HI!心呼吸 3月10日(金)

M1>     ストリート・ライフ   /  ダン・シーゲル

 

シアトル出身のキーボーディスト『ダン・シーゲル』

以前にも彼の曲をお送りしたことがありましたが、今回はヴォーカルもの。

1980年代のアメリカのスムース・ジャズ・ブームの火付け役。

 

1981年のアルバム「the Hot Shot」はビルボードのジャズチャートで10週連続トップ10を記録するヒット。

そんなスムース・ジャズの大御所ダン・シーゲルの2001年のアルバム「KEY OF JOY」から。このアルバムのオープニングを飾る1曲です。

 

ヴォーカルに「イヴェット・ケイソン」を迎えての爽やかな1枚。

この「ストリート・ライフ」は爽快さを感じるウェストコーストの伝統を踏まえながら、洗練されたサウンドを届けてくれます。

聴きやすさと馴染みやすさは、ベテランならではの味わい。

くつろぎのBGMとしては最高の1枚♪

まさにスムース・ジャズ。

ピアノ、ベース、ヴォーカル。シンプルな音の心地よさは・・・居眠りしそうw

 

M2>    Lets Stay Together   /     Al Green

 

70年代のサザンソウルを牽引してきた『Al Green』の名盤

1972年の代表的なアルバム「Let’s Stay Together」

他のアーティストが自分たちのスタイルを確立していく中で、サザンソウルを洗練させていく。

このアルバムはその形を世に示せたような1枚。

この「Lets Stay Together」はいつの時代に聞いても輝きを失わない存在感。

ファルセットを多用したセクシーな彼の歌声。

聴きごたえのあるサウンド。

アル・グリーンの優しくも人間味を感じるような、温かな熱量を感じるような歌声は唯一無二であり、今もいない声。

その声には心を落ち着かせる力を持っているようにも感じる。

 

車に乗せてヴォリュームを上げてみる。もうどうにもこうにも気持ちいい。

ハワード・グライムスのドラムが醸し出す重たさ。

このホッジス兄弟のギター、ベース、オルガンのグルーブ感も相まって・・・もう最高です。やはりたまにはスタンダードを聴きたくなります。

HI!心呼吸 3月9日(木)

M1>   心の思い出(FOR THE GOOD TIME)/  レイ・プライス

 

1971年の曲だそうだ・・・。

なんて美しい曲なんだろう「心の思い出」と名付けられた歌。

この曲はなぜか知っていた。もちろんアーティストの名前も「レイ・プライス」

ただ、どんな方だったのか?って知らずにいた。

 

ふと先日ネットで「レイ・プライス」の少し前の記事を読んだ。

『カントリー・ミュージックのレジェンド、シンガーソングライターのレイ・プライス

(Ray Price)が2013年12月16日、膵臓がんのためテキサスにある自宅で死去。87歳でした』と。

 

急に彼のことを知りたくなった。

まさにレジェンドだった彼のことを知るたびに偉大さを知ることに。

昔の映像で歌い彼は優しく、甘く歌い上げる。

晩年の映像でも歌われた彼の歌声は昔と変わらずにセクシーだった。

僕らはこんなに素晴らしい曲を知る必要があるんだ。ですよね?

 

M2>      Peri’s Scope   /      フレッド・ハーシュ

 

1955年、オハイオ出身のピアニスト「フレッド・ハーシュ」

ジョー・ヘンダーソン、スタン・ゲッツなどの大物ジャズ・ミュージシャンと共演するほか、クリス・コナーやジャニス・シーゲルの伴奏となどを務め、サイドメンとしてのプレイでも知られるピアニスト。

 

ジャズに多大な影響を及ぼした「ビル・エヴァンス」のトリビュート作品。

1990年にリリースされた

『Evanessence: A Tribute To Bill Evans』

このアルバムにはスペシャルゲストに「ゲイリー・バートン」

と「トゥーツ・シールマンス」を迎えた最高のトリビュートアルバム。

ヴィブラフォンのゲイリー・バートンとハーモニカのトゥーツ・シールマンが参加していることで、ひと味違う作品になっている。

ビルが障害愛し続けていた「ぺリ」の名前が付けられた1曲を味わいたっぷりに、趣を変えるアイデアで彩ります。

ピアノとヴィブラフォンの語っているようなデュエットの演奏はピカイチです♪

HI!心呼吸 3月8日(水)

