Hi!心呼吸 2月22日(月)

M1>   若葉の頃や  /  畠山美由紀

 

2006年の春にリリースされた畠山美由紀さんのアルバム「リフレクション」から。

畠山美由紀さんは4歳から歌いはじめ、20歳過ぎから作詞・作曲を開始。

彼女の歌声に反応されたアナタは正解です!

インディーズ時代から注目されていたハートウォーミングな声。

一気に体から毒素が抜けていくような感覚。

囁くようでいて、しかし真のある表現力・・・に勝手に体が反応します。

2001年にソロデビューを飾ったS INGLE「輝く月が照らす夜」を聞いたときから一方的なファンになりました。

さてこのアルバムに収録されている珠玉の曲たちは、それぞれの世界を持ち、彼女の歌が先導してくれます。穏やかな時間が流れるように唯一無二の透明感溢れる歌声と圧倒的な存在感を感じられるはずです。

約1 年もの歳月をかけて創られた、意欲作。

アルバムのために青柳拓次(LITTLE CREATURES)、中納良恵(EGO-WRAPPIN’)、永積タカシ(ハナレグミ)、原田郁子(クラムボン)、堀込泰行(キリンジ)といった、彼女の盟友達が書き下ろした名曲の数々が収録されています♪

アルバム全体に漂う包み込むような空気感は、

聞くこちらの心を落ち着かせて、優しい気持ちにしてくれます。

綺麗に晴れた午前中、午後、お気に入りのコーヒーを飲みながら聞きたい・・・そんな1枚です。

気持ち良すぎて居眠りしちゃいそう・・・w

 

 

M2> グリーン・ソング / エルヴィス・コステロ、アンネ・ソフィー・フォン・オッター

 

2001年にリリースされたアルバム『フォー・ザ・スターズ』

クラシックの世界で彼女の存在をご存知の方も多いことでしょう、メゾ・ソプラノ

ヴォーカリスト「アンネ・ソフィ・フォン・オッター」と「エルヴィス・コステロ」の共演・・・

まさに”For The Stars”な1枚♪

アバや、ポール・マッカートニー、ブライアン・ウィルソン、バカラックなどの作品を丁寧に収録されています。

なんと言ってもコステロのメロディの美しさは当然のこと、感動を呼ぶオッターの歌声はモヤモヤの気持ちや、邪心を洗い流してくれるような神々しい雰囲気をまとっています。

穏やかな流れの川を眺めながら、自分のことを回想しながら物思いに更け、自然のニオイを吸い込みたくなるような、特別な時間が流れます。

 

なんとレーベルはドイツ・グラモフォン。

クラシック好きなら知らない人はいない名門レーベルである。

このレーベルからこのアルバムが登場したことが凄いことなんだと感じます。

画期的であり、アンタッチャブルの世界に飛び込み、このアルバムを完成させてしまったコステロの凄さにも脱帽です。

コステロもオッターもご存じない方にこそこのアルバムの持つ表現できない訴えてくるモノを知っていただきたい♪

 

2人を同時に聞き込んで、耳から入ったメッセージはどんなものが残ったのか実感していただきたいです♪

 

Hi!心呼吸 2月19日(金)

M1> Kathy’s Song(キャシーズ・ソング) /   エヴァ・キャシディ

 

「エヴァ・キャシディ」は1963年ワシントンDC生まれ。

1996年に皮膚ガンでわずか33歳の年齢で亡くなったアーティスト。

生前は地元以外ではほとんど知られてない無名の状態でしたが、死後リリースされたコンピレーション・アルバムが英国のアルバムチャートで一位を取るなど、注目を集めました。

年少の頃から音楽・芸術への興味を示し、エヴァが9歳のときにギターを弾き始めたそうだ。

2000年にリリースされたアルバム「Time After Time」から。

「ジャンルを超えた美しい唄声は魅力」そんなキーワードがピッタリのキャシディ。

彼女ほど亡くなってから注目を集めたアーティストは少ないだろう。

ラジオでシンディー・ローパーの名曲 “Time After Time”が流れ注目を集め、人気を獲得hしていく。しかし、彼女はこの世にいない・・・。

なんだか切なくも空しくもなる。しかし、天国から彼女も喜んでいるかな?

