HI!心呼吸 7月10日(金)

M1>    See The Lights   /   シンプル・マインズ

 

今週の締めくくりは♪

See the Lights 「ふと光が見える瞬間・・・」

家族との時間だったり。仲間との会話だったり。好きな音楽だったり。

そんな小さな光を見つけられることが、案外幸せ。

スコットランドのロックバンド『シンプル・マインズ』

1991年にリリースされたアルバム『Real Life』

シンプル・マインズといえば、80年代を代表するビッグバンド。

代表作『Once Upon a Time』をはじめ、多くのヒット曲を世に送り出しました。

ただ、僕が好きなのは少しだけ後期の彼ら。

この『Real Life』の頃だったりします。

バンドというのは不思議なもので、メンバーの変化や時間の経過によって音も変わっていきます。若い頃の勢いやエネルギーも素晴らしい。

でも年齢を重ねたからこそ生まれる深みや余裕もまた魅力。

この頃のシンプル・マインズには、そんな“大人のロックバンド”としての味わいが感じられます。ジム・カーの歌声。ドラムとシンセサイザーの絶妙なバランス。

 

 

 

 

 

M2>   The Right Kind Of Love  /    ジェレミー・ジョーダン

 

今週の締めくくりはこんな1曲に。

たった数秒で、あの頃の景色や空気感を思い出させてくれる。

この曲もそうですよね。

『ジェレミー・ジョーダン』の「The Right Kind Of Love」。

1993年にリリースされたデビューアルバム『Try My Love』

一度聴くと耳から離れない。そして気づけばまた再生ボタンを押している。

そんな不思議な魅力があります。

90年代のブラコン・サウンドをベースにしながらも、ポップで親しみやすいメロディ。

グルーヴ感たっぷりなのに重たくない。ラジオから流れてきた瞬間に気持ちが上がる。

そんな楽曲です。当時のヒットメーカーだった「ロビー・ネヴィル」や「キース・トーマス」

らが手掛けたサウンドは、まさに90年代そのもの。

R&B、ポップス、ラップの要素を絶妙にブレンドしながら、その時代の空気をぎゅっと閉じ込めています。

そして何より、この曲を聴くと思い出すのが『ビバリーヒルズ高校白書』。

あのドラマと共に青春時代を過ごした方も多いのではないでしょうか。

ブランドン。ブレンダ。ケリー。そしてディラン。今日は少しだけ90年代へ。

 

 

HI!心呼吸 7月9日(木)

M1>    FLY AWAY  /    レア・ブレンド (RARE BLEND)

 

『RARE BLEND』(レア・ブレンド)

1999年にリリースされたアルバム『Rare Blend』からの一曲。

このアルバムを初めて聴いた時の印象は、とにかく「聴きやすい」

R&Bでありながら難しさがなく、自然と耳に入ってくる。

気がつけば口ずさんでしまうような親しみやすさも。

「レア・ブレンド」は、白人、黒人、そしてプエルトリコ系フィリピン人という異なるルーツを持つ3人組。

それぞれの個性が絶妙に混ざり合い、グループ名そのままに“Rare Blend”なサウンドを作り上げています。もし「Boyz II Men」が好きな方なら、きっと気に入っていただけるはず。

美しいコーラスワーク。確かな歌唱力。そして何より、心地よさ。

プロデューサーには、ヴォーカルグループ「Silk」のリードシンガー

「ギャリー“リトルG”ジェンキンス」

その影響もあってか、王道R&Bヴォーカルグループの魅力がしっかり詰まっています。

ドライブでも。コーヒータイムでも。夕暮れでも。雨降りでも。

きっとどんなシーンにも自然と溶け込んでくれる一枚。

甘すぎない。でもちゃんと心地いい。そんな絶妙なバランスをどうぞ。

 

 

 

 

 

M2>   Don’t Ever Go  /    ボーン・クレイン

 

