Hi!心呼吸 11月21日(月)

M1>   ザ・ファースト・タイム   /    へイブン

 

1996年に結成されたイギリスのロックバンド「ヘイブン」

2005年には解散してしまったバンド。

その解散前にリリースされた待望のセカンドアルバムがこの2004年にリリースされた

「ALL FOR A REASON」。

2002年にデビューを果たした4人組はデビュー後わずか3年で活動を止めてしまう。

デビュー作からこの2枚目には思いや、メロディライン。

バンドとしての思いのようなもの。

大きな変化を味わえる1枚。

透明感はそのままに、メロディアスなバラードや、温もりを加えられた作品です。

もちろんスピード感溢れる力強いナンバーも収録されていますが、やはり耳を引くのは暖かなバラードナンバー♪

 

1度だけでは伝わらない彼らの音楽。2度3度と繰り返し聞くと、どんどんと味わいが増してくる。初めに聞いたときの違和感は2度目には消滅しつつ3度目には癖のように聞き入ってしまう。この不思議な音楽世界。

ヘイブンの「温もり」は僕の体に入り込みながら消化していく。

サラッと聞き流せてしまうのだけど、どこかが引っかかっちゃう。

その密着感をどうぞお楽しみ下さい♪ギュッ♪

 

M2>  アイ・アム・ホールディング・ユー  /  マイケル・イングリッシュ

 

「マイケル・イングリッシュ」の2000年にリリースされているアルバム

「ヘヴン・トゥ・アース」から。

今から16年も前のアルバムですが、ハッキリと思い出します。

それは彼の歌声を聴いた瞬間に。

 

ゴスペル出身と聞いて納得の上手さ。

その歌声はソウルフルでいて上品。特にバラードを聴けば震えます。

この震える感じ・・・あの当時に聞いた時と同じ感覚。

この雰囲気を言葉で表現するのは難しい。

特にこの曲は昔からのお気に入り。ギターのリフからスタートする1曲。

「アイ・アム・ホールディング・ユー」

 

演歌のコブシのような震える余韻・・・。この特徴のある歌声は最近耳にした懐かしい曲の中で一押しです。

バラードだけではない曲も歌い上げる彼ですが、なんと言ってもバラードをじっくり味わっていただきたい。

なかなかCDを目にすることは少ないアーティストですが、改めて聞きなおしたい1枚であることは間違いない。季節のアクセントになってくれます♪

Hi!心呼吸 11月18日(金)

M1>  Love You Like A Love Song /   青紀ひかり

 

2014年にリリースされた「青紀ひかり」の4thアルバム「Ice House Street」

香港のIce House Streetをモチーフにしたアルバムです。

 

スタイリッシュで魅惑的なウィスパー・ヴォイス♪

聴くたびに癒されます。

やはり僕個人的には青紀さんの声は寒くなってきてからの時季に聞きたくなります。

このアルバムの特徴はジャンルや年代の広さ。

エンゲルベルト・フンパーディンクの「Quando,Quando,Quando」、

69年のショッキング・ブルーの「Venus」、80年代ではシャーデー「Is it A Crime」、マドンナ「Into The Groove」といった選曲にグッと来ます。

その選曲の歌を彼女が歌うと不思議なことに彼女の色になっている。

歌声とピアノの音色が美しく溶け合い違和感を全く感じない表現はまさにグルーヴィー♪

計算されたアレンジは、聴き応え抜群です。

 

この曲「Love You Like A Love Song」はセクシーにオンマイクで歌われる大人の1曲。

セクシー・セクシー・セクシービームです。

吐息で可憐に歌い上げる1曲。

聞き入ってしまって・・・ため息ですw

 

M2>   アイ・アム・ウィアリー  /   ザ・コックス・ファミリー

 

ルイジアナ州出身のアメリカン・ブルーグラス・バンド『Cox Family』

昨年2015年には17年かかった最新作がリリースされていたりします。

「Gone Like the Cotton」このアルバムも古きよきブルー・グラスをしっかりと守っているスタイル。この最新作もじっくり聴いてみたいのですが、

 

