HI!心呼吸 5月5日(金)

M1>   LIFE WITH YOU    /     塩谷哲

 

1993年の「塩谷哲」さんの初のソロ・リーダー作『S・A・L・T』

最初に僕が塩谷さんに出会った1枚から。

その後の塩谷さんのご活躍はご存知の通りです。

以前もこのコーナーで塩谷さん(ソルトさん)の曲をお送りしていますが、祝日の今日はこのアルバムからお送りしたくなりました。

「子どもの日」楽しそうなメロディが良いなぁ・・・と思った時にラテンが。

ラテンのエッセンスが散りばめられているこのアルバムは、ソルトさんの才能と情熱を感じることができる1枚でもあります。

類まれなピアノの美しさとカッコよさを与えてくれます。

ほとんどの曲が大編成(ビッグバンド)のような演奏です。が、ソルトさんはその全体を、自らのピアノによって巧みに操ってしまう。

 

この方のリズム感、サルサのリズムも楽しんでいただきながら、この「LIFE WITH YOU」のようなメロディアスな美しい曲でノックアウトです。

塩谷さんのコンサートにまたお邪魔したいなぁ。インタビューしたいなぁ。

ただの願望になっちゃいましたwそう思わせてくれる素敵な兄さんです♪

 

 

M2>    ブラザジア   /    YUTAKA

 

今日はもう一曲大事な曲を♪

『横倉裕』氏(よこくらゆたか 1956年6月26日 )は東京都出身の歌手。

キーボーディスト、琴奏者、コンポーザー、アレンジャー、プロデューサーとして活躍。YUTAKA(ユタカ)の名前でGRPレコードと日本人として「初めて」契約したミュージシャンである。

セルジオ・メンデスのバックミュージシャンとして活動しており、数度来日公演をしているというお方です。

この方を知ったのは高校時代、通っていたジャズ喫茶。

マスターが聞いていたCDがこのアルバム。

ブラジルを題材にした移籍第2弾アルバムがこの1990年リリースされていた

『Brazasia』

YUTAKA氏自身が作曲を手掛け、ヴォーカリストとしても才能を発揮。

YUTAKAさんご本人のボーカルも素晴らしいのです♪

この「ブラザジア」はキーボード、琴のサウンドがアレンジされてるのですが、その美しさと見事なマッチされている演奏は傑出しています。

海を渡った素晴らしいアーティストがこんなに素晴らしい音楽をこの時代にも輝かせている!

子供たちよ!大きな世界を夢見るんだ!

今から20数年も前の曲をワクワクしている僕がいる。

変わらずそこにある存在感。

春夏秋冬、昼夜問わず合う音楽に感動している。

 

大きな感動を与えられる存在になりたい。そんな存在になってほしい。

そんな思いです。はい。

 

 

HI!心呼吸 5月4日(木)

M1>    Green Bossa    /    アイデン・エッセン

 

「アイデン・エッセン」はトルコ出身のキーボーディスト。

彼はまさにエリートさん。

バークリーやジュリアードといったエリート音楽学校で学んだ由緒あるキーボーディストです。

録音は1989年2月にニューヨークで行われたものです。

卓越したリズム感がユニークなデビュー・アルバム「Pictures」から。

清涼感のある美しい曲たちがアルバムを彩ります。

都会的なシティ・ジャズを楽しめる1枚です。

ストレイトなジャズというよりはリズムを重視して自分の弾きたいピアノを弾いてます!といった印象。

「真の意味での天才」と紹介されたほどの才能と、端正な音を奏でる彼のテクニックや無駄のないスマートさ。

色彩豊かなピアノが好きな方にはピッタリだと思います。

僕個人的にお気に入りは7曲目にクレジットされている「GREEN BOSSA」

甘口のメロディーがカラフルでイメージを膨らませてくれる…そんな感じなんだもん♪

 

 

M2>    緑の風  /    大貫妙子

 

このアルバム全体に流れる力の抜けた、リラックスしたやわらかい時間と空気。

いまの季節、新緑の今、そしてこの時代にも求められていると思います。

 

