M1> No One’s Gonna Hurt You / ジェイムス・イハ
今週もこのコーナーでごゆっくりと♪
1998年にリリースされた『ジェイムス・イハ』のアルバム
『Let It Come Down』
『The Smashing Pumpkins』のギタリストとして活躍した
ジェイムス・イハにとって記念すべきソロ・デビューアルバム。
スマパンでは轟音のギターやサイケデリックなサウンドを聴かせてくれたイハ。
この作品では一転。
アコースティックギターを中心に、穏やかで温かな世界を描いています。
まるで自宅のリビングで録音されたかのような自然体の空気感。
肩の力を抜いて楽しめるオーガニックなサウンドは、
今の季節にもよく似合います。
「キャロル・キング」や「カーペンターズ」のアルバムを久しぶりに
棚から取り出すように、この作品もふと聴きたくなる一枚。
全身を優しく包み込んでくれるようなリラクゼーション・メロディ。
この絶妙な心地よさは何なんでしょう。
やっぱりジェイムス・イハは天才です。
M2> Cloud on My Tongue / Tori Amos(トーリ・エイモス)
1994年にリリースされた『トーリ・エイモス』のアルバム
『Under the Pink』
アメリカ出身のシンガーソングライター『トーリ・エイモス』
僕は彼女の持つ、いい意味での「人間臭さ」が好き。
シンプルなピアノと歌声を中心にした楽曲たち。
余計なものがないからこそ、彼女の感情や息遣い、その本質がより鮮明に伝わってきます。
静かなのに耳を奪われる。穏やかなのに心が揺さぶられる。
そんな不思議な魅力があります。
癖のないメロディや繊細な感性には、どこかイギリスの香りも感じるのですが、
彼女はアメリカ出身。
牧師だった父親のもとで育ち、青春時代の感情と向き合うためにピアノを弾いていたというエピソードも残っています。
だからでしょうか。
彼女の歌には嘘がない。情熱も弱さも迷いも、そのまま音楽になっているように感じます。
美しいピアノの旋律。優雅な空気感。
その奥に見え隠れする激しさ。
この曲が持つ「美しさ」と「強さ」、ぜひ味わってみてください。