 

エヴァの声は一度耳にしたら忘れられない。

薄いヴィブラートと揺るぎない音程もそうだが、透明感溢れる歌声はどんなジャンルにも対応をみせる♪

「ピュア」である。

このアルバムの1曲目に収録されている「キャシーズ・ソング」

静かに、しかし力強く歌われたアルバムのオープニングを飾ったこの曲はワシントンDCの小さなスタジオでレコーディングされたそうだ。

なんだかその事実も素朴で素敵♪

 

M2>  シーイング・ユー  /   ジミー・メッシーナ

 

「ロギンズ&メッシーナ」が解散した後、ケニー・ロギンスは世界的にも有名なロックシンガーに、そしてパートナーの「ジミー・メッシーナ」はAORシンガーとして復活。

その復活後1枚目が名盤この「オアシス」

1979年発表のファースト・ソロ・アルバムです。

 

「ニュー・アンド・ディファレント・ウェイ」や「トーク・トゥ・ミー」などラテンの要素、フュージョンを取り入れた楽曲が収録された1枚。

どこか初夏をイメージさせる1枚ですが、陽射しが強く感じられる初春にもいいでしょ?

 

この「シーイング・ユー」はジャズ・フュージョンをベースにエレキのギターがしっとりと、メッシーナの声もリラックスして歌いすぎないバランス。

まさにAORの名曲。たまにどうしても聴きたくなってしまいます。

 

さてソロに転向してのファースト。思いっきりリラックスした作りになっています。

しかし、当の本人はそれほど愛着があるアルバムではないようです・・・。

なんで?こんなに素敵な1枚なのに?ソロのファーストアルバムなのに???

そんなことはどうでも良いんです。

僕は大好きだから!

 

また初夏になったらこのアルバムから他の曲をおかけするかも・・・。

お許しを・・・。お願いします。

 

Hi!心呼吸 2月18日(木)

M1>  カム・トゥ・ミー  /  ボビー・コールドウェル

 

この作品はボビーの中でも最高の作品かも♪

あのボブ・スキャッグスをも超えたとも言われているAORのカテゴリー内でも文句なしの1枚でしょう。全曲が名曲の数々。いつ聴いても色あせない曲ばかりです。

これまで飽きさせない1枚はあるでしょうか?

デートや一人でのドライブにもどんなシチュエーションでも似合ってしまう魔法のようなものばかり♪大好きすぎてこの文章も何を書いていいのか分かりません。

さてそのアルバムの中であえてこの曲を選曲させていただきました。

「カム・トゥ・ミー」曲の時間自体は短いのにこの存在感。

ピアノとストリングスの美しいメロディにボビーのスイートなヴォーカル。

心がソフトな気持ちになり、こんな美しいラブソングはないんじゃないか・・・なんて。

不朽の名作「風のシルエット」もこのアルバムに収録されている。

またジックリ聞きたくなってきた。

「風のシルエット」は明日のゲスト佐藤竹善さんもカヴァーしていました。

この後におかけしようかな。

 

1978年発表のデビュー盤。

渋く深みのある歌声と哀愁を帯びたメロディが美しい♪

AORの代表作品をどうぞ♪

では竹善さんお願いします♪

 

M2> What You Won’t Do For Love  / 佐藤竹善

 

’88年、SING LIKE TALKINGのメンバーとしてデビュー。

現在までに11枚のオリジナル・アルバムを発表し、そのノン・ジャンル、ノン・カテゴリーの高品質な音楽は5枚目のアルバム「HUMANITY」以降すべてのアルバムをオリコンのTOP20に送りこみつづけ高い評価を得ている。

そんな「佐藤竹善」さんが明日ゲストに登場♪

 

