HI!心呼吸 5月29日(木)

M1>   All the King’s Weight  /     アンディ・プラット

 

『アンディ・プラット』(Andy Pratt)

1947年1月25日 マサチューセッツ「ボストン」出身。

「ボストンの孤高のピアノの貴公子」と言われた

『アンディ・プラット』

その特異なポップ・センスを発揮した70年代を代表するシンガー・ソング・ライター。

ソフト・ロック系のシンガー・ソング・ライターとしての印象が

強い方も多いかもしれませんね。

1973年。

僕はまだ生まれていませんが、

このアルバム『Andy Pratt』は美しすぎる。

このアルバムから「アヴェンジング・アニー」がヒットを記録。

この曲も大好きな1曲。

「オール・ザ・キングス・ウェイト」

こういう作品をタイムレスな傑作というんだと思うんです。

この時代にも美しく耳に彩を与えてくれます。

彼の後半のアルバムではちょっと難しくてニッチな作品が多い・・・でも初期は良いんです。

 

 

 

 

 

M2>   In a Dream Gone By(過ぎ去りし夢)  /   ポール・ヤング

 

1956年1月17日 イギリス生まれ。

『ポール・ヤング』

1982年にソロ・デビューを果たした「ブルー・アイド・ソウル」

シンガーとして時代をリード。

1985年「ホール&オーツ」の「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」の

カヴァーで大ブレイクを記録♪

ご存知の方も多いですよね。

80年代を代表するアーティストですが、彼のこのアルバムはまさに、

この季節に聴くべきアルバムだったんだと「再認識」しております。

1997年6月25日にリリースされた

『Paul Young』

ポールが40歳を過ぎて豊かな音楽性や、気持ちをコントロールできるようになって、

自分の本質をシンプルに表現したらこんな素晴らしい1枚になったんですね。

ソウル、カントリー、マリアッチ・・・こだわりの中に柔軟さ。

良い年の取り方をするとこんな音楽になるんだなぁ、この時期にピッタリですよ♪

 

 

HI!心呼吸 5月28日(水)

M1>    Serenata(セレナータ)  /    アール・クルー

 

クロスオーバー・ジャズ。ジャズ・ギタリスト

『アール・クルー』

このコーナーでたまにおかけしていますが、

どんな「シーン」でもマッチしてしまうようなギターの音色を聞かせてくれます。

僕もラジオDJとしてのデビュー当時、

この方のギターのBGMで番組を喋ることが多かったんです。

お天気のBGMやらフリートークのBGMやら・・・今考えると生意気なんですよね。

そんなアール・クルーの2005年のアルバム

『Naked Guitar』

スタンダード中心の選曲が非常に聴きやすくて心地良い。

ジャズ・ギターに興味のある方には、数あるアルバムの中でも入りやすいアルバムではないかと思います。まさに生活の中のBGMとしては贅沢かと。

オーケストラや派手目な演奏ではなく、

ギター1本でより鮮明にギターのタッチが分かる温もりのある作品。

声にも柔らかな、甘いなどの違いがあるように、

ギターにも甘くて柔らかいが存在するんですね。

 

 

 

 

 

M1>   MY ONE AND ONLY LOVE  /   アンジェラ・ガルッポ

 

カナダ、モントリオール出身のネオ・ジャズ・ヴォーカリスト

『アンジェラ・ガルッポ 』

もともとはカナダのバンド「ST.ANGE」 (セイント・アンジ)の女性ヴォーカリストとして

活躍していたアンジェラ。

そんな彼女のジャズ・アルバム。

ジャズ・スタンダードの他ビートルズ、チャカ・カーンのヒット曲などカバー。

その歌声は実にナチュラルでオーガニック。

アンニュイな雰囲気でジャズを歌いあげると、

ポップな雰囲気でも自由に歌いわける実力は本物です。

それもそのはず。大学ではジャズを学び2007年には「オスカー・ピーターソン」などから指導を受けたという才女。

そんな彼女の2013年にリリースされたアルバム

『フィール・フォー・ユー』

それはゆったりと、スタンダードを丁寧に聞かせてくれる秀作♪

「ドリス・デイ」「フランク・シナトラ」「ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン」などでもお馴染みのスタンダードをこのアンニュイさで♪

 

HI!心呼吸 5月27日(火)

M1>      Beautiful Girl    /    メイヤ

 

『Meja』 (メイヤ)

