HI!心呼吸 7月1日(水)

M1>   Lanikai Moon /  Mango Season(マンゴ・シーズン)

 

7月最初のオンエアです。このコーナー。

こんな季節にぴったりの一枚をご紹介しましょう。

ハワイから届いたAORの風。

ご夫婦デュオ『マンゴ・シーズン』

「Curtis Kamiya」と「Annie Kamiya」ホノルルを拠点に活動する夫婦デュオ。

彼らが2013年にリリースしたファースト・フルアルバム

『Flying Home』からお届けします。

アイランド・ミュージックをベースに、70年代のウエストコースト・サウンド、

ボサノヴァ、AORなど様々な音楽のエッセンスを心地よくブレンド。

ハワイの空気を感じながらも、決してハワイアン一色ではない。

その絶妙なバランス感覚がこのアルバムの魅力です。

ピチカート・ファイヴの名曲「Sweet Soul Revue」の日本語カヴァーにも驚かされますし、ムードたっぷりのボッサ・ナンバーも秀逸。

ハワイアンがお好きな方。AORがお好きな方。

カラパナやナレオがお好きな方。

きっと気に入っていただけると思います。窓を開けて、少し夏を感じながら聴きたい一曲。

 

 

 

 

 

M2>   I Can’t Get Away From You / Bald(ボールド)

 

思わずジャケ買いでしょ!これはズルい!

1997年にリリースされたフランスのアーティスト

『Bald』(ボールド)のデビューアルバム『ボールドは人気者』

アルバムタイトルもなかなか強烈ですが、ジャケットに写る彼の表情も負けていません。

まるでコメディアンのような親しみやすい笑顔。

その人物こそがボールドです。

でも、この見た目からは想像できないほど繊細で美しい音楽を聴かせてくれるんです♪

「ジュリアン・レノン」や「スティーヴィー・ワンダー」との共演経験もある実力派。

ポップスの親しみやすさと、シンガーソングライターとしての豊かな感性を兼ね備えています。

派手さではなく、人柄や温かさがそのまま音楽になったようなサウンド。

思わずこちらも笑顔になってしまうような穏やかさがあります。

そして今日は、そんなアルバムの中からお気に入りの一曲を。

優しく包み込むようなメロディ。

美しい歌声。この心地良さをぜひ味わってください。

「I Can’t Get Away From You」♪

HI!心呼吸 6月30日(火)

M1>   Friendly Advice  /  Tom Cochrane(トム・コクラン)

 

『トム・コクラン』

1992年にリリースされたトム・コクランのアルバム

『Mad Mad World』

思わず懐かしくて胸が熱くなる一枚です。もう1992年の作品なんですね。

カナダ出身のシンガーソングライター『トム・コクラン』

このアルバムでアメリカでも大きな成功を収めました。

当時は「ジョン・メレンキャンプ」「トム・ペティ」「ブライアン・アダムス」など、

ロックシーンを代表するアーティストたちが活躍していた時代。

そんな中、日本では少し知る人ぞ知る存在だったのが「トム・コクラン」だったかもしれません。このアルバムのジャケットを見ると、DJデビューした頃の自分を思い出します。

彼の魅力は何と言っても「土臭さ」

飾らない言葉。まっすぐなメロディ。

地面にしっかり根を張ったようなロックンロールです。

本当はもっと骨太な曲をお届けしたいところですが、アルバムの中でも優しく穏やかな一曲を。まだ見たことのないアメリカに憧れながら、この音楽を聴いていたあの頃の自分も思い出します。カナディアン・ロッカーがアメリカで成功した代表例のひとりでしょう。

 

 

 

 

 

M2>    Just For The Moment / Ray Kennedy(レイ・ケネディ)

 

アメリカ・フィラデルフィア出身のシンガーソングライター、そしてプロデューサー。

『レイ・ケネディ』

1980年リリースのアルバム『Lonely Guy』

やっぱり良い曲です。もともとは70年代に活躍したロックバンド

「KGB」のヴォーカリストとして知られる「レイ・ケネディ」

このソロアルバムではプロデューサーに「デヴィッド・フォスター」を迎え、

さらにバックにはTOTOのメンバーたちが参加。

今振り返ってみても、なんとも豪華な布陣です。

アルバムにはハードなロックからスウィートなバラードまで幅広い楽曲が並びますが、

どんな曲も彼のしゃがれた歌声を通すと、不思議とロマンティックに響いてきます。

そんな名盤を代表する一曲が、この「Just For The Moment」。

当時はタバコのCMソングとしても親しまれました。

AORというと、透明感のある歌声や爽やかなサウンドを思い浮かべる方も多いかもしれません。でもレイ・ケネディは違います。

少しハスキーで味わい深い歌声が、AORの新しい魅力を教えてくれました。

思わず目を閉じたくなるような甘いメロディ。1980年。僕がまだ5歳だった頃・・・。

 