さて竹善さんがバンドとしての活動と平行してリリースしたのがソロの活動を本格的にスタートした’95年に発表したアルバム「CORNERSTONES」。

ソロ・デビュー10周年を迎えた2005年にリマスター盤としてリリースしたのがこの

『CORNERSTONES+EXTRA TRACKS』

アルバム未収録音源「IMAGINE(LIVE)」や未発表音源も収録しての再リリースされています♪

そのアルバムからお送りしたのはボビー・コールドウェルのカヴァー「風のシルエット」

 

竹善さんの音楽のルーツに触れられるような1枚でもあります。

唯一無二のヴォーカルはやはり特別な存在。

昔から大ファンの僕にとって群馬にゲストに迎えられる喜びはどう例えていいのか分からないほど・・・。

かのアルバムを聞いていたころ、インタビューするなんて考えていなかったですから。

 

明日が楽しみです♪

Hi!心呼吸 2月17日(水)

M1>  The Grand Valse (ザ・グランド・ヴァルス) /  ブッカー・リトル

 

天才トランペッターといわれ20代でこの世を去った「Booker Little」(ブッカー・リトル)の数少ないリーダーアルバム「ブッカー・リトル」♪

 

1960年(TimeRecord)からリリースした幻の名盤です。

なぜなら!単独のリーダー作はたった4枚しかない。

そのなかで唯一の「ワンホーン作」がこの作品。それだけに、ブッカー・リトルのファンが愛してやまない『究極の1枚』となっている。

(今ではCDで手に入るから助かりますね♪)

ジャケットもオシャレですもの・・・。

 

リー・モーガンやフレディ・ハバードと同じ時代に脚光を浴びたトランペッターでしたが、1961年に23歳の若さで亡くなってしまいます。

そのため録音が限られているんですね。

 

しかしこの時代になってもファンは沢山。

それもそのはず、演奏内容もすばらしい♪

天才トランペッター、ブッカー・リトルのテクニシャンぶりとメロディアスなフレーズに感動します

昔はもっとシャウトするようなキレキレのペットが好きでしたが、このメロディアスで美しい、穏やかなリトルの音色は残さないといけないのです!

まぁ、僕が言わなくても残りますが(笑)

 

M2>        Raincoat   /     ケリー・スウィート

 

2007年にリリースされた「We Are One」から。

ソフトリーでいて伸びがあり、透き通った声。

ジャズの雰囲気もありながらクラシカルな雰囲気も併せ持つヴォーカリスト「ケリー・スウィート」

リラックス効果のある歌声(個人談)は日常からさっと時空を超えた旅に連れ出してくれるよう。

 

アルバムの2曲目の「raincoat」は、それらの要素が凝縮された素晴らしい1曲だと思う

心の中にス~っと入り込む浸透性の高い歌声。

上品さを漂わせる余裕、その余白に表現されるキュートさ♪

 

もともとアメリカではどちらかといえばバラード曲を歌って表現してきた彼女。

この時はまだ19歳だった彼女の真剣さやあどけなさに応援したくなる感覚。

どこかで親心みたいに(笑)

 

シンプルに仕上げられたアルバムな中には自然体に近い彼女の「素」を感じられ、惹きこまれます。

心に染み入る歌声。

こんこんと歌い上げるケリー・スウィートの歌。

曲の隅々まで神経をつなぎながら歌う彼女の歌から温もりを感じてください♪

 

Hi!心呼吸 2月16日(火)

M1> Where To Start   /  エリン・ルース

 

2003年にリリースされたデビューアルバム「Saturday Light Naïve」から。

「エリン・ルース」は2003年にデビューしたスウェーデン出身の女性歌手です。

デビューを飾ってからはオムニバスのアルバムに参加したり、ライブ活動を積極的に展開したりと、彼女の世界をしっかりと仕上げてきたアーティストです。

 

スウェーデンの空気を閉じ込めたような爽やかなアルバム。

この「Saturday Light Naïve」は彼女のデビュー作品であり、代表作。

少し「リサ・ローヴ」のようなキュートな声と柔らかいメロディ・・・フォークミュージックにリンクします。

しかし北欧、ケルト音楽を感じるようなメロディはやはり独特。

透明な声はどこまでも伸びて、風が声を運ぶように少し震えて、自然を感じる。

冷たい空気が包み込み、山々と草原が広がるような景色を想像してしまいます。

 