1998年のメイヤのセカンド・アルバム『Seven Sisters』

日本でもビッグ・ヒットしましたね。

懐かしいアルバムと感じてくれる人も多いはず。

「All ‘Bout the Money」とか「Lay Me Down」など、改めておかけしたい曲が

多数収録された1枚。

このアルバムをよく放送でもONAIRしてたなぁ・・・好きでした。

アルバムの中でもこの曲は別の空気感。

ウキウキするようなポップ感と、キャッチーさ。

ボサ・ノヴァ風の「Beautiful Girl」可愛い曲です。

スウェーデン・ストックホルム出身のメイヤ。

このアルバムではギター・ポップサウンドを見事に聞かせてくれています。

看板曲も懐かしいところ。

このポップ・メロディに久しぶりに触れてみてください。

この頃のスウェーデンの音楽は元気で洗練されていましたね。

 

 

 

 

M2>   Blewu (ブレウ)  /  アンジェリーク・キジョー

 

スウェーデンから今度は「西アフリカ」に旅を継続です。

今までに4度のグラミー賞にノミネートされてきた西アフリカ「ペナン共和国」

出身のシンガー『アンジェリーク・キジョー』

アメリカのガーディガン紙で「世界で最も啓発的な女性TOP100」に選出されるほど、

世界中のミュージシャンや文化人、政治家に多くの影響を与えてきたシンガーの1人。

現在は「ユニセフ親善大使」なども歴任しているという彼女。

音楽のベースにはアフリカンポップ、レゲエ、ジャズをミックスさせたかのような

彼女のオリジナル世界は聴いているものを幸せにしてくれます。

2014年にリリースされた『EVE』(イヴ)

跳びはねる様な彼女の歌声と独特のリズムは日本人には馴染みのないものかもしれませんが、聴いていると不思議と楽しくなってくるから不思議。

バックをギターでシンプルに耳心地の良いメロディに彼女の強烈な歌声は大地を想像させ同時に青空も想像させてくれる。

「Blewu」(ブレウ)名曲です。

耳に残る残響感は言葉や音楽の壁を壊してくれます。

こういう事も彼女の伝えたいメッセージだったりするのかな?

 

 

HI!心呼吸 5月26日(月)

M1>    Flying with Angel  /   Na Leo  (ナレオ)

 

今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

ハワイアンを代表するグループ『Na Leo』 (ナレオ)

そろそろ彼女たちのサウンドを聴きたくなります♪

80年代半ばにオアフ島の名門ハイスクール「カメハメハ・ハイスクール」

の同級生3人で結成されたナレオ。

「ナラーニ」(ヴォーカル、ギター)、「レフア」(ヴォーカル、ベース)、

「アンジェラ」(ヴォーカル、ウクレレ)

僕が彼女たちを知ったのは日本デビュー曲だった1996年にリリースされた

「ノース・ショア・セレナーデ」

ラジオでかかりまくっていた記憶が。

今でもこれからの季節に聴きたくなります。

どうしてこんなに気持ちのいい美しいコーラスを聞かせてくれるんでしょうか?

ハワイアンってなんだか遠い国のサウンドだったものを身近に変えてくれた。

今日は1996年のアルバム。ナレオの3rdアルバム

『フライング・ウィズ・エンジェル』からタイトル曲を。

 

 

 

 

 

M2>     Fields    /    マキシ・プリースト

 

今月も最終週に突入ですね。

「NA LEO」に続いてはもう少し夏を感じませんか?

ジャマイカ人の家系を持つ、イギリス出身「レゲエ・ラヴァーズ・ロック」のレジェンド

『マキシ・プリースト』

イギリスにてジャマイカの両親の下に生まれたマキシ。

日本でもおなじみのアーティストですが、最近なかなか耳にしない。

今日は2005年にリリースされた

『2 The Max』

この頃はマキシのキャリアハイを過ぎてから「復帰」のタイミング。

彼の実力はご存じの通り。夏の音楽「レゲエ」を身近にしてくれたマキシ・プリースト。

80年代からイギリスをベースとして活動をしていた彼が放ったこのアルバムは

第一線に復活した起死回生盤と言ったところ。

ここにマキシあり!と示してくれた作品で僕は好き。

大人の雰囲気バリバリで色気を増したラヴァーズ・ロック。

耳を夏にシフトチェンジしてくれます。5月もありがとうございました。

 

