Hi!心呼吸 3月22日(火)

M1> ランデヴー feat.ウーター・へメル&ローリー・ロンデ /  樹里からん

 

日本はもとよりイタリアやオランダなどヨーロッパで注目され,台湾などアジアでも人気となっているジャズ・シンガー「樹里からん」

2011年度ジャズヴォーカルCD売上No.1シンガーとなった彼女。

 

そんな彼女がJ-POPを英語詞でカヴァーしたアルバム。

2012年にリリースされたアルバム「RENDEZ-VOUS」RENDEZ-VOUS(ランデヴー)

 

その収録されている誰もが知っているヒット曲のカヴァーが心地いいのです。

まずは安室奈美恵「Can You Celebrate?」,ドリカムの「うれしい!たのしい!大好き!」

流麗な美しいピアノにのって引き込まれるように聞き入ってしまいます。

その他にも、globe、Crystal Kay、プリンセス・プリンセス、松任谷由実、竹内まりやなどなど・・・。

 

ご存知のナンバーがジャズになると・・・♪

そしてBonus Trackとして、収録されているのがこの曲。

「ウーター・ヘメル」とのワールド・デビューのために書き下ろしたアルバム表題曲「ランデヴー」贅沢にウーター・ヘメルとローリー・ロンデがコーラスで参加♪

その歌声に自信が感じられ、日本人特有のしなやかさがプラスされ美しい1曲といった印象です。

 

こんな素敵な日本人ジャズシンガーがいることに感謝です♪

 

 

M2> ボーイ・アンド・ビューティー  /  藤原清登

 

日本人アーティストつながりでこの方を♪

高松市で生まれる。

16歳でベースをはじめ、1974年に渡米。

バークリー音楽院を経てジュリアード音楽院卒業。

21歳、ホレスシルバークインテットにて米国デビュー、ツアーに参加。

日本を代表するベーシスト「藤原清登 KIYOTO FUJIWARA」氏。

 

そんな彼の2001年にリリースされた11枚目のアルバム「ジ・イン・クラウド」

70年代からホレス・シルバーやクリフォード・ジョーダンといった、ファンキーな巨匠のバンドで活動していた藤原氏。

まさに説得力のかたまり・・・安定感バツグンです。

お馴染みの名曲がずらりとベースの重低音がお好きな方には大のオススメ盤。

 

演奏はファンキー色が濃い!

ピアノ、ピーター・マドセンが好きな方にももちろん推薦。

ピアノも耳に心地よくて、このファンキーなアルバムの主旋律を担いますが、

ドラムス福家俊介氏の優しくも存在感のあるドラムの音にこれまた懐の深い安心感が。

そして藤原氏の低音バリバリのベース・・・耳ではなく胸の真ん中で聴くような・・・。

このソロを思う存分楽しみたい。

 

ベースが奏でる素晴らしき低音に「感謝」です♪

 

Hi!心呼吸 3月21(振替休日・月)

M1>  ウン・インヂオ   /    ミルトン・ナシメント

 

「天使の歌声」「ブラジルの声」とも呼ばれる、「ミルトン・ナシメント」

 

そんなナシメントのデビューアルバムが1967年にリリースされた

『Courage (クーリッジ)』は今も愛され続ける名盤として語り継がれる1枚。

だって参加しているミュージシャンはハービー・ハンコックを始めそうそうたるメンバーです♪そんなブラジル音楽の形式「MPB」(ムージカ・ポプラール・ブラズィレイラ)の代表格アーティストのナシメント。

その後のリリースごとに時代を変化させ、ブラジル音楽のルーツや挑戦を組み込みながら作り上げてきたミルトン・ナシメント。

1992年にリリースされたライブ盤「ライヴ~この美しき惑星より」より。

 

小編成のバックで小規模の会場で演奏された92年のサンパウロでのライブの様子。

この臨場感ライブ感が味わえます。

優しく歌い上げるナシメントの声とピアノのみや、ギターがアレンジされたシンプルな音の構成がやけにリアルでキラキラと素晴らしいキラメキ、潤いを感じられるアルバム。

 

