M1> Bitter / ミシェル・ンデゲオチェロ
『Me’Shell Ndegeocello’』(ミシェル・ンデゲオチェロ)
久しぶりに彼女の声を聴きたくなりました。
彼女はどんなアーティストさんかというとアフリカン・アメリカンのベーシスト。
ジャズ系統の位置に置かれがちな女性。
音楽のルーツは学生時代に聞いたファンク、ソウル・・・
彼女の根本にはルーツミュージックが色濃く残っています。
心の奥の奥にそっと入り込んで、優しく問いかけてくれるような
彼女の声はまるで魔法のよう。
アコースティックだけでなく贅沢な音がたくさん使われ、
意識しないうちに彼女の物語の中に意識が逃避行。
この作品はとくに落ち着きと素直さに溢れ、大人な表情が満載。
アルバムタイトル「Bitter」
そのままに日常の「苦さ」が淡々と語られていく内容。
このままだとだめだと分かりながら流されてしまう自分。
誰にでもある弱さも自分の表現で素直に表現しています。
M2> Never Gonna Fall In Love Again(恋にノータッチ)/ エリック・カルメン
『エリック・カルメン』
1975年にリリースされた1stAlbum
『Eric Carmen』
「ラズベリーズ」の解散後に発表されたソロ・デビュー作。
エリック・カルメンの代表作の1曲
「All By Myself」も収録されている名盤。
全曲がオリジナル。まさに最高傑作です。
名曲が並んでいて、どの曲もちょっと切なくて、
キラキラしていて郷愁も感じます。
今でも色あせることもない瑞々しい曲がアルバムを盛り上げます。
1975年は僕が産まれた年。
今から50年前の曲に今でも感動できるって幸せな事。
50年も人に愛される曲に出会えている事にも。
音楽の力ってやはり凄いんですね。
アルバムのハイライトは言うまでもなくこの「恋にノータッチ」
イントロを聴くとこの時期の色を思い出してしまいます。木漏れ日。落ち葉。秋色。