梅雨空が続く毎日。青空が恋しくなるこの時期だからこそ、こんな音楽が心地良い。

ベルギー出身のシンガーソングライター『ボーン・クレイン』

「Don’t Ever Go」。

2007年にリリースされたデビューアルバム『Walking in the Sun』に収録されている一曲。

「デビューアルバムでここまで完成度が高いのか」そんな驚きがありました。

軽やかなピアノ。爽やかなメロディ。

そしてどこかエルトン・ジョンを思わせるピアノポップの王道を感じながらも、

しっかりと彼自身の個性が息づいています。若さと瑞々しさ。

それでいて楽曲には確かな説得力がある。

聴いているだけで気持ちが明るくなるような不思議な魅力があります。

アルバムには、シンディ・ローパーの名曲「Girls Just Want to Have Fun」のカバーも収録されています。これがまた良いんです。

誰かの名曲を自分の色に染める。簡単そうで難しいことですが、

彼は見事に自分の世界へ引き寄せています。

そして今回の「Don’t Ever Go」。

派手ではないのに、なぜか心に残る。そんな楽曲です。

 

HI!心呼吸 7月8日(水)

M1>  Equatorial(イクアトリアル)「赤道」 /  ロー・ボルジェス

 

国境や距離なんて本当は小さなものなのかもしれないですよね。

ブラジルのシンガーソングライター

『ロー・ボルジェス』の「Equatorial(赤道)」

1979年に発表されたアルバム『A Via-Láctea(天の川)』に収録されている一曲です。

天の川。そして赤道。

どちらも人間が引いた線や名付けた言葉。その向こうには果てしない広がりがあります。

ロー・ボルジェスの音楽もまさにそんな世界。

ブラジル音楽というと、サンバやボサノヴァを思い浮かべる方も多いかもしれません。

もちろんそれも素晴らしい。でも彼の音楽は、その枠だけでは語れない自由さがあります。

どこかロックであり、フォークであり、ジャズでもある。

そして何より、美しい。

温かく柔らかな歌声。シンプルなギターの響き。

それだけなのに、まるで大きな景色が目の前に広がっていくような感覚になります。

ブラジル音楽界の伝説的な音楽集団「Clube da Esquina」。

その中心人物の一人として、そして後に多くのミュージシャンへ影響を与えた

ロー・ボルジェス。でも、一度心に入ってくると離れない魅力があります。

 

 

 

 

 

M2>  Historia de un Amor(ある恋の物語)/  小野リサ

 

小野リサさんの「イストリア・デ・ウン・アモール」(ある恋の物語)

2005年にリリースされたアルバム『Romance Latino Vol.2』に収録されている一曲。

気がつけば、このアルバムと出会ってから随分と時間が経ちました。

それでも毎年この季節になると、なぜか手が伸びてしまう。

そんな大切な一枚です。

思い返せば、当時は本当によく聴いていました。

朝の時間。夕暮れの時間。そして雨の日。

どんな時間にも自然と寄り添ってくれる音楽でした。

このアルバムの魅力は、ただラテン音楽を演奏しているだけではないところ。

世界のさまざまな音楽への敬意と愛情が感じられます。

ギターの音色。ピアノの響き。余計なものを削ぎ落としたアレンジ。

そのひとつひとつが優しく、温かく心に届いてきます。

小野リサさんの歌声には、そんな豊かな時間を思い出させてくれる力があります。

穏やかで、上品で、そしてどこまでも優しい。

聴いているだけで肩の力が抜けていくのです。

音楽は人生を少し豊かにしてくれる。ありがとう、リサ様。

HI!心呼吸 7月7日(火)

M1>    Always Remember / ケニー・ラティモア

 

