M1> Lunas Rotas (ルナス・ロタス) / ロサーナ(ROSANA)
スペイン出身の女性シンガー
『ROSANA』(ロサーナ)
サウンドはレゲエからボサ・ノヴァとミックスされてた感じ。
そのジャンルの幅を見事に散らばしていて、コンパクトに聴きやすくまとめています。
ラテン・アメリカなどで人気を博したアーティストです。
映画のサウンドトラックなどにも登場して注目を集めた彼女。
1997年にリリースされたアルバム『LUNAS ROTAS / ルナス・ロタス』
彼女にとっては2枚目のアルバムです。
さて彼女の魅力は低音の落ち着いた歌声。
一瞬男性ボーカルと聴き間違えてしまう可能性も。
本国スペインでもこのアルバムはチャート1位を記録するなど
現地のラジオではパワープレイ状態だったそう。
アルバム全体にラテンフレーバーが漂いますが、聴きやすいラテンポップ。
そしてそこにスペイン語の響き。
この堂々とした歌いっぷりは大御所にも引けを取らない存在感を放っております。
M2> エクアトリアル(赤道) / LO BORGES (ロー・ボルジェス)
ブラジル出身。ギタリスト/シンガー・ソングライター
『ロー・ボルジェス』
「Clube Da Esquina」(クルビ・ダ・エスキーナ)
訳すと「街角クラブ」となります。この「クルビ・ダ・エスキーナ」の
重要メンバーの1人がこの『ロー・ボルジェス』
ちなみに他のメンバーには「ミルトン・ナシメント」がいたり、ブラジルの音楽界に
おいて最重要人物。
ブラジル音楽。
サンバやボサ・ノヴァだけじゃない。
メロディのベースには同じリズムが流れているのかもしれませんが、
彼の音楽はブラジル音楽の概念を変えてくれたような、
荒削りでいて、最高に美しいメロディを作り出しています。
1979年に発表された名盤『ア・ヴィア・ラクテア』
彼のサード・アルバムです。
この曲こそ「ブラジル・クラシック」の1曲としても重要だと思います。