HI!心呼吸 6月16日(火)

M1>    Happy Ever After  /  Julia Fordham

 

“涼しい音”が聴きたくなる瞬間がある。

派手なサウンドではなく、風がゆっくり抜けていくような音。

そんな気分の時、自然と手が伸びるのが

『Julia Fordham』の「Happy Ever After」

1988年。彼女のデビューアルバム

『Julia Fordham(ときめきの光の中で)』に収録された1曲だ。

初めて聴いた時のことを、今でもよく覚えている。

深く息を含んだようなブレス。少しかすれた低音。

でも、その奥には透明な光みたいな高音がある。“男性ボーカルかな?”

最初は本気でそう思った。けれど、MVに映るショートヘアの彼女を見て、

その声とのギャップに驚いた。

静かなのに、強く印象に残る人だった。

この曲は、シンプルなパーカッションのリズムを軸に進んでいく。

だからこそ、歌声そのものの質感が際立つ。

重なっていくコーラス。少しずつ増していく熱。その瞬間に、身体の奥がゾクッとする。

 

 

 

 

 

M2>   さよならの中で~果てしなき日々 /

Claudio Baglioni(クラウディオ・バリオーニ)

歳を重ねることが、

“渋さ”や“色気”に変わっていく人がいる。

イタリアのシンガー『Claudio Baglioni』(クラウディオ・バリオーニ)を聴いていると、

そんな“大人の格好良さ”を思わずにはいられない。

1951年、ローマ生まれ。「Questo piccolo grande amore」の大ヒットで、

イタリアを代表する存在となった彼は、今もなお多くの人を魅了し続けている。

繊細なのに情熱的。静かに語りかけるように歌ったかと思えば、次の瞬間には、感情を大きく広げてくる。その歌声には、人生そのものが滲んでいる気がする。

さらに、知性を感じさせるメロディと詩。

歳を重ねても変わらないスレンダーな佇まい。

“イタリアンポップス界のジョージ・クルーニー”

なんて呼ばれるのも、なんだか納得してしまう。

1990年に発表されたアルバム

『Oltre』は、そんな彼の魅力が深く詰まった作品。

今でも毎日のように聴き続けるファンがいるというのも頷ける。

歌声の説得力。演奏の美しさ。メロディの重厚感。ただただ圧倒される。