M1> Autumn / Earth, Wind & Fire
タイトルは、そのまま「秋」。
『Earth, Wind & Fire』が2005年にリリースしたアルバム
『Illumination』から「Autumn」
EW&Fといえば「September」「Boogie Wonderland」など、
華やかなホーンと躍動するリズムを思い浮かべますが、この曲は少し違います。
柔らかなコーラス。ゆったりと流れるグルーヴ。
そして、秋の夕暮れのような温かさと切なさ。
派手さを抑えたサウンドだからこそ、彼らが持つ美しいハーモニーとメロディーがじっくりと味わえます。
アルバム『Illumination』も興味深い作品。
全盛期のサウンドをそのまま再現するのではなく、当時のR&Bやネオ・ソウル、
ヒップホップの感覚を取り込みながら、新しいEW&Fを聴かせてくれました。
そんなアルバムの中で「Autumn」は、とても穏やかな存在。
何か大きなことが起こるわけではない。
でも、この滑らかなリズムと重なり合う声を聴いていると、自然と気持ちが落ち着いていきます。
季節が変わる時って、こんな音が似合うんですよね。
M2> October Sky / Vanessa Williams
10月になったら、この曲をかけたい。
『Vanessa Williams』が2009年にリリースしたアルバム
『The Real Thing』から「October Sky」
R&Bシンガーとしてはもちろん、女優としても長く活躍してきた彼女ですが、
このアルバムではジャズやボサノヴァ、ソウルなど、大人の音楽を実に自然に聴かせてくれます。
その中でも、この季節に選びたくなるのが「October Sky」。
ジャジーで穏やかなサウンド。
言葉をそっと置いていくようなVanessa Williamsのヴォーカルが美しい1曲です。
タイトルは「10月の空」。
爽やかなタイトルとは対照的に、歌われているのは少し切ない恋の情景。
だからでしょうか。
青く澄んだ秋空のような清々しさと、季節が過ぎていく時のセンチメンタルな気持ちが同居しています。
アルバム『The Real Thing』にはStevie Wonderが手掛けたタイトル曲をはじめ、
「Close to You」「Loving You」などのカヴァーも収録。
華やかに飾るというより、良い曲を良い声でじっくり聴かせる。
“大人の余裕”を感じる作品です。風の匂いも少しずつ変わる10月。大人の歌声を♪



















