HI!心呼吸 9月3日(木)

M1>  Ariel(アリエル) / Diane Birch(ダイアン・バーチ)

 

ロサンゼルスのホテルのレストランで演奏していた『Diane Birch』

その歌声を偶然耳にしたのが……Prince

彼女の演奏に惹かれ、自宅に招いてセッションをしたというエピソードがあります。

なんというミラクルなのか……。

Princeといえば、まだ大ブレイクする前のAlicia KeysやNorah Jonesにも早くから注目していたと言われています。そんなPrinceの耳に留まったDiane Birch。

そりゃ、気になりますよね。

2009年にリリースされたデビュー・アルバム『Bible Belt』

FM GUNMAでも彼女の音楽がパワープレイされていました。

このアルバム、今聴いてもいいんです。

洗練されているのに、どこか懐かしい。

曲そのものが美しくて、安心してその世界に身を委ねられる。

僕は聴いていると、ときどきJoni Mitchellなど70年代のフォーク・ロックを思い浮かべます。もちろん、ただ懐かしいだけじゃない。ソウル、ゴスペル、ピアノ・ポップ……。

いろいろな音楽が彼女の中を通って、ちゃんとDiane Birchの音になっている。

だからでしょうか。何気なく流していても、突然、「ん?」

と聞き耳を立てたくなる瞬間がある。

音楽に引っ張られて、一気にその世界へ入り込んでしまう。そんな魅力を持った人です。

 

 

 

 

 

M2>    On My Knees  /  Bob Carlisle(ボブ・カーライル)

 

1997年にリリースされたアルバム『Butterfly Kisses (Shades of Grace)』から。

『Bob Carlisle』(ボブ・カーライル)

いくつかのバンドでの活動を経て、ソロ・アーティストとして歩み始めた彼の名前を一躍有名にしたのが『Butterfly Kisses』

嫁いでいく娘と、その娘を見送る父親の愛を歌った名曲です。

幼かった娘が成長して、やがて自分のもとから巣立っていく。嬉しい。でも、寂しい。

いつまでも小さな娘でいてほしいような気もするけれど、父親はその背中を押してあげなければならない。国は違えど……父の心はどこも同じなんですね。

この曲でアメリカ中の多くの人が涙したのも分かる気がします。

んでもって!

今回はその名曲を収録したアルバムから、僕が大好きな一曲。

「On My Knees」

ゆっくりとしたピアノのイントロ。そこからじっくり、じっくりと聴かせてくれます。

僕はこのアルバムを聴いていると、この曲のところでリピートしてしまうんですよね。

優しさに満ちあふれている。でも、ただ優しいだけじゃない。曲が進むにつれて、どんどんスケールが大きくなっていく。彼の歌には「愛」や「祈り」を感じる瞬間があります。

 

 

HI!心呼吸 9月2日(水)

M1>   How Do I Get to Heaven  /  Dave Mason

 

1960年代後半から70年代前半のブリティッシュ・ロック・シーン。

ロックに様々なジャンルの音楽を融合させ、実験的なサウンドを生み出していた伝説のバンド「Traffic」

「Steve Winwood」が在籍していたことでも知られています。

そして、もうひとり忘れてはいけないメンバーが、『Dave Mason』(デイヴ・メイスン)

1946年5月10日、イギリス生まれ、今年80歳!

Trafficを離れた後もソロ・アーティストとして長いキャリアを重ねてきた、まさに英国ロックの生き証人のひとりです。

ちなみに1980年にリリースされたDave Masonの「Save Me」。

この曲でデュエットしているのが、世界的な大成功を収める直前の「Michael Jackson」

こんなところにも彼の長いキャリアを感じます。

さて今回は、2014年にリリースされたアルバム『Future’s Past』から。

「How Do I Get to Heaven」

演奏が終わると聞こえてくる観客の拍手。そう、これはライヴ・テイク。

いやぁ……この拍手の中にいたいもんです。生で聴いてみたい。

広がりのあるメロディ。どこか80年代の良質なロックを思わせるポップさをどうぞ♪

 

 

 

 

 

M2>   Overdose of Joy / Eugene Record(ユージン・レコード)

 

1940年12月23日、アメリカ・シカゴ生まれ。

シカゴ・ソウルを代表するシンガー、

ソングライター『Eugene Record』(ユージン・レコード)