さて「Where To Start 」は特にその自然を感じる1曲。

シンプルなメロディは軽快にアレンジされた音が重なり合い、しっかりとヴォーカルをサポートしていて、彼女の存在をかっちりと前面に出してくれる仕上がり。

 

彼女のヴォーカルは一定のリズムで歌われますが、バックのメロディは変化を遂げ、後半には別物のメロディが展開します。

 

目の前の草原で歌われた歌は風により遠くの山々に運ばれます♪

この美しい歌に風を感じてください♪

 

M2>  Restless(レストレス)  /   サラ・エヴァンス

 

2003年にリリースされた4枚目のアルバム「レストレス」からのタイトルチューン。

カントリー・ミュージックの枠にとらわれない自然でいて緻密なアルバム。

ドライブシーズンにはこのアルバムをオススメしたい♪

 

数多くの賞を獲得しているカントリー・シンガー・ソング・ライター「サラ・エヴァンス」

プロデュースは「ポール・ウォーリー」とサラ自身が手がけている。

 

このアルバムの特徴はジワジワとリリースを伸ばし、1年以上も長い期間セールスを続けたというスルメタイプのアルバム。

ナッシュビルの一流セッションミュージシャンが脇を固め、スムージーな彼女の歌声を支えています。

なんと言っても綺麗で、優雅で、悠然とした曲がアルバムに並びます。

 

長い期間のセールス・・・そこにはリスナーが魅了された1曲1曲の力がアリ、アルバム自体に熱を感じるからではないでしょうか?

このタイトルトラック「レストレス」も彼女の世界がはっきりと表現されて何度聞いても飽きない。

シンプルのようで緻密な計算と経験で作りあがられるメロディ。

「カントリー・ミュージック」が今以上に理解されなかった時代。

彼女の歌声は何かの変化を知らせてくれる汽笛のように新鮮でした。

1曲を聴き終わる頃に感じる浴びたことのないような風を感じて欲しい♪

 

Hi!心呼吸 2月15日(月)

M1>     ネ・ネ  /    ソウライヴ

 

「ソウライヴ」は、ニューヨーク州ウッドストック出身の、エリック、アラン、ニールによるジャズ・ファンク・バンド♪

もともとオリジナルはトリオ。

 

しかし今まで編成を変化させキャッチーなリズムを刻みながら特徴的な世界観を作り出す「ソウライヴ」

60年代のオルガンとギターそしてサックスのサウンドを中心に70年代のファンクやジャズ、ソウルなどをミックスさせて新たなジャンルの構築に成功♪

このバンドがジャズの新時代を切り開く!そんな可能性を感じてしまうサウンドをお楽しみください。

 

2002年にリリースされたアルバム「Next (ネクスト)」から。

この『ネ・ネ』はイントロからミディアムなドラムビートが心地よく、一定のリズムも安心感に近い閉塞感を感じるのは僕だけでしょうか?

堂々とまっすぐなベースラインも彼らの自信の表れに聞こえます。

 

「Tuesday Night’s Squad」も勧めの1曲。インストやブラック・ミュージックファンの方にもささるジャズ、グルーヴ好きの方には「フラリーズ」も気に入ってもらえるず。

 

全体的にかなりタイトなリズムに目の覚めるような演奏はカラフル。

はっきりとしたメロディーと緊密なコンビネーションは見事♪

 

M2>  シューティング・スター  /   バッド・カンパニー

 

イギリス出身のバンド「BAD COMPANY」

1996年にリリースされた「トールド・アンド・アントールド」から。

1973年にイギリスで結成されたハードロックバンド「バッド・カンパニー」

グループ名の意味は「悪友」

 

ベテラン・バンドのセルフ・カヴァーも交えた1枚は、全体的にアコースティック色が強く、70年代アメリカンロックの香りがする・・・不思議です♪

あくまでもイギリスのバンド。しかしそのイギリスを程よく裏切るカタチで仕上げられた作品の後味は・・・良い♪

 

