HI!心呼吸 5月2日(金)

M1>    Blue Skies    /     ドクター・ジョン (Dr. John)

 

今週の締めくくりはこんな2曲にしてみました♪

1940年ニューオーリンズに生まれた

『Dr. John』

3歳にピアノを始め、高校に入る頃には自分のバンドを持っていたそうです。

ロック、サイケの時代を通過して70年代には自分の新しい「ニューオーリンズ・サウンド」を確立。

まさに「レジェンド」と呼ぶにふさわしい音楽界のビッグボス。

そんな彼の1995年にリリースされたアルバム

『Afterglow』

もうこのジャケットのデザインが好き。

この渋さ。そして温かな空気感。

ニューオーリンズ・サウンドを代表する重鎮サウンド、

このアルバムで聞かせてくれたのはブルースとジャズの混合。

ゴージャスだけど、せつなくたまらない時間。そんな贅沢な時間と空気を詰め込んだ名作。

広い空を見上げながら腕を広げて感じたい。

 

 

 

 

 

M2>    SING  /    ジョン・バティステ

 

今週の締めくくりは♪

『ジョン・バティステ』

「ニューオーリンズの貴公子」ルイジアナ州メテリー出身

アメリカのミュージシャン、バンドリーダー、シンガー・ソングライター。

自由に、楽しく、すべての垣根を超える音楽。

『We Are』

2022年4月にラスベガスにて開催された【第64回グラミー賞授賞式】

『ジョン・バティステ』の『We Are』が<年間最優秀アルバム>を受賞。

このアルバムが自身も「キャリアのターニングポイントになる作品」と語っていて、

ジャズというジャンルを軽く飛び出し、ヒップ・ホップ、R&B、ソウル。

多様なジャンルをミックスした「ジョン・バティステ」というジャンルに。

2020年12月25日にディズニープラスで配信されたディズニー&ピクサー最新作

『ソウルフル・ワールド』映画の音楽担当として抜擢された才能。

ニューオーリンズ・サウンドをシッカリと継承しつつ、

次世代のニューオーリンズ・サウンドを彼がけん引していく世界が楽しみです♪

HI!心呼吸 5月1日(木)

M1>    Back To Love   /    BILAL (ビラル)

 

いよいよ5月がスタート!今月もこのコーナーでごゆっくりと♪

今月はこんな曲からスタートして行きましょう。

『BILAL』(ビラル)

フィラデルフィア出身のR&B/ソウル・シンガー。

俳優としての顔を持つ彼の歌声もおススメ。

『進化したネオ・ソウル』ともいうべき通算3枚目のアルバムが

2013年にリリースされているアルバム

『A Love Surreal』(ア・ラヴ・サーリアル)

ジャズ、ソウル、ファンクの要素をベースに配置、

そこに彼のオリジナルの世界を反映させる。

スペインの画家「サルバドール・ダリ」が提唱する芸術形態

「シュールリアリズム」(超現実主義)からインスパイアを受けた内容の作品らしい・・・。

なんだか難しい内容なのか?と思いきやもっと純粋に彼の才能を楽しめる1枚。

ジャズなどの音の世界とダリの芸術性を彼なりに伝えてくれます。

ビラルの甘いヴォーカルが映えるメロウなミディアム・ナンバー♪

 

 

 

 

 

M2>     Slippin’  /    トビー・ライトマン

 

ソウルからブルーズ、R&B。

ミックスさせたようなバラエティに富んだ曲をそれも楽し気に聞かせてくれます。

そのバラエティにはすべて共通点が。

それはシンプルであること。

アメリカのニュー・ジャージー州出身。

6歳の頃にヴァイオリンを学び始めますが、普通のポップ・ミュージックには

興味がなかったという彼女。

彼女の深みのある「声」歌声には説得力を感じます。

2006年にリリースされたアルバム

『Bird on a Wire』

フックのあるソウルフルなグルーヴは彼女のスケール感を感じさせてくれます。

エスニックのような他国のニュアンスも感じられるのが不思議。

ソウルやR&Bの要素の外側にロックがコーティングされたようなサウンド。

特にこの「Slippin’」はお気に入り。

たたみかけるような歌い上げ、この曲のような落ち着き。あなたはどちらがお好み?