大貫妙子さんの2002年にリリースされた作品「note」

山弦(小倉博和、佐橋佳幸)の名曲の「祇園の恋」に大貫さんが歌詞を書き下ろした「あなたを思うと」に始まる1枚は、細野晴臣さんをはじめとする豪華な(日本のポップミュージック界の至宝)ミュージシャンが携わった傑出した作品です。

 

ほんの少しの幸せや、心豊かにしたくなるような音楽です。

シンプルなアコースティック・サウンドに、丁寧に選ばれた言葉たち。

静かで穏やかなのになんだかソワソワと心がしてくるような感覚に襲われるのです。

大貫妙子さんの歌にはそんな気持ちにいつもなってしまいます。

 

温かな優しい日差しを浴びているような温かさに溢れている。

忘れかけていた懐かしい風景を思い出させてくれる。

「みどりの日」に思い出してみる。

キッカケになっていただえれば幸いです。名曲に感謝します。

HI!心呼吸 5月3日(水)

M1>   The Closest Thing to Crazy  /   ケイティ・メルア

 

グルジア(旧ソ連)出身のイギリスのシンガーソングライター「ケイティ・メルア」

2004年にリリースされた彼女のデビューアルバム「Call Off the Search」良いアルバムです。個人的にはおススメの1枚です。

日本では「不思議」とセールスには繋がらなかった作品ですが、

この心地よさ。澄んだ美しい声。

聞いているとゆっくりと疲れが取れていくようです。

なんで?って感じです。

エリザベス女王の前で歌った事もある実力の持ち主「ケイティ・メルア」

ロシア⇒アイルランド⇒ロンドンと生活の場が移りながら、取り巻いていた音楽も彼女の音世界の広さを変えていったのでしょう。

その中でもジャズと出会いが彼女の才能を培ったのでしょう。

どことなく「Norah Jones」と近いような・・・。

同じ癒しジャズでありながら、ノラとはまた違った世界を持つ彼女の歌声。

一般にはジャズではなく時にカントリーにも分類されるケイティの音楽を是非近くに置いていてほしいと思うのであります。

このアンニュイとした歌声・・・いいよね。

 

M2>  I’ll Make Love To You  /   ボーイズIIメン

 

言わずと知れた名曲を祝日の午前中に。

1994年発表。

彼らの2ndアルバム「Ⅱ」。

説明はいらないですよね。

ちなみにこのアルバム「Ⅱ」はデビュー作の翌年に発表されて彼らの人気を確固たるものにしたアルバム。まぁ、よく聞いたし、今でも聞きたくなる名盤ですよね。

14週連続チャート・インした名曲『I’ll Make Love To You』

たまにはこんなスタンダードも宜しいですよね。

 

伝統的なソウル・コーラスのマナーをきっちりと守りつつ、

あまりにも自然に展開するヴォーカルのコラボレーション。

そして難しく聞かせないメロディライン。そしてキャッチーなサビのコーラス。

一度聞いたただけで身近に感じさせるキャラクター。

売れないわけがないのです。

大阪城ホールで初めて観た「BoysⅡMen」のパフォーマンスは今でも宝物の風景です。

さてじっくりと聞かせてもらいましょう♪Make Love To You♪良い祝日を♪

HI!心呼吸 5月2日(火)

M1>   ハイ・フライ  /    ジミー・スミス

 

1995年にリリースされている「ダム!」から。

ファンク~ファンキー・ジャズ系のナンバーを中心に、ノリのいい演奏をたっぷり聞かせてくれます。

「ジミー・スミス」はペンシルベニア州生まれ。ジャズ・ピアニストから

「ハモンドオルガン奏者」としてソウル・ジャズというスタイルを確立した

「ジャズオルガン」の第一人者。

 

一人オーケストラとでも呼ぶべきダイナミックな演奏とメリハリの利いたプレイはいまだに人気を博している、ジミー・スミス。

プレイのコントラストが明確で聞いていて潔い。

アクセントをつけて左手のベース。(足鍵盤をウッドベースのようにして弾く)

後のオルガン奏者のお手本になったプレイは今でもカッコいい。

享年79歳まで現役を貫いたそのスタイルもカッコいいのです。

 

マイケル・ジャクソンの「Bad」にも参加しているといえばその功績を感じてもらえるかな?