M1>  緑の木々  /    ラフェール・ルイ・トリオ

 

フランスはリオンで結成されたグループ「ラフェール・ルイ・トリオ」

メンバーは「クリート・ボリス」(ヴォーカル)、「ブロンコ・ジュニア」(ドラム、キーボード)、クリートの弟「カール・ニアガラ」の3人。

心地いい音楽を届けてくれるポップバンドです。

 

1980年代にデビューしましたが、当時からの特徴はラテン&ジャジーな音楽。

この音楽の混ざり合う不思議なポップ感は心地良さと、爽快さを運んでくれます。

 

1990年にリリースされたアルバム『Sans Legende』(サンレジェンド)は

ここでは見事なオトナポップへと姿を変えるんですね。

より味のある魅力的な世界を作り上げています。

耳障りの良いポップサウンド、歌詞の意味は分かりませんが、意味よりもサウンドに身を預けたくなるオシャレさと楽しさを持ち合わせます。

“ラテン民族の、ラテン民族による”粋な遊び心。

どうです?遊びに出かけたくなりません?

 

M2>  心が見えたから?(Porqué Te Conocí?) /  エクトル・ラボー

 

1946年にプエルトリコで生まれたサルサを代表する歌手・ラテン・シンガー

『エクトル・ラボー』

プエルトリコ音楽学校に通った彼は、17歳のときに、ニューヨークに移りバンド活動をスタート。このころ他のラテン系の歌手と区別するために、彼はフェリペ・ロドリゲスのあだ名”La Voz”(声)を採用し、芸名をラボー(Lavoe)に変えたそうな。

1978年の傑作アルバム『コメディア』

ストリングスも駆使した凝ったアレンジは実に素晴らしい♪

サルサに興味がある方は持っておいた方がいい1枚。

美しく伸び伸びした歌声は響きます。

せつなくて美しくて、晴れやかな気持ちになります。

背筋がゾクゾクするような繊細さと、もの悲しいような哀愁。

「サルサ史上最高の歌い手の一人」と言われる彼の実力をバリバリ感じられる1枚から。

このバラードも魅力の一つ。

「心が見えたから?」この切ない名曲を久々に聴きたくなりました、

サルサが似合う季節がゆっくりと近づいてきたのかしら?

HI!心呼吸 3月7日(火)

M1>  心のインディア  /    オールド・マン・リバー

 

オーストラリア出身の詩人。旅人。シンガー。

「オールド・マン・リバー」

幼少期は戦火の絶えないイスラエルで過ごしたという彼。

“悠然と流れ続ける川のように、生きることすべて受け入れる”

という名を名乗る。

 

彼の最大の武器は優しい歌声と優しい人柄。

デビュー後に日本にも訪れていて、その際には障害を持った子供たちに歌のプレゼントをしたり交流をもったオーストラリアの歌のお兄さん♪

 

そんな彼の2010年にリリースされたセカンドアルバム「トラスト~絆」

とっても平和でキャッチーな曲調。

そこにインドで録音された音には深さが加わった音世界。

良質なメロディにオルタナ・ロックをくっ付けたようなユニークな音は飽きさせない。

古いようで新しい音楽。何度聞いても魅力を感じます♪

温かな音楽は人を優しくします♪

 

M2>  Eu nao exosto sem voce (かけがえのないあなた) /  マリア・ベターニア

 

「マリア・ベターニア」をお送りします♪

ブラジル出身の女性歌手。

「カエターノ・ヴェローゾ」の妹さんです。

現在御年70才です。

 

今日までに30枚以上のアルバムをリリースする活動をするブラジルを代表するアーティストさん。

1964年リオ・デ・ジャネイロのショー「オピニオン」でデビューを飾った彼女。

1981年にカエターノとジルとともにジョアン・ジルベルトのアルバム『Brasil』の制作協力をしているという伝説の人です。

キャリア50年。

2005年に届けられた味わいたっぷりの優しく、ゆったりと心落ち着く1枚。

『Que falta você me faz』

これまでのブラジル音楽にはないというほど、力強いメッセージ。

愛にあふれた歌声に感動をすること間違いなし。

この方の音楽をご紹介できて嬉しいっす。

HI!心呼吸 3月6日(月)

M1>  If You Could Read My Mind  /   ゴードン・ライトフット

 