狭い会場、限られた楽器音。

その中でもブラジルの広大な景色、空気、温度を感じられる。

そのパフォーマンスはまさに「ブラジルの声」

さて季節も変化途中。

太陽が似合う音楽を聴きながら春を楽しみましょう♪

 

M2> フー・エルス  /  poco  (ポコ)

 

60年代~80年代のアメリカン・ロック史のなかでもっと評価されるべきバンド「ポコ」

1989年にリリースされた通算19作目のアルバム「レガシー」

全米アルバムチャート40位、USゴールド・ディスク獲得。

 

ジム・メッシーナ、リッチー・フューレイ、ラスティー・ヤング、ジョージ・グランサム、ランディ・マイズナーのオリジナル・メンバーが勢ぞろいした記念版のような1枚。

その内容はお見事な内容。

アルバム全体に流れるサザンロックのメロディ。

気持ちよい乾いた音で構成された美しい音の並び。

イーグルスを思わせるバンジョーの音色やこの時代を彩ったバンドのリフを効かせた佳曲が目白押し。

聴き所満載なのです。

メンバーそれぞれが作る個性の溢れる曲たちはそれぞれがバラバラのようでポコの色になっている。

統一感を感じながらこの時季になると聞きたくなってしまう・・・。

 

季節をもぎ取るようにこのアルバムを車に乗せてドライブなんて素敵過ぎます。

全体的にはハード・ロックよりで、大らかな今日的アメリカン・ロックという感じ。

 

この音が似合う季節がやってきた!

ポコ!出かけましょ!!!

Hi!心呼吸 3月18日(金)

M1> ドント・クライ・アウト・ラウド ~ あなたしか見えない /  ピーター・アレン

 

オーストラリア出身のAOR系シンガー・ソングライター「ピーター・アレン」

彼を題材にしたミュージカルが上演されたりと、彼の生き様、彼の残した曲は伝説のように残るアーティスト。

48歳の若さでこの世を去るのですが、彼は同性愛者でした。

このアルバムは1979年に発表した名作『アイ・クッド・ハヴ・ビーン・ア・セイラー』

(あなたしか見えない)

デジタル・リマスター盤が再発されていてページを覗いてみたらこのアルバム・・・未だに人気でした。

ちなみに1万円・・・。

それもそのはず!名曲ぞろいの名盤!

この価値があるということがお分かりいただけるはず。

元バカラック夫人の「キャロル」との共作曲も収録されています。

 

印象的なイントロの曲から、意味もなく涙がこぼれそうになるバラード。

幅広く、それもツボをつく選曲。

彼のソングライターとしての実力とボーカリストとしての魅力が十分発揮されている名作。

 

40歳になって聞くとなおさらその良さに気付きます。

レベルの高い作品を残せたのは時代と周りの友人たちの影響もあったのかもしれません。

バート・バカラック、キャロル・ベイヤー・セイガー、クリストファー・クロス・・・この時代にもまだまだ輝き続ける名曲を残してくれたことに感謝しなければ・・・。

感動してきた・・・やっぱり良い曲だわ・・・。

 

M2> セイヴ・ザ・ベスト・フォー・ラスト /    ヴァネッサ・ウィリアムス

 

名曲を今日はもう1曲♪

言わずと知れた「ヴァネッサ・ウィリアムス」

今日は53歳にバースデイ♪まぁ、お美しい♪

 

1996年、Vanessa Williamsのベスト盤です。

『アルフィー~ベスト・オブ・ヴァネッサ・ウィリアムス』から。

「セイヴ・ザ・ベスト・フォー・ラスト」は1992年にリリースされたヴァネッサ・ウィリアムス7枚目のシングル。

1991年リリースのセカンドアルバム『コンフォート・ゾーン』からシングルカットされた1曲。息の長いヒットソングになって日本でもTVCMにも使われていたので思い出に残っている方も多いはず。

彼女にとって最大のヒットになった曲としても有名な1曲です。

日本でも松田聖子さんや小柳ゆきさんがカバーしていたりします♪

 

「~この世って不思議だわ。今 私達はこうやって向き合っている

もう二度と機会はないと思っていたけどあなたは一番大切なものを

最後に取っておいたのね・・・」

 

92年にリリースしたときのヴァネッサよりも今のほうが輝いて見える!