オリジナルメンバーは現在ギターの「ミック・ラルフス」とドラムスの「サイモン・カーク」そしてヴォーカルは「ポール・ロジャース」である。

 

しかしオリジナルがミックのギター1本4人編成のバンドだったのに対し、もう1人のギタリスト、デイヴ”バケット”コルウェルを加えた5人編成のバンドとなっていたり、過去には何度もメンバーチェンジを繰り返したバンド。

 

よってアルバムに収録される過去の名曲を別のヴォーカルが歌っているものが良くある。

さてバンドの要フロントマンのヴォーカルは何人か変更を経て今に至るわけですが、この「ロバート・ハート」(3代目)の声がソウルフルでいて違和感なく気持ちよく聴けます♪

この声はやはりアメリカンなんだよねぇ・・・♪

 

 

Hi!心呼吸 2月12日(金)

M1>  Waiting For Spring  /  デビッド・ベノワ

 

1989年にリリースされたデビッド・ベノワのアルバム「Waiting For Spring」から

アルバムのタイトル『Waiting For Spring』をどうぞ♪

 

さて『もしタイトルを聴かされずにこの曲を聞いたとき、僕はなんていうタイトルを付けるのだろう?」と聴きながら考えてた・・・。

 

もちろんこのタイトルを知りながら聴いているので他のタイトルが頭の中にも出て来ないのだけど、アナタならどんなタイトルを付けますか?

 

それにしてもタイトル通りこんなに冬に似合いながら春を待ちわびる雰囲気を帯びた曲。タイトル通りの曲ってあるんだろうか?

 

ビルエヴァンスに相当影響を受けたピアニスト「デビッド・ベノワ」

エレガントで華麗なタッチは実に美しくてモダン。

かすかに春を待つ期待感を感じます。

 

バックを固める豪華なミュージシャンにも注目したいのですが、なんと言ってもこのアルバムに参加している女性ジャズ・ギタリスト。32歳でこの世を去った「エミリー・レムラー」のソロも素晴らしく美しくて優しい。

 

全体にウキウキと鮮やかなモダンな1曲に仕上がっている名曲♪

春よ~来い♪

 

M2>  Velvet Sky(ヴェルヴェット・スカイ) /  ロス・ロンリー・ボーイズ

 

テキサス出身、ガルサ3兄弟からなるトリオ・バンド、『ロス・ロンリー・ボーイズ』

「グラミー賞 最優秀レコード賞」にノミネートされ「グラミー賞最優秀ポップ・パフォーマンス賞デュオ/グループ」を受賞した名曲「Heven」は言うまでもなく有名♪

その「Heven」を収録したデビュー“モンスター”アルバム「Los Lonely Boys」から。

 

ロス・ロンリー・ボーイズの記念すべきデビュー・アルバムに収録された隠れた名曲をお送りします。

「ヴェルヴェット・スカイ」

 

ミディアムテンポで展開される土臭くて無骨だけど温かいそんな1曲。

ラテンの色をベースにサワヤカに歌い上げる彼らの得意とするサウンド。

ギターの泣きはどこかスピリチュアルで乾いていて心地よく、独特の「魂=ソウル」で聞かせてくる・・・。

 

単純でシンプル。だからこその強み。兄弟だからこその一体感。

他のバンドにはない強靭さ。

この力強さに優しさをプラス。

まさに男らしい1曲。この歌に歌われる空はどんな空だったんでしょう?

 

サンタナやイーグルス・・・偉大なアーティストと比較されても動じないこのスタイルに

ファンになるしかないでしょ。カッコいいわ。

Hi!心呼吸 2月11日(木)

M1>   ノー・ワンズ・パーフェクト /   ステレオフォニックス

 

UKウェールズ出身の4人組ロック・バンド「ステレオフォニックス」

2013年にリリースされた8作目「Graffiti On The Train」(グラフィティ・オン・ザ・トレイン)から。

ちなみにこのアルバムはオアシスのギャラガー兄弟マネジメントレーベルに移籍してからの第1弾アルバム。

 

