HI!心呼吸 2月10日(金)

M1> Eu Sei Que Voce Amar(エウ・セイ・ケ・ボセ・アマル)/ マテオ・ストーンマン

 

2012年にリリースされた「マテオ・ストーンマン」の2枚目のアルバムがこの名盤。

タイトルは『マイ・ビューティフル・ハバナ』

 

「マテオ・ストーンマン」 (Mateo Stoneman)はアメリカはニューハンプシャー生まれ、現在はロサンゼルスとキューバを行き来して活動を続ける男性SSW。

アメリカンドリームを夢見て移住したL.A.では窃盗容疑で全てを失い服役。

その時、ラテン音楽の素晴らしさに目覚め、スペイン語で歌い始めた頃から彼の人生は一変。

この繊細で甘い歌声と美しい旋律で奏でられるボレロは、はじめ女性と聴き間違えていました・・・w

一瞬で彼の虜になる子の歌声と世界観は必聴です。

そんな彼が愛するキューバにおもいを馳せた名曲達。

まるで昔の曲を聴いているような錯覚に陥ってしまいます。

「郷愁を感じさせるロマンチックな音楽」

そんなもんじゃない。この人の曲の力は・・・。じっくりと♪

 

M2>  Nan Khae Nai  /  Boyd Kosiyabong(ボイド・ゴシヤポン)

 

僕が大好きなタイのミュージシャン、プロデューサー「ボイド・ゴシヤポン」

今から10数年前、初めてタイに一人で旅をしていた時、食事をしていたカフェのテラスにタイのラジオが流れていて、流れてきたのがこのボイド。

一気にこのオシャレさにファンになり、定員のお兄ちゃんにメモを書いてもらって(タイ語で読めない)トゥクトゥクのドライバーのお兄ちゃんにメモを渡し、CDを欲しいと伝え一緒にCDショップに・・・。いい思い出です。

 

2003年リリースのアルバム『Million Ways to Love – Part I』

全体的にタイの要素を排除したようなR&B,ソウルをメインにしたようなアルバム。

それもそのはず。

このボイド氏、タイにR&Bを持ち込んだ人といわれているんですね。

タイの音楽を変えてしまったような人。

僕がタイ音楽好きになるきっかけになった人。

見た目は鶴瓶さんみたいなのに、音楽センスはバツグンです。

タイの印象変わります。タイトル、曲の内容・・・わかりません。

HI!心呼吸 2月9日(木)

M1>  Waltz for Ms.Baker(ワルツ・フォー・ミズ・ベイカー)/ 市原ひかり

 

彼女に出会ったのは今から10年ほど前。

小柄なまだ幼い印象の彼女とのインタビュー。

女性ジャズ・トランぺッター「市原ひかり」

彼女のパフォーマンスに釘付けになってしまったライブも懐かしい・・・。

現在は日本を代表するサックスプレイヤー「土岐英史」(ときひでふみ)氏のカルテットに参加するなど精力的にライブを重ねる実力派。

ポップミュージックにおいては、山下達郎、竹内まりや、土岐麻子等のレコーディングにも参加しています。

本格的なパフォーマンスと、女性ならではの感性をそなえたジャズ・トランペッター「市原ひかり」

アメリカの文豪F・スコット・フィッツジェラルドの代表作『ザ・グレート・ギャツビー』をジャズで表現した前代未聞のアルバム2014年にリリースされた『Dear Gatsby』から。

本のページをめくるように次の曲が楽しみになるような大人なアルバム。

この曲の後半にはリーディングも入っているので、まさに「詩集」のよう。

オシャレです。ひかりちゃん元気かなぁ?元気?ひかりちゃん!

 

M2>  I’LL BE SEEING YOU  /   トニー・フラッセラ

 

以前にもご紹介しましたね。

大好きです。

「トランペットの詩人」『トニー・フラッセラ』

市川ひかりさんの曲をお送りしたので♪

トランペット繋がりでこの1曲を。

レスター・ヤングやスタン・ゲッツらと共演し、リリカルで美しい奏法で知られた伝説のトランペッター「トニー・フラッセラ」

 

彼の代表作がこの『トランペットの詩人』(1955・3.29NY)

このアルバムのタイトルの通り、美しい詩の世界を泳ぐように、スモーキーで気持ちを落ち着かせてくれる味わいのあるトランペットを堪能できる名盤です。

聴いていて、落ち着いた気分にさせてくれる。

そんなトランペットをお探しの方にはまさにベスト。

思わず目を閉じてじっくりとゆっくりと。

寝ちゃう可能性ありますので・・・ご注意くださいませw

HI!心呼吸 2月8日(水)