今のほうが幸せなのかもしれませんね♪

しかし名曲は色褪せません。

Hi!心呼吸 3月17日(木)

M1> ユー・アー・ノット・アローン /  カーラ・ウィズ・アキオ

 

「カーラ・ヘルムブレクト」はウィスコンシン州出身の女性シンガー。

そして在住日本人ギタリストの笹島明夫氏との共演したこのアルバムは2004年にリリースされた「HERE’S TO LOVE」に収録された1曲。

 

彼女は94年にデビューを飾り、ラジオ・チャートで人気を博してグラミー賞にノミネートされた経験をもつ実力派。この実力ある歌声は僕にとって癒しの代表格♪

スタンダードやポップスを中心にした温かみのあるジャズが楽しめます。

以前は別の曲「ブレイム・イット・オン・マイ・ユース」をお届けしましたが、今回はこちらも♪

「ユー・アー・ノット・アローン」です。

 

爽やかなヴォーカルとシンプルのギターの組み合わせってまさにベストマッチ♪

フライド・プライドの雰囲気って言えばなんとなく伝わりますかね・・・。

美しくも表現力豊かな彼女の歌声はこのシーズンに季節の彩りを重ね、明夫氏のギターは彼女をゆるりと誘導しながらも完成形に近づけるために必要不可欠。

だからこそベストマッチに感じるのです。

 

「ウィズバリング・ヴォイス」で魅せてくれる空気感。

さてこの春はこんな誘いに乗ってみてはいかがですか?

さぁ、音楽も春らしくなってきました♪

 

“癒し系”のスタンダードで春を楽しみましょう♪

 

 

M2>  Diana  /   カエターノ・ヴェローゾ

 

2004年の春にリリースされたアルバム「異国の香り~アメリカン・ソングス」から♪

まさに名盤♪

 

このアルバムのアーティストはブラジルの作曲家、歌手、作家『カエターノ・ヴェローゾ』

 

彼が古今のアメリカン・ポップを優しく柔軟にカヴァーしています。

普段はもちろんポルトガル語での歌唱なのにこのアルバムでは英語で歌っています。

それが違和感なく難なくレコーディングされています。

 

バックを支えるのは、長年ヴェローゾと組んでいるアレンジャー

「ジャック・モレレンバウム」率いる28人編成のオーケストラ♪

それだけ聴くだけでどれほどブラジル音楽界でビッグマンなのかがわかりますね♪

ストリングによる伴奏も素晴らしくアルバム全体をゴージャスに纏います。

 

古くから全世界で聴き親しまれてきたアメリカン・スタンダーズの数々を「おっ」と驚かされるアレンジで聴かせてくれています。

 

彼自身も聴いていた、影響を受けたアメリカ大陸の名曲たち。

一曲一曲への深い愛情が感じられる素晴らしい1枚。

 

彼の魅力満載で素晴らしい1枚。

あなたのお気に入りも必ず見つかるはず!

 

Hi!心呼吸 3月16日(水)

M1> You’re Gonna Make Me Lonesome When You Go /  ベン・ワット

 

2002年の不朽の名作「ノース・マリン・ドライヴ」

「エヴリシング・バット・ザ・ガール」のメンバー、ベン・ワットがEBTGを始める以前に発表した、1982年のEPと1983年のソロ・アルバムをカップリングしたアルバム。

全14曲を収録しています。

どの曲も素敵過ぎるのです・・・。

シンプルなギターと少ないパーカッション。

そして誰にも真似できない、まさにワン・アンド・オンリーのベン・ワットの声。

繊細でちょっと頼りなくて、少しウェっティで、一声聴くだけで、胸が切なくなるような歌声♪まさに芸術作品のような歌声はシンプルで美しい♪

聴くたびに胸の真ん中にスッと落ちるような清涼感に包まれます。

 