思わずリズムを刻んでしまいそうになる、軽快さ。

美しいメリハリのプレイを堪能しましょう♪オルガンがカッコよすぎるでしょ・・・。

 

M2>   Make Someone Happy  /   ミッシェル・ハート

 

アメリカ生まれのシンガー「ミッシェル・ハート」。

「高橋幸宏」さんのバック・コーラスや「カーペンターズ」のバック・コーラスを務めた経験を持つ彼女。

その他、楽曲提供など日本での活躍が多かったのでご存知の方も多いかもしれません。

 

さて5月に入って、そろそろブライリアン・フレーバーを欲してきたようです…僕。

この「MISH」は彼女が88年に日本にて制作した作品。(89年発売)

このアルバムの澄み切った感じ。

美しい空気を吸い込んで深呼吸するようです。

アルバムのバックにはほとんどが日本人のミュージシャンが固めます。

 

「小野リサ」さんの名前もあったりします。

小野さん大好きの僕にとっては外せない1枚。

まさにこの時期、春~初夏に向けて心地よいブラジリアン~ラテン・フレイヴァー。

そこのミッシェルのキュートヴォイスが乗るわけです。

その溶け込み方。

最高です。初夏…良い響きだ。雑味のない歌。

HI!心呼吸 5月1日(月)

M1>  Didn’t We   /   マリグリュー・ミラー

 

5月はやはりジャズから始めてまいりましょう♪Hi!心呼吸。

まずはこの方からご紹介します。

「マリグリュー・ミラー」

 

2013年に57歳の若さでこの世を去ってしまったピアニストです。

1955年8月13日  ミシシッピー州グリーンウッド生まれ。

R&Bからジャズに転じて70年代から80年にかけてデューク・エリントン・オーケストラで活躍。その後はベティ・カーターのバックを務めたりと若き才能を発揮し続けたピアニスト。

 

そんな彼の1995年の作品『Getting To Know You』から。

このアルバムは表現力豊かなピアノ、アフリカン・アメリカンのニュアンスを受け継いだリズム。そこにスマートさを・・・。

それは端正で、とてもキッチリとしてるのに窮屈ではない。

リラックスして聞けるピアノ。爽やかで疾走感も感じられるスイング。

この気持ちよさは5月にピッタリ。爽やかさをどうぞ♪

 

M2>   MAKE A RAINBOW   /    ベニー・シングス

 

「ベニー・シングス」はオランダを代表するポップ・マエストロ。(作曲家)

幼少期から父親が家で聴いていたビートルズやスティーヴィー・ワンダーなどを自然に耳にしていた青年は、15歳の時に初めてバンドを結成し、ソウル、ジャズなどに興味を広げていきました。後にエレクトロニカに興味が広がりポップの世界に。

曲を聴けば、すぐに彼の魅力が伝わってきます。

 

今まで彼が手掛けてきたアーティストは「ウーター・へメル」「ジョヴァンカ」など。

僕の好きな音楽を見事に手掛けてきている訳です。

彼のポップの世界は洗練されていて楽しくて耳に心地いい。

そんな彼のベスト・アルバムがこの2012年にリリースされている

「ベスト・オブ・ベニー・シングス」

彼のオリジナルの作品はエレクトロだけではなくこんなアコースティックの素朴な曲も存在しています。

優しい旋律とゆったりと流れる豊かな時間を感じられる1曲。

「MAKE A RAINBOW」空を眺めながら聞きたい♪あぁ、気持ちいい♪

HI!心呼吸 4月28日(金)

M1>   風のファルセット  /    デヴィッド・ラズリー

 

