M1> MY LOVE / KEISSY(ケイシー)
今週もこのコーナーでごゆっくりとお過ごしください。
赤道直下のアマゾン河口の都市。
ベルン生まれの日本とブラジルのハーフ『KEISSY』
父「Teddy Max」さんはパラ州の州歌になるほどのヒットを持った北東部のスター。
兄「Klebber Max」もアメリカンポップスのカバーアルバム10数枚を連発する
パラ州を中心に活躍中のシンガー。
母方の祖父は1930年代にトメアスに入植した開拓者の先駆者的存在。
そんなKeissyの作るオリジナルにはそのDNAが。
大きな魅力のひとつであるヴォイス・インプロヴィゼーションには
インディオの祈りや日本の声明にインスパイアされたフレーズまでが入り交じり、
クライマックスで彼女はシャーマンと化す。
歌を歌うためにこの地に降り立った彼女。
アルバム「Anjo」(アンジュ)はポルトガル語で「天使」を意味しています。
まさにAnjoな彼女の歌声はこの時代の宝物みたいです♪
ソフトリーでいて芯がある。
ただのボサノヴァではない別物のサウンド。
その根底には環境というバックグラウンドで培ってきた揺ぎ無いものがあるに違いない。
M2> Fairy(フェアリー) / ACOUSTIC CLUB
ギタリスト「宮野弘紀」さん率いるアコースティックユニット
『ACOUSTIC CLUB』
1991年にリリースされた
『マイ・ファニー・バレンタイン』
1991年当時はメンバーがオリジナルメンバーから少し変化。
このアルバムにはヴィブラフォン奏者『ゲイリー・バートン』をゲストに迎えた豪華な作品に仕上がっています。
ベテラン・ミュージシャン(大人)が少し本気を出すとコレ。
少しオシャレなことをすると、こんな重厚で優しい仕上がりになってしまう・・・
曲によってはさわやかなそよ風のように、時には情熱的な荒々しい演奏に、
独特の大人の風を吹かせてくれます。
期待を裏切らない、安定の気持ちよさ。
今はどんな風が吹いているのか?リラックスする時にも、
リフレッシュする時にも。
このメロディの透明感は凝り固まった気持ちをほぐしてくれるようです。
ヴィブラフォンの演奏が効果的でなんとも美しい今日は「フェアリー」をどうぞ。