HI!心呼吸 6月29日(月)

M1>  No One’s Gonna Hurt You / ジェイムス・イハ

 

今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

1998年にリリースされた『ジェイムス・イハ』のアルバム

『Let It Come Down』

『The Smashing Pumpkins』のギタリストとして活躍した

ジェイムス・イハにとって記念すべきソロ・デビューアルバム。

スマパンでは轟音のギターやサイケデリックなサウンドを聴かせてくれたイハ。

この作品では一転。

アコースティックギターを中心に、穏やかで温かな世界を描いています。

まるで自宅のリビングで録音されたかのような自然体の空気感。

肩の力を抜いて楽しめるオーガニックなサウンドは、

今の季節にもよく似合います。

「キャロル・キング」や「カーペンターズ」のアルバムを久しぶりに

棚から取り出すように、この作品もふと聴きたくなる一枚。

全身を優しく包み込んでくれるようなリラクゼーション・メロディ。

この絶妙な心地よさは何なんでしょう。

やっぱりジェイムス・イハは天才です。

 

 

 

 

M2>   Cloud on My Tongue / Tori Amos(トーリ・エイモス)

 

1994年にリリースされた『トーリ・エイモス』のアルバム

『Under the Pink』

アメリカ出身のシンガーソングライター『トーリ・エイモス』

僕は彼女の持つ、いい意味での「人間臭さ」が好き。

シンプルなピアノと歌声を中心にした楽曲たち。

余計なものがないからこそ、彼女の感情や息遣い、その本質がより鮮明に伝わってきます。

静かなのに耳を奪われる。穏やかなのに心が揺さぶられる。

そんな不思議な魅力があります。

癖のないメロディや繊細な感性には、どこかイギリスの香りも感じるのですが、

彼女はアメリカ出身。

牧師だった父親のもとで育ち、青春時代の感情と向き合うためにピアノを弾いていたというエピソードも残っています。

だからでしょうか。

彼女の歌には嘘がない。情熱も弱さも迷いも、そのまま音楽になっているように感じます。

美しいピアノの旋律。優雅な空気感。

その奥に見え隠れする激しさ。

この曲が持つ「美しさ」と「強さ」、ぜひ味わってみてください。

 

 

HI!心呼吸 6月26日(金)

M1>   More Than I Can Say(星影のバラード)/  レオ・セイヤー

 

今週の締めくくりはこの2曲にしてみました。

「誕生日を迎えた今週」たくさんの「おめでとう」をいただき

改めて人とのつながりのありがたさを感じた一週間でした。

家族、仲間、リスナーの皆さん。普段はなかなか言葉にできませんが

本当に感謝しています。

そんな一週間の締めくくりに選んだのが『レオ・セイヤー』

「More Than I Can Say(星影のバラード)」。

心をゆっくり整えてくれるような優しさに溢れた楽曲です。

「イギリスが生んだ吟遊詩人」と呼ばれるシンガーソングライター『レオ・セイヤー』

日本でも長く愛され続けているアーティストですが、この曲を聴くたびに改めてメロディメーカーとしての才能を感じます。何より印象的なのは、あの優しく伸びやかなハイトーンボイス。そしてシンプルでありながら心を掴むメロディ。

数多くのヒット曲を持つ彼ですが、この「More Than I Can Say」はやはり特別な存在。

聴いていると、どこか懐かしい景色が浮かんできます。

イギリスのポップスならではの上品さと温かさ。それでいて肩の力を抜いて楽しめる親しみやすさ。長く愛される理由が自然と伝わってきます。

 

 

 

 

 

M2>     So Beautiful  /   シンプリー・レッド

 

