Hi!心呼吸 9月30日(金)

M1>  スリップ・アンド・ロール  /   エイミー・マン

 

2012年にリリースされたエイミー・マンのアルバム『Charmer』(チャーマー)から。

アメリカ出身のシンガー・ソング・ライター「エイミー・マン」

 

僕は彼女の声が好きでたまない。

独特の歌声に卓越したソングライティング。

少し耳に残る癖のある歌唱法。

全て僕の耳にフィットする感じ。

 

こうやって彼女の「スリップ・アンド・ロール」を聞きながらブログを書いているが、ゾワゾワっと体中に電流が流れる錯覚に陥る。

アレンジや、バックに流れるメロディ、楽器一つ一つの音、タンバリンの音さえも。

そこまで集中させる惹き付ける魅力があるのだ。

人の心の陰影を見事に昇華して描き出す詞・・・。

 

2008年の名作『スマイラーズ』以来通算8作目の作品。

この作品からエイミーを知ってしまうと、過去のアルバムも気になること必至。

エイミー曰く、「70年代や80年代の“スーパー・ポップ”の影響を受けた」作品と語ったこのアルバム。

そんなことを書きながら全然次の記事に進んでいかない・・・だってこのアルバム聴いたら止まらなくなるんだもん・・・w

 

 

M2>  This Night Won’t Last Forever / この夜の果てに  /  マイケル・ジョンソン

 

「マイケル・ジョンソン」

1979年にリリースされたビッグ・ヒットがこの曲「この夜の果てに」

最近、このお曲をどうしてもかけたくて・・・。

頭の中グルグルのヤツですw

 

さてマイケル・ジョンソンは決して陸上選手ではありませんw

同じ名前の陸上選手がありましたが、その彼よりも遥か前にアメリカで大活躍したアーティスト。

最初のビッグ・ヒットは、1978年にリリースしたシングル

「悲しみの序章/Bluer Than Blue」こちらも有名な曲ですが、

個人的にはこの名曲のカヴァー。

元々は『ビル・ラバウンティ』の名曲カヴァーの「この夜の果てに」

 

男が女にフラレたその夜の瞬間を歌った情けない曲。

フラレたこの男を「そんな時もあるよな」と肩を抱きたくなるような、

気持ちが痛いほどわかる秀作。

「わかってる こんな夜は ずっとは続かないってこと

知ってるさ 太陽だって たまには輝くんだってことを」

気にするな。フラレて男は大きくなるのさ・・・。ね?そうですよね?

Hi!心呼吸 9月29日(木)

M1>  アコーディオン   /   ジャック・マイユー

 

2015年の1月にリリースされたフレンチ・アコーディオンの歴史的名盤がこれ。

『フレンチ・アコーディオン~オリジナル・パリ・ミュゼット【1】~』から。

フランスのレコード大賞『アカデミー・シャルル・クロ』のグランプリ受賞作品でもあるそうです!フレンチ・アコーディオンのブームはこのCDから始まったといっても過言ではない1枚。

そもそも「パリ・ミュゼット」って一体?

「昼下がりの情事」とか、「パリの屋根の下」など・・・

多くのフランス映画から流れてくるアコーディオンの調べ。

パリの下町で長く愛されてきた音楽、それが「パリ・ミュゼット」

ミュゼットは1960年代から80年代までシャンソンと並んでフランスを代表する音楽でありながら、時代からは忘れ去られていっていた音楽。

要するに古い音楽・・・んでこのままじゃ駄目だ!とフランス人のプロデューサー、

パトリック・タンダンとフランク・ベルジュロがこの「ミュゼット」を残そうと立ち上がって作られたアルバム。

ちなみに天才ギター・プレーヤーと呼ばれたジャンゴ・ラインハルトも多くのミュゼットナンバーを演奏しています。

そしてこの曲「アコーディオン」は歌をジャック・マイユー氏が歌っています。

元々はセルジュ・ゲンズブールの名曲。

この曲はアルバムの中でも珍しいヴォーカル主体の1曲。

アコーディオン♪を連呼しながら歌うこの曲。切ないフランスのよき時代を表現する名曲。この秋にはアコーディオンの音色が昼下がりの午後を彩る・・・。

洒落ております・・・な。

 