2005年に64歳でこの世を去っていますが、彼が残した音楽は今聴いても本当に洒落ている。シカゴ・ソウルの中でも、とりわけポップでマイルド。

そして、とにかくメロディが美しい。そんな音楽センスを持った人です。

ファルセット・ヴォイスを生かした名曲「Oh Girl」をはじめ、数々のヒット曲を生み出しました。今回選んだのは、1977年にリリースされたソロ・アルバム

『The Eugene Record』から。「Overdose of Joy」

タイトルからしていいじゃないですか。“喜びの過剰摂取”。

メロウでいて、ソウルフル。スウィートなんだけど、甘すぎない。

適度に洗練されていて、何度聴いてもカッコいい。

そして、とろけそうになるコーラスワーク。

もう最高ですね♪

この曲を聴いていると、僕はドライブしたくなる。

高速道路もいいけれど……よく晴れた日。山間を抜けていく道。最高です。

 

 

HI!心呼吸 9月1日(火)

M1>    Traffic in Fleet Street / Nick Heyward

 

1988年にリリースされたアルバム『I Love You Avenue』

「Nick Heyward」は、80年代に人気を博したイギリスのギター・ポップ・バンド

「Haircut One Hundred」での活躍でも知られるアーティスト。

バンド時代から、彼らの音楽には美しいメロディがたくさんありました。

そんなNick Heywardがソロとして歩み始め、1988年に発表したのが『I Love You Avenue』

ソロ3作目となるアルバムです。

日本では大きなセールスには結びつかなかった作品かもしれません。

でも「Haircut One Hundred」時代から持っていた抜群のメロディセンスと、

ソロになってさらに深みを増した彼独自の世界観はバッチリ。

若さや勢いだけではない。少し抑えたヴォーカルで曲の中にある「影」までしっかりと表現している。大人になったNick Heywardの音楽を聴かせてくれる一枚です。

その中から、「Traffic in Fleet Street」

素朴なギターのイントロ。そこへスーッと入り込んでくるヴォーカル。

この曲を聴くと僕の中に浮かんでくるのは、青白く、少しヒヤッとした空気。

どこかノスタルジックで、それでいて温かい。「良い時代」のにおいまで感じるような曲。

 

 

 

 

 

M2>   If You Really Love Me (Let Me Go)  /  Danny Wilson

 

1980年代後半の英国ポップには、独特の美しさがあります。

派手に主張するわけじゃない。メロディを聴いた瞬間に「あっ、いいな」と思わせてくれる。

そんな曲をひとつ。『Danny Wilson』「If You Really Love Me (Let Me Go)」

Danny Wilsonは、スコットランド・ダンディー出身のバンド。

中心人物はGary Clark。バンド名だけを見ると「Danny Wilsonという人」がいるように思ってしまいますが、Danny Wilsonは人の名前ではなくバンド名です。

彼らの名前を一躍有名にしたのは、やっぱり1987年の名曲、

「Mary’s Prayer」これは今聴いても本当に美しい。

でも、Danny Wilsonの魅力は「Mary’s Prayer」だけじゃないんです。

1989年にリリースされた2ndアルバム『Bebop Moptop』

このアルバムから選びたいのが「If You Really Love Me (Let Me Go)」

まず、このタイトルがいい。「もし本当に僕を愛しているなら、行かせてくれ」

なんとも切ない。でも曲を聴いてみると、ただ重たいだけのラブソングではありません。

洒落たアレンジ。少しひねりのあるメロディ。

明るさの中に、ほんの少しだけ切なさが混ざっている。この“ほんの少し”がいいんですよね。

 

 

HI!心呼吸 8月31日(月)

M1>    A Friend Is a Friend / Pete Townshend(ピート・タウンゼント)

 

今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

『ピート・タウンゼント』1945年5月19日、英国ロンドン生まれの

ミュージシャン、ソングライター、作家。

何と言っても「ザ・フー」のギタリスト、そしてソングライターとして知られる存在です。

右腕を大きく回しながらギターをかき鳴らす“ウィンドミル奏法”。

そして時には、ギターや機材をステージ上で破壊する……。まさに伝説のギタリスト。

2011年には「ローリング・ストーン誌が選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」で10位に選ばれています。今回は1996年にリリースされたベスト盤