彼らの音楽が収録された、ジョージ・クルーニー主演、コーエン兄弟監督・脚本の映画

『オー・ブラザー!』のサウンドトラック。

映画の舞台となっているのが1930年代のアメリカ南部・・・カントリー、ブルー・グラス、フォーク、ブルースといった曲が収録されていると以前にもご紹介していますね。

今日はそのサントラから「コックス・ファミリー」の「アイ・アム・ウィアリー」♪

 

男声と女声の両方がリード・ボーカルをつとめているグループ「コックス・ファミリー」

耳障りの良い、ブルー・グラスを聞かせてくれます。

古いスタイルのブルー・グラス演奏をするグループは、アメリカのテネシー州でも、よく見かけるらしい。

日本でもお好きな方は多数いらっしゃいますよね。

秋が深まり、乾いた空気を吸い込みながら・・・。

ブルー・グラスをお供に冬を待つなんてオツかも♪

 

Hi!心呼吸 11月17日(木)

M1>  If No One Will Listen  /  ケリ・ノーブル

 

2004年のケリ・ノーブルのデビューアルバム「Fearless」から。

シェリル・クロウの歌声みたい!と思った方。

僕もですw

最初の印象は「心を込めたアツいシェリルのようだ・・。」

 

テキサス出身、デトロイト育ちのシンガーソングライター「ケリ・ノーブル」

一説にはキャロル・キング、ジョニ・ミッチェル、ベス・ニールセン・チャップマンといったアメリカの女性シンガーソングライターの系譜に位置する素晴らしい才能と称された彼女。それはこのアルバムを聴けば分かります。

美しく感動的なメロディと心を込めて歌い上げる歌声は誰しも感動するはず。

ささやくようなハスキーな声は耳を刺激します。

ノラ・ジョーンズを手がけた「アリフ・マーディン」が惚れ込んでプロデュースを担当。

70年代のサウンドとケリの歌声の相性はバツグン。

秋の夜長。心温めてくれる歌で癒されてみては。

ピアノのメロディにストリングスが入ってくるシンプルな構成のこの「If No One Will Listen」はまさにシンガーソングライターの王道。

その王道を堂々と歌い上げる彼女の根性と繊細で力強さ。

もうゆっくり聴いていただければ・・・温かく切なくなります。

 

M2>    カム・トゥ・ミー  /     ジェフリー・フォスケット

 

不思議なことだ・・・一年前の1月にも彼を選曲していました・

やはり選曲ってタイミングみたいなものがあるのかもしれません・・・。

「ジェフリー・フォスケット」

カリフォルニア出身のシンガー&ギタリスト。

1981年から1991年までビーチ・ボーイズのサポート・メンバーとして活動。

1996年からはソロ・アルバムを発表して、

1999年には「ブライアン・ウィルソン」がソロツアーを開始してからは、

ブライアン・ウィルソン・バンドの音楽監督を務めているまさに「ビーチ・ボーイズ」と一緒に歩んできたミュージシャン。

昨年のクリスマスには単独公演も日本で行なっています。

日本でも何度もコンサートを行なっているミュージシャンです。

 

その彼の1997年にリリースされた2ndアルバム「クール・アンド・ゴーン」

優しい彼の歌声はもちろん、メロディにはどことなくサザン・ロックを感じ。

涼しげでもありながら、抜くもろを感じるギターの音色が心地いい。

 

フロントマンとしての活動は少ないのですが、貴重なアルバムをタンのぷしてもらいたい。名曲ばかり。良い曲が沢山です。全部かけたいくらい。でも今日はこの曲です♪

Hi!心呼吸 11月16日(水)

M1>  暖かな愛に酔って /  アンソニー・ロン

 

香港の作曲家・プロデューサー・アーティストとして活動する「アンソニー・ロン」

(倫永亮 ANTHONY LUN )

1994年にリリースされた彼のベストアルバム

「看透 ルッキング・グラス THE LOOKING GLASS BEST SELECTIONS OF ANTHONY LUN 」

 

その当時、香港に旅に出かけ気になって現地で購入したアルバム。

日本のことも大好きな彼は当時日本での活動も積極的に。

日本でのコンサートなども行なっていた記憶がある。

彼の優しく思いを乗せて歌う広東語は、不思議と耳に優しく届いたものだ。

このアルバムには日本語で歌われた曲もありますが、中国語(広東語)で歌われる曲のほうが断然良い。

意味は理解できませんが、そのメロディと歌声には日本人に通じるものを持ち合わせる。

バリバリ仕事をし過ぎて体調を崩していたらしい彼。

最近の彼の情報はなかなか知る由もないが、このアルバムの彼の歌声には毎回聞くたびに癒される。

この温もりの声は寒くなったこの季節を温めてくれる力がある。

暖かな愛に酔ってくださいませ。

 