 

M2>   フェアリー   /    ACOUSTIC CLUB

 

1991年にリリースされた「マイ・ファニー・バレンタイン」から。

 

ギタリスト宮野弘紀さん率いるアコースティックユニット。

『ACOUSTIC CLUB』

 

91年当時はメンバーがオリジナルメンバーから少し変化していて、このアルバムには

ヴィブラフォン奏者『ゲイリー・バートン』をゲストに迎えた作品に♪

ベテラン・ミュージシャン(大人)が少し本気を出すとコレです。

少しオシャレなことをするとこんな仕上がりになってしまう・・・にく過ぎますw

 

曲によってはさわやかなそよ風のように、

時には情熱的な荒々しい演奏に、

独特の大人の風を吹かせてくれます。

 

期待を裏切らない、安定の気持ちよさ。

今はどんな風が吹いているのか?リラックスするにも、リフレッシュするにも

このメロディの透明感は凝り固まった気持ちをほぐしてくれるようです。

ヴィブラフォンの演奏が効果的でなんとも美しい今日は「フェアリー」をどうぞ。

 

自然と心が和むでしょう?素晴らしい演奏っす。コーヒーでも淹れましょう

Hi!心呼吸 9月28日(水)

M1>  De repente (デ・レペンテ)/  ソラヤ(ソラーヤ)

 

ソラーヤ(Soraya, 本名はソラーヤ・ラケル・ラミージャ・クエバス)

アメリカ生まれのラテン女性シンガーソングライター。

ニュージャージー州の出身になっていますが、両親はコロンビア出身で、

生まれて間もなくいったんコロンビアに帰り、

その後8才の時に再びニュージャージーに戻ってきたという彼女。

 

彼女はデビュー前にはアメリカン航空のCA。

5ヵ国語を操れたそうだ。

そんなキャリアの中でデビューすることになる。

スペイン語と英語の両方で吹き込まれたデビュー作『On Nights Like This』

 

このアルバムから選曲したのは「De repente(デ・レペンテ)意味は(突然に)」

情感たっぷりに歌い上げるこの曲はシングルとしてもリリースした代表曲。

少し切なくて、緩やかで、スペイン語の響きがまた雰囲気を広げてくれます。

 

このデビュー作がヒットを記録してヨーロッパやラテンアメリカでも人気を博します。

大人の落ち着きを残しながら音楽師に名を刻んだソラヤ。

2006年に闘病の末、37歳の若さで亡くなってしまいました・・・。

 

秋空に彼女の歌声が吸い込まれます。

 

 

 

M2>  You’re the Best Thing (The Style Council)  /  Lisa Stansfield

 

スタイル・カウンシルの「You’re The Best Thing」を

リサ・スタンスフィールドがカヴァーしています。

 

イギリスのBBCレディオ2の人気番組「Sounds of the 80s」の目玉。

ゲスト・アーティストによるパフォーマンス。

貴重なカバー曲の数々が、2枚組のアルバムに詰め込まれている。

『Sounds of the 80s』

 

このアレンジはベテラン、リサ・スタンスフィールドがオシャレにラフにカヴァー。

ラフさが耳に心地いいです。

スタイル・カウンシルの不屈の名曲が鮮やかにアレンジされていますが、80年代の輝かしい曲たちが、数多くの名アーティストにカヴァーされるこのアルバムは、万能な活躍をしてくれそうです。リサのほかにもプリテンダーズのクリッシー・ハインド、

マニック・ストリート・プリーチャーズ、エド・シーラン、カイリー・ミノーグなどh¥豪華な顔ぶれ。

どんなカヴァーをしているのか想像しながら聴いてみるのも面白い。

予想できない曲をこのアーティストが・・・なんてことも!

初めてオフィシャルでカヴァー曲が就労されるアーティストも多いので心して聞いていただきたい1枚。

ドライブのシーズンに名曲を乗せて♪

Hi!心呼吸 9月27日(火)

M1>   Move Together    /     James Bay

 

2015年イギリスの音楽賞[ブリットアウォーズ]で批評家賞

(ちなみに2014年は Sam Smith が受賞)を受賞したシンガーソングライターが『James Bay』

以前にもご紹介しておりましたが、この時期には彼の声が聞きたくなります。

一気にデビュー作からファンになってしまいました。

このデビュー作の完成度の高さ。

新人離れした世界観の作り方。

まさに規格外・・・。嬉しい方向の規格外。

 

このアルバムのプロデューサーは

ジャクワイア・キング!