新たなリリースのたびに作品に生命力を宿し、成長を続けるバンド。

およそ20年のキャリアの中で歩みを止めない進化し続けるバンド・・・『STEREOPHONICS』

その進化がこのアルバムにも濃密に収録され、かなり濃いケリー・ジョーンズ節が炸裂、

彼の世界感が色濃く表現された1枚。

まずアルバムを聞くと初っ端からケリーの独特の歌声が飛び込んできます。

1曲目の「We Share The Same Sun」の楽曲も構成も円熟を迎えたバンドの懐を感じる1曲だし、先行シングルの「Indian Summer」のメロディが耳に残り、後半に収録されたこの曲「ノー・ワンズ・パーフェクト」で哀愁を帯びながらアルバムはエンドロールを迎える・・・。

デビュー当時のサザンロックの雰囲気を残しつつ、完全に大人になったバンドの醍醐味を味わえる仕上がり。

完全にやられてしまいました・・・。カッコいい。

ただ単に突っ走っていたバンドが一歩一歩進んでいく確かさ、どっしりと構えられたカタチ。このカタチを抱きしめたくなる。

素晴らしいアルバムに出会ってください♪

 

 

 

M2>  Castle In The Sky  /  マット・キャブ

 

現在、YouTubeの総再生回数1200万回以上を誇る、サンフランシスコ出身、

“日本在住R&B貴公子”こと「マット・キャブ」

マット・キャブのメジャー第2弾アルバムは“マット”が日本で出会った“四季”をコンセプトに制作した季節を彩る作品。

2015年にリリースされたアルバム「春夏秋冬~ずっとキミのことを考えていた~」から。

このアルバムにはSWAY、MACO ,シェネルなどアーティストが参加した作品。

 

この作品はマットが日本を訪れて生活するようになって初めて体験した「四季」

その四季がどんな風に写り、どんな風に感じているのか、

日本人の感覚にはない目線というか、独特の感覚に僕は新鮮さを覚えたアルバムです。

それが、日本人とずれている訳ではなく不思議とストンと胸の真ん中に落ちるような安心感もある。だから不思議です。

透明感のある彼の歌声に日本の季節は合う・・・。

いや、彼が日本に合っているんでしょう。

 

日本の四季に彼の歌声がマッチしていく様子。

アナタにも感じて判断していただきたい。

さてどの季節のマットにシンパシーを感じますか?

僕はやはりこの季節のマットかな?

 

アルバムの最後には夏のひまわりから秦 基博さんの「ひまわりの約束」を英語でカバーしています♪

Hi!心呼吸 2月10日(水)

M1>  サドンリー・ハピネス  /   15-16-17 (フィフティーン・シックスティーン・セブンティーン)

 

2001年にリリースされたコンピレーションアルバム

『ELAXIN’WITH LOVERS VOLUME1 DEB LOVERS ROCK COLLECTION』

こんなコンピが存在していたなんて!

UKラヴァーズ・ロック名門レーベル”DEB MUSIC”の音源を世界初CD化されたのがこの1枚。

なんだかフリーソウル感覚のラヴァーズ・コンピです。オシャレすぎて驚きます。

思わず恋をしたくなるそんなラヴァーズの名曲がずらり。

7インチ・アナログで探そうとしてもなかなか見つからないであろう名曲が、心も体もほぐしてくれます。ハッピーな曲たちがワクワクもウキウキも演出してくれます。

さてそんなコンピの中からこのDEB MUSICの看板娘3人組『15-16-17』 (フィフティーン・シックスティーン・セブンティーン)

彼女達の心地良いグルーブ感がたまりませんっ!!