『The Best of Pete Townshend』

まさに彼のキャリアを振り返る、集大成的な一枚です。

正直、僕はこれまで「ザ・フー」をあまりちゃんと聴いてこなかった。

ちゃんと聴いてきたら良かった……と最近ちょっと後悔しています。

なぜなら、あらためてピート・タウンゼントの音楽に触れて、

「この人こそ“ザ・フー”の頭脳だったんだな」と、その才能を再認識したから。

今回選んだ「A Friend Is a Friend」は、1989年のスタジオ・アルバム

『The Iron Man: The Musical by Pete Townshend』に収録された一曲。

タイトル通り、どこかミュージカルを思わせるドラマチックな展開。

 

 

 

 

M2>     Lay Down Burden / Brian Wilson

 

1998年にリリースされたアルバム『Imagination』から。

本名「Brian Douglas Wilson」言わずと知れた「The Beach Boys」の中心人物であり、

数々の名曲を生み出してきた『Brian Wilson』

夏になると、やっぱり彼の声が聴きたくなります。青い海、砂浜、真っ白な入道雲。

そんな“夏ど真ん中”の景色に似合うのはもちろんですが、Brian Wilsonの声って、

夏の終わりにも似合うんですよね。

1998年にリリースされた『Imagination』は、Joe Thomasとの共同プロデュースによる作品。ヒット・シングル「Your Imagination」も収録され、Brianらしい美しいメロディと幾重にも重なるコーラスを存分に楽しめる一枚です。

そして僕がこのアルバムから選びたいのが、

「Lay Down Burden」

イントロから、もう美しい。優しく包み込むような歌声とコーラスを聴いていると、目の前にいろいろな景色が浮かんできます。

海ですか?砂浜ですか?それとも、一日の終わりにゆっくり沈んでいく夕日?

夏の風景には、やっぱり彼の声が必要です。楽しかった夏も、いつか終わる。

だからこそ、その時間が愛おしくなる。8月も最終日。

 

 

HI!心呼吸 8月28日(金)

M1>   Sexy Eyes(セクシー・アイズ) / Dr. Hook(ドクター・フック)

 

今週の締めくくりは♪

イントロが流れた瞬間「あぁ、80年代!」この感じ、いいですね♪

『ドクター・フック』の「Sexy Eyes」1980年、全米チャート最高5位を記録したヒット・ナンバーです。最初からドカンと売れたというより、チャートをじわじわ上昇。

最終的にはミリオン・セラーを記録する大ヒットになりました。

調べれば調べるほど、なかなか面白いバンドです。

代表曲のひとつ「The Cover of Rolling Stone」では、「ローリング・ストーン誌の表紙を飾りたい!」というロック・スターへの憧れを、ユーモアたっぷりに歌ってしまう。

そして、それが本当にヒットする(笑)

歌い方だって、いわゆる正統派ではありません。

時には歌うというより喋っているような、独特のヴォーカル。ただ曲を聴けば、売れた理由がちゃんと分かります。とにかくメロディがキャッチー。ポップで、軽快で、耳に残る。「Sexy Eyes」も、ディスコの香りをまとったリズムに、柔らかなコーラス。

一度聴けば、いつの間にか身体がリズムを取っています。

この曲の内容ですが2026年に説明の仕方を間違えると、ちょっと怪しい(笑)

 

 

 

 

 

M2>        Jojo / Boz Scaggs

 

今週の締めくくりはこんな名曲で♪

1980年。「ドクター・フック」の「Sexy Eyes」がヒットしていた同じ年、

こんな都会的なサウンドもチャートを賑わせていました。

『ボズ・スキャッグス』の 「Jojo」

1980年にリリースされたアルバム『Middle Man』からの1曲です。

前作『Down Two Then Left』からおよそ3年。

『Silk Degrees』で完成度の高いAORサウンドを聴かせた「ボズ・スキャッグス」が、さらに都会的で洗練された音を届けてくれます。「Jojo」を聴いてまず感じるのは、この独特のクールさ。タイトなリズム。夜の街を思わせるキーボード。