かのTom Waits などを手掛け、グラミー賞も受賞している大物が手がけています。

ロングヘアーに帽子の出で立ちもすでにトレードマーク。

ギターとボーカルだけでこれほどまで魅了させてくれるアーティストに

久しぶりに出会えた気がします。

 

こういう音楽が世界で評価されていること。

なんだかその事だけでも嬉しいです。

秋が来るのが楽しみになる音楽ってこういうこと?そういうこと。

 

M2>    そして僕は途方に暮れる   /   ルーカス・ティーグ

 

カナダ、モントリオール出身の男性4 人組R&B 系ヴォーカル・ハーモニー・グループ。

『ルーカス・ティーグ』

 

2013年にはBoyz II Menのオープ二ングアクトに選ばれた実力の持ち主。

なんと言ってもコーラスワークの美しさは聴いていただいた通り。

彼らの映像を観た日本の名プロデューサー今井大介氏が、J-POPの初のアカペラ英語によるカバー企画を提案。

 

2014年1月1日に第一弾配信シングル「ひこうき雲」をリリース。

そのカバーが話題を読んで日本でもライブを披露している。

さてそんな彼らの2014年のアルバム「4 Voices ~covers of male songs ~」に収録されているのが、ご存知1984年「大沢誉志幸」(おおさわ よしゆき)さんの名曲

『そして僕は途方に暮れる』

 

この曲の英語詩をSHANTIが担当しているのもニクイ。

美しいアレンジに彼らのコーラスで聞く名曲。

元々の良さも実感しながらアカペラの似合う季節に移ろいでいることにも気付きます。

色づき始めた秋の入り口。

思い出の曲とともに過ごしませんか?

Hi!心呼吸 9月26日(月)

M1>  アリヴェデルチ  /   エミ・マイヤー

 

日米を拠点に活動するシンガー・ソングライター「エミ・マイヤー」

日本人の母親とアメリカ人の父親の間に京都で生まれ、1才になる前にアメリカのシアトルに移住した彼女。

先日開催されたNAC(New Acoustic Camp)のステージでも爽やかで天真爛漫なライブを披露してくれた姿は印象的です。

 

今日は彼女が2009年にリリースさしたデビュー盤「キュリアス・クリーチャー」から。

1強目の「ルーム・ブルー」は各方面から支持を得た1曲。

いきなり耳を奪われ、聞き入ってします。

 

少しだけハスキーな声が、キュートなイメージも持たしてくれましたが、音と音の間の空間をサラリと埋める彼女の歌唱力は天性のもの。

フワッとした軽いテンポに彼女の天性の才能が開花します。

 

日本語で歌われる「君に伝えたい」は彼女の別の表情を見せてくれる新鮮さがあります。

日本の70年代の歌謡曲にしっかりとしたオマージュが込められています。

彼女の本来の歌声。人を癒す声。

 

Norah Jonesの雰囲気を愛する人にはハマルでしょうね♪

何度も聞いていられるそんな曲。

秋口には彼女の声で過ごしてみてはいかがでしょうか?

 

M2>  リリー  /   ダリル・ホール&ジョン・オーツ

 

フィラデルフィア出身のブルー・アイド・ソウル・デュオ

『ダリル・ホール&ジョン・オーツ』の1972年発表のデビュー・アルバムです。

「WHOLE OATS」

 

ダリル・ホール&ジョン・オーツのデビュー・アルバムは、Arif Mardin のプロデュース。

ダリル・ホールはヴォーカルの他にキーボードとマンドリン、ジョン・オーツはヴォーカルとギターを担当。

バックバンドはベースと、ドラムス、パーカッションというシンプルな編成でした。

ここに曲によってはストリングスやホーンなどが入ってくる・・・。

このスタイルが彼らの音楽の基本になっていくんですが、あくまでもこのアルバムがスタート。

デビュー・アルバムでこのメロディです。

 