M2>  Polka dots and moonbeams  /   コシミハル

 

2013年にリリースされたコシミハルの

アルバム「Madame Crooner」(マダム・クルーナー)

 

1978年に越美晴(こしみはる)名義でデビュー。

ピアノを弾きながらシティポップス系の楽曲を歌う姿は、当時人気だった原田真二の女性版とも例えられた。

そんな彼女は今年2016年4月にはベルリンのフェスティバルPop16に招待され好評を博しています。

そんなコシミハルの「マダム・クルーナー」

このアルバムは彼女の魅力満載。ホッとできる穏やかでおしゃれで一体どの時代の音楽なのだろうと錯覚してしまう有意義な時間が流れます。

この雰囲気を出せるのは、今はこの方しかいない気がします。

パリの景色が浮き上がるような素敵な選曲が並びます。(パリに行ったことはありませんが・・・)

デビュー当時はポップス、テクノと色んなジャンルを歌ってきたコシさん。

このアルバムは素敵なセンスで聞かせてくれます。

華麗でスイートな世界♪

美しいメロディとロマンティックな香りに彩られた時間を、ハイどうぞ♪

Hi!心呼吸 11月15日(火)

M1>  How About Love /  CHOCOLATE MILK (チョコレート・ミルク)

 

[チョコレート・ミルク]

1974年、テネシー州メンフィスで結成されたファンク/ソウル・バンド。

75年にデビューを飾ることになりますが、もともとはJazzグループとして活動を始めます。

このデビューアルバム「Action Speaks Louder Than Words」は大ヒットを記録。

最近このHi!心呼吸でもお送りしている「アラン・トゥーサン」のプロデュースで見出されたグループとしても有名。

その後、アラン・トゥーサンのプロデュースでこのアルバム『Chocolate Milk』を1976年にリリース。

このアルバムには今尚愛される名曲たちが収録されています。

 

特に「How About Love」は美しいメロディに重厚なフォーンセクション。

美しいボーカルが優しくフロントに現れ、コーラスも温かく聞かせてくれる1曲。

さすが、もともとJazzアーティスト。

その演奏のカッコいいこと。Jazzとソウルを見事にミックスさせ、新たなソウルミュージックを聞かせてくれます。

デビューが僕が生まれた年って・・・。40年経ってもこのカッコよさ。

寒くなってくるとこの曲を聞きたくなってしまうんですよね。

コーヒーと一緒にこんな曲を聞きながら・・・日向でボーっと・・・最高やな。

 

M2>  You Make Me Tremble  /   ポール・ケリー

 

「チョコレート・ミルク」をおかけしたのでもう1曲。ソウルナンバーを。

同じ時代にブレイクしたこちらのアーティストは「ポール・ケリー」

「ポール・ケリー」は、1940年フロリダ州マイアミに生まれたの男性歌手。

ソングライターとしても活躍したアーティストです。ケリー自体のデビューは1960年代半ば。同郷の「クラレンス・リード」によって見出されたのがキッカケでキャリアをスタートさせるのです。

ポール・ケリーのキャリアは、70年代に集中します。

ポール・ケリーが1974年に発表したサード・アルバム。

「フックト、ホグタイド・アンド・カラード」

 

全曲ナッシュヴィルで録音された丁寧に作られた1枚。

どことなく「アル・グリーン」とも重なる官能的なヴォーカル、ストリングスやホーン・セクションのアレンジは明確でいて美しく鮮やかです。

サザン・ソウルの魅力もたっぷり閉じ込め、心地よさとセクシーさを併せ持っています。

伸びやかな柔らかな歌い口。

ストリングスの絡み具合。この時代にこのクオリティの美しさは・・・。

70年代の音に感動できるこの時代にも感謝ですね。

サザン・ソウル・・・気持ちよか・・・。

Hi!心呼吸 11月14日(月)

M1> When Your Heart Is Weak (心のときめき) /  コック・ロビン

 

1985 年にリリースされた「コック・ロビン」のデビューシングル

「When Your Heart Is Weak」(心のときめき)

