HI!心呼吸 11月3日(火)

M1>  ミスター・ムーンライト / ジェイコブ・コーラー

 

秋が深まるにつれて、夜空の表情も少しずつ変わってきました。

空気が澄んでくるこれからの季節。

そんな夜に似合うピアノを今日はご紹介。

アメリカ・アリゾナ州出身のピアニスト『ジェイコブ・コーラー』

幼い頃からクラシックピアノで才能を発揮し、数々のコンクールで優勝。

2009年に日本へ活動の拠点を移し、ジャズやポップスなど幅広いジャンルで、

その豊かな表現力を聴かせてくれています。

そんな彼が2009年に発表したアルバム

『STARS ~ Gift for Piano Music』。

星をテーマにした名曲たちを、ソロピアノで美しく描いた一枚です。

このアルバムの魅力は、何といっても音の透明感。

一音一音が夜空に浮かぶ星のように、静かに、そして鮮やかに輝いているんです。

華やかなテクニックを持ちながらも、決してそれだけに頼らない。

そんな彼のピアノが僕は好きなんですよね。

言葉のない音楽だからこそ、聴く人それぞれの景色が広がります。

そんな楽しみ方ができるのも、インストゥルメンタルの魅力です。

温かい飲み物を片手に、窓の外を眺めながら聴くのもいいでしょうね。

慌ただしい一日の終わりに、ほんの少しだけ自分のための時間を。

 

 

 

 

 

M2>  THE DAYS I SPENT WITH YOU

/ フィリップ・セス・アコースティック・トリオ feat. ケリー・サエ

素晴らしいミュージシャンが集まると、音楽はどこまで自由になれる?

そんなことを感じさせてくれる一曲をご紹介。

フランス出身のキーボーディスト『フィリップ・セス』

ジャズ、フュージョン、ロックなど、ジャンルの垣根を軽々と飛び越え、

数多くのアーティストと共演してきた実力派。

「鍵盤の魔術師」と呼ばれるのも納得の音楽家です。

そんな彼が率いるアコースティック・トリオ。このメンバーが、また凄いんです。

ベースには、ジョン・メイヤーやザ・フーなどとの共演でも知られる『ピノ・パラディーノ』

そしてドラムには、TOTOやジェフ・ベックとの活動でもおなじみの『サイモン・フィリップス』

名前を聞いただけで、思わずニヤリとしてしまう豪華な顔ぶれです。

お互いの音を知り尽くしたミュージシャンたちが、絶妙な距離感で音を重ねていく。

そこに加わるのが、インコグニートでも活躍した「ケリー・サエ」のヴォーカル。

しなやかで、温かくて、どこか包み込むような歌声です。

高度な演奏に、ふわっと柔らかな彩りを添えてくれます。

これだけの凄腕が揃っているのに、聴こえてくるのは実に自然体な音楽。

難しいことを考えず、ただその心地よさに身を委ねていたくなります。

本当に上手い人たちの演奏って、こんなにも優しいんですね。