夜の時間もピッタリ来ますが、ちょっとクールダウンしたいときに、ドライブで自分の時間を大切にしたい時に、邪魔することなくそっと寄り添ってくれる1枚。

季節はまさにこの時期から夏にかけてしっくり来ます。

透明なギターサウンドにシンプルなサウンドはどの時代にも輝きます。

一つ一つの音が聴き手の心をつかんで離しません。

オリジナルに込められたソウルを感じるこの音・・・。

 

ヘッドフォンをして聞き始めると、どこでヘッドフォンを外していいのか分からなくなってしまう・・・。そんな音楽ってなかなかありませんよね。

このソウルを感じながら春を待ちたいと思います。

この季節がやってきたなぁ♪

 

M2> 庭のバラ  /  カーラ・ボノフ

 

ベン・ワットの次にはこの人の声を合わせたい・・・。

以前も別の曲をお送りしましたが、今回はこの曲を♪

 

1977年のデビュー作「カーラ・ボノフ」から。

このアルバムの最後にクレジットされた1曲「庭のバラ」♪

1970年代アメリカ西海岸。

ジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタット、イーグルスなど才能豊かなミュージシャンたちが次々とこの土地から飛び出した。

アメリカン・ロック史において黄金期を支えたシンガーソングライターの一人。

「カーラ・ボノフ」

 

LAの孤独を歌に託した美しいシンガーであるが、彼女のソングライティングの透明間、歌声はベン・ワットとシンクロする♪

 

最近改めてこの70年代後半に活躍した彼女の歌をよく聞く。

今の時代になんだかスーッと耳に入り込んで、心が落ち着き、優しい気持ちを置いていってくれるのです。

春を迎える瞬間、いつものバタバタから少し開放され、準備を整えるには彼女の声が必要です♪

昔の音楽を愛でてみる、そうすると今まで見えなかった景色が見えてくる。

さぁ、2016年の春もこの曲たちと迎えることにします♪

アナタもよろしければいかがですか?

Hi!心呼吸 3月15日(火)

M1> I Can’t Tell You Why (A Cappella) /  ブラウン・ストーン

 

「ブラウン・ストーン」は、故マイケル・ジャクソンが設立したレーベルMJJ Musicからデビューした女性グループ。

力強い歌声と美しいハーモニーに定評があったグループ♪

オリジナル・メンバーはニッキー・ギルバート、マキシー、ミミの3人。

 

1995年のデビュー作『From The Bottom Up』♪

このアルバムで一躍ミュージックシーンで注目を集めた彼女たち。

このアルバムにも収録されていましたが、今日は(ア・カペラ)バージョンで♪

彼女達も後にメンバー交替、脱退などの問題がありましたが、なんと言ってもこの初期メンバーのコーラスや、歌唱力は素晴らしい♪

それぞれ個性のある声質の3人が織り成すコーラスの緻密で美しいこと♪

デビュー作だけあって少し雑な様子もあありながらも3人の響き合う声が素晴らしい。

 

ゴスペルフィーリングが強く感じられるのかも。

そしてこのイーグルスのカバー曲

「I can’t tell you why」の後半などは、ゾクゾク鳥肌モノです。

Gospel Vocalのテイストも充分に味わえる1枚。

 

マキシーの昨年の春先に急死したニュースはショックを受けました・・・。

 

彼女たちが残してくれた音楽の奇跡を楽しみたい♪

彼女達のルーツを探る旅に出かけましょう♪

 

M2> So Intense (ソー・インテンス)  /  リサ・フィッシャー

 

Lisa Fischerと言えば1970年代から活躍するシンガー!

またバッキングボーカルのプロ!