初めてこの曲を聞いたときは一人の男性アーティストの曲だと思っていましたが・・・

バンドでした。

ジャケットの雰囲気はまさにブリティッシュですが、1人を除いて3人はアメリカ出身。

カリフォルニア発! と聴くと大胆なロックをイメージしてしまいますが、

この方たちはちょっと違う。まさにアメリカっぽさがあまりない。

通りで彼らの音楽は後にヨーロッパで人気を博すことになります。

 

ニューウェイヴの枠組みに入る彼らの音楽は、アメリカの流れには一線を画し自分たちの世界を押し通していったバンド。

このバンドの紅一点の女性ボーカリスト「ANNA LACAZIO」はイタリア系と中国系のハーフだったと後々知ることに。

とってもエキゾチック。

この曲ではアンナの声は一切聞こえませんが・・・。

独特の雰囲気を放つ80年代のアーティスト「コック・ロビン」

哀愁と言うアメリカっぽくない湿度を感じることができるバンド。

このシーズンの切なさをメロディも演出してくれます♪オススメです。

 

M2> Hard To Say (風に呼ばれた恋) /  ダン・フォーゲルバーグ

 

1981年の「ダン・フォーゲルバーグ」のアルバム名盤「the Innocent Age」

72年のデビューから色んな音楽を吸収し、多才な音楽のプレイヤーとなった彼の集大成的なアルバムがこの「イノセント・エイジ」

 

アコースティックなサウンドと、美しいハーモニー・・・。

その言葉以外はいらない。彼の音楽そのもの。

シンプルな作りが魅力的、穏やかで温かみもある。

美しいコーラスも重なり合う。

一部の曲ではドン・ヘンリーなども参加しているのですが、ほとんどが彼一人の多重録音。

演奏もギターはもちろん、ベースやピアノ、パーカッションも彼の演奏というから驚きです。

まさにマルチプレイヤー♪

このアルバムは何度も聞いているのに新鮮さを失わない。

多くの人の心を捉えて放さない傑作です。

大ヒットしたこの曲「Hard to Say」”をはじめ利き所満載の1枚。

もしも「ダン・フォーゲルバーグ」の歌を聴いてみようかなと言う方がいるのであれば、間違いなくこのアルバムから聞いていただきたい。

その後に”Longer”などの名曲をお聞き頂ければ彼の素晴らしさにもっと触れていいただけると思う次第です。何者や?俺・・・。

 

Hi!心呼吸 11月11日(金)

M1>ステイ・フォー・ア・ワイル /  アンジー・ストーンfeat.アンソニー・ハミルトン

 

「アンジー・ストーン」の3rdアルバム

2004年リリースされた『ストーン・ラヴ』

なんと言ってもこのアルバムで話題になったのが、Snoop Doggをフューチャリングした先行シングル「I Wanna Thank Ya Featuring Snoop Dogg」は、

やはりその想像できなかった組み合わせ、そしてクールな曲の仕上がり♪

驚きとハッピーな曲に胸躍りました♪

 

リズムとグルーヴ感はさすがR&B界のゴッドマザー。

その他にもベティ・ライトなど大不御所の名前もクレジットされている所も満足感バツグンのアルバムです。

 

さてこの曲「ステイ・フォー・ア・ワイル」

アンソニー・ハミルトンをゲストボーカルに迎えてムーディに歌われたメロウな1曲。

ハミルトンの歌声が薄っすらと聞こえる具合。

ゴスペル出身の彼女の歌声はもちろん、その歌声をゴージャスに演出するメロディの美しさとクールさを思う存分楽しめる1枚。

やはり彼女の大人な雰囲気の深みのある声はメロウ系R&Bがお好きな方には間違いないいアルバムでしょう。ライトアップされた紅葉に向かう車内に、ドライブにもピッタリだと思います。文句なしのBGMと一緒にハンドルを握りますか?

