M1> Estrellita (エストレリータ) / 大萩康司(おおはぎやすじ)
2006年にリリースされたアルバム『Cielo(シエロ)』
「音の詩人」そんな言葉が、これほど自然に似合うギタリストは多くないかもしれません。
『大萩康司』(おおはぎやすじ)さんです。
このアルバム、昼寝のお供に最高なんです。
こんなことを書いたらご本人に怒られてしまうかもしれませんが、
この優しいギターの音色は、まるで「どうぞ、ゆっくりお休みください」と語りかけてくれているよう。もちろん、それは退屈だから眠くなるのではありません。
心が安心して、身体の力がふっと抜けていくから。そんな心地よさなんです。
深みのある音色と豊かな表現力で、中南米の名曲たちを丁寧に紡いでいく
『Cielo』
どの曲にも情緒があり、遠く南米の景色を思い浮かべながら、不思議と日本人の心にもすっと寄り添ってくれます。
それはきっと、大萩さんが音楽と真剣に向き合い、一音一音に愛情を注いでいるからなのでしょう。
その誠実さが、聴く人には”安心感”となって届いてくるのです。
繊細でありながら、どこか力強い。丁寧に紡がれる一つひとつの音が、生き物のようです。
M2> なみあと / 永山尚太
2006年にリリースされたアルバム『幸い住む島』(さいわいすむしま)
に収録されている一曲です。
沖縄出身のシンガーソングライター『永山尚太』
彼の歌声には、沖縄の風や海の香り、
そして人の温もりがそのまま溶け込んでいるような気がします。
一度耳にすると、その優しいメロディーと歌声が心に残り、
気がつくとまた聴きたくなってしまう。
タイトルの「なみあと」。
波が砂浜に寄せては返し、足跡はやがて消えていきます。
でも、人との出会いや思い出は、決して消えることはありません。
目には見えなくなっても、心のどこかに優しく残り続けている。
そんなことを、この曲は静かに教えてくれているようです。
永山尚太さんの歌は、どこまでも自然体。
飾ることなく、まっすぐに言葉を届けてくれます。
だからこそ、その歌声は忙しい毎日の中で少し疲れた心にも、そっと寄り添ってくれる。