M1>   you are my love  /  Kei Owada  (大和田慧)

 

東京出身、シンガーソングライター「大和田慧」

彼女に出会ったのはつい先日のこと。

佐藤竹善さんが群馬でライブを行った際、竹善さんのライブのオープニングアクトを務めたのが彼女でした。

ソウルミュージックとキャロル・キングなど60〜70年代アメリカ音楽をルーツに持つ彼女の武器はこの潤いを放つ歌声と海外でも通用する表現力と度胸。

ギターを持ち、マイクに向かう姿。

たった一人でステージに立つ彼女は凛としてキリッとしている。

カッコいいという言葉が似合います。

彼女は2014年、NYアポロシアター・アマチュアナイトに自作曲「you are my love」で勝ち進み、トップドッグ(準決勝)まで進出した実力の持ち主。

今日はこの曲を。

2016年にリリースされた『touching souls』から。

ちなみにこのアルバムのプロデュースは僕の大事な友人「広沢タダシ」

彼の才能と、彼女の才能がここで繋がることのうれしさ。

ありがとう♪

 

M2>  サークリング・ナンバーズ   /   ヌエラ・チャールズ

 

2013年のアルバム「GOLDEN」

ジャケ買い。まさにこのアルバムはそんな買い方。

それでもって大当たりあったパターンです。

「ヌエラ・チャールズ 」(Nuela Charles) はケニア人とスイス人の両親を持ち、

アフリカのケニアで生まれます。 スイスに移住し、15歳でバハマに引越した後、

カナダに移り、現在はエドモントンを拠点に活動しているアーティスト。

アルバムデビューは 「A Different Kind Of Fire」(2000)

この時はマニュエラ (Manuela) の名前で発表しています。

2011年からは「ヌエラ・チャールズ」に名前を変更していますが、音楽性には大きな変化は無く、彼女の初期を聴いてみると、これがまた良いんです♪

 

ちなみにこのあるアルバム「GOLDEN」は過去の彼女のアルバムから選曲されている構成。日本独自の編集盤です。

キャッチーなサビのフレーズ。一聴で心に刻まれる名曲「サークリング・ナンバーズ」♪

絶品です!これ絶品♪

HI!心呼吸 2月7日(火)

M1>  SMÅ RUM (スモー・ルム) /   LISA NILSSON (リサ・二ルソン)

 

スウェーデン語で「小さい部屋」の意味を持つ「SMÅ RUM 」

歌うのはスウェーデン出身のベテランシンガー『Lisa Nilsson』(リサ・二ルソン)

2001年の彼女のアルバム「SMÅ RUM」からのタイトルトラックです。

 

さてこのリサ・二ルソン。

スウェーデンを中心に北欧でさまざまな賞を総ナメしてしまっている国民的ミュージシャン。

日本での人気もかなりあったスウェーデン出身の彼女。

この「SMÅ RUM」にも日本人の好むJAZZYテイストやソウル、AORの要素もバッチリ入っていて簡単に言えばオシャレな1枚。

ハズレ曲なしです!

北欧でも話題を独占したと伝えられるリサ。

UKブラック風でヴォーカルはエキゾチックな情緒溢れる雰囲気。

その雰囲気にスウェーデン語の歌詞と歌唱は僕にはしっくりと耳に収まります。

このライトに聞けるソウルの香り。

この時期にはおすすめでございます♪

 

M2> (They long to be)Close to you   /  NILO Koizumi (小泉ニロ)

 

北海道札幌市出身の女性ボサ・ノヴァ・アーティスト「小泉ニロ」

彼女のCDが僕の部屋から出てきました。

最近ではトライアスロンにもチャレンジしているなんて聞いてますが、さわやかでナチュラルな彼女の歌声は涼しげでチャーミング。

 

2009年リリースの『Bossa@NILO~Goodies~』から。

このアルバムのオープニングを飾るのは名曲「Close to you」

春風が似合います。

まだ2月だけど、でも春はもうそこまで来てますね。

 

インフルエンザでお休みしているとき、寝室の中にも春の陽気が伝わるように日差しがさしていました。

熱が下がったときに彼女のCDと再会した。

そういう事です。

「春を感じろ」と言われた気がしました。

HI!心呼吸 2月6日(月)

M1>  Follow Through  /   ギャヴィン・デグロウ

 

