M1> セレナータ / ラリー・ゴールディングス
今週もこのコーナーでごゆっくりと♪
何気なく流していた音楽に、ふと手を止めてしまう。
そんな心地よい時間を届けてくれる1枚。
1994年にリリースされた『ラリー・ゴールディングス』のアルバム
『ジャズ・ボッサ』から「セレナータ」。
ジャズとボサノヴァ。
このふたつの音楽が出会うと、どうしてこんなにも優しい空気が生まれるんでしょうね。
ラリー・ゴールディングスの魅力は、何といってもその音の美しさ。
繊細でありながら、決して冷たくない。一音一音に温度があるような気がするんです。
「ピーター・バーンスタイン」のギター、「ビル・スチュワート」のドラムなど、
素晴らしいミュージシャンたちとの共演も聴きどころ。
誰かが前に出すぎるわけでもなく、それぞれの音が気持ちよく会話しているよう。
こういう演奏、大好きなんですよね。
今やジャズだけでなく、ポップスやソウルの世界でも活躍するラリー・ゴールディングス。
数ある作品の中でも、僕にとってこのアルバムは特別な存在です。
慌ただしい毎日の中に、ほんの少しの余白を。
今日はこの曲と一緒に、ゆっくり過ごしてみませんか?
M2> 悲しみよ、こんにちは / バーバラ・ケイ、ロッド・マッキューン
街を歩く人々のファッション、色鮮やかな景色、そして自由な空気。
1960年代のロンドンには、今見ても色褪せない魅力がありますよね。
そんな時代の空気をたっぷりと閉じ込めた映画が、
1968年にイギリスで公開された『ジョアンナ』。
スウィンギング・ロンドンの魅力が詰まった、スタイリッシュな青春映画です。
日本では1993年、渋谷でのリバイバル上映をきっかけに再び注目を集め、
当時の渋谷系カルチャーとも共鳴した作品。
僕もこの映画の世界観には、ずいぶん刺激を受けました。
何より主人公ジョアンナの自由奔放な生き方が眩しいんですよね。
そして、忘れてはいけないのが音楽。
サウンドトラックには、当時のロンドンを彩ったようなポップでキュートなサウンドがぎっしり。
ジャズ、ボサノヴァ、ソウル。
軽やかで洒落ていて、ちょっと気まぐれ。
音楽を聴いているだけで、カラフルなファッションに身を包んだ若者たちが街を行き交う光景が浮かんできます。
この映画と音楽を通して出会ったロンドンは、どこまでも自由で、遊び心に溢れていました。
あの時代の音楽には、何十年経っても古くならない不思議な魅力があります。