HI!心呼吸 5月23日(金)

M1>  Spring Can Really Hang You the Most /  エリス・マルサリス

 

今週の締めくくりは♪

ピアニスト『エリス・マルサリス』

1991年録音のこのアルバム『ハート・オブ・ゴールド』

レイ・ブラウン(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)、レジナルド・ビール(b)、ハーリン・ライリー(ds)、ジャイソン・マルサリス(ds)が参加している1枚。

品のある端正な美しいピアノが楽しめます。

さて改めてこの『エリス・マルサリス』は、

ウィントンやブランフォード、デルフィーヨなど素晴らしいアーティストを育てた実力者。

しかしずっと「ウィントンとブランフォード、デルフィーヨの父親」としてしか知られていなかった彼。もったいない。とこのアルバムを聞くと思います。

先ほども書きましたが、このリーダー作では

「レイ・ブラウン」,「ビリー・ヒギンズ」と共演。

極上のピアノ・トリオ演奏を披露している。

息子3人がプロとして活躍している事実。

その活躍の裏では父親の大きな存在があったのが分かります♪

 

 

 

 

 

M2>  Don’t Know Why (ライヴ) (ボーナス・トラック) /   ノラ・ジョーンズ

 

今週の締めくくりにはこんなライヴテイクを。

名曲「Don’t Know Why」

2002年の大ヒットデビュー・アルバム『ノラ・ジョーンズ』

そこから16年後。未だ色褪せない名曲ですが、2児の母となったノラが原点回帰。

「ノラがJAZZに戻ってきた♪」その触れ込みで思わず手にしたアルバム。

2016年にリリースされている

『デイ・ブレイクス』

彼女自身「「最初のアルバムを発表してから、間違いなくピアノから離れてしまった。弾いたりはしていたけれど、ギターで書きたいっていうのがあったの。だからこれらの曲をピアノで書き始めると、すぐにそれらはピアノで演奏されるべきだっていうことが明白だった」というように、このアルバムはデビュー・アルバムのようなピアノ弾き語りのスタイル。

カントリー、フォーク、ソウル・・・ジャンルをノラのフィルターに通されてシンプルにノラの世界に染め上げた作品。

僕もシンプルなジャズが好き♪今日は日本盤のボーナス・トラック。ライヴ音源でどうぞ♪

 

HI!心呼吸 5月22日(木)

M1>   Chosen Family(チョーズン・ファミリー) /   レオナ・ネス

 

2000年5月にリリースされた彼女のデビュー・アルバム

『レオナ』

ノルウェー出身のロンドン育ちの女性シンガー

『レオナ・ネス』

14歳から作曲、ギターに興味を持っていたというレオナ。

学校のバンドで演奏し、家で作曲をするという日々をロンドンで送っていた彼女は

18歳の時、山のようなデモテープとギターをもってNYへ。

NYの大学に入学し、NYの有名クラブでパフォーマンスを行っているときにレコード・レーベルから注目をされ、デビューのきっかけを掴む♪

まるで映画のストーリーみたいだけど、その行動力はなんだか刺激を受けます。

ポスト「フィオナ・アップル」と呼び声が高いレオナ・ネスのデビュー・アルバム。

モデルとして活動していた彼女の声は「フィオナ」や「シニード・オコナー」に近い。

歌詞は全て彼女の書き下ろしだ。

同世代の若かりし日々を思い出すにはちょうどいい1枚です。

良い空気感を放つ、魅力的なアルバム。もう25年前の作品なんだよね・・・。

 

 

 

 

 

M2>     ナハンカ  /    スモーキー・マウンテン

 

『スモーキー・マウンテン』

フィリピン版ジャクソン5なんていわれたグループです。(こちらは兄妹ではありませんが)

当時「コロネル」(16才)「ジェイスン・アンガンガン」(14才)

「シェディ・ベルガーラ」(13才)「サール・サントス」(13才)の男女4人組。

平均年齢が14歳(13~15歳)の4人組だったんですね。

1992年にリリースされたアルバム「パライソ」

「Paraiso」 = パラダイスの意味だが…「パライソ」は美しい自然豊かなフィリピンと、

異臭漂う「ごみの山」に登りプラスチック袋などをかき集めて生計を立てている子供たちとが脳裏に浮かぶ1曲。

1991年には紅白歌合戦に登場したことを覚えている方もいるかも。

スモーキー・マウンテンはフィリピンの有名なごみ投棄場にあったスラム。

彼らはそこの出身者だそうです。

その当時のフィリピンの事情を理解するために彼らの存在は大きくて、

大事なアーティストだったことは言うまでありません。

彼らの歌声には真っ直ぐな夢もキラキラした未来を見つめているようなコーラスは感動。

 

