HI!心呼吸 10月2日(木)

M1>   Bitter   /     ミシェル・ンデゲオチェロ

 

『Me’Shell Ndegeocello’』(ミシェル・ンデゲオチェロ)

久しぶりに彼女の声を聴きたくなりました。

彼女はどんなアーティストさんかというとアフリカン・アメリカンのベーシスト。

ジャズ系統の位置に置かれがちな女性。

音楽のルーツは学生時代に聞いたファンク、ソウル・・・

彼女の根本にはルーツミュージックが色濃く残っています。

心の奥の奥にそっと入り込んで、優しく問いかけてくれるような

彼女の声はまるで魔法のよう。

アコースティックだけでなく贅沢な音がたくさん使われ、

意識しないうちに彼女の物語の中に意識が逃避行。

この作品はとくに落ち着きと素直さに溢れ、大人な表情が満載。

アルバムタイトル「Bitter」

そのままに日常の「苦さ」が淡々と語られていく内容。

このままだとだめだと分かりながら流されてしまう自分。

誰にでもある弱さも自分の表現で素直に表現しています。

 

 

 

 

 

M2> Never Gonna Fall In Love Again(恋にノータッチ)/ エリック・カルメン

 

『エリック・カルメン』

1975年にリリースされた1stAlbum

『Eric Carmen』

「ラズベリーズ」の解散後に発表されたソロ・デビュー作。

エリック・カルメンの代表作の1曲

「All By Myself」も収録されている名盤。

全曲がオリジナル。まさに最高傑作です。

名曲が並んでいて、どの曲もちょっと切なくて、

キラキラしていて郷愁も感じます。

今でも色あせることもない瑞々しい曲がアルバムを盛り上げます。

1975年は僕が産まれた年。

今から50年前の曲に今でも感動できるって幸せな事。

50年も人に愛される曲に出会えている事にも。

音楽の力ってやはり凄いんですね。

アルバムのハイライトは言うまでもなくこの「恋にノータッチ」

イントロを聴くとこの時期の色を思い出してしまいます。木漏れ日。落ち葉。秋色。