M1> Hello It’s Me / Todd Rundgren(トッド・ラングレン)
今週の締めくくりは♪こんな2曲にしてみました。
イントロが流れた瞬間、空気まで少し柔らかくなる。
Todd Rundgrenの代表曲「Hello It’s Me」
1972年に発表された2枚組の大作『Something/Anything?』に収録。
このアルバム、とにかくTodd Rundgrenの才能が溢れています。
全4面のうち最初の3面では、ヴォーカルはもちろん、ほとんどの楽器を自ら演奏し
プロデュースも担当。
ポップ、ロック、ソウル……次々と浮かんでくるアイデアを、そのまま作品に閉じ込めたような名盤です。そして「Hello It’s Me」。
実はこの曲、Toddが在籍していたバンド「Nazz」が1968年に発表していた曲を、
自ら新しく録音したもの。
Nazz時代のヴァージョンと比べると、『Something/Anything?』版はより柔らかく、ソウルフル。
別れた相手への想いを歌いながらも、相手を縛ろうとはしない。
そんな少し複雑で、大人びた恋心が歌われています。
Todd Rundgrenのメロディーメーカーとしての才能はもちろん、この曲では“間”まで心地いい。少し色づき始めた木々。乾いた秋の空気。紅葉の中をゆっくり走るドライブ(笑)
M2> October Road / James Taylor
今週のラスト。10月になるとこの曲を聞かなくちゃ。
『James Taylor』が2002年にリリースしたアルバム
『October Road』から、そのタイトル曲。
オリジナル・スタジオ・アルバムとしては『Hourglass』以来、5年ぶりとなった作品です。
当時、僕も待ちに待った新作。
CDを買ってドキドキしながら聴いた時、そこにいたのは何も変わらないJTでした。
優しい歌声。アコースティック・ギター。
そして、ゆったりと流れていくメロディー。
でも、変わらないようでいて、ちゃんと深くなっている。
若い頃のJames Taylorには「Fire and Rain」のような、心の痛みをそのまま音楽にした名曲がありました。
そして歳月を重ねた彼が歌う「October Road」には、人生を歩いてきた人だからこそ表現できる穏やかさがあります。
この曲で感じるのは、“帰る場所”への想い。
長い旅をしてきた人が、秋の道をゆっくりと家へ向かっていくような温かさ。
JTの声とギターがあれば、それだけで景色が見えてくる。
秋が深まっていくこれからの季節。
窓を少し開けて、James Taylorと「October Road」を走ってみませんか?



