「ゴードン・ライトフット」カナダ出身のフォーク・シンガー。

70年代に活躍したシンガーです。

日本ではあまり注目されなかった彼。

このサラッと聞き流せてしまう感じは日本のフォーク好きな方にはあまり受け入られなかったなんて話も。

アクが強いこともなく、サラッとして・・・歌声も特徴がそんなにあるわけでもない。

でもそこが僕は好きだったりするんですけどね。

この時代は特にシンガー・ソング・ライター全盛時代。

ときに流されることもなく、自分のスタイルを貫き通したスタイルは尊敬にも値します。

 

「GORD’S GOLD」はゴードン・ライトフットのバンドを組んでいた時代から(リプリーズ)からのベスト盤。

味のある懐かしさを感じたい、味わいたいという方には聞いていただきたいシンガー。

このベスト盤は90年にリリースされています。

この懐古的世界は日差しによく似合う。

マスター!コーヒーおかわり!って言いたくなる。

 

M2>  再会  /  ダン・ヒル

 

カナダ繋がりでこの方。

カナダの吟遊詩人と呼ばれるシンガー・ソングライター「ダン・ヒル」

 

さてダン・ヒルは日本でも人気を博したシンガーの一人。

代表曲として「とまどい」はまさに名曲。

ご存知の方も多いはずの名曲です。男女の恋を歌い上げる1曲。

歌詞を理解しなくてもこの恋心は伝わってくるから不思議です。

 

世界的には大ヒットには恵まれなかったのかもしれませんが、このエモーショナルなヴォーカルは心地よく僕の耳を惹きつけます。

根強い人気を誇るのも頷けます。

この心暖まる歌声はさすが。

ホッコリとした雰囲気の中、じんわりと温かみを感じる彼の歌声は春先にはシックリときます。1991年にリリースされた「ダン・ヒル」のアルバム「Dance Of Love」

珠玉のバラードが詰まった1枚です。

さぁこのホッコリした心をもって出かけることにしましょうか♪

HI!心呼吸 3月3日(金)

M1>   ピンク・カシミア  /   プリンス

 

いつかかけたいと思っていた1曲です。

殿下が亡くなってから。

1958年6月7日。ミネソタ州ミネアポリス生まれのミュージシャン。

本名「プリンス・ロジャー・ネルソン」日本では“殿下”の愛称で親しまれた「プリンス」

彼が残した数多くの作品。

その時代ごとに最先端の音楽を取り入れ、別の角度からアプローチをして、僕らを飽きさせることのない姿勢はまさにプリンス。

 

1993年にリリースされた「HITS 1 & 2 (3CD BOX SET)」

天才が自由に真面目に遊ぶ。そうなるとこういうことになる。

芸術的感性と自由な好き勝手さのクロスオーバーの先には、こんなに素晴らしい世界と幸せが待っていたんですね。

今日は桃の節句。ピンクが入ったこの曲を。

今日みたいな日じゃないとかけれない気がして・・・。ファルセット気持ちいい。

やっとかけれました。この優しさはなんだろう・・・。殿下・・・。

 

 

M2>   PINK MOON  /    おおはた雄一

 

ピンクつながりで…もう1曲。

「おおはた雄一」さんの音色と、歌声が好きです。

大人向けのカヴァーアルバム。

『SMALL TOWN TALK ~“アコースティック・ライフ”カバーズ~』がリリースされたの

は2008年。

リリースは春先だったと思います。

 

季節が変わり、花もほころぶ、空気も温まる。

そんな季節と同じように自然に体に入っていました。

上質な音を聞くと、高価なヘルメットを使用するように頭の先にメロディが入ると、

安心に包まれ、カラダを包みこむ。

フィット感も良いんです。しっくりと頭にフィットする感じ。

 

ちなみにこの曲は「ニック・ドレイク」のカヴァーです。頭にも体にもあなたの耳にもフィットすれば嬉しいなぁ♪今日は桃の節句。ピンクつながり・・・感謝です。

HI!心呼吸 3月2日(木)

M1>  Honey I Love You  /   アシュフォード&シンプソン

 

60年代、70年代と多くのR&Bの名曲を作り上げてきた

ソングライター夫婦『アシュフォード&シンプソン』

アメリカでは大ヒットを記録したこのご夫婦。

日本ではあまりヒットしなかった…不思議です。

この2人が作った名曲の数々をカヴァーして大ヒットしているアーティストは数知れず。例えば(マーヴィン・ゲイとタミー・テレル)によってヒットした、「ユア・オール・アイ・ニード(You’re All I Need To Get By)」とか、「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」、

