HI!心呼吸 6月23日(火)

M1>   It Looks Like Rain /   ジャン・アーデン

 

「真っ直ぐな歌声が心に響く一枚」

カナダ出身のシンガーソングライター『ジャン・アーデン』

1962年にカルガリーで生まれた彼女は、デビュー当時から高い評価を受け、

新人賞を獲得した実力派アーティスト。

その音楽人生は決して順風満帆ではありませんでした。

14歳で歌い始め、20歳頃にはバンクーバーの路上やカフェで演奏を重ねる日々。

「ジョン・デンバー」や「Karen Carpenter」の音楽に影響を受けながら、

自分のスタイルを少しずつ築き上げていきました。そして30歳を迎えた1992年。

ようやくメジャーデビューを果たします。

そんな彼女が1995年に発表したアルバム『Living Under June』

ジャン・アーデンの魅力がたっぷり詰まった代表作のひとつ。

フォークロックをベースにしながらも、繊細さと力強さが絶妙に共存したサウンド。

派手さで聴かせるのではなく、楽曲そのものの良さと歌声の説得力で聴き手を惹きつけます。特に印象的なのは、その澄みきった歌声。

伸びやかでありながら芯があり、どこか凛とした空気をまとっています。

人生をしっかり歩いてきた人だけが持つような強さが、その歌声には宿っています。

 

 

 

 

 

M2>  River of Life(ポルトガル・ヴァージョン) /  ヘイトー(HEITOR)

 

「ブラジルの風景が見えてくるような一枚」

ブラジル出身のギタリストでありシンガーでもある『ヘイトー』(Heitor)。

1994年にリリースされたセルフタイトル・アルバム『HEITOR』

「River of Life(ポルトガル・ヴァージョン)」

ヘイトーはブラジルを代表するアーティストたちと活動を重ねた実力派ミュージシャン。

「イヴァン・リンス」や「Djavan」らと共演し、

その後はイギリスの人気バンド「Simply Red」の作品にも参加するなど、国境を越えて活躍してきました。そんな彼の音楽を聴いていると、まず感じるのがブラジルへの深い愛情です。

ギターの一音一音がとても丁寧で、派手さを競うのではなく、楽曲そのものを大切に育てているような印象を受けます。郷愁を誘うメロディ。温もりのあるリズム。

そして肩の力を抜いて楽しめる優しい空気感。

聴いているだけで心が穏やかになっていくようです。

ブラジル音楽を軸にしながら、アフリカのリズムやポップス、

ジャズのエッセンスも自然に溶け込み、実に彩り豊かな作品に仕上がっています。

アルバムのラストを飾る「River of Life(ポルトガル・ヴァージョン)」は、その魅力が凝縮されたような一曲。