スタジオミュージシャンとして大活躍していた彼女の代名詞的な紹介は

「ローリング・ストーンズ、スティング、チャカ・カーン等のバック・ヴォーカリストを務め・・・』など。

その実力が分かりますよね。ソロとしても「How Can I Ease the Pain」を全米R&Bチャートの首位に送り込んだ超実力派です。

 

そんな彼女が日本公演を控えています。

<LISA FISCHER>

  • 2016年3月21日(月)22日(火) ブルーノート東京

[1st]Open4:00pm Start5:00pm

[2nd]Open7:00pm Start8:00pm

というわけで来週、彼女が東京にいるなんて・・・。

 

このアルバムは、1991年に彼女が放った「So Intense」

ヒットはさほどしませんでしたが、彼女の実力を世界に知らしめた1枚として印象深い方も多いはず。

心と魂を揺るがすワン&オンリーの歌声。

リサの歌声を堪能するチャンス!

本気でいこうかスケジュールをチェック中・・・。

Hi!心呼吸 3月14日(月)

M1> 決してあきらめないで(ネヴァー・ギヴ・アップ) /  ピーター・ヤーロウ

 

1938年ニューヨーク生まれ。

1961年、ボブ・ディランのマネージャー「アルバート・グロスマン」の勧めでポール・ストゥーキー、マリー・トラヴァスを誘いフォーク・トリオ

『ピーター・ポール&マリー』を結成。

62年にセンセーショナルなデビューを飾ることになる。

この方こそ、『ピーター、ポール&マリー』のピーターさん♪

 

代表作の「パフ」を作った人といったほうが分かり易いのかも。

ヤーロウは政治活動家でもあり、ベトナム戦争への反対運動などから、さまざまな取り組みに関わってきた人物。

そんな彼の2013年にリリースされた1枚「ネヴァー・ギヴ・アップ:インサイド・ザ・ハート・オブ・ピーター・ヤーロウ」から。

なんと言ってもこのアルバムの特徴的なことは、この曲「決してあきらめないで」の歌詞を「ダライ・ラマ14世」が書いている、そしてその詞にヤーロウが曲をつけた1曲。

 

「決してあきらめないで、きっと君の未来はみつかる。

愛する気持ちが君を導いてくれる。

君を自由にしてくれる。

だからあきらめないで。」

 

ホワイト・デイになんだかかけたくなってしまいました。

だって恋愛もNever Give Up♪

 

M2> ラブ・リブズ・オン  /   ケニア

 

クロスオーヴァー・ブラジリアンのDIVAとしてジャズ・フュージョン世代にもその名を知られるブラジル出身の「ケニア」

通算4作目となったのがこのアルバム91年にリリースされた「LOVE LIVES ON」

 

アルバムタイトルにもなっているこの曲を♪

ふんわりとしたブラジリアンテイストを都会的なテイストのなかで活かそうと、ポップにアレンジされた表現方法は今の時代にも鮮やかに伝わります。

声の質がそう感じさせるのか、クールな陽炎といった風情を感じさせる仕上がりになっています。

サンバテイストやソウルチックなものも含めてポルトガル語と英語を使い分け歌われるその歌はバカンスにもピッタリくる開放的な雰囲気に満ちています。

彼女の風格だったり、凛としたスタイルは、ブラジルだけに捉われない音楽を奏でます。

ベテラン・シンガーらしい深い味わいにジャズ・フレーバーの軽快さも加えられ、彩られた曲たちは聴き心地は最高であることは想像つくでしょう?

 

90年代にはリリースを重ねていた彼女ですが、この91年の1枚は特に好きな1枚。

ジャズテイストに、ブラジリアンフレーバーが見事にマッチ♪

90年代の頭には早すぎるくらいのオシャレさです。

その歌声を支えているアーティストもブラジルを代表するミュージシャンばかり。

ホメロ・ルバンボ、テオ・リマ他♪

それぞれのミュージシャンのアルバム自体が素晴らしいのにサポートって♪

その強力な演奏もご賞味ください♪

 

 

Hi!心呼吸 3月11日(金)

M1> Forget Her  /   Bonnie Tyler (ボニー・タイラー)

 

「おんなロッド・スチュアート」と呼ばれたハスキー女王、ボニー・タイラー。

日本でも彼女の歌声に感動し、勇気をもらい、心を奮い起こし、切なくて泣いて・・・いろんな境遇を一緒に過ごした方も多いはず。

日本でも人気を博した彼女。

「Holding Out for a Hero」は日本ではテレビドラマ「スクール・ウォーズ」の主題歌としてのほうが有名だろう。

麻倉未稀さんが日本語歌詞で歌っているが、オリジナルはこの方♪

昨今のラグビー人気に山下真司さんも喜んでいるんでしょうか?