そして、力を抜きながらも色気のあるボズのヴォーカル。

この曲には、カラッとした西海岸というより、少し湿度を含んだ都会の夜が似合います。

そして『Middle Man』の参加メンバーも豪華。「デヴィッド・フォスター」「スティーヴ・ルカサー」「レイ・パーカーJr.」など、当時の一流ミュージシャンたちが集結。80年代AORの扉が開いていく、その瞬間の音が詰まっています。それにしても「Jojo」。40年以上前の曲なのに、今聴いても古さより先に「カッコいい」が来る。これぞ大人のAOR。

 

 

HI!心呼吸 8月27日(木)

M1>      I Waited / Blue Magic

 

フィラデルフィア出身のヴォーカル・グループ

『ブルー・マジック』

なのに、この曲を聴いていると浮かんでくるのは、なぜか西海岸の景色。

それもそのはず。1977年のアルバム『Message from the Magic』は西海岸でレコーディングされた作品です。プロデューサーには「アース・ウインド&ファイア」の作品でも知られる「スキップ・スカボロー」なるほど。

そう思って聴くと、いつものフィリー・ソウルとは少し違う風が吹いているように感じます。

その中から今日は「I Waited」

柔らかなメロディに、ブルー・マジック最大の魅力ともいえる美しいコーラス・ワーク。

何層にも重なる声が実に滑らか。

このコーラスを聴いているだけで、体感温度が少し下がりそうです。

ソウルなんだけど暑苦しくない。甘いんだけど重たくない。

夏の午後にもスッと馴染んでくれるこの絶妙なバランスがいいんですよね。

ジャケットには、ブラックスーツに身を包んだ5人。見事なアフロヘアで、こちらを向いてニッコリ。その姿からは想像できないほど(笑)流れてくるサウンドは滑らかでクール♪

 

 

 

 

 

M2>    Stronger Love  / LeBlanc & Carr(ルブラン&カー)

 

夏になると、やっぱりこういう音が欲しくなる。

爽やかなハーモニー。少し哀愁を帯びたギター。

そして、乾いた風を感じさせる70年代のアメリカン・サウンド。

『ルブラン&カー』です♪

1977年にリリースされたアルバム『Midnight Light』。

AOR好きなら、一度はじっくり聴いてほしい名盤です。

ルブラン&カーの魅力は、都会的に洗練されているのにどこか土の匂いも残っているところ。シティ・ポップ的な滑らかさと、サザン・ロックの温度。

その両方がひとつのアルバムの中で、気持ちよく溶け合っています。

今日はその中から「Stronger Love」

この曲、イントロから気持ちいい。爽やかなコーラスに、耳に残るギター。

メロディにはほんの少し切なさがあって、その「明るすぎない感じ」がまたいいんですよね。

『Midnight Light』には、フォー・トップスで知られる曲や「Johnny Too Bad」、そしてイーグルスの「Desperado」など、馴染みのあるナンバーのカヴァーも収録。

だからアルバム一枚を通して、とても聴きやすい。海へ向かう道でも。夕暮れもどうぞ。

 

HI!心呼吸 8月26日(水)

M1>   Speak Low / Frances Wayne(フランシス・ウェイン)

 

1957年4月27日、ニューヨーク。

そんな録音日の記録を眺めながらこの曲を聴くと、少しだけ時間を巻き戻したような気分になります。

『フランシス・ウェイン』

「チャーリー・バーネット」や「ウディ・ハーマン楽団」でも活躍したジャズ・ヴォーカリストです。夫は、カウント・ベイシーの名盤『The Atomic Mr. Basie』などでも知られる作・編曲家「ニール・ヘフティ」

そんなフランシス・ウェインが残したアルバム『Warm Sound』

まず目を奪われるのが、そのジャケット。

トランプの「ハートのクイーン」を思わせる女性が、どこか憂いを含んだ表情でこちらを見つめています。インパクトあります。

部屋にずっと飾っておくには……ちょっと視線が気になるかも(笑)

でも、音は実に美しい。アルバムにはジャズ・スタンダードが並び、その中から今日は「Speak Low」気品があって、落ち着きがあって、歌声にはどこか影もある。

バックの演奏もヴォーカルを邪魔することなく、1950年代のジャズらしい端正な空気を作り出しています。もしもあの時代、夜のラジオからこんな歌声が流れてきたら・・・最高

 

 

 

 

M2>    Friends / Bob James(ボブ・ジェームス)

 

