って面白い。
曲が大ヒットすると、ジーン・チャンドラーはシルクハットにマント、
ステッキという”デューク”のスタイルでステージに登場。
その姿は彼のトレードマークとなり「The Duke」の愛称で親しまれるようになりました。
もちろん、この曲だけではありません。
イントロのコーラスが流れた瞬間に、一気に60年代へタイムスリップ。
やっぱり、この曲に”ジーン”ときてください(笑)。