 

M2>  Change Your World  /  アンソニー・ハミルトン

 

アンソニ・ハミルトンの歌声をもう少し聴きたいのでソロの1曲を♪

2005年12月にリリースされた「Ain’t Nobody Worryin」から。

 

『アンソニー・ハミルトン』

アメリカ・ノースカロライナ州出身のR&Bシンガーである。

全米では、正統派のR&B/ソウルシンガーとして知られているアーティスト。

 

アルバム全体には60’s~80’sに渡ってのサウンドの要素を吹き込んだ、古き良き時代のサ

ウンドいっぱいです。

聴き易いソウル、R&Bが収録されている。そんなアルバムです。

まるでタイムスリップしたかのような雰囲気に包まれます。

その雰囲気の見事に表現されているのでその拘りには脱帽の1枚。

この「Change Your World 」には60’sエラソウルにストリングスがアレンジされ、

単純にスタイリッシュでカッコイイ。

温かく色気たっぷりのその世界観は誰しもが出せるものではありません。

 

先ほどのアンジーも素晴らしいですが、僕は個人的には男性ボーカルが好きなので、このブルージーでファルセットもお気に入りです。

この曲を持ち込んでドライブに・・・本当に出かけてこようっと!

Hi!心呼吸 11月10日(木)

M1>  スリープフォール  /   アンソニー・フィリップス

 

1970年代は叙情的・構築的なプログレッシブ・ロックバンドとして活動。

1980年代にはボーカルのフィル・コリンズの牽引によって世界的なポップバンドとして高い人気を誇った『ジェネシス』

ジェネシスのギタリストとして知られる、イギリス・ロンドン出身の「アンソニー・フィリップス」

生ギターや12弦ギターを駆使した奏法で初期のジェネシスの要♪

フィル・コリンズもヴォーカルで参加したファースト・ソロがこの1977年ファースト・ソロ・アルバム「The Geese & the Ghost / ギース・アンド・ザ・ゴースト」

こんなに叙情性を内省的に突き詰めた作品はないでしょう。

不朽の名作と言われている名盤です。

アルバムの最後に収録されているこの「スリープフォール」

美しすぎるメロディと風景をも想像できる浮遊感はこのアルバムの中でもやはり最後にしか入れられないほどの存在。

フィリップスの世界に紛れ込んで最後に見える風景は?

この3枚をじっくりと堪能した後に見えてくるのかもしれませんよ・・・。

(ちなみにこのアルバム、デモなどを収録したDisc 2と5.1ch化したDVD-Audioの3枚組です)

 

M2>  フィンガーズ・アンド・トウズ  /  アラン・トゥーサン

 

1972年のアルバム『ライフ・ラヴ&フェイス』

プロデューサー、アレンジャー、コンポーザー、ピアニストそしてシンガーと・・・

マルチな才能を生かしてニューオリンズ・サウンドの魅了を世界に広めたアラン・トゥーサン。

名盤『サザン・ナイツ』と並ぶ名盤ですね。

久々に聞きたくなってしまいました。

こんな表現を借りるのであれば『タイトな小品が手堅くつまっている一枚』

ワイルドさ、濃厚なサウンドだけとは違う、白人テイストも漂うサウンドはオシャレであり、ソフトでもありファンクの風味もあるという魅力溢れるサウンド。

 

50年代、ティーンの頃にはピアニストとしてのプロ活動を始めたアラン・トゥーサン。

その類まれなセンスと才能はこのアルバムでも発揮されています。

色んな音楽要素をミックスして綺麗に整理されたメロディと、細かに気を配られた歌声に誰しもが魅了されるはず。

キャリアの中では演者から裏方の人間になっていく彼の才能。

この頃のアランが1番輝いていたのかもしれません。

キラキラと輝くサウンドはこの季節にもマッチします。

あぁ、オシャレさんです。この曲も♪

 

Hi!心呼吸 11月9日(水)

M1>  インサイド・マイ・ラヴ  /  シャンテ・ムーア

 

「ミニー・リパートン」の名曲として知られる”Inside My Love”。

この曲をカバーしているのは「シャンテ・ムーア」

 

その曲を収録されたサウンドトラックがこちら。

『New York Undercover/Soundtracks(1995)』

1994年から1998年にかけてシーズン4までTVで放映された刑事ドラマもののSoundtracks。

懐かしい!!!と思わず歓喜する人も多いかもしれませんが、なんと言ってもこのSoundtracksはドラマの人気と併せて素晴らしい出来栄え!

参加しているアーティストはMary J Blige。再結成後のGuy、Lost Boyz、K-Ci & JoJo・・・。

そしてChante Moore!