さて1996年にリリースされたアルバム「Free Spirit / フリー・スピリット」から。

「渚の誓い」や「明日に架ける橋」などがカヴァーされて聞き心地が良い1枚。

その曲たちの中で僕が心を打たれた1曲がこの

「フォゲット・ハー」

 

彼女のことを忘れるのよ。

揺れるき木からの舞う葉のように・・・。

彼女の自由をゆるしてあげなければならない・・・。

次の朝を迎えるように。

 

震災に絡めるわけではありませんが前に進むために気持ちの中を整理するような。

しかしそんな簡単にはいかない・・・。

 

3月11日

忘れてはいけない日。

忘れてはならないこと。

 

 

 

M2>  あれから  /    KGM

 

仙台在住のシンガーソングライター「KGM」

このワイグルのジングルでもおなじみですよね?

彼のホッコリするジングル大好きです♪

僕のこと、番組をよく理解して協力してくれる素晴らしいアーティストです。

 

彼が2013年にリリースされた「リトルファーブル」から。

前作の作品からこのアルバムのリリースの間。

彼は東日本大震災を経験し、子供が誕生したり、様々なことがあった4年間でした・・・。

悩んだり、涙をしたり、アーティストとしてどうしたらいいのか。

 

その気持ち、思いを僕はもちろん全て分かることはできません。

しかし彼の気持ちを大事にしたいのです。

話を聞かせて欲しいのです。

少しでも僕の大事な方々に伝えて行きたいのです。

素晴らしいアーティストだということ。

音楽が出来ること。

 

だからこの時期には彼の声を聞きたくなるんです。

忘れてはならない。

忘れてはならない。

 

まだまだ時間もかかる。

だから忘れてはならない。

それをいつもKGMが教えてくれます。

 

 

3・11

大事な歌。

Hi!心呼吸 3月10日(木)

M1> ザ・ラスト・トゥ・ノウ /  カラー・ミー・バッド

 

カラーミーバットは、「I Wanna Sex You Up」の大ヒットで注目され1991年のデビューから1998年の解散までの間に合計5枚のアルバムを発表♪

中でも彼らのデビューアルバム「C.M.B」は、800万枚以上のビッグセールスを記録。

当時では珍しく人種混合の珍しいメンバー構成、各メンバーがそれぞれリードを取れる安定した実力で人気を獲得!

なかでもブライアン・アブラムス(Bryan Abrams)はグループ随一の歌唱力を誇り、リードボーカルとして活躍。

デビュー当時は、そのホストチックな外見で、女性ファンを虜に・・・。

そんな人気を博した「カラー・ミー・バッド」

2000年にリリースされた『ザ・ベスト・オブ・カラー・ミー・バッド』から。

 

今や懐かしの“ニュー・ジャック・スウィング”全盛時に登場し、大ヒットを連発。

一躍トップ・グループの仲間入りを果たした彼らの人気ナンバーが目白押し♪

男性コーラス・グループの先駆けとなったカラー・ミー・バッドの大ヒット・シングルが満載されていますが、一度は聞いたことがあるナンバーが必ずあるはず。

 

僕は彼らのコーラスの強みは「バラード」にあるような気がする。

ダンスにもバラードにも対応できる守備範囲の広さが魅力だが、今聞いてもドキドキするのは青春ど真ん中の曲だから?