「七夕の日」に『ケニー・ラティモア』の「Always Remember」

1996年にリリースされたデビューアルバム

『Kenny Lattimore』に収録されている1曲です。

この曲を聴くと、いつも大学時代を思い出します。

部屋の照明を少し落として、何度もアルバムを繰り返し聴いていた頃。

おしゃれなR&Bに憧れていたあの頃の僕は、

歌詞の意味を深く理解していたわけではありません。

ただ、流れてくる空気感が好きだった。甘くて、クールで、どこか大人びていて。

そんな雰囲気に浸るだけで十分だった気がします。

ケニー・ラティモアの魅力は何と言っても、その優しい歌声。

気づけば心の奥に残っている。そんな不思議な力があります。

七夕は、一年に一度の再会の日。

織姫と彦星の物語に重ねるわけではありませんが、

人にはそれぞれ「忘れたくない人」や「忘れたくない時間」があります。

この「Always Remember」というタイトルには、そんな想いも重なる気がします。

むしろ、その頃の景色や空気まで一緒に連れてきてくれる。音楽って本当に不思議です。

 

 

 

 

 

M2>    Northern Sky   /     ニック・ドレイク

 

1969年にリリースされたアルバム『Bryter Layter』に収録された名曲。

『ニック・ドレイク』の音楽に触れると、なぜか季節の匂いを感じます。

風の温度だったり、柔らかな陽射しだったり。

特にこの曲を聴いていると、小春日和の午後を思い浮かべることが多いのです。

静かで穏やか。

だけどどこか胸の奥をそっと揺らしてくる。そんな不思議な魅力があります。

『Bryter Layter』は、ニック・ドレイクの作品の中でも最も「光」に満ちたアルバムと言われています。

繊細で内省的な作品が多い彼ですが、このアルバムには柔らかな希望や温もりが感じられます。その象徴ともいえるのが、この「Northern Sky」。

優しく語りかけるような歌声。シンプルなのに深く心に残るメロディ。

気がつくと、その世界に引き込まれてしまいます。

そして毎回驚くのです。この作品を生み出したのが、まだ20代前半の青年だったということに若さという言葉だけでは説明できない。今夜の七夕。

願い事をする前に、少しだけ夜空を見上げてみましょうか。

 

 

HI!心呼吸 7月6日(月)

M1>   Don’t Say Goodbye  /   サーシャ

 

今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

選曲をしていると窓の外から少し湿った風が入ってきました。

こんな季節は気持ちまで重たくなりがちですが、

そんな時こそ音楽の力を借りたいものです。

ドイツ出身のシンガー『サーシャ』

1999年にリリースされたデビューアルバム『君といた夏』

「ドント・セイ・グッドバイ」。

当時、ヨーロッパで大きな人気を集めた彼。

その理由は聴けばすぐに分かります。爽やかで優しい歌声。

肩の力が自然と抜けていくような心地よさ。

代表曲「アイ・フィール・ロンリー」も素敵ですが、

この「ドント・セイ・グッドバイ」には特別な穏やかさがあります。

忙しい毎日。ついつい前のめりになってしまうこともありますが、

時には立ち止まって深呼吸する時間も必要。

車の窓を少し開けながら。

あるいは雨音をBGMにしながら。そんな時間にぴったりの一曲です。

 

 

 

 

 

M2>     I’m In Love  / Lionel Richie

 

『ライオネル・リッチー』

ソウル、R&B、ポップスと数々の名曲を生み出してきたシンガーソングライター。

「コモドアーズ時代」から数えると、実に半世紀以上にわたり音楽シーンの第一線で活躍。

「Hello」「Say You, Say Me」「Stuck On You」など、

誰もが一度は耳にしたことのある名曲を届けてくれました。

そんなライオネル・リッチーが2009年にリリースしたアルバム

『Just Go』

ソロ名義9作目のアルバムです。

「I’m In Love」は、そのアルバムに収録された一曲。

若い頃の激しい恋愛ではなく、大人になってから出会う穏やかな愛情を感じさせてくれるナンバーです。ライオネル・リッチーならではの包み込むような歌声。

午後のひととき。ゆっくりとお楽しみください。

プロデュースはNe-Yo。その当時から才能を発揮していたのが分かりますね。

現代のR&Bのベースを変化させて

若き才能をしっかりと見抜いていたライオネル・リッチー。

 