このインフルエンザの猛威のお陰で色んな音楽を改めて聞くことができました。

だって時間が潤沢にあるんですもの。

今週はインフルエンザのお陰で再確認した曲たちを何曲かご紹介していきます。

2005年のアルバム「チャリオット」から。

まずは「21世紀のビリージョエル」ギャヴィン・デグロウ♪

そんな肩書も似合う彼。

まさにピアノマンの彼の声は潤いを帯び、耳から離れない艶を持ち合わせます。

ラジオから流れたこの名曲。

一目惚れならぬ一聴き惚れ。”FOLLOW THROUGH”

休み明け、「あぁ、なんだかいいスタートだと思わない?だってあなたと一緒にいたいから・・・」と僕にはピッタリの詞。

ちょっと寂しかった僕の心をひたひたと潤してくれました。

ラジオをつけっぱなしのまま、ぼーっとしている。

この曲がすんなりと・・・勝手に想像したんです。

メロディがカラダに広がっていく感じ。胸の奥に眠っていたDJ心。みたいなものが溶け出してきました。

 

M2>  愛の歌  /   河口恭吾

 

懐かしい名曲を。

優しく、広がる青空、夕陽、夕焼け、星空。

当たり前のように毎日見せてくれる自然の景色。

 

こんな状態になると尚更実感したりするものです。

その時に頭の中にフワッとメロディが浮かんできたのが河口恭吾さんの声でした。

シンプルで温かい。

春の日差しを感じながら彼の声に癒される。

「桜」の大ヒット。その歌手としての存在感を大きくアップさせた河口恭吾さん。

2004年第1弾シングルがこの「愛の歌」

「愛の歌うたおう/青空どこまでも/愛する君のため/僕は歌おう」

という、これ以上はないシンプルでストレートな言葉からはじまる1曲。

 

家族のこと、愛する人のこと、大事な友人、ラジオ、曲、僕の周りにいてくれる方々。

大切な事をシンプルに、気づかせてくれる。

イイ曲です。

「愛の歌」は、日本的な情緒を感じさせるメロディをアコースティックなアレンジで彩ったスロウ・バラード。ほっこりできた?

HI!心呼吸 2月3日(金)

M1>  ALL MY LOVE feat.サム・オック /    GEMINI

 

今日はこれからのシーズン、ドライブに連れて行ってもらいたいアルバムを1枚。

HIPHOPシーン随一のヴァイオリニストAsuka Mochizukiと

仙台のロック・バンドEGNISHのキーボーディストShiho Suzukiによる女流ユニット『Gemini』のファースト・アルバム。

2014年にリリースされた『Brand New Addiction』

 

ゲストに「サム・オック」による「All My Love feat.Sam Ock」がフロントを飾るアルバムは鮮やかなメロウ・アンセムに仕上がってます。

日本人の心地よさを意識したのか、分かり易いメロディが彩ります。

季節柄、このメロウさは心地いい。

耳障りもいいのでこの気持ちよさを分かち合いたい♪

 

この曲のほかにもゲスト・ラッパー/シンガーを迎えた曲を詰め込んだ1枚に♪

「午前中のドライブ」をイメージして選曲。

さりげなく聞こえる彼女たちのストリングスの音色が彼の歌声をサポート。

良い雰囲気を演出しています。

楽しいドライブ、エンジンをかけるとこの曲が・・・爽やかじゃない?

 

M2>  ALL MY ONLY DREAMS  /  THE WONDERS(ザ・ワンダーズ)

 

1996年に公開されたトム・ハンクスが映画化した青春映画を覚えているでしょうか?

『すべてをあなたに』(That Thing You Do!)

1960年代に「ビートルズ」のようなスターを夢見た若者たちを描くいた作品。

ハンクス自身が彼らのマネージャー役で出演もしていることでも注目を集めた作品。

大好きな作品でした。

(ちなみにトム・ハンクスの夫人であるリタ・ウィルソンがウエイトレス役、息子であるコリン・ハンクスが新人のボーイ役でそれぞれ出演しています)家族映画w

 

ビートルズをもろに意識した映画の内容は、面白かった。

なにより音楽が映画のために作られたオリジナル。

どれも素晴らしくて驚いた。

舞台は1960年代。しかしリリースは1997年・・・。

その時代を飛び越えてきたような陽気で楽しい曲が、新鮮で気持ちよかった♪

その映画のサウンドトラックから。

 

映画の中では地味な曲でしたが、お気に入りを久しぶりに♪映画見直そうっと♪

HI!心呼吸 2月2日(木)

M1>  CELLOPHANE(セロファン) /  ワンダー・ミンツ

 

南カリフォルニア出身4人組「ワンダー・ミンツ」

この4人組による趣味的なデビュー作がインパクトがありすぎました!

