HI!心呼吸 11月25日(火)

M1>   アリヴェデルチ  /   エミ・マイヤー

 

日米を拠点に活動するシンガー・ソングライター

『エミ・マイヤー』

日本人の母親とアメリカ人の父親の間に京都で生まれ、

1才になる前にアメリカのシアトルに移住。

数年前のNAC(New Acoustic Camp)のステージでも爽やかで

天真爛漫なライブを披露してくれた姿は印象的でした。

彼女が2009年にリリースさしたデビュー盤

「キュリアス・クリーチャー」

1曲目の「ルーム・ブルー」は各方面から支持を得た1曲。

いきなり耳を奪われ、聞き入ってします。

少しだけハスキーな声が、キュートなイメージもありますが、

音と音の間の空間をサラリと埋める彼女の歌唱力は天性のもの。

フワッとした軽いテンポに彼女の天性の才能が開花します。

日本語で歌われる「君に伝えたい」は彼女の別の表情を見せてくれる新鮮さが。

日本の70年代の歌謡曲にしっかりとしたオマージュが込められています。

彼女の本来の歌声。人を癒す声。

 

 

 

 

 

M2>     暖かな愛に酔って /  アンソニー・ロン

 

香港の作曲家・プロデューサー・アーティストとして活動する

『アンソニー・ロン』(倫永亮 ANTHONY LUN )

1994年にリリースされた彼のベストアルバム

『看透』(ルッキング・グラス)

「THE LOOKING GLASS BEST SELECTIONS OF ANTHONY LUN 」

香港に旅に出かけ気になって現地で購入したアルバム。

日本のことも大好きな彼は当時日本での活動も積極的に。

彼の優しく思いを乗せて歌う広東語は、不思議と耳に優しく届きます。

このアルバムには日本語で歌われた曲もありますが

中国語(広東語)で歌われる曲のほうが断然良い。

意味は理解できませんが、そのメロディと歌声には日本人に通じるものを持ち合わせる。

最近の彼の情報はなかなか知る由もありませんが、

このアルバムの彼の歌声には毎回聞くたびに癒される。

この温もりの声は寒くなったこの季節を温めてくれる力がある。

 

HI!心呼吸 11月24日(月)

M1>   MY LOVE   /   KEISSY(ケイシー)

 

今週もこのコーナーでごゆっくりとお過ごしください。

赤道直下のアマゾン河口の都市。

ベルン生まれの日本とブラジルのハーフ『KEISSY』

父「Teddy Max」さんはパラ州の州歌になるほどのヒットを持った北東部のスター。

兄「Klebber Max」もアメリカンポップスのカバーアルバム10数枚を連発する

パラ州を中心に活躍中のシンガー。

母方の祖父は1930年代にトメアスに入植した開拓者の先駆者的存在。

そんなKeissyの作るオリジナルにはそのDNAが。

大きな魅力のひとつであるヴォイス・インプロヴィゼーションには

インディオの祈りや日本の声明にインスパイアされたフレーズまでが入り交じり、

クライマックスで彼女はシャーマンと化す。

歌を歌うためにこの地に降り立った彼女。

アルバム「Anjo」(アンジュ)はポルトガル語で「天使」を意味しています。

まさにAnjoな彼女の歌声はこの時代の宝物みたいです♪

ソフトリーでいて芯がある。

ただのボサノヴァではない別物のサウンド。

その根底には環境というバックグラウンドで培ってきた揺ぎ無いものがあるに違いない。

 

 

 

 

 

M2>    Fairy(フェアリー)  /    ACOUSTIC CLUB

 

ギタリスト「宮野弘紀」さん率いるアコースティックユニット

『ACOUSTIC CLUB』

1991年にリリースされた

『マイ・ファニー・バレンタイン』

1991年当時はメンバーがオリジナルメンバーから少し変化。

このアルバムにはヴィブラフォン奏者『ゲイリー・バートン』をゲストに迎えた豪華な作品に仕上がっています。

ベテラン・ミュージシャン(大人)が少し本気を出すとコレ。

少しオシャレなことをすると、こんな重厚で優しい仕上がりになってしまう・・・

曲によってはさわやかなそよ風のように、時には情熱的な荒々しい演奏に、

独特の大人の風を吹かせてくれます。

期待を裏切らない、安定の気持ちよさ。

今はどんな風が吹いているのか?リラックスする時にも、

リフレッシュする時にも。

このメロディの透明感は凝り固まった気持ちをほぐしてくれるようです。

ヴィブラフォンの演奏が効果的でなんとも美しい今日は「フェアリー」をどうぞ。

 