 

HI!心呼吸 7月3日(金)

M1>    In The Light  /  Cassel Webb(カッセル・ウェブ)

 

今週の締めくくりは♪

『カッセル・ウェブ』の1990年リリースのアルバム

『Conversations At Dawn』から。

「カッセル・ウェブ」、あるいは「キャッセル・ウェブ」と紹介されることもある彼女。

1960年代には、あの「ママス&パパス」のバックコーラスも務めていた実力派。

ヒッピーカルチャーの時代を生きた彼女が届けてくれた3枚目のアルバムが、

この『Conversations At Dawn』。

作品全体に穏やかな時間が流れ、どこか懐かしい空気をまとった楽曲が並びます。

語りかけるような歌声。フォーキーで柔らかなメロディ。

その自然な佇まいに、心がゆっくりとほどけていくようです。

そして時折顔をのぞかせる、サイケデリックな感覚。

ヒッピー時代を生きた彼女ならではの色彩が、この作品の魅力でもあります。

耳を刺激しながらも優しく消えていく残響。

その余韻がいつまでも心に残ります。

こんな空気感を醸し出せるシンガーは、やはりあの時代を生きた人だからこそなのでしょうか。慌ただしい毎日の中で、良い時間の流れ方を思い出させてくれるような一曲です。

 

 

 

 

 

M2>    Cloud Song / Jess Klein(ジェス・クライン)

 

今週の締めくくりはこんな一曲で♪

アメリカ・ニューヨーク出身のシンガーソングライター『ジェス・クライン』

2000年にリリースされたデビューアルバム

『Draw Them Near』

ちょうどこの年にはFUJI ROCK FESTIVALにも出演していましたね。

デビュー作とは思えないほど落ち着いた世界観を聴かせてくれています。

フォークあり。カントリーあり。ポップスあり。

様々な表情を持った作品なのですが、どの曲にも共通しているのは、

どこか懐かしい空気感。

初めて聴くはずなのに、昔から知っていたような気持ちになるんです。

シンプルなメロディ。飾らないアレンジ。

そして少し渋みを感じる歌声。

ニューヨーク生まれとは思えないほど、素朴で温かな音楽が流れています。

慌ただしかった1週間を少しだけ振り返りながら。

肩の力を抜いて。「深呼吸」をするように聴いてみてください。

今週もお付き合いありがとうございました

HI!心呼吸 7月2日(木)

M1>     Still Got Love / Mishka(ミシカ)

 

15歳までヨットで生活していたという、まさに海が育てたシンガー。

バミューダ島出身の『ミシカ』

今日は1999年6月にリリースされたデビューアルバム『MISHKA』

本人は当時、「本当はレコードなんて作りたくなかったんだ」

なんて語っていたそうですが、その後もしっかりアルバムをリリースしています。

海の男が歌い、海の男が語る温かなメッセージ。

夏になると、この声が聴きたくなるという方も多いのではないでしょうか。

レゲエ、サーフミュージック、フォーク。

彼の音楽には様々なジャンルのエッセンスが感じられます。

でも、そんなことはどうでもいいんです。

ミシカの音楽は「ミシカ」というジャンル。

そう言いたくなるほど、自然体でオリジナリティに溢れています。

特別なことを歌っているわけではない。

だけど、その何気ない言葉が心の奥にしっかり届く。

音楽ってこういうものなんだよなぁと思わせてくれるアーティストです。

肩の力を抜いて、海風を感じながら聴きたくなる一曲。

 

 

 

 

 

M2>   Kiss Beyond The Catcher / Julian Lennon(ジュリアン・レノン)

 