R&BファンもHipHopファンも聞きどころ満載。

 

そんなサントラにこのカバーが。

ミニー・リパートンの5オクターブの声域をさすがシャンテ!

負けていない歌声をセクシーにカバーしてくれております。

改めてこのドラマ・・・よりもこのサントラをじっくり聴いてみたい。

あの頃よりもちゃんと理解して聞ける気がします。

あの頃なんて、生意気なクソガキでしたからw

 

M2> フォーリング・アット・ユア・フィート  /   ダニエル・ラノワ

 

「ダニエル・ラノワ」の2003年にリリースされたアルバム「シャイン」

 

ブライアン・イーノと共にU2のプロデューサーとして有名なダニエル・ラノワ。

ボブ・ディラン『オー・マーシー』、

ネヴィル・ブラザーズ『イエロー・ムーン』等を手がけ、カナダでは3年連続”プロデューサー・オヴ・ジ・イヤー”を受賞したこともある「ダニエル・ラノワ」

なんの説明もいらないでしょう。

めちゃくちゃいいアルバムです。はい。この「シャイン」

名プロデューサーの10年ぶりのソロアルバムってコトで当時はワクワクしたな・・・。

気持ちのいいサウンドでありながら、人間の悲喜こもごもを伝えることもできてしまう魔法みたいな傑作。

カントリー、ブルーズ、アメリカ音楽に対しての尊敬を大切にした音空間。

こんなアレンジもはじめて聴いたし、音の広がりみたいなものの凄みも感じた作品。

何度でも聴いていて、邪魔になんてならない。

「ボノ」も参加します。

Dylanが好きな方。

もちろんU2好きな方。

じっくり行楽のドライブにこのアルバム連れてって~♪

 

Hi!心呼吸 11月08日(火)

 

M1>  愛のためいき  /   リー・リトナー

 

「リー・リトナー」の名を一躍世に知らしめ、フュージョン・ギター・ブームを巻き起こした大傑作といえわれる1枚。

1985年にリリースされた「ジェントル・ソウツ」

このアルバムがリー・リトナーの出世作となりました。

 

レコードの片面全曲を一発録りする「ダイレクト・カッティング方式のLP」としてビクター音楽産業から発売。その失敗が許されない状況下で、超絶技巧とセンスをもって熱いプレイを繰り拡げる当時若干20代を中心とした彼らの実力に圧倒されます。

後には「ソフト&メロウ」がウリの大人のギタリストとして名声をあげるリトナー。

さてそのアルバムの中で、5曲目の「愛のためいき」は、リトナーの成せる業。

ソフトで、繊細。一本芯の通ったタッチで「聴かせます」。

デイブ・グルーシンのキーボードも存在感バツグン。

「愛のためいき」は、フュージョンで結構カバーされています。

このアルバムのリトナーのギター。

その後にリリースされたソフト&メロウなギター。

聞き比べるとこのソフトなギターに入っていった理由が分かる気がします。

この時がまだ20代なんて・・・信じられませんわ・・・。

 

M2>  アンチェインド・メロディー /  マット・モンロー

 

モンローの歌声はフランク・シナトラと声質が似ていたので「British Sinatra」(英国のシナトラ)と呼ばれ、世界中の多くのファンを魅了した「マット・モンロー」

1955年に公開され、世界でヒットした名作「慕情」のテーマ曲

「Love is a many Splendored Thing」を歌ったのがマット・モンロー。

彼の代表曲になった曲でもあります。

「マット・モンロー」は1960年代にイギリスで活躍したバラード歌手。30年近くの活動期間の間に世界各地でコンサートを開き、レコード総売上枚数は1億枚に上るという。

 

ヒットの仕掛人はビートルズのプロデューサーとしても知られる「ジョージ・マーティン」

他のヒット曲としては「Softly As I Leave You」、「ロシアよりを愛をこめて」(『007 危機一発』の主題歌)など。60年代の代表するシンガー。

この時代にも聞くと、不思議です。

リアルタイムに聴いていないのに、こんなにも心に訴えてくる歌声って一体なんなんでしょうか。

そんなモンローのアルバム「慕情」に収録されたのはご存知「ライチャス・ブラザーズ」のカバー。彼のバージョンはやはり「映画音楽」になってしまう・・・w

この雰囲気に文句なんてございません。堪能させていただきます!