今週の締めくくりは、この曲にしてみました。

1週間を振り返ると、慌ただしかった日もあれば、思わず笑顔になれた瞬間もありました。

そんな週末に選びたくなったのが『シンプリー・レッド』の「So Beautiful」。

肩の力を抜いて聴けるのに、なぜか心に深く残る。そんな魅力を持った一曲です。

『シンプリー・レッド』は、イギリス・マンチェスター出身のバンド。

ボーカルの『ミック・ハックネル』を中心に活動し80年代から90年代にかけて数々の名曲を生み出してきました。ソウル、ポップス、ジャズ、R&B。さまざまな要素を取り込みながらも、シンプリー・レッドならではの洗練されたサウンドは唯一無二です。

今回ご紹介する「So Beautiful」が収録されているのは1995年にリリースされたアルバム『Life』

個人的にも大好きな作品で、何度聴いても新しい魅力に気付かされます。

聴けば聴くほど味わいが増していく一枚です。「Fairground」や「So Many People」といった代表曲も収録されており、ドライブのお供としても最高。

でも、このアルバムの本当の魅力は、そんな有名曲の陰に隠れた珠玉の楽曲たちにあるような気がします。そのひとつが「So Beautiful」。

ミック・ハックネルの優しい歌声、穏やかに流れていくメロディ。長く愛される音楽。

HI!心呼吸 6月25日(木)

M1>   Happy Birthday Darling  /   NORM(ノーム)

 

「誕生日に聴きたくなる優しい歌」

誕生日というのは不思議な日です。若い頃は祝ってもらうことが嬉しかったのですが、

歳を重ねるにつれて「ここまで元気に過ごせたこと」や「支えてくれる人がいること」に感謝する日へと変わっていきます。

そんな誕生日にぴったりの一曲が、ハワイアンシンガー

『ノーム』の「Happy Birthday Darling」

2000年にリリースされたアルバム『Unforgettable Dream』

彼の優しさがそのまま詰まったようなナンバーです。

ノームは1998年のデビュー以来、ハワイのクラブやイベントを中心に人気を集めたハワイアン・レゲエアーティスト。陽気なパーティチューンも魅力ですが、

個人的にはこうしたバラードでこそ彼の良さが際立つように感じます。

特別な歌唱テクニックを見せつけるわけではありません。

派手なアレンジがあるわけでもありません。

それでも不思議と心に残る。

その理由は、彼の歌声にあるのかもしれません。癖がなく、温かく、そして自然体。

まるで気の置けない友人から「おめでとう」と声をかけられているような安心感があります。

 

 

 

 

 

M2>     Angel  /   ジェイク・シマブクロ

 

「誕生日に思い出す人と音楽」今日、またひとつ歳を重ねました。51歳。

若い頃には想像もしなかった年齢ですが、不思議と今が一番楽しいのかもしれません。

家族がいて、仲間がいて、仕事があって、そして好きな音楽がいつもそばにある。

そんなことに改めて感謝したくなる誕生日です。

今日の一曲は、そんな日にぴったりの癒しのサウンド。

ジェイク・シマブクロの「Angel」

ハワイ州ホノルル出身の日系5世。4歳からウクレレを始め、その才能で世界中にウクレレの魅力を届けてきたジェイク。彼の演奏を初めて聴いた時、「ウクレレってこんなに感情を表現できる楽器なんだ」と驚いたことを覚えています。今回ご紹介する「Angel」

2006年にリリースされたアルバム『Gently Weeps』に収録された美しい一曲。

派手さはありません。でも、その分だけ心の奥深くに優しく届いてきます。

忙しい毎日の中で忘れがちな大切なこと。家族のこと。友人のこと。

支えてくれる人たちのこと。そんな存在を思い出させてくれるような温かなメロディーです。実は以前、ジェイクにインタビューをさせていただいたことがあります。

その時に「日本のブラザー」と呼んでくれたことが今でも嬉しくて覚えています。

ただ、ひとつだけ違うのは・・・。あの頃の僕は、今よりだいぶ痩せていたこと(笑)。

 

 

HI!心呼吸 6月24日(水)

M1> 悲しき恋心(Absence Makes The Heart Grow Fonder)  /

ティファニー・アンダース&ボイド・ライス

「音楽好きなら一度は観てほしい映画とサウンドトラック」

映画を観終わったあと、しばらく余韻に浸ってしまう作品・・・ありますよね。

「悲しき恋心(Absence Makes The Heart Grow Fonder)」は、

そんな映画のひとつ『グレイス・オブ・マイ・ハート』のオリジナル・サウンドトラックに収録されている楽曲です。1996年に公開されたこの映画は、シンガーソングライターの 「Carole King」の半生をモチーフにしながら、1950年代から1970年代前半までのアメリカ音楽界を描いた作品。特に60年代ポップスがお好きな方にはたまらない世界が広がっています。作品全体から感じるのは、音楽への深い愛情と徹底したこだわり。

