Hi!心呼吸 11月6日(金)

M1>  愛のプレリュード  /  キム・ナザリアン、ピーター・エルドリッジ

 

数多くリリースされているカーペンターズのトリビュートアルバムですが、一番好きな1枚かもしれません。

1998年にリリースされた「トリビュート・トゥ・カーペンターズ」から。

JAZZファンには嬉しいラインナップでしょう?

このアルバムに参加している豪華な満面・・・NYヴォイセス,マンハッタン・トランスファー,セピア・・・アメリカを代表するコーラス・グループのメンバーが参加してカーペンターズを丁寧に歌い上げます♪

優しく、温かく、そして気品あるアレンジで。

Jazzyを基本に全体にしっとりと大人なアレンジです。

 

ドリーミーで美しいカーペンターズ・メロディ。

この時代にも必要とされているカーペンターズ。シンプルな曲だからこそアレンジは難しいはずなのに、磨きをかけたように潤いを増して蘇るかんじ。

それぞれのアレンジも素直で小気味いい♪

 

ずっと聴ける音楽。ずっと残したい音楽。

この1枚もその音楽。

 

 

M2>  ソリチュード  /   マット・ジョンソン,ジョニー・マー

 

1961年ロンドン生まれのマット・ジョンソン。

79年にザ・ザを結成。

パンク全盛のロンドンで設立間もない4ADレーベルと契約を結ぶ。

アルバムBurning Blue Soulをリリース。

83年、Epic/UKへの移籍第1弾となったメジャー・デビュー・アルバム『ソウル・マイニング(魂の彫刻)』をリリースしパンクの色を残しつつ独自の世界観を確立していきます。

 

正直、パンクを聞いてこなかった僕は、このマット・ジョンソンの世界感に惹かれます。

ちょうどその頃、93年『ダスク』リリースされました。

このダスクを聞き込み、ちなみに名作!表現される言葉、表現される作品の威力は秀逸。

そんな彼が渡米した後、93年にリリースしたミニ・アルバム『シェイズ・オブ・ブルー』

 

色んな世界を見てきた彼が、歌いたかった曲。

表現された搾り出すように歌われた「ソリチュード」。

胸に響く感動があります。

かのデューク・エリントンのカバー曲。

 

ピアノとのデュオで聞かせる彼の世界。

コレがジャズのスタンダードとは思わない。凄みまである。感動。