「デヴィッド・ラズリー」は1947年ミシガン州ソールト・セント・マリー生まれ。

現在69歳。白人でありながらソウルフルでメロディアスな曲とハイトーンのファルセットボーカルが素晴らしいアーティスト。

ブルー・アイド・ソウルの代表するアーティスト。

このアルバム「風のファルセット」は1982年に初のソロとして発表した代表作。

AORの名盤だと思います♪

セッション歌手かつソングライターとしても売れっこだった「デヴィッド・ラズリー」

ルーサー・ヴァンドロスなどのバックで知られるバックアップ・ヴォーカリスト。

シンガー・ソングライターでもある彼の根底にはブラックサウンドがあって、

優しくて美しい彼の歌声にはホワイト・ソウルを忠実に守る紳士的な姿を感じます。

魅惑のファルセット・ヴォイス。

洗練されたサウンドが非常に心地良い♪

デトロイトを発祥の地とするモータウン・サウンドの全盛期を、体験しながら育った幼少期がしっかり身体に染み付いたサウンドはグラつかない強さも持っています。

その辺もカッコいい♪

 

M2> ビヨンド・マイ・ワイルデスト・ドリームズ  /   ジェリー・リン・ウィリアムス

 

エリック・クラプトンの楽曲"Running On Faith"の作曲者でもある

「ジェリー・リン・ウィリアムス」

「エリック・クラプトン」や「ボニー・レイット」らに楽曲を提供してきたコンポーザーです。

テキサス州ダラス出身。高校を中退後に音楽活動に入り、様々なミュージシャンと交流を持ちながらシンガー・ソン・ライターとして活動を深めていった彼。

そんな中、60年代後半には、ロスアンゼルスで様々なミュージシャンのバックバンド・サポートを経て、アルバム制作に取り組んだようです。

クラプトンやジョン・オーツらゲストの名演もあって聴き応えたっぷりのこのアルバム

「ザ・ピースメーカー」

とても充実したサウンドと、巧みな演奏は、ジェリーの音楽人生を象徴したような名作ともいわれています。

風貌を見ると結構”ワイルド”な感じ。

でもかなりのクリアーでハスキーなヴォーカルはクリーンなイメージを漂わせます。

僕、この曲だいすきです♪ね?クリーンな感じ♪

HI!心呼吸 4月27日(木)

M1>  Forever for You  /    Naturally 7 (ナチュラリー7)

 

「電車内で突然アカペラを始めた黒人さんの歌が上手すぎる」

そんな動画から世界中で多くの注目を浴びたアカペラグループ「Naturally7」

自らを「ヴォーカルプレイバンド」と名乗るアメリカのコーラスグループ。

1999年に結成されたアカペラグループですが、今ではポピュラーになった、

ギター/ベース/ドラムなど、全ての楽器を口でやってしまうヒューマンボイスを巧みな技で聞かせてくれるグループとしては先駆者的存在。

優れた作曲、選曲、アレンジのセンス。

そして抜群のビート感、最高のヴォーカルハーモニー。

もともとは聖歌隊出身の7人組ヴォーカル・グループ、

ナチュラリー7のセカンド・アルバム「2006年のアルバム『Ready II Fly』はそんな彼らの最高のクオリティで聞かせるコーラスと、パフォーマンスは実力を味わえます。

そのスタイルは「クインシー・ジョーンズ」や「バービー・ハンコック」などからもお墨付きをもらったほど。

聴くものを魅了する歌声とチームワークの中で感じる、優しく包み込むような1曲。

アルバムの中盤でグッと引き込んでくれたバラードソング。

ジックリとラッピングされてください♪

 

M2>  More Than Words  /    エリック・ベネイ

 

1966年10月15日、ウィスコンシン州ミルウォーキー生まれ。

音楽一家の5人兄弟の末っ子。3歳の時スティーヴイー・ワンダーに感銘を受けR&B、ソウルに開眼したという「エリック・ベネイ」

 