当時の空気感やレコーディング文化、ソングライターたちの情熱が丁寧に描かれていて、まるで音楽史の教科書を映像で見ているような感覚になります。サウンドトラックも実に豪華です。音楽を手掛けたのは「Joni Mitchell」の元夫としても知られる「Larry Klein」

さらに「Burt Bacharach」と「Elvis Costello」 が初めて共作した名曲「God Give Me Strength」も収録されており、音楽ファンなら思わず唸ってしまう内容です。

「悲しき恋心」は「ティファニー・アンダース」と「ボイド・ライス」による美しいデュエット。久しぶりにもう一度、この映画を観たくなってきました。

 

 

 

 

 

M2>   So Far Away   /    キャロル・キング

 

「何度聴いても色褪せない名盤」

『キャロル・キング』の「So Far Away」

収録されているのは、1971年に発表された歴史的名盤『Tapestry(つづれおり)』

このアルバムについては、もはや説明は必要ないかもしれません。

音楽ファンであれば一度は耳にしたことがある作品。

多くのアーティストたちに影響を与え続けている一枚です。

1960年代、数々のヒット曲を生み出すソングライターとして活躍していた「Carole King」

その彼女がシンガーソングライターとして発表した2枚目のソロアルバムが

『Tapestry』でした。全米アルバムチャートでは15週連続1位という驚異的な記録を打ち立て、今なお多くの人々に愛され続けています。このアルバムを聴いていると、

一人の女性が抱える悲しみや孤独、迷い、そして希望までもが自然と伝わってきます。

決して派手ではありません。大きな声で感情をぶつけるわけでもありません。

それでも心の奥深くに静かに入り込み、聴く人それぞれの人生に寄り添ってくれる。

そんな不思議な力を持っています。「So Far Away」もその代表的な一曲。

キャロル・キングの素朴で優しい歌声。飾らないピアノ。だからこそ楽曲そのものの美しさが際立ちます。このアルバムとの出会いが人生を少しだけ豊かにしてくれる。

 

HI!心呼吸 6月23日(火)

M1>   It Looks Like Rain /   ジャン・アーデン

 

「真っ直ぐな歌声が心に響く一枚」

カナダ出身のシンガーソングライター『ジャン・アーデン』

1962年にカルガリーで生まれた彼女は、デビュー当時から高い評価を受け、

新人賞を獲得した実力派アーティスト。

その音楽人生は決して順風満帆ではありませんでした。

14歳で歌い始め、20歳頃にはバンクーバーの路上やカフェで演奏を重ねる日々。

「ジョン・デンバー」や「Karen Carpenter」の音楽に影響を受けながら、

自分のスタイルを少しずつ築き上げていきました。そして30歳を迎えた1992年。

ようやくメジャーデビューを果たします。

そんな彼女が1995年に発表したアルバム『Living Under June』

ジャン・アーデンの魅力がたっぷり詰まった代表作のひとつ。

フォークロックをベースにしながらも、繊細さと力強さが絶妙に共存したサウンド。

派手さで聴かせるのではなく、楽曲そのものの良さと歌声の説得力で聴き手を惹きつけます。特に印象的なのは、その澄みきった歌声。

伸びやかでありながら芯があり、どこか凛とした空気をまとっています。

人生をしっかり歩いてきた人だけが持つような強さが、その歌声には宿っています。

 

 

 

 

 

M2>  River of Life(ポルトガル・ヴァージョン) /  ヘイトー(HEITOR)

 

「ブラジルの風景が見えてくるような一枚」

ブラジル出身のギタリストでありシンガーでもある『ヘイトー』(Heitor)。

1994年にリリースされたセルフタイトル・アルバム『HEITOR』

「River of Life(ポルトガル・ヴァージョン)」

ヘイトーはブラジルを代表するアーティストたちと活動を重ねた実力派ミュージシャン。

「イヴァン・リンス」や「Djavan」らと共演し、

その後はイギリスの人気バンド「Simply Red」の作品にも参加するなど、国境を越えて活躍してきました。そんな彼の音楽を聴いていると、まず感じるのがブラジルへの深い愛情です。