など、たくさんのアーティストにカヴァーされる作品を生み出した2人。

 

彼らの作品の最大の特徴は、とても覚え易いメロディーと実生活に根付いた歌詞にあるといわれています。

特に2人の得意部門は「ラブ・ソング」

1985年、自らのデュエットソングで、ヒットを記録した「Solid」(ソリッド)

このブラコン・テイストとR&Bのをミックスさせたこのデュエットナンバーの数々。

午前中からメロメロに。春も間近。

愛情もたっぷりの曲でホッコリと行きませんか?

 

 

M2>  ワン・タイム・フォー・ザ・ロンリー  /   ピーボ・ブライソン

 

「アラジンのテーマ」や「美女と野獣」で一世を風靡したご存知「ピーボ・ブライソン」

1951年4月13日アメリカはサウスカロライナに生まれたピーボ・ブライソン。

現在65才。

 

彼は14歳の時に「アル・フリーマン&ザ・アップセッターズ」(Al Freeman & The Upsetters)のシンガーとしてプロ活動をスタート。

14歳にしてキャリアをスタートさせていたんですね・・・ご存知でした?

すでにデビュー51年。スゴイ。

そんな彼の1990年にリリースされた「All My Love」から1曲を。

デビューから中期の時代の作品ですが、現在の彼の片鱗を感じることができる作品です。

というのも幅広いジャンルで活動してきた彼がバラード、ラブソングを主体とするアーティストになったまだ初期の作品。

まだドップリのピーボ節ではないんです。歌唱力はもちろん素晴らしいですが、若く爽やかなヴォーカルを聞かせてくれます。

「One Time For The Lonely」はそんな中でもメロウでじっくりと聞かせてくれる1曲。

壮大さがすでに出てきてますよね。やはりきれいな声ですね。羨ましい♪

HI!心呼吸 3月1日(水)

M1>  One Of These Things First /   ニック・ドレイク

 

1970年のセカンド・アルバム『Bryter Layter』

彼の才能をヒシヒシと感じることのできる作品。

このジャケットから伝わる独特の雰囲気。

ただモノではない感じ・・・。

さて1stアルバム「Five Leaves Left」のセールス不振。

その不安や葛藤の中から絞り出された才能。

その結晶がこのアルバム。

冒頭のイントロから感じます。ただモノではないことを・・・。

何かを変えようと別のアプローチを感じます。

少しポップでジャジーなアレンジ。

物足りなさを感じるかもしれませんが、これで十分なんです。

短い人生で彼が伝えたかったメッセージ。

今だからこそ知りたくなりました。

3月に入った今、少し彼に勇気をもらって自分を変えてみるのもいいのかな?

さぁ、新たな気持ちでスタート切りましょう♪

 

 

M2>  Lookin’ For Love  /  ジョニー・リー

 

なぜかこのサウンド・トラックを持っている・・・。

このジョニー・リーを知ったのもこの1枚から。

 

1980年に公開された映画、ジョン・トラヴォルタ主演の映画

『アーバン・カウボーイ』

この映画自体は観たことがありません・・・。この頃はジョン・トラヴォルタが出演する映画もサントラもヒットをする時代。

この映画のテーマ曲がこの「Lookin’ForLove」

「ジョニー・リー」本名John Lee Ham

カントリーのシンガー・ソング・ライター。

イントロを聴いただけでブルッとする。1980年、ミリオンセラーのヒットとなり、カントリーチャートで1位をマーク。

ちょっとノンビリした明るい曲調は3月の陽気に合いませんか?

甘酸っぱ歌詞もこの時期に合うような?