2014年にリリースされた「エリック・ベネイ」の1枚『From E to U:Volume 1』はある意味彼のルーツを探れるそんな1枚かもしれません。

洋楽黄金時代の名曲たちを、独自のテイストでソウルフルにリメイクしたキャリア初のカヴァー・アルバムがこの1枚。

デビューから18年で初チャレンジしたのは、彼が愛してやまない洋楽の名曲を

エリック・ベネイの解釈でカヴァーするとこんな素敵な1枚になるんですね♪と感動をもらえた1枚。

クリストファー・クロス「風立ちぬ」、TOTO「アフリカ」、ホール&オーツ「サラ・スマイル」など・・・。

1991年のエクストリームの名曲「モア・ザン・ワーズ」も彼のカヴァーはこんなアレンジに♪さすが“リアル・ソウルの伝道者”エリック・ベネイ。

エッチすぎるぜ・・・。オシャレすぎるぜ・・・。最高です♪

HI!心呼吸 4月26日(水)

M1>    True To Myself  /    インコグニート

 

2004年のINCOGNITO「Adventures in Black Sunshine」から。

このアルバムのジャケットを見ると“夏”をイメージしてしまいます。

夏のサウンドが気持ちよく詰まっている1枚でもありますが、それだけではないんです。

Funkあり、ラテン、Jazz/Fusion、ハウスと多彩なサウンドを調理したブルーイサウンドは季節を問わず楽しめます。

ドライブには持っていきたいそんな1枚。

 

さて本作の目玉は、何と言っても「Maysa Leak」(メイザー・リーク)の復帰。

進化を続けていたインコグニート、途中でヴォーカルが変更したりした時期がありましたが、グループの黄金期を支えた彼女の復帰した作品でもあります。

 

グループの象徴的な声が復帰したことで、オーソドックスなインコグニートサウンドが復活。初期の彼らのサウンド好きな僕には待望の音でもありました。

アシッド・ジャズ/ファンク・フレイヴァー満載、かつ新鮮さに満ちた内容となった。

 

ドライブによし。持ち歩いてよし。いいこと沢山!晴れた日にはこれを聴きながら♪

 

M2>  シームズ・アンサーテン  /   311(スリー・イレブン)

 

「311」(スリー・イレブン)は1988年に結成されたアメリカのミクスチャー・ロックバンド。

パンク・ロックをベースにラップやレゲエなどの要素を盛り込んだ、ミクスチャー・ロックの走りともいうべきバンドです。

 

2003年の夏。彼らの7枚目のアルバムがこの「イヴォルヴァー」

ミクスチャー・ロックバンドの風格。

重鎮感が増した貫禄の1枚。

ゴリゴリの音で来るのか?と思わせておいてサウンドはメロウでポップ。

こんなに聞きやすいサウンドとなっているとは♪と驚いた記憶。

バランスがとても整ったサウンドをどうぞ♪

畳み掛けるようなリズム、ギターの変幻自在ぶり、協力なラップも相席しながら聞かせてくれるメロウチューン。

少し大人になった彼らのサウンドは今でも新鮮に聞こえます。

このシーズンの気持ちよさに少しスパイスが効いた音楽をという方にはおすすめ♪

ピリッ♪

HI!心呼吸 4月25日(火)

M1>  Sky Blue Sky  /    WILCO(ウィルコ)

 

アメリカ・イリノイ州出身のオルタナティヴ・カントリー・バンド「ウィルコ」

1995年のデビュー以来、バンドとして数枚のアルバムを発表している。

アーティスティックなロック・バンドとしての信念は変わらない。

そのスタイルが世界でも人気を馳せた理由だと思う。

多くのアーティストからも支持されている所以のひとつ。

 

さてこのアルバムは2007年にリリースされた「Sky Blue Sky」

ヴォーカルの良さはもちろんだけど、そのメロディの穏やかでいて躍動的のところはたまらない。

静と動を見事に組み込んだメロディは美して、儚い。

このアルバムの前作までは実験的なもので、それはそれで聴きごたえがあったのですが、このアルバムでは派手さを抑えて曲をメインに押し出している。

そうすることで情緒的な余韻を味わえる♪

 