 

HI!心呼吸 11月21日(金)

M1>   How Would You Feel (Paean) /   エド・シーラン

 

今週の締めくくりはこんな2曲にしてみました。

2017年にリリースされた

『÷(ディバイド)』

彼の念願。グラミー賞、主要部門を受賞した

『エド・シーラン』のサード・ アルバム。

「天才」と呼ばれるシンガーソングライターが放ってくれた1枚。

この作品でも見事にやられっぱなしな訳で・・・w

『エド・シーラン』はなんでこんなに良い曲を沢山書けるんでしょうか・・・

好きで仕方ない。

「Paean」(ピーアン・賛歌)とタイトルにも明記された名曲。

『How Would You Feel (Paean)』

「川の流れよりも愛が深くなる 君と過ごすとどの瞬間もね。

両手で君を抱きしめた 太陽が月に変わるのを見ながら

How would you feel,君はどう思う?」

エド・シーランが世に送り出したよく曲たちの美しくて温かいこと♪

 

 

 

 

 

M2>    Not Too Late /    ノラ・ジョーンズ

 

今週の締めくくりはこんな曲にしました。

2007年にリリースされた

『Not Too Late』

『ノラ・ジョーンズ』の3枚目の作品です。

このアルバムは全曲が「ノラ・ジョーンズ」のオリジナルで構成された

彼女のピュアな才能を詰め込んだ1枚。

時より魅せる少女のような感性と、大人の女性を感じさせるセクシーさ。

彼女の「虜」になれる作品でした。

次のステージに。次のレベルに達した作品であることは

リリース後セールスだけ見ても分かったりする。

当時アメリカでは初登場2位、2週目で見事1位となった作品。

聴くごとに耳に彼女の声が馴染んでくる感覚。

シンガーソングライターとしての才能も見事に発揮したこの作品。

空間と時間を心地よく構成される彼女の世界感。

なんて心地いいんでしょう。深呼吸させてくれる和みを持ちます。

ギターやピアノに近い波動を持っているみたい。さぁ、癒されましょう。

 

HI!心呼吸 11月20日(木)

M1>  World Filled with Love  /  クレイグ・デイヴィッド

 

1981年5月5日生まれ。

イギリス出身のシンガー・ソングライター

『クレイグ・デイヴィッド』

彼の名を「キング・オブ・2ステップ」と呼んでいたのも懐かしいですね。

未だに2ステップというイメージは強いのは僕だけではないはず。

2000年にシングル「フィール・ミー・イン」がいきなり全英1位を獲得。

同じ年。1stアルバム『ボーン・トゥ・ドゥ・イット』が

全米含む世界でヒットを記録。

彼の軽やかなサウンド・ワーク。

そのサウンドに乗せる自然体な歌声はあまりにも爽やかで・・・

今でもその軽快な2ステップを求めてしまう時もあります。

未だにそのスタイルは変わっていない。

最新作品もちゃんと2ステップです。

さてこのアルバムのラストに収録されているこの1曲。

全く力みのない自然体のヴォーカルで聞かせてくれるアルバムの締めくくりにピッタリな「World Filled with Love」

 

 

 

 

 

M2>   What You Won’t Do For Love /  INTRO

 

1978年の「ボビー・コールドウェル」の名曲

「What You Won’t Do For Love」をカバーしたのは

『INTRO』

90年代に活躍したアメリカのR&Bトリオです。

「INTRO」のバージョン。小細工などがなくてシンプルに良い。

お気に入りなんですよね。このシーズンになると聴きたくなる1曲。

しっかりと「INTRO節」に仕上がっています。

3人のコーラスも聞かせてくれますが、

余計なアレンジがないのが実に好印象。

もと曲を大事にしているのが分かるというのか。

1995年にリリースされている

「New Life」に収録された1曲です。

正直ありがちなこの時代のこのジャンルではありますが、アレンジはピカイチ。

キース・スエットなどを受け入れる人ならおすすめです。

90年代の安心できる音をミドルテンポで味わう秋の夜長。いかがですか?