彼らの音楽には色んなアーティストの要素が入っています。

ビートルズ、ビーチ・ボーイズ、コステロ・・・。

偉大なアーティストの才能のエッセンスをうまくまとめる。

そのまとまった音楽の心地よい事♪

その曲ごとに偉才のエッセンスが見え隠れする。

そのチャーミング的なものを感じたりします。

 

「ブライアン・ウィルソン」のバック・バンドとして来日し、単独公演も行なったワンダーミンツ。

名曲「セロファン」

ロングセラーを記録しました。

ポップセンス、メロディセンス。

60年代の要素が見え隠れ。そうビーチ・ボーイズ。

ブライアン・ウィルソンのエッセンスを味わえます。甘酸っぱいポップソング♪

キュンキュンするのはなぜ???

 

M2>   ザ・ベスト・シング  /   リチャード・ペイジ

 

「MR.MISTER」のヴォーカルであり、ベーシストでもあった「リチャード・ペイジ」

彼がこれまでいろんな活動(BAND,ユニットなど・・・)を経てリリースしたソロ・アルバム。

1996年にリリースされた『シェルター・ミー』

このアルバムからの1曲「ザ・ベスト・シング」

彼がチカラを入れて活動していたBANDが解散し、テンションも下がる中、見事に立ち直りアルバム制作したのです♪

それも今までのカラーを脱ぎ捨てて。

見事にシンプルに変身した音楽はMR.MISTERの面影を消しています。

とても自然体の歌声、曲調、アレンジ。

ハンドメイド感を味わえる温度が伝わる作品。

渋味のある曲が延々と続いていきます。

少し気怠さも感じるかもしれませんが、それが彼の音楽の神髄だったのか…と気づくと心地よかったりします。

ちなみにラストに収録あれていカヴァーは「S.ワンダー」の名曲『1000億光年の彼方』この選曲もニクイ♪めっちゃいいです。これ。

HI!心呼吸 2月1日(水)

M1>    Arcos(アーコス)  /    アレックス・デ・グラッシ

 

日本にも縁があるという事で以前にもご紹介したギタリスト「アレックス・デ・グラッシ」

それもそのはず。1952年2月13日 日本の横須賀生まれ。

しかし幼少の時にはすでに日本を離れているので、日本の記憶はほとんどないそうですが・・・。

大学時代には本格的にジャズ・ギター、ジャズピアノ、作曲のレッスンを受けたそうだ。カリフォルニア大学バークレー校では地理経済学の学位を取得。

これはツアーで全米の各地を回るのに役立ったっていうから面白い。

あくまでも音楽ありき。

 

さてアレックスのアルバム1991年にリリースされた『Deep At Night』

ギター一本で奏でられた5枚目のアルバム。

このアルバムでも堪能できるのはアレックスの世界。

テクニックももちろんですが、さわやかで美しいメロディは本物そのもの。

シンプルで清々しいメロディは色鮮やかな世界を味わうことができます。

「自分の音楽は、たくさんの異なるジャンル・・・フォーク、クラッシック、ジャズ、ワ ールドミュージック・・・の最先端でありたいといつも考えている。」

彼の言葉がこれからの音楽も楽しみにしてくれる♪

 

M2>  スウィング・マイ・ウェイ  /    CHARITO (チャリート)

 

フィリピン・マニラ生まれの女性ジャズ・ヴォーカリスト「CHARITO」

日本でも数多くのステージを踏んでいることでも有名な彼女。

1970年代に来日し各地で歌い始めた彼女の美しい歌声、存在感は本物です。

1990年にアルバム『ディス・ガール』でデビュー。

これまでのキャリアは素晴らしいものばかりです。

マンハッタン・ジャズ・オーケストラ、ミシェル・ルグランといった大物ミュージシャンと共演をはじめ、この方の印象は「チャリティ活動」の盛んな事。

日本とフィリピンの文化交流イベントも行なっていることでも知られています。

 

さて今日の選曲はハリー・ホイトカー、アレックス・ブレイク、ワレス・ルーニーのような有名な一流ミュージシャン達とのアルバム91年『Swing My Way』

このアルバムのタイトルトラックがこの「スウィング・マイ・ウェイ」

 

爽やかな歌声に心癒されて、リズムには心を踊らされ、幸せな気持ちになります♪

この力強い歌唱力でスタンダードジャズからアップビートナンバーまでを歌いわける本物を聴く。

心の奥をつかまれます。さぁあなたも捕まれちゃえ!