 

あぁ、今週はこんな気持ちに良くなるなぁ・・・。

 

M2> フォー・ラヴァーズ・オンリー  /  マックスウェル

 

2001年にリリースされたマックスウェルのアルバム「NOW」から。

2ndアルバムから約3年ぶりのリリースになってマックスウェルファンは一体どんな作品を届けてくれるんだろう・・・と期待と不安の中手にした。

想像以上~!美しく、素晴らしい作品だった。

 

1996年にデビューし、「アセンション(ドント・エヴァー・ワンダー)」の大ヒットで、一躍ニュークラシックソウルの頂点に立ったマックスウェル。

優しいヴォーカルが前面に光るスロービートな曲をはじめ、生音にこだわった柔らかいサウンドと、ムーディなファルセット・ヴォイスを存分に味あわせてくれた1枚。

80’sな哀愁メロディ、オーガニックなサウンドは最近良く耳にする音「音」の走りみたい。

鳥肌モノの美しいサウンドを思う存分楽しめる傑作♪

 

さてそんな「NOW」からは7曲目にクレジットされた「フォー・ラヴァーズ・オンリー」

生音のゾクゾクする音にマックスウェルのファルセットが生々しくて。

本物を追求するとシンプルで嘘がなくなるんだろうなぁ。

雑実がなく繊細。

しかし収まらないほどのオーラ。

透明度の高い音を届けてくれます。

久しぶりに聞きましたがこれは「音楽」という名の「芸術」なのだな・・・♪

Hi!心呼吸 3月9日(水)

M1>  Inner City Blues /  エヴァレット・ハープ

 

「エヴァレット・ハープ」はアメリカのジャズ・フュージョン・サクソフォン奏者。

1961年8月17日生まれの現在54歳!

ソウル・ミュージックの分野やセッションミュージシャンとして活躍しているアーティスト。マーカス・ミラーとの共演でも知られる彼。

そんな「エヴァレット・ハープ」の1997年リリースされた「What’s Going on (Cover Series)」

 

「マーヴィン・ゲイ」の同名のアルバムの全曲をカヴァーしたアルバム。

こういうインストの音楽を探していたっていう方に聞いていただけたなら・・・。

かなり気に入ってもらえそう♪

実際にこのアルバムは「マーヴィン・ゲイ」の曲をカヴァーしておりますが、マーヴィン・ゲイ好きの僕にとってはそりゃ良いわけで。

メロディの美しさ、素晴らしさはもちろん良いわけです。

それをジャズ・フュージョンでカヴァーしているわけですから・・・。

大好物なわけです。

 

エヴァレット・ハープがリスペクトしているのが伝わります。

ソロのアドリブのテンションの高さはハンパじゃない!

彼の心底好きなんだ!という気持ちが溢れます。

こういうソウル・フュージョンがもっと聞かれないともったいない♪

ジョージ・デューク、シーウインド・ホーンズが参加してます。

ハズレなし!

 

M2> ときめきはゆるやかに  /    パフ・ジョンソン

 

1996年のパフ・ジョンソンのデビューアルバム「ミラクル」から。

ポスト『マライア・キャリー』ということで華やかにデビューを飾った彼女。

 

長年マライア・キャリーの音楽ディレクターを務めたことでも知られるランディ・ジャクソンや、ウォルター・アファナシエフが参加するなどマライア・キャリーを意識した陣容で送りだされて、その清涼感溢れる歌声で“Forever More”、“Over And Over”などのヒットを飛ばし、アメリカだけでなくヨーロッパやオーストラリアでも人気を博した歌姫。

 

彼女が出したのはこのアルバム1枚のみです。

後にも先にも・・・。

 

2013年に病気のため40歳という若さでこの世を去ってしまう。

こんなに素敵なアーティストがなぜ?

僕は彼女の甘く、素直で綺麗な歌声は特別。

 

ドラマチックに歌い上げる「ときめきはゆるやかに」(Please Help Me I’m Falling)は聞きやすくて彼女の歌の凄みがわかる名曲だと思う。

ピアノのシンプルなメロディに乗った潤いを得た伸びやかで爽やかな声。

この春のシーズンに気持ちよく耳にしみこんでくるでしょう?

 

彼女の声を忘れたくないんですよね♪