爽やかな1曲で今月はは始まりましたよ~♪

HI!心呼吸 2月28日(火)

M1>  Finish What We Started  /   Diamond Rio

 

『Diamond Rio』 ダイアモンド・リオは1991年のデビュー以来

メンバー・チェンジすることなく活動を続け、カントリー・バンドの牽引グループ。

アメリカン・カントリー、クリスチャン・カントリー・ミュージックの大御所。

その固いチームの結束力で第一線を走り抜けてきたバンドです。

 

グラミー賞や数々のカントリー部門の賞を獲得してきたバンド。

既に昔のバンド?という勘違いを起こしそうですが、最近もリリースを果たしたばかり。

往年のベテラングループの演奏は安定感と、渋さを兼ね備えています。

 

さて今日は1994年の「Love a Little Stronger」というアルバムから。

全米ビルボード・カントリーチャートでは最高位13位。

若さがにじむMVは涙モノ。

90年代の匂いまでしてきそうなベタな内容ですが、

この曲との相性、切なさ、淡い恋心がシンクロします。

カントリーミュージックの真面目で、さわやかな1曲です。

キュンキュンしてください。2月が終わり、また新たな月が始まる♪

 

M2>  Runaway Wind  /   ポール・ウェスターバーグ

 

「ポール・ウェスターバーグ」のソロ第一弾アルバム「14 Songs」

1993年にリリースされた。

さてポール・ウェスターバーグは81年にファースト・アルバムをリリース、ガレージ・パンク・バンドとしてデビューを飾った「ザ・リプレイスメンツ」のフロントマンとして活躍した。後には方向性の違いからアメリカン・ロック・バンドとして活動していくことになりますが、その後はソロとして活動。

ジョーン・ジェットやGOO GOO DOLLSなど他アーティストへの楽曲提供なども精力的に行っているアーティストです。

ソロに転身して初めての作品がこの「14songs 」1993年にリリースされています。

記念碑的な1枚です。

アコースティック、メランコリック、スムース・・・キャッチーな曲はほとんどないですが、彼の得意な音が自己紹介のように並びます。

風味がいいというか、耳障りのよさ。シンプルさ。

なにかしら耳の奥に残してくれるトラッド系の音楽。

オシャレとかそんなんじゃなく、中身の音。

どの曲があなたの耳に残るのか・・・。僕が気になるw

HI!心呼吸 2月27日(月)

M1>  このままでいたい  /  アンドリュー・ゴールド

 

ウェスト・コースト・ロックの黄金期を支えたシンガー・ソングライター

「アンドリュー・ゴールド」

 

彼が亡くなったのは2011年6月。

70年にケニー・エドワーズ、カーラ・ボノフ、ウェンディ・ウォルドマンとともに

「ブリンドル」を結成。

グループ解散後、リンダ・ロンシュタットのアルバムに参加するなどそのマルチな活躍は偉大。

あの矢沢永吉さんにも多大な影響を与えたことも有名ですね。

 

そんなアンドリュー・ゴールドの1977年のアルバム「自画像What’s Wrong with This Picture?」

(邦題は『自画像』となっていますが原題は”この写真の間違いは何処?”という間違い探しになっているそうです。どこが間違いかお分かりでしょうか?)

どこか懐かして、潮風を感じるような爽やかなサウンド。

優しいメロディに甘く切ない大人の歌・・・。

全米ヒット・シングル「ロンリー・ボーイ」も収録された1枚。

ちなみにアルバムのラストをこの曲が飾ります。

このジャケットも好きなんですよね・・・良い風を感じません?ヒュー♪

 

M2>  Love Has Found It’s Way  /   オブライエン

 

『ドゥーイン・オールライト+ユー・アンド・アイ』

 

ソウル・シンガー「オブライエン」の1982年のファースト・アルバム「DOIN’ALRAIGHT」と1983年のセカンド・アルバム「YOU AND I」を合体させた1枚。

1980年代初期シンガーの中でも屈指の万能プレイヤーだった彼の魅力がたっぷり詰まった作品。

ダンスフロアーなどではスロー・ナンバーの名曲「YOU AND I」がパワープレイされていたそうですが、この甘い歌声を聞きながらその当時のディスコではチークタイム?

その当時のディスコを知らない僕は伝説的に話を聴くわけです。

ちなみにこの曲、オリジナルはスティービ-・ワンダー。

このしっとりと歌うオブライエン。哀愁があります。

 

正直ジャケットはだいぶ暑苦しい仕上がりに・・・。

しかし、アルバムの内容はとっても爽やか。

ジャケットのイメージを見事に裏切ってくれます。

メロウもアップもお手の物。この万能さは聞いていても面白い。

選曲した「Love Has Found It’s Way」もしっとりと歌い上げるスロー・ナンバー。

このメロディとアーバンな雰囲気は嫌いじゃない・・・いい。