 

HI!心呼吸 11月19日(水)

M1>  I Want to know what love is /   Foreigner(フォリナー)

 

1970年代後半から80年代を代表するスーパー・バンド。

「ミック・ジョーンズ」「ルー・グラム」を中心とした

イギリス、アメリカ混合グループとしてデビュー当時から大ヒットを連発。

そんなスーパー・バンド『フォリナー』

そんなフォリナーの1985年作品

『プロヴォカトゥール』

そのアルバムの印象的な名曲。

代表曲といえばこの「I Want to know what love is」

ヘヴィーなロックナンバーから得意としていたAORのような優しいバラード。

そしてドラマチックなバラードと構成されたボリュームたっぷりな名盤。

全英・全米でビッグ・セールスを記録していますが

日本人の耳にはあまり合わなかったのかな?

さて80年代の名曲などのコンピにも必ずと言っていいほど収録されている名曲。

「ルー・グラム」のボーカルが冴え渡ります。

 

 

 

 

 

M2>   I Want to Be Your Man  /    Roger(ロジャー)

 

こんな名曲もいかがですか?

続けます。緩やかなメロディをどうぞ。

1987年10月21日にリリースされている

『Unlimited!』

『Roger』(ロジャー)にとって最大のヒット曲となったのが、

「I Want to Be Your Man」

今は亡きアメリカのファンクバンドである

「Zapp」のリーダー『Roger』

彼のことを僕はこの曲で知ることになったのですが、

Zappの頃より、R&Bチャートで賑わす実力を放っていた

彼のお得意のリズム。

そしてこの「トーク・ボックス」がギュインギュインと唸りっぱなしの

サウンドは一度耳にすると当分の間、耳から離れてくれませんよ。

スウィートなソウルナンバーの名曲。

歌いだしだけでもニヤッとしてしまうハッピーな気分になれますね。

 

 

HI!心呼吸 11月18日(火)

M1>     Special Day  /   ジャヒーム

 

『ジャヒーム』(Jaheim)

1978年5月26日。ニュージャージー州出身のR&Bシンガー。

海外での評価が非常に高いのに、

日本ではあまり注目されていないのが疑問。

彼も非凡な才能を持つR&Bシンガーです。

2005年にリリースされているジャヒームのセカンドアルバム

『Still Ghetto』(スティル・ゲットー)

アルバムの中で一番グッとくるサウンドと彼の太いヴォーカル。

シングルになった「Put That Woman First」は何度聞いてもキュンとする代表曲。

このアルバムでまず聴きたくなる1曲なんですが、

今回選曲しながらこの曲に耳が止まった。

不思議なんですが昔に聴いた時に感覚と違って聞こえて。

今の自分にはシックリきました。

アルバムの中では9曲目にクレジットされているんですが、

隠れた秀逸作。この声のせいで年齢よりも老けて見られる「ジャヒーム」現在47歳。年下。

 

 

 

 

 

M2>      FRIENDS  /  T.O.K.

 

あんなメロウな曲の後にはこんなリズムもいかがですか?

寒くなってきたこの時期にゆるいリズムで。

『T.O.K.』

「Touch Of K(C)lass」の略だそうです。

1992年にジャマイカで結成されたレゲエ、ダンスホール・グループ「T.O.K」

仲間を信じ、己を信じてきた彼らの

2013年に4年ぶりの作品としてリリースされた

『4EVER』

「4人は永遠」=『4EVER』というメッセージが込められた作品です。

シンプルなダンスホール・レゲエを気持ちよく聞かせてくれるコーラス。

ラバーズ・レゲエをコンビネーション良く聞かせてくれます。

馴染みやすいレゲエと言ったらいいのかも。

心地よくメロディ・レゲエを聴きたい方にはおすすめ。

寒くなってきたこの季節にレゲエです♪

4人ならではのスタイルは永遠の宝。

HI!心呼吸 11月17日(月)