ギターの一音一音がとても丁寧で、派手さを競うのではなく、楽曲そのものを大切に育てているような印象を受けます。郷愁を誘うメロディ。温もりのあるリズム。

そして肩の力を抜いて楽しめる優しい空気感。

聴いているだけで心が穏やかになっていくようです。

ブラジル音楽を軸にしながら、アフリカのリズムやポップス、

ジャズのエッセンスも自然に溶け込み、実に彩り豊かな作品に仕上がっています。

アルバムのラストを飾る「River of Life(ポルトガル・ヴァージョン)」は、その魅力が凝縮されたような一曲。

 

HI!心呼吸 6月22日(月)

M1>   Bring On The Rain  /   ジョ・ディ・メッシーナ

 

今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

『ジョ・ディ・メッシーナ』

「雨の日だからこそ聴きたいカントリー」

ジョ・ディ・メッシーナという名前を聞いて「懐かしい!」と思う方も多いのではないでしょうか。90年代後半から2000年代にかけて、カントリー・ミュージックの世界で数々のヒットを放った彼女。伝統的なカントリーの魅力を大切にしながらも、

ポップスやソウルの要素を取り入れたサウンドは、当時としてはとても新鮮でした。

カントリーというと少し敷居が高いイメージを持つ方もいるかもしれませんが、

ジョ・ディ・メッシーナの音楽は実に親しみやすい。

軽やかなメロディーの中に、アメリカの風景や人々の暮らしが自然に感じられます。

今日ご紹介する「Bring On The Rain」は、

2000年にリリースされたアルバム『Burn』に収録された一曲。

タイトルは「雨を連れておいで」という意味ですが、

ただ落ち込むだけの雨ではなく、その先にある希望や前向きな気持ちを感じさせてくれる作品です。どんよりとした空の日でも、不思議と心を軽くしてくれる。

そんな力を持った楽曲だと思います。梅雨時。あえてカントリーを選んでみる。

 

 

 

 

 

M2>    ルナス・ロタス  /   ロサーナ(ROSANA)

 

「スペインの風を運んでくれる一枚」

スペイン出身のシンガーソングライター『ロサーナ』

日本ではそれほど知られていないかもしれませんが、スペイン語圏では絶大な人気を誇るアーティストです。彼女の音楽をひと言で表現するなら、

ラテンポップをベースに、レゲエやボサノヴァの心地よさを自然に溶け込ませたサウンド。

どこか開放感があって、肩の力を抜いて楽しめる魅力があります。

1997年にリリースされたセカンドアルバム『Lunas Rotas(ルナス・ロタス)』

この作品はスペイン国内で大ヒットを記録し、

チャート1位を獲得。ラジオでも繰り返しオンエアされ多くの人に愛されました。

ロサーナの魅力は何と言ってもその歌声。

低音が印象的で落ち着きがあり、初めて聴くと「男性ボーカルかな?」と思う方もいるかもしれません。しかし、その深みのある声が楽曲に独特の説得力を与えています。

アルバム全体にはラテンの香りがたっぷりと漂っていますが、

決して派手すぎず、とても聴きやすい。スペイン語が分からなくても、

メロディーやリズムだけで十分に楽しめるのもこの作品の魅力です。

むしろ言葉の意味を超えて、音そのものの美しさを感じられる一枚かもしれません。

 

HI!心呼吸 6月19日(金)

M1>    雨に微笑を  /  ROCKING TIME

 

今週の締めくくりは♪

音楽との出会いって、時々人生の景色を少し変えてしまうことがある。

『ROCKING TIME』 は僕にとってそんなバンドだった。

特にフロントマン「今野英明」さんの歌声。

気づけば、その空気感にすっかり惹き込まれていた。

スカやロックステディをベースにしながら、どこか日本の湿度や、優しさみたいなものも感じさせる。肩の力が抜けていて、でも音楽への愛情はとても深い。

その絶妙なバランスが、ROCKING TIME の魅力だった気がする。

2004年に解散してしまったけれど、今でもふと聴きたくなる。

それって、本当に良い音楽の証なんだろうなと思う。

2003年リリースのアルバム『SUMMER JAMBOREE』は、そんな彼らの心地よさがたっぷり詰まった1枚。

「少年時代」をはじめ、洋邦の名曲たちを、ROCKING TIMEらしい温度感でカバーしている。“上手く聴かせよう”というより、“気持ちよく鳴らそう”そんな空気が流れていて、