この 「リリー」 はイントロのピアノで心を鷲づかみにされてしまいます。

まさに名曲。キラキラしています。

切なくなる甘酸っぱくなるメロディ。

ストリングスのアレンジで美しさはグッと増し、これぞホール&オーツ。

真骨頂のメロディと確信します。

何度聴いてもイントロでキュンキュンとしてしまいます。

さてこの曲と一緒に秋に飛び出しましょう♪

Hi!心呼吸 9月23日(金)

M1>   CALL ME  /   サラ・コナー

 

2005年にリリースされた「サラ・コナー」のアルバム

『ノーティー・バット・ナイス』から。

 

ドイツでは彼女の存在を知らない人はいないというほどの人気。

彼女の実力は2004年にラスベガスで行なわれた、

国際レコード製作者連盟主催による「ワールド・ミュージック・アワード」、2004年度ワールド・ミュージック賞ドイツ部門受賞。

名実共にドイツを代表する国民的アーティストになったわけです。

そんな彼女の4枚目の作品がこのアルバム。

日本では初のオリジナル・アルバムになりました。

 

このアルバムは当時のサラの勢いを詰め込んだアルバムと言った感じ。

日本でもラジオプレイも多かった曲も収録されていますが、特に1曲目に収録されていた

「リビング・トゥ・ラブ・ユー」は僕も何度か曲紹介していますw

ただシングルカットされたこの曲よりも、印象が強い曲が

「CALL ME」♪

肩の力が抜け、自然な本当の彼女を感じることができたようで好きです。

メロウな曲調の中にも彼女の歌唱力がキラッと光る♪

ドイツの歌姫にタジタジになります~・・・w

 

M2>  プリーズ・ミスター・DJ  /  レイ・パーカーJr.

 

『プリーズ・ミスター・DJ』

レイ・パーカーJr.がまだ彼のグループ、「レイディオ」名義で活動していた、

1981年のアルバム

『ウーマン・ニーズ・ラブ(A Woman Needs Love)』からセカンドカットされた1曲がこの名曲。

ラジオから流れる懐かしい曲に、別れた彼女とのことを思い巡らせて、

もう一度やり直したいという思いを歌ったラブソング♪

 

『ミスターDJ、またかけてほしいんだ(ずっとあの懐かしい曲を)

あの懐かしい曲を

ボクの愛しい人が戻ってくるのを手助けしてほしいんだ・・・。』

ラジオっていいなぁ・・・と思わせてくれます。

メロディ、サウンド・・・シンプルにそのもの自体が懐かしさを思いださせてくれます。

穏やかで優しく切ない♪

僕たちもそれぞれの思い出になぞらえて聴ける。

素晴らしい♪

 

この曲の筋道には黄金のメロディ。完璧に計算されたサビ。

秋はミドル・スローのテンポで決まり。

聴いていると心が落ち着いてくるんです♪ミスターDJ~♪

Hi!心呼吸 9月22日(木)

M1>  オープン・ザ・ドア  /  ベティ・カーター

 

1999年公開の映画。監督サム・メンデスがメガホンを取った『アメリカン・ビューティー』

あるサラリーマン家庭の崩壊劇を通して、

アメリカの理想的家族の裏側に潜むそれぞれの孤独や不全感をシニカルに描き出したヒット作品。主演は「ケビン・スペイシー」が見事に演じきった想い出の作品。

その映画のサウンドトラックを♪

なんと言ってもストーリーももう一度見直したい内容ですが、この作品の音楽の美しくも見事な選曲なこと。

作品を観てからでもこのサントラを欲しくなるとお思いますよ。

 

エリオット・スミスによるビートルズのカヴァーや、ボビー・ダーリン、 トーマス・ニューマンなどが鼻を添える美しい曲がずらり。

そんな中、曲自体にも存在感がある「ベティ・カーター」のオープン・ザ・ドア♪

ベティ・カーターは1930年5月16日ミシガン州フリント生まれ。

N.Y.ではレイ・チャールズ、ジョー・ヘンダーソンと共演したツワモノ。

彼女の歌声が映画の本編ではどんな風に使われているのか・・・。

気になる方はDVDでご覧になってください♪

作品の内容とマッチした名曲の数々。

普段聞きにもピッタリのお洒落なサントラです♪

秋にも合いまっせ~♪

 