M1>      Danny   /      メアリー・ダン

 

今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

今週は「冬」へまた進んでいくんでしょうか。

また一歩季節が進んだところでこの季節に合う「音」を。

アイルランド出身のシンガー・ソング・ライター

『メアリー・ダン』

彼女のデビューアルバムがこの1997年にリリースされている

『Coolatee』(クーラティ)

瑞々しいイキイキとした曲たちが並びます。

アイリッシュ・ポップを見事に聞かせてくれる爽やかな1曲。

ジャケットのデザインのように水の上に浮くボートで、黄昏るような曲たちも。

澄んだ気持ちにさせてくれるみたい。

日頃のバタバタを少しリセットしたい時には

彼女の歌声は効果的です。

アップテンポなこの曲「Danny」

個人的にはトラッドの彼女が一番魅力的な気がしてなりません。

 

 

 

 

 

M2>    This Town     /    ナイル・ホーラン

 

世界的スーパー・グループ『1D』(ワン・ダイレクション)

ソロとしてデビューして成功を収めたのは

『ナイル・ホーラン』

2017年10月にリリースされた『Flicker』

僕世代の方ももちろん、幅広い世代の方が楽しめ作品。

クセのない歌声はどんな曲調にもフィットします。

この年。洋楽パワープレイになっていた

「Too Much to Ask」も収録されています。

ちなみにこの「Too Much to Ask」はこのアルバムからの3rdシングル。

このアルバムをじっくり聞いていると彼の本質というか、

彼本来のパーソナルな部分を観れている気がします。

じっくりと楽しませてくれるこの「This Town」は1stシングル。

ギターのシンプルなメロディ。

綺麗な真っすぐな歌声で聞かせてくれるラブソング。

「キスをしようと目を覚ましたら誰もいなくて、

君の香りが残っている・・・。」切ないラブソングを秋の夜長にって年でもないかw

 

HI!心呼吸 11月14日(金)

M1>   One of These Days /   オリー・マーズ

 

今週の締めくくりはこんな2曲にしてみました。

2012年.冬にリリースされたアルバム

『ライト・プレイス・ライト・タイム』

イギリスのオーディションTV番組『Xファクター』から生まれたシンガー

『オリー・マーズ』

日本デビュー・アルバムがこの1枚でした。

美しいメロディはやはり耳障りが抜群にGoodですね。

No.1ヒットのシングル「トラブルメイカー feat. フロー・ライダー」なども

収録されているアルバムなので改めて聞いてみては?

彼の非凡なる才能を感じることができるアルバム。

キラキラ光るソングライティングからでも感じることができますが、

ポップセンス、バラードのメロディの美しさはもはや職人。

少しだけレトロな雰囲気の曲調、多彩な楽しみを提供してくれる。

母国イギリスではテレビのパーソナリティーまでこなす彼。

今や知らない人はいないほどのスターは何だってできちゃう。

 

 

 

 

 

M2>  Look out any window / ブルース・ホーンズビー & ザ・レインジ

 

今週の締めくくりはこんな曲で。

1954年生まれ。ヴァージニア州出身のピアノ、アコーディオニスト

『ブルース・ホーンズビー』

彼を中心に1984年に結成された80年代を代表するバンド

『ブルース・ホーンズビー & ザ・レインジ』

彼らのデビュー作『ザ・ウェイ・イット・イズ』の大成功に続き、

2作目のアルバムとして1988年にリリースされた

『SCENES FROM THE SOUTHSIDE』

(シーンズ・フロム・ザ・サウスサイド)に収録されたこの曲

「Look out any window」

表現豊かなスタイルが多方面から大絶賛されることになる。

このイントロを聴いただけで涙しそうになってしまう美しい旋律。

曲の半ばに出てくるホーンズビーのソロはいつ聞いてもシビレマス。

スケールのでかい世界の広がり方♪

こんなに「抜けるようなピアノ」はこの方に教えてもらった気がします。

吸い込まれるような旋律をどうぞ味わってください。

HI!心呼吸 11月13日(木)