アルバムのジャケットを見ただけで、「あ、ボブ・ジェームスだ」と分かってしまう。

そんな遊び心のあるデザインも、彼の作品を手に取る楽しみのひとつです。

1979年に発表された通算7枚目のリーダー・アルバム

『Lucky Seven』。7作目だから「Lucky Seven」。

そしてジャケットには「7」にちなんで、七星テントウ虫。

ちなみに前作、6枚目の『Touchdown』はアメリカン・フットボールがモチーフ。

こういう洒落っ気、好きです。もちろん、中身も素晴らしい。

「ブレッカー・ブラザーズ」「デイヴィッド・サンボーン」など、ニューヨークのトップ・ミュージシャンたちが参加。

ジャズやフュージョンのテクニックをしっかり感じさせながら、難しく聴かせない。

ポップで、メロウで、リズムは軽やか。

ボブ・ジェームスのエレクトリック・ピアノも、気持ちよく耳に届きます。

その中から「Friends」

タイトル通り、仲間たちと音を交わす楽しさまで伝わってくるような1曲です。

誰かが前に出れば、誰かが受け止める。そしてまた別の楽器へ。一流のミュージシャン同士だからこそ生まれる、音の会話を楽しんでいるようにも聞こえます。夏の午後にピッタリ。

 

 

HI!心呼吸 8月25日(火)

M1>  Don’t You Worry ’Bout A Thing / Cal Tjader & Carmen McRae

(カル・ジェイダー カーメン・マクレエ  )

ラテン・ジャズの第一人者『カル・ジェイダー』と、

アメリカを代表するジャズ・シンガー『カーメン・マクレエ』

この2人が共演した1982年のアルバム

『Heat Wave』

カーメン・マクレエといえば、20世紀のジャズ・ヴォーカルを代表するひとり。

そこに「カル・ジェイダー」のラテン・ジャズが加わるんですから、相性が悪いわけがない。

ラテン独特のリズムと、どこかに漂うサウダージ。

そこへカーメン・マクレエの少しハスキーで、表情豊かなヴォーカルが重なります。

この組み合わせが実に心地いい。

アルバムのラストを飾るのが、スティーヴィー・ワンダーのお馴染みの名曲、

「Don’t You Worry ’Bout A Thing」

これをラテン・ジャズにアレンジすると、こんなにも洒落た曲になるのか!

聴き慣れたスティーヴィーの名曲なのに、カル・ジェイダーとカーメン・マクレエの手にかかると、また違った景色を見せてくれます。

そしてこのアルバム、ブラジルの名曲、ジャヴァン「Flor de Lis」のカヴァーも素晴らしい。

 

 

 

 

 

M2>    You’re the Best Thing / Lisa Stansfield

 

知っている曲なのに、イントロが流れた瞬間、

「あれ?こんな曲だったっけ?」

カヴァーを聴く楽しさって、そんなところにもあります。

『スタイル・カウンシル』が1984年に発表した名曲

「You’re the Best Thing」。

この曲を歌っているのが、イギリスを代表する女性シンガー『リサ・スタンスフィールド』

収録されているのは、BBC Radio 2の人気番組から生まれたアルバム

『Sounds of the 80s』。

80年代を彩った名曲を、様々なアーティストがそれぞれの解釈でカヴァーしています。

リサ・スタンスフィールドの「You’re the Best Thing」が良いんです。

原曲に敬意を払いながらも、必要以上に寄せていない。

少し肩の力を抜いた歌い方。

そこに彼女らしいソウルの香りと、大人の艶が加わります。

ポール・ウェラーの歌うオリジナルとは、また違う温度。

長いキャリアを重ねてきたリサだからこその「余裕」が、この曲によく似合っています。

アルバムには「クリッシー・ハインド」「マニック・ストリート・プリーチャーズ」

「エド・シーラン」「カイリー・ミノーグ」など、気になる名前がズラリ。

 

 

HI!心呼吸 8月24日(月)

M1> Is There Something(イズ・ゼア・サムシング) / クリストファー・クロス

 