M2>  I’m a boy  /  サニーデイ・サービス

 

2016年8月3日にリリースされたばかりのアルバム『DANCE TO YOU』

サニーデイの魅力を存分に集結したようなニューアルバム。

大学時代に友人と聞いた『東京』サニーデイ。

 

あの頃の懐かしいニオイまでコンパイルしてくれているようです。

無臭ではなく青春のニオイまで感じられるアルバムみたい。

今日はこの後、館林でイベント。

 

あの頃、憧れていたアーティストとご一緒するなんて・・・。

「曽我部恵一」その人が。

大学時代の友人に報告してあげよう。

喜んでくれるだろうなぁ。

あの「東京」から20年。

新たにサービスが届けてくれたポップミュージック。

バンド史上もっとも長い制作期間を費やした渾身の作品。

さあ、あの頃をもう一度感じる時が来た。

 

丁寧に作られた音の細かさに切なさと、愛情と、胸の中がチクチクするようなものが詰まっている・・・。感動してまいります。館林に♪

Hi!心呼吸 9月21日(水)

M1>  シリアス・タイム  /   Gyptian  (ジプシャン)

 

その日暮らしもままならない貧しい生活。

それを独り抱え込む母親。

GYPTIAN(ジプシャン)はそんな母親に

「もう大丈夫だから。俺は分かってるよ。」

と語りかける名曲「ママ」。

ママがスマッシュヒットを記録したジプシャン。

そんな「ママ」も収録されている2006年にリリースされたジプシャンの代表作

『My Name Is Gyptian』

 

彼の魅力はその哀愁系スウィート・ヴォイス。

キャッチーなメロディが耳をキャッチしてくれます。

メッセージも慈愛に満ちた優しさの歌の内容と、ラブソングを得意とする彼の歌声をなぜだか秋に聞きたくなってしまう・・・。

 

このシーズンだからこそ、この哀愁ヴォイスが合うってもんです。

秋に聞くレゲエ。冬に聞くレゲエがオツ。

このシーズンにジプシャンの慈愛溢れるレゲエソングで温かくなってみる。

僕からの提案です。

ジプシャン。

覚えておいてそんなナイシャン♪

 

M2>  ザ・リヴァー・ピープル  /   ロバート・フォスター

 

80年代に人気を博したオーストラリア出身バンド、

ザ・ゴービトウィーンズ(The Go-Betweens)。

バンドの中心を担った『ロバート・フォスター』のソロ・デビュー・アルバム

『デンジャー・イン・ザ・パスト』から。

 

ジャケットからの想像を良い意味で裏切ってくれた土臭いアルバム。

 

バンド時代のニオイを残しつつ。

自分の世界を模索した結果、自然の息吹を感じる。

大地を感じられる・・・そんな曲が多くて驚いた♪

 

プロデュースはミック・ハーヴェイ。

アコースティックなメロディに、無骨な素朴なフォスターの声が綺麗に乗り、

ホクホクとした気持ちにさせてくれる。

 

個人的には秋のキャンプに一緒に持って行きたいそんなアルバム.

川が流れ、見上げれば青空が広がり、自然な時間が流れる。

さぁ、秋の時間を楽しもうではありませんか!

こんな素朴な曲と一緒に!あぁ、キャンプしたい♪

Hi!心呼吸 9月20日(火)

M1>   歩きつづけて   /    カヒミ・カリィ

 

2006年にリリースされたカヒミ・カリィのアルバム「NUNKI」から。

アルバムの最後に収録されているこの曲。

「歩きつづけて」

作詞を彼女が担当した曲ですが、つま先の先に広がる世界をじっくりと進んで行こうと、一緒に歩いていこうと。

彼女の応援ソングにも聞こえます。

 

何度も聞き込んで、聴いて、耳になれて、馴染んで、納得する。

そんなアルバムだと思います。

 

彼女の優しい歌声がストレートに届きます。

女性らしいふっくらしたアルバム。

丸みを帯びたそんなイメージです。

生活の中でちょっと欲しいホッコリ感を表現しているような。

 

