Hi!心呼吸 6月17日(金)

M1>  Rainbow  /  アビー・リンカーン

 

アメリカで着実にキャリアを積み上げてきたジャズシンガー「アビー・リンカーン」