HI!心呼吸 5月21日(水)

M1>      Green    /      松千

 

『松千』(まつせん)を久しぶりに聴いたら良すぎました。

長崎県佐世保市出身、「松本健太」さんと「花田千草」さんの2人からなる音楽ユニット。

2007年の春にリリースされた1stアルバム

「光のピース」

2人の優しく切ない歌声は最初に聴いたときにすぐにノックアウト。

この1枚目のアルバムに収録された12曲を初夏になると聴きたくなってしまいます。

このアルバムを前面プロデュースしたのは「亀田誠治」さん。

亀田さんワールドがより輝きを増したイメージです。

メロディとキュートな歌声を前面に押し出された1枚。

キュートな千草さんのヴォーカルを活かしてポップ、ソウル、ロックなどさまざまに色を変える2人のサウンドをどうぞ。

「Green」はアルバムの後半に収録されているお気に入りに1曲。

彼らと一緒に出かけるとしましょうか!

季節の変わり目。次の季節がやってくる準備にもピッタリです。

穏やかな陽気に、穏やかになれる作品。

 

 

 

 

 

M2>     呼吸   /    eico

 

沖縄出身のシンガーソングライター『eico』

2004年にリリースされた1stアルバム

『空の話』

この時季に聞きたくなる声の持ち主。

さて2004年の作品ですが、今聴いても好きすぎてやばい。

その当時、リリース時は時代が早かったのか?

当時もそう思ったんですが「eico」さんのハッピーな気持ちが溢れているような感じです。

癒されたい、ゆったりしたい、

そんな毎日バタバタしている方はどうぞお聞きください。

この才能溢れるボーカルだけでも聞き応えたっぷりなんですが、

この歌唱力にプラスして音楽的要素も素晴らしく広かったんですよね。

フリーソウルやブラジリアンテイストに惹かれるファンにはドキッと来たはず。

この音が20数年前にリリースされているんですもの。

この才能があまり知られていないのは、

ちょっと勿体ない気がします。

軽快なテンポで、爽やか!

eicoの力が抜けたボーカルもいいです。

 

HI!心呼吸 5月20日(火)

M1>     She   /   エルビス・コステロ

 

『エルビス・コステロ』

’86年までのシングルに’98年マーキュリー移籍後の2曲を加えたベスト盤。

初期の名曲。「バート・バカラック」との共演曲。

そしてこの名曲まで収録された、まさにベスト盤。

『ベスト・オブ・エルヴィス・コステロ』

さて改めてこの曲は元々、フランスの誇る歌手であり俳優の

『シャルル・アズナヴール』が作詞し、歌った名曲。

オリジナル・サウンドトラック(映画 99年公開 ノッティングヒルの恋人)に収録されたのはこの「コステロ」が歌うバージョンです。

『ひょっとして彼女は夏の歌、それとも秋の爽やかな風

あるいは一日という日に起こりうる様々な出来事・・・』

そんな詩の世界は今でも優しく、切なくて温かい1曲。

映画の中でこの曲を聴いたとき、自然に幸せな気持ちになりました。

美しい「ジュリア・ロバーツ」がキラキラと輝き、

スクリーンの中の物語に背伸びをして見入っていたあの頃を思い出しながら。

 

 

 

 

 

M2>    E Ho’i Mai(エ・ホイ・マイ)  /  Waipuna(ワイプナ)

 

Kale(カレ)、Matthew(マット)、David(デヴィッド)の3人組。

この3人が織り成すクオリティーの高いスーパートリオ

『Waipuna(ワイプナ)』

(もともと3人、有名な音楽一家のご出身だそうです)

2008年5月に結成された『Waipuna(ワイプナ)』

2009年にデビューを果たしますが、デビュー当時は「カレ」と「マット」のデュオだったみたい。その後、デヴィッドが加入されて重厚感が増したグループ。

ハワイはもとより、世界中にファンを持つ彼らの2011年のセカンド・アルバム

『E Ho’i Mai(エ・ホイ・マイ)』

もう夏を先取りだ!