『ジョン・レノン』の長男『ジュリアン・レノン』

彼が5歳の頃、両親の関係がうまくいかなくなっていた時に

「ポール・マッカートニー」が「ジュリアン」を励ますために作った曲が、

あのビートルズの名曲「Hey Jude」と言われています。

そんなエピソードでも知られるジュリアン・レノン。

今日は1998年にリリースされたアルバム『Photograph Smile』から。

この作品は、それまでの彼の作品とは少し違います。

「ジョン・レノンの息子」ではなく、

一人のアーティストとしてのジュリアン自身が見えてくるようなアルバム。

美しいメロディ。温かなアコースティックサウンド。

そしてどこか繊細で、人間味あふれる歌の数々。

時折、その歌声やメロディの奥にジョン・レノンの面影を感じることもあります。

でも、それは単なる親子の共通点ではなく、

ジュリアン自身が積み重ねてきた音楽の魅力なのでしょう。

このアルバムには、「やさしさ」や「寂しさ」といった誰もが持つ感情が、飾ることなく描かれています。ピアノやアコースティックギターを中心にしたサウンドも実に心地良い。

 

 

HI!心呼吸 7月1日(水)

M1>   Lanikai Moon /  Mango Season(マンゴ・シーズン)

 

7月最初のオンエアです。このコーナー。

こんな季節にぴったりの一枚をご紹介しましょう。

ハワイから届いたAORの風。

ご夫婦デュオ『マンゴ・シーズン』

「Curtis Kamiya」と「Annie Kamiya」ホノルルを拠点に活動する夫婦デュオ。

彼らが2013年にリリースしたファースト・フルアルバム

『Flying Home』からお届けします。

アイランド・ミュージックをベースに、70年代のウエストコースト・サウンド、

ボサノヴァ、AORなど様々な音楽のエッセンスを心地よくブレンド。

ハワイの空気を感じながらも、決してハワイアン一色ではない。

その絶妙なバランス感覚がこのアルバムの魅力です。

ピチカート・ファイヴの名曲「Sweet Soul Revue」の日本語カヴァーにも驚かされますし、ムードたっぷりのボッサ・ナンバーも秀逸。

ハワイアンがお好きな方。AORがお好きな方。

カラパナやナレオがお好きな方。

きっと気に入っていただけると思います。窓を開けて、少し夏を感じながら聴きたい一曲。

 

 

 

 

 

M2>   I Can’t Get Away From You / Bald(ボールド)

 

思わずジャケ買いでしょ!これはズルい!

1997年にリリースされたフランスのアーティスト

『Bald』(ボールド)のデビューアルバム『ボールドは人気者』

アルバムタイトルもなかなか強烈ですが、ジャケットに写る彼の表情も負けていません。

まるでコメディアンのような親しみやすい笑顔。

その人物こそがボールドです。

でも、この見た目からは想像できないほど繊細で美しい音楽を聴かせてくれるんです♪

「ジュリアン・レノン」や「スティーヴィー・ワンダー」との共演経験もある実力派。

ポップスの親しみやすさと、シンガーソングライターとしての豊かな感性を兼ね備えています。

派手さではなく、人柄や温かさがそのまま音楽になったようなサウンド。

思わずこちらも笑顔になってしまうような穏やかさがあります。

そして今日は、そんなアルバムの中からお気に入りの一曲を。

優しく包み込むようなメロディ。

美しい歌声。この心地良さをぜひ味わってください。

「I Can’t Get Away From You」♪

HI!心呼吸 6月30日(火)

M1>   Friendly Advice  /  Tom Cochrane(トム・コクラン)

 

『トム・コクラン』

1992年にリリースされたトム・コクランのアルバム

『Mad Mad World』

思わず懐かしくて胸が熱くなる一枚です。もう1992年の作品なんですね。

カナダ出身のシンガーソングライター『トム・コクラン』

このアルバムでアメリカでも大きな成功を収めました。

当時は「ジョン・メレンキャンプ」「トム・ペティ」「ブライアン・アダムス」など、

ロックシーンを代表するアーティストたちが活躍していた時代。

そんな中、日本では少し知る人ぞ知る存在だったのが「トム・コクラン」だったかもしれません。このアルバムのジャケットを見ると、DJデビューした頃の自分を思い出します。