タイトルトラックになっている「Sky Blue Sky」はジャケットのイメージを柔らかく裏切ってくれるギターのリフ、残響するヴォーカルは実力を見せつけてくれるようです。

参りました・・・さすがっす。良い曲です♪

 

M2>  クルーエル・ウィンド  /    エリック・ジャスティン・カズ

 

1972年にリリースされている『イフ・ユアー・ロンリー』

シンガー・ソングライター『エリック・カズ』のデビューアルバムから。

このジャケットのダラッとした感じ・・・いいですよね。

部屋には飾りたくないけどwだってダラッとしちゃいそうでしょ?

しかし、アルバムを聴いてみると、これが素晴らしい1枚なわけで。

 

ジャズ評論家の「マイケル・カスカーナ」という方がプロデュースを担当していて、ボニー・レイットなども参加しているという1枚。

歌詞を読んでみると、家族愛や、恋人への切ない気持ち、悲しみや思いなど、

美しくて人間臭いエリック・カズの世界に感動します。

美しいメロディと優しい歌声は心を刺激します。

深呼吸をさせてくれるような歌声です。

素朴でありながら、切々と語り掛ける歌にはビリビリと心が揺れる感じ。

「クルーエル・エンド」はピアノのシンプルな旋律に彼の歌声がしっかりと乗ったほのぼのしてしまう1曲。

リラックスして耳を傾けて心の整理をしてみましょう♪

この人のよさにはまると人生で他人が知らない楽しみをひとつ

見つけたなあとほのぼのとした気持ちになれます。

HI!心呼吸 4月24日(月)

M1>  ジーズ・ドリームス  /    ハート

 

「ハート(HEART)」アメリカのロックバンド。

ヴォーカル「アン・ウィルソン」とギター「ナンシー・ウィルソン」の姉妹を中心メンバーとして、1970年代から1980年代前期にかけてはアコースティックな要素のあるハードロック。

そして1980年代後期のヒット曲はメロディアスであることで知られています。

レッド・ツェッペリンに強く影響された音楽性やアンの歌声はアメリカはもとより日本でも注目を集めました。

僕も大好きなバンドですが、久しぶりに耳にしたくなってしまいました。美しいメロディは色褪せませんね。

ハート入門にはこのベスト盤!

1997年にリリースされている「THESE DREAMS:HEART’S GREATEST HITS」僕もだいぶお世話になった1枚です。

ハート第2の黄金期に放ったヒット曲の数々が網羅されています。

じっくり聞いていくと、どれだけ優れていたバンドだったのかを実感することができます。

1985年、全米「Billboard Hot100」チャート1位を記録。

リリース当時、姉アンは35歳、妹ナンシーは31歳。

レベルの違う圧巻のボーカルをどうぞじっくりと♪あぁ、青春の匂いがしてきたぜ~♪

 

M2> Merchant of Love /   ジョーン・アーマトレイディング

 

「いぶしぎん」という言葉は正直男性に合う言葉だと思っていました。

しかし、彼女には孤高とか、いぶしぎん、という言葉が似合う。

イギリス出身の黒人女性シンガー・ソングライター「ジョーン・アーマトレイディング」

通算15作目のアルバムが今日ご紹介する1995年にリリースされた

名盤「What’s Inside?」

気高く、澄んだ歌声世界。

初めは入りにくい?世界観かな?なんて思っていると心を奪われる。

それほど彼女の歌にはチカラがある。

イギリスの植民地だった「セントクリストファー・ネイビス」に生まれた彼女。

裕福な家庭ではない中、お母さんが乳母車と交換してきた安物のギターで音楽に目覚めるたという。家計を助けるために15歳の時から働き始め、16歳の頃には音楽の仕事もはじめたジョーン・アーマトレイディング。

 

彼女の歌の根底にはそんなバックボーンが備わっていることを頭において聞くとなっとこうできる。まさしく「黒いジョニ・ミッチェル」という冠がふさわしい。

「What’s Inside?」聞かないなんてもったいない♪