爽やかな柔らかいコーラスはもちろん、ウクレレの音色とメロディのバランス。

ドライブなんかには最高です。

「Waipuna(ワイプナ)」とは「湧き水」という意味。

その名のとおり、オリジナリティあふれる、

ワイプナだけの音をこれからも聞かせてもらいたい。

 

HI!心呼吸 5月19日(月)

M>      AMANDA   /    BOSTON

 

今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

「トム・シュルツ」率いるロック・バンド

『BOSTON』

1986年にリリースされた3枚目のアルバム

『Third Stage』

アメリカン・ロック・バラードの名曲ですね。

さて、このアルバムにはこの

「アマンダ」「ウィ・アー・レディ」「ザ・ローンチ」

などが収録された、言わずと知れた名盤。

アルバムのほとんどを「トム・シュルツ」が一人で作り上げたという作品。

凄まじいほどの才能、企画力、クオリティ。

曲順にいたるまで・・・感動する素晴らしいアルバム!

往年のファンの皆さんにとってはそれぞれのお気に入りがあるはずですが。

何度も聞いて飽きがこないアルバムってなかなか出会えない。

AOR的な少しメロディのイメージが強いからだろうか、好きな音が詰め込まれています。

 

 

 

 

 

M2>  What Does It Take (To Win Your Love)(愛の鼓動featuring エリス・ホール)

/   ケニー・G

『The Essential』2006年にリリースされた『ケニー・G』のベスト盤から

サックス・プレイヤーの初期の名曲から、

当時リリースされたアルバムの曲まで収録されたソロ・アーティストとしての

キャリアの集大成のような2枚組のベスト・アルバム。

日本でも大ブレイクを果たしたサックス・プレイヤー

「ケニー・G」

数多くのヒット曲を世に送り続け、琴線に触れる心をつかまれるような美しい音色。

当時の日本の音楽の質を変えてくれた気がします。

さてこのアルバムはまさにベスト・アルバム。

彼の演奏に陶酔できる内容も多岐に渡る曲が並ぶ。

スムース・ジャズファンのみならず楽しめるはず。

この『愛の鼓動』はエリス・ホールを迎えて歌われた1曲。

融和が美しく、品があるアレンジは高揚感も兼ね備える。

このバランスの良さは長年の経験が生み出すもの。

梅雨の前のこの季節だけに観れる景色と共に♪

 

HI!心呼吸 5月16日(金)

M1>    I Can’t Hold On ‘Till Summer /  トレイシー

 

今週の締めくくりはこんな2曲に♪

「ポール・ウェラー」がお好きな方、おススメです。

『スタイル・カウンシル』のツアーにも参加した経験を持つという

「トレイシー」

ポール・ウェラーの秘蔵っ子「トレイシー」

『FAR FROM THE HURTING KIND』

「ジャム」解散後のポール・ウェラーが立ち上げた「レスポンド・レーベル」

そのレーベルを代表する1枚。(もちろんプロデュースはウェラー)

なんといっても「トレイシー」の青いキュート・ヴォイスは秀逸。

スタカン(スタイル・カウンシル)の空気を纏い、

80年代のサウンドを基調に歌い上げるトレイシー。

ポール・ウェラー自身がプロデュースしたこのアルバムは、ジャズやファンクなどの

要素が溢れ、女性盤スタカン?に近い。

このグルーヴとサウンドはゾクゾクするほどカッコいい。

アコースティックとストリングス、ホーンセクションのミックス具合はさすが♪

 

 

 

 

 

M2>   The Paris Match  /  ザ・スタイル・カウンシル

 

今週の締めくくりは♪

「ポール・ウェラー」と「ザ・スタイル・カウンシル」の名前を聞いてしまったら

聴きたくなるのは仕方ない。

1984年にリリースされた記念すべきファースト・アルバム

『カフェ・ブリュ』(84年)

このファーストが個人的に大が着くほど好き。

「スタイル・カウンシル」はそのバンド名が示すように

「スタイル評議会」

基本はブルー・アイド・ソウルに置いておきながら、

ファンクやらボサノバ、ジャズ、ラテンとまさに評議会みたいに発表し続けた。

実験的な試みも見せてくれた音楽集団みたいな装い。

その装いがホント、カッコイイ。

まとまりのないようなバラエティにとんだ収録曲たち。

その1曲ごとに実に表情豊か。

このコーナーで初めておかけします名曲「The Paris Match」