今週もこのコーナーでごゆっくりと♪

1951年5月3日生まれの『クリストファー・クロス』

そんな彼が1998年にリリースしたアルバム

『Walking in Avalon(ウォーキング・イン・アヴァロン)』からの1曲。

爽やかで、親しみやすく、心地よい。

風のように耳をすり抜けていくクリストファー・クロスの音楽は、

いつの時代に聴いても心地いい。

でも、ただ「爽やか」なだけではないんですよね。

年齢と経験を重ねたからこそ表現できる深みや温かさ。

そこに彼の人間味のようなものまで感じられる気がします。

『Walking in Avalon』も、そんなクリストファー・クロスの優しさと温もりが随所に感じられる作品。穏やかな時間が流れていくようなメロディ。

特にアルバム中盤には、思わず耳を止めたくなる美しいメロディラインの曲が並びます。

その中から今日は、「Is There Something」

忙しい毎日の中で、ほんの少しスピードを緩めたい時に。

 

 

 

 

 

M2>   My One And Only Love  / スティング

 

映画音楽を語る上でもこの方は外せない『スティング』

2005年にリリースされた

『マイ・ファニー・ヴァレンタイン ~スティング・アット・ザ・ムーヴィーズ』

スティングがこれまで映画に提供してきた楽曲を集めたコンピレーション・アルバムです。

「Englishman in New York」「Shape of My Heart」など、

お馴染みのナンバーも収録されていますが、

「スティングって、こんな曲も歌っていたんだ!」

そんな発見があるのも、このアルバムの面白いところ。

今日はその中から、「My One And Only Love」もともとは1950年代から多くのジャズ・ミュージシャンに愛されてきたスタンダード・ナンバー。

「ジョン・コルトレーン」と「ジョニー・ハートマン」の名演でも知られる、美しいラヴ・ソングです。スティングが歌うと、これがまた良い。

穏やかに囁くようなヴォーカルと、ジャズの香り。

声を張り上げるわけでもないのに、その低く柔らかな歌声が空間をゆっくり満たしていきます。夜、一日の終わりに照明を少し落として。そんな時間に流れてきたら最高でしょうね。

 

HI!心呼吸 8月21日(金)

M1>      The Hurt / カラパナ

 

今週の締めくくりはこんな曲♪

爽快です。気持ちのいいリズム、心地よいグルーヴ。

夏になると、無性にカラパナが聴きたくなる。……俺は一体、何歳なんでしょうか?

今日ご紹介するのは、ハワイ出身のサーフ・ロック・バンド『カラパナ』

1975年にリリースされた記念すべきデビュー・アルバム

『Kalapana』から「The Hurt」

70年代、日本で巻き起こったサーフィン・ブームとともに愛され、

多くのサーファーたちの心をつかんだ一枚。

当時、海へ向かう車のカーステレオから、このサウンドが流れていたという人も少なくないでしょう。優しいボーカル。

アコースティックギターを中心にした素朴で温かなサウンド。

決して派手ではないのに、気づけば心をほどいてくれる。

車の窓を開け放ち、潮風を感じながら海岸線を走る。朝日に照らされた青い海を眺める。

そんな景色が自然と浮かんでくる音楽です。カラパナは、日本を大切にしてくれた親日家としても知られるバンド。だからこそ、日本でも長く愛され続けてきたのかもしれません。

 

 

 

 

 

M2>    Poetry Man / フィービー・スノウ

 

今週の締めくくりは♪

2001年にリリースされたベスト・アルバム『The Very Best of Phoebe Snow』

代表曲はもちろん、ライブ音源なども収録された、

彼女の魅力をたっぷり味わえる一枚です。

70年代を代表するシンガー・ソングライター『フィービー・スノウ』

日本では「キャロル・キング」や「ジョニ・ミッチェル」、「ジャニス・イアン」

彼女たちのように名前を耳にする機会は多くないかもしれません。

でも、一度聴けばきっと忘れられない歌声に出会えます。

「Poetry Man」は、1975年にリリースされたアルバム

『Phoebe Snow』から生まれた代表曲。

このアルバムはゴールドディスクを獲得し、彼女の名前を世界へと広めました。

透き通るようでいて、どこか温もりを感じる歌声。

肩の力を抜いた自然な表現。そして、そよ風のように流れるメロディ。

木漏れ日の中で、ゆっくりコーヒーを飲みながら聴きたくなるような一曲です。

一音一音に表情があり、気づけば心がほぐれていく。そんなフィービー・スノウの魅力を、ぜひ味わってください。