M1> Let‘s Try Love Again(失われた愛のかたち)/  ジェラルド・アルストン

 

『ジェラルド・アルストン』

偉大なるスーパー・ソウル・グループ「マンハッタンズ」の

看板ボーカリストであった

『ジェラルド・アルストン』

初のソロアルバムがこの1988年にリリースされた

『ジェラルド・アルストン』

80年代のソウルの名盤でございます。

「サム・クック」をこよなく愛した彼の歌は格別。

「ソウル・ミュージック」をしっかりと届けてくれるというかお手本みたい。

現在のソウルシンガーの素晴らしさとは違う「ド・ソウル」な歌声。

ディープさや熱量を感じたりできるはず。

大人の甘いブラコン、AORやJAZZ。

スムージーでオシャレ。そして色気たっぷり。

今でもドライブデートのBGMにピッタリかと。

夜も良いけど昼間もね。

 

 

 

 

 

M2>    I Remember  /   キーシャ・コール

 

『キーシャ・コール』

2007年にリリースされた2nd アルバム

『Just Like You』

このリリースのタイミングまでには数多くのステージをこなしてきたであろう

彼女の底力を聞かせてもらえるそんな納得の1枚。

一瞬聴いただけで彼女の実力が分かる様な存在感。

自身に満ち溢れるそのパフォーマンスをじっくりとお聞きになってください。

ややハスキーな声質に伸びやかなフロウ。

ソウルフルな歌声はどんなテンポのメロディにも見事の対応。

「I Remember」はまた伸びやかな彼女の武器を堪能できる1曲。

BGMとしては勿体ない。

部屋や、車で流れていたら良い雰囲気になるでしょうね。

贅沢な聴き方をお楽しみ下さい。

「誰かとは比較なんかされたくない。自分は自分だから。」

彼女の言葉には迷いはない。

 

 

HI!心呼吸 11月12日(水)

M1>       Lead On  /    ジョージ・ストレイト

 

『ジョージ・ストリート』

1995年にカントリー・ミュージックにハマっていた頃

まさに「ジャケット買い」を試みた思い出のアルバム

『リード・オン』

カントリー・ミュージックというあまりにも広い音楽ジャンルに

興味をもち、手当たり次第に聞いていた頃。

適当に手にしたのがこの「George Strait」(ジョージ・ストレイト)だったw

そんな彼のことを調べてみると「キング・オブ・カントリー」の称号。

長きにわたりカントリー界のトップに君臨し続けているアーティストだと知る。

1990年代半ばはアメリカのカントリー音楽人気は

とどまるところを知らない勢い。

「ジョージ・ストレイト」のアルバムも軽く発売直後に

100万枚を売り上げたというほど。

飾りけのないシンプルなカントリーが気持ちいい。

ノスタルジーな空気も感じながらカントリーを今の時代に紹介してくれた大切な一人。

 

 

 

 

 

M2>   Nothing Man    /    ブルース・スプリングスティーン

 

『ブルース・スプリングスティーン』

2002年にリリースされた『The Rising』

オリジナルアルバムとしては1995年

『The Ghost Of Tom Joad』以来7年ぶりのリリースとなった名盤です。

そして一番の話題になったのは『E・ストリート・バンド』との録音。

なんと18年ぶりのセッションに。

そしてこのアルバムは2001年9月11日の事件が背景にのしかかっている。

そのメッセージはアメリカを代表して届けてくれた強く熱いモノ。

愛するものを失った悲しみ。

憎悪などさまざまな感情を、さまざまな人々の立場から描かれた作品は

多くの感動をよび、今でも聞く意味があるそんな1枚であることは変わらない。

音楽面から言えば「ロック」を前面に押し出したアルバムというよりも、

ブルースを意識したもののように思える。

そのブルースに込められたメッセージを読みながら聞くと

第一印象が変わって見えてくる世界が広がります。

悲しい影を落としたアメリカにこの歌声が照らすように。