良質の作品を残したマボロシのグループ。

コレだけリラックスさせてくれてクリアな音で手元において置けるなんてのも嬉しいことです。本当にすばらしい。

“70年代後半から80年代前半”

イギリスの黒人たちに愛されていたスウィートなメロディ・レゲエ。

とくに美しくてトロけてしま今います。

15 16 17・・・当時15歳16歳17歳だった彼女たち、現在は47歳、48歳、49歳だそうです。

 

M2>   You Better Move On   /  アーサー・アレクサンダー

 

「アーサー・アレクサンダー」は1940年、アラバマ出身の黒人シンガー。

ちなみにあの「ジョン・レノン」と同じ年。

アメリカではヒットこそしなかったそうですが、「ザ・ビートルズ」や「ザ・ローリング・ストーンズ」などのイギリスのグループがこぞって彼の曲をカバーして、イギリスのバンドに影響を与えた歌手の一人として認知度が高いアーティストとして有名。

 

さてジョン・レノンと同じ年ということはビートルズとほぼ同じ時代に活躍していた彼が影響を与えていたとなれば彼の存在の大きさに気付けるでしょう?

 

2006年にリリースされている『THE GREATEST ARTHUR ALEXNDER』から。

このアルバムにはカントリー的な要素も取り上げられていて「カントリー・ソウル」の先駆けとしても捉えられます。

この曲はカントリー・ソウルの代表曲。

かの「ローリング・ストーンズ」がカバーしている1曲。

64年のアルバム「Around and Around」にも収録しています。

それもほぼオリジナルに忠実なままで。

 

ソウル歌手の中でも優しさと悲しみを兼ね備えるアーティスト。

慈悲に溢れた美しい高音と、ゆっくりと自分の世界にいざなうようなメロウな歌声を味わってください♪

Hi!心呼吸 2月9日(火)

M1>  眠れる大地  /    マイ・ブリット・ノーマン

 

1993年にリリースされた「ワンダーランド」から。

さてこの「マイ・ブリット・ノーマン」はノルウェー生まれのシンガー・ソングライター。

彼女のデビュー・アルバムがこの「ワンダーランド」

 

このアルバムの特徴はノルウェーの言葉で歌われた曲は・・・ない。

全て英語で歌われています。

ノルウェーの空気を詰め込んで作られたアルバムにもかかわらず、ノルウェーらしさが少ししか伝わってこないのが残念・・・ですが、この透明感は素晴らしいの一言です。

もし「ノルウェー語」で歌われていたらどんなに気持ちが良かったのか。

想像するだけでワクワクしてきます。

 

美しい自然環境の中に身を置き、音楽を吸収して育った彼女の自然に放たれえるナチュラルな空気感。

まだ冷たい群馬の冬に、北欧の空気をあわせてみる。

そうすると今まで見えていなかった景色が見えてきます。

マフラーに手袋。すっぽりと顔を隠し、冬枯れの木々の森の中を散策しているような。

日差しが残雪を照らし、小動物の足跡を追いかける。

自然の空気を少し疲れたときに吸い込んでリラックスしてみましょう。

 

ノルウェーの「マイ・ブリット・ノーマン」

この音世界に飛び出してみましょう♪

 

M2> Eternally(エターナリー)  / Chris Minh Doky(クリス・ミン・ドーキー)

 

このベースは素人の僕にも理解できるほど美しい♪

2008年にリリースされたクリス・ミン・ドーキーのアルバム「Listen Up!」から。

 

「クリス・ミン・ドーキー」は1969年生まれ。

父がベトナム人、母がデンマーク人で、兄はヨーロッパジャズトリオで今注目されている「クルス・ミン・ドーキー」

それにしてもこの卓越した技術と男の僕が見ても納得する「カッコいいルックス」・・・。

デンマークでは人気の高いベーシスト♪

日本では『坂本龍一』さんのベーシストとして注目されました。

その他にもDIMENSIONのレコーディングに参加していたりと日本にも縁があるアーティストでもあります。

クリスさん本人は「日本が好きなので、いろんな機会に来ることができて、とてもうれしく思っている。」と来日も数回にわたり果たしていて日本の地でライブを披露している。

彼の演奏の特徴は派手な速弾きなどは行わない。

ひたすらに美しくて音は透きとおっており、優しい。

泥臭さはない洗練されたものである。

優等生のような美しいベースライン。乱れることがない正確なベース。

にごらない美しいベースに酔いしれる。

 

ゲストヴォーカルは『カトリース・バーンズ』彼女のベースの絡み具合はまさにパーフェクト♪

あぁ、カッコいい。ご馳走様です。