HI!心呼吸 1月31日(火)

M1>   リトル・ガール・ブルー  /   サム・テイラー

 

1916年テネシー州で生まれたテナー・サックス奏者「サム・テイラー」

日本にもたびたび訪れたプレイヤーとしてお馴染み。

懐かしいなぁと感じた方々も多いはず。

僕が知ったのはやはり代表曲「ハーレム・ノクターン」

 

父親のバンドでクラリネット奏者として活動した後、アルト・サックス、さらにテナー・サックス奏者へ転向したというサム・テイラー。

その時には、これから日本に行き、日本の曲を数多く吹くことになるなんて想像もしなかったろうと思う。

後に「君こそわが命」「小樽のひとよ」「夜霧のしのび逢い」など歌謡曲を取り上げ“ムード・テナー”のブームを築いくことになるが、正直その当時のことは僕は全く知らない・・・。

90年にこの世をさったサム。

あくまでもサックス・プレイヤーのイメージが強い彼の音色は、日本の歌謡界にも、お茶の間にも浸透したまさにサックスのパイオニア。

 

じっくりと聴いてほしい。

「ムード音楽」というジャンルに収まるはずのないテクニックと哀愁漂う大人の音色。

低音響く堂々としたサックスに安心感さえ覚えるから。

メロウな響きに大人の皆さんも懐かしさと「安心」を思い出すのでは???

 

M2> ウォーキング・オン・ア・ワイアー  /   リチャード&リンダ・トンプソン

 

60年代後期のイギリスが生んだフォーク・ロックの名グループ「フェアポート・コンヴェンション」のリーダーだった『リチャード・トンプソン』

1974年から1982年までの間に彼の夫人であった『リンダ・トンプソン』と数々の名アルバムを制作することになります。

1枚目に製作された「I Want To See The Bright Lights Tonight」と

そして今日の選曲した「Walking On A Wire」を収録している82年にリリースされた

「Shoot Out the Lights」が歴史的な名盤に!

実に良いアルバムです。

 

リチャードのギターとリンダの歌声からなるシンプルな構成。

アレンジもほとんどない。

シンプルすぎるほど。

ただ、このシンプルさがブリティッシュ・フォークの神髄なのかもと思わせてくれます。

トラッドなものよりもシンプルでどこかで日本のフォークに近い湿度を感じる。

日本のフォークファンに受け入れやすいんじゃないかと思うんです。

要は日本ぽい。

言葉とメロディにフォーカスされた音の世界をじっくりとどうぞ♪

HI!心呼吸 1月30日(月)

M1>  ソリッド・カラーズ  /   リズ・ストーリー

 

1999年にリリースされた「リズ・ストーリー」のアルバム「ソリッド・カラーズ」からのタイトルチューン。

ビル・エバンスの音楽に触れ、ジャズに目覚めた彼女。

デビューを果たした彼女の代表作の1枚でもあります。

名盤です!

 

彼女がデビューを飾ったレコード会社『ウィンダム・ヒル』

(1976年にギタリストのウィリアム・アッカーマンと彼の前妻アン・ロビンソンにより創設されたレコード・レーベル)

このレーベルには当時珍しい女流ピアニストとして活動をスタートさせます。

 

そんな彼女のピアノは美しい響きが何年たっていても新鮮です。

知的で華麗。印象的なメロディやフレージングがこのアルバムを見事に彩ります。

美しくも耳に残る曲たちが並びます。

ジャズのチャートの上位に食い込んだのも頷けます。

 

さて1月も大詰め。

春を待ちわびる気持ちも増してきました。こんなピアノで耳を春モードに♪

 

M2>  ミルク・シェイキン・ママ  /   ダン・ヒックス&ザ・ホット・リックス

 

サンフランシスコのグループ「ダン・ヒックス&ヒズ・ホット・リックス」

1969年の作品『ダン・ヒックスとホット・リックス』

この美しく個性的で懐古調なサウンドは色あせません。

 

多くのファンを獲得したシンガー・ソング・ライターの「ダン・ヒックス」(Dan Hicks)が亡くなったのは昨年2016年2月6日。

2年間喉と肝臓の癌と診断され闘病生活を送っていたそうです。74歳でした。

最近までツアーでも日本を訪れていた印象・・・。

 

このアルバムにも収録されている「ミルク・シェイキン・ママ」♪

このオールドファッションな音楽がカッコいいでしょ。

ブルースの余韻もの残しながらこの懐かしい感じ。

リリース当時は受け入れていたでしょうが、その後はなかなか受け入れられていない印象。それもそのはずです。時代の流れに流行の音楽も変わっていく。その中でも彼の貫いた自分の音楽は今の時代、40年を経てその素晴らしさに時代が気づいたのでしょう♪

この熟成された音楽を召し上がれ♪たんまりと♪