彼の魅力は何と言っても「土臭さ」

飾らない言葉。まっすぐなメロディ。

地面にしっかり根を張ったようなロックンロールです。

本当はもっと骨太な曲をお届けしたいところですが、アルバムの中でも優しく穏やかな一曲を。まだ見たことのないアメリカに憧れながら、この音楽を聴いていたあの頃の自分も思い出します。カナディアン・ロッカーがアメリカで成功した代表例のひとりでしょう。

 

 

 

 

 

M2>    Just For The Moment / Ray Kennedy(レイ・ケネディ)

 

アメリカ・フィラデルフィア出身のシンガーソングライター、そしてプロデューサー。

『レイ・ケネディ』

1980年リリースのアルバム『Lonely Guy』

やっぱり良い曲です。もともとは70年代に活躍したロックバンド

「KGB」のヴォーカリストとして知られる「レイ・ケネディ」

このソロアルバムではプロデューサーに「デヴィッド・フォスター」を迎え、

さらにバックにはTOTOのメンバーたちが参加。

今振り返ってみても、なんとも豪華な布陣です。

アルバムにはハードなロックからスウィートなバラードまで幅広い楽曲が並びますが、

どんな曲も彼のしゃがれた歌声を通すと、不思議とロマンティックに響いてきます。

そんな名盤を代表する一曲が、この「Just For The Moment」。

当時はタバコのCMソングとしても親しまれました。

AORというと、透明感のある歌声や爽やかなサウンドを思い浮かべる方も多いかもしれません。でもレイ・ケネディは違います。

少しハスキーで味わい深い歌声が、AORの新しい魅力を教えてくれました。

思わず目を閉じたくなるような甘いメロディ。1980年。僕がまだ5歳だった頃・・・。

 

HI!心呼吸 6月29日(月)

M1>  No One’s Gonna Hurt You / ジェイムス・イハ

 

今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

1998年にリリースされた『ジェイムス・イハ』のアルバム

『Let It Come Down』

『The Smashing Pumpkins』のギタリストとして活躍した

ジェイムス・イハにとって記念すべきソロ・デビューアルバム。

スマパンでは轟音のギターやサイケデリックなサウンドを聴かせてくれたイハ。

この作品では一転。

アコースティックギターを中心に、穏やかで温かな世界を描いています。

まるで自宅のリビングで録音されたかのような自然体の空気感。

肩の力を抜いて楽しめるオーガニックなサウンドは、

今の季節にもよく似合います。

「キャロル・キング」や「カーペンターズ」のアルバムを久しぶりに

棚から取り出すように、この作品もふと聴きたくなる一枚。

全身を優しく包み込んでくれるようなリラクゼーション・メロディ。

この絶妙な心地よさは何なんでしょう。

やっぱりジェイムス・イハは天才です。

 

 

 

 

M2>   Cloud on My Tongue / Tori Amos(トーリ・エイモス)

 

1994年にリリースされた『トーリ・エイモス』のアルバム

『Under the Pink』

アメリカ出身のシンガーソングライター『トーリ・エイモス』

僕は彼女の持つ、いい意味での「人間臭さ」が好き。

シンプルなピアノと歌声を中心にした楽曲たち。

余計なものがないからこそ、彼女の感情や息遣い、その本質がより鮮明に伝わってきます。

静かなのに耳を奪われる。穏やかなのに心が揺さぶられる。

そんな不思議な魅力があります。

癖のないメロディや繊細な感性には、どこかイギリスの香りも感じるのですが、

彼女はアメリカ出身。

牧師だった父親のもとで育ち、青春時代の感情と向き合うためにピアノを弾いていたというエピソードも残っています。

だからでしょうか。

彼女の歌には嘘がない。情熱も弱さも迷いも、そのまま音楽になっているように感じます。

美しいピアノの旋律。優雅な空気感。

その奥に見え隠れする激しさ。

この曲が持つ「美しさ」と「強さ」、ぜひ味わってみてください。