上手く表現できませんが、変幻自在な彼女のスタイルの中で確実に幸せの度合いが濃い作品♪

ロック・フレンチ、ジャズ、エレクトロを融合させた世界は彼女の表現のなせる業。

色んな美しさを見せてくれる彼女。

この雰囲気はいつまでも聞きたくなります♪

 

M2>    オリヴィア /  フローラ・プリム&アイアート・モレイラ

 

2016年の夏はリオ一色でしたね。

「フローラ・プリム」は1942年そんなブラジル、リオデジャネイロ生まれ。

ブラジル出身の歌姫です。

 

ブラジルで歌手生活を送った後、68年に渡米。

その後はスタン・ゲッツに抜擢されてヨーロッパを巡演したり、デューク・ピアソン、ギル・エヴァンスのバンドで活躍し、1971年にはウェザー・リポートのデビュー・アルバム『ウェザー・リポート(Weather Report)』に参加しているというキャリアを持つアーティスト。

 

「アイアート・モレイラ」はブラジル出身のパーカッショニスト。

この2人の共演作がこの1987年にリリースされた『日時計(The Sun Is Out)』

 

爽やかなブラジリアンサウンドを聞かせてくれる名盤ですが、ジャズの要素を多く含み、多国籍の不思議な雰囲気も散りばめられています。

決してポップな曲は多くはないですが、アメリカのテイストや多くのアーティストのエッセンスを混ぜ合わせて独特の重厚感を演出しています。

 

この大人の雰囲気は夕焼けや朝焼けにも合うような気がします。

秋の色合いにも合う気がしませんか?初秋の色合いに♪

Hi!心呼吸 9月19日(月)

M1>    Silver From Over The River  /    The fin.

 

2010年に結成された『The fin. (ザ・フィン) 』

兵庫県出身の4人組インディー・ロックバンド。

 

2014年にリリースした1stアルバムがこの『Days With Uncertainty』

先日もリトアニアで開催された「Loftas Fest’16」へ出演されたりと

日本のみならず海外からのアプローチも増えているアーティスト。

 

2014年にはフジロックフェスティバルの”ROOKIE A GO-GO”ステージに出演。

2015年3月20日にはアメリカ合衆国テキサス州オースティン市で開催されたSXSW 2015へ出演した。

 

新人とは思えないそのパフォーマンスは各界で注目を浴びる存在に。

さてこのアルバムに収録されたこの「Silver From Over The River」など、曲たちは少し懐かしいポップさを秘めています。

80年代や90年代を感じるシンセポップから、現在のUSインディーポップの様子なども味わえます。

海外のスパイスをしっかりと自分たちの中で整理してちゃんと伝えてくるこの独特のサウンドはすでに海外に向いている彼らの自由さにフィットしている様子。

シンプルなサウンドは邦楽の説得力とはちょっと違って洋楽のものに近い?

この才能のスケールは日本では狭いかもしれませんね?

 

M2>  マーシー・マーシー・ミー(アイ・ウォント・ユー) /   ロバート・パーマー

 

ロバート・パーマー(Robert Palmer)はイギリス出身のミュージシャン。

「パワー・ステーション」のフロントマンとして活躍して世界的ヒットを記録した印象が強い方も多いはず。

1974年にはソロデビューを飾っています。

その後もレゲエやニューウェーブなど、そのほかのジャンルの音楽を取り入れて時代を牽引してきた方。

 

そんなロバート・パーマーが1990年にリリースしたアルバム『Don’t Explain』

(ドント・エクスプレイン)では、ボブ・ディランの「アイル・ビー・ユア・ベイビー・トゥナイト」をUB40とともにレゲエ・タッチで聞かせてくれたり、オーティス・レディングの「ドリームス・トゥ・リメンバー」など、聴き応えのあるカヴァーを存分に聞かせてくれています。

そしてお馴染みのこのカヴァー。

マーヴィン・ゲイ1971年の名曲「マーシー・マーシー・ミー」と「アイ・ウォント・ユー」の2曲。

この曲はメドレー形式でソウルフルに披露しています♪

トータル18曲中8曲がカヴァー・・・。

自身オリジナルの曲も聞かせてくれるパーマー節ですが、カヴァーだとなお更彼のヴォーカルの素晴らしさに出会える気がします。

ウットリするわ・・・この声ってばさ・・・。