それがまたいい。今回選んだ「雨に微笑を」も、まさにそんな1曲。

雨の日なのに、不思議と気持ちが軽くなる。湿った空気の中でふっと笑顔になれます♪

 

 

 

 

 

M2>   Love Me, Please Love Me / Dominique Chagnon(ドミニク・シャニョン)

 

今週の締めくくりはこんな曲にしてみました。

“国の空気”みたいなものが漂う音楽ってありますよね。

フレンチポップスを聴いていると、特にそれを感じる。

少し気だるくて、どこかロマンチックで、でも肩肘張っていない。

『Dominique Chagnon』の歌声にも、そんな心地いい風が流れています。

NHKの「フランス語会話」で、彼の姿を見たことがある人も多いかもしれない。

柔らかな雰囲気の奥に、実はしっかりとした音楽的なバックボーンを持っている人。

7歳からピアノ、14歳からギター、そして17歳からはベース。

静かに積み重ねてきた音楽の時間が、彼の作品には自然と滲んでいます。

2003年にリリースされたファーストアルバム『C’est La Vie』

日本を拠点に活動しながら、フレンチポップスの伝統を大切にしつつ、

彼らしい新しい感覚も混ぜ込まれている。

今回の「ラブ・ミー・プリーズ・ラブ・ミー」は、そんな空気感がよく伝わってくる

「ミッシェル・ポルナレフ」のカバーの1曲。

フレンチボッサの柔らかなリズム。優しく包み込むような歌声をどうぞ♪

 

HI!心呼吸 6月18日(木)

M1>     Misty / Rene Paulo(レネ・パウロ)

 

忙しない毎日の中で、ふと、“何も考えずに音楽に浸りたい”そんな瞬間ありません?

『Rene Paulo』(レネ・パウロ) のピアノは、まさにそんな時間を運んできてくれる。

1929年、ハワイ・オアフ島生まれ。

幼い頃、母親の弾くピアノに惹かれたことが、彼の音楽人生の始まりだったという。

その後、ジュリアード音楽院へ進み、さらにアメリカ軍の専属ピアニストとして来日。

1950年代には、六本木や銀座でも演奏していたそうだ。

「中村八大」との交流も有名で、当時の日本では“ジャズ・ピアニストの帝王”

と呼ばれていたというから凄い。

でも、彼の演奏を聴いていると、そういう肩書きより先に、“人柄”のようなものが伝わってくる。柔らかくて、穏やかで、どこかあたたかい。

2015年にリリースされた『スターダスト ~ Sweet Melody For Hawaii ~』は、

そんな彼の魅力が静かに詰まった1枚。

ジャズのスタンダードが並んでいるのだけれど、どの曲も、まるでハワイの風をまとっているように聴こえる。

「Misty」名曲中の名曲だけれどRene Paulo が弾くとまた少し景色が変わるから不思議♪

 

 

 

 

 

M2>     カナカ・ワイワイ / Martin Pahinui(マーティン・パヒヌイ)

 

潮風の心地よさの奥に、家族の歴史や、受け継がれてきた文化が静かに息づいている。

『Martin Pahinui』の歌を聴いていると、そんなことを自然と思い出す。

彼の父は、ハワイ音楽を語る上で欠かすことのできない存在、『Gabby Pahinui』(ギャビー・パヒヌイ)“モダン・スラッキー・ギターの父”と呼ばれた伝説のミュージシャン。

かつて、スラッキー・ギターの奏法は、家族の中だけで受け継がれる特別なものだったという。でも、消えかけていたその文化を守るため、ギャビーは初めて、家族以外の人にもその技術を伝え始めた。音楽を“自分たちだけのもの”にしなかった人。

その懐の深さが、今のハワイ音楽へと繋がっている気がする。

そんな父の背中を見て育った「Martin Pahinui」

彼の魅力は、やはりあの温かい歌声だと思う。

今回の「カナカ・ワイワイ」は、どこか祈りのようでもあり、優しく寄り添ってくれるような1曲。賛美歌として歌われてきた背景があるというのも、なんだか納得してしまいます。

2015年リリースのコンピレーション『ハワイアン・スラック・キー・ギター・マスターズ・シリーズ⑱エンドレス・サマー ~ハワイ、永遠の夏~』

この曲は特に清涼感がある。肩の力を抜いて、風に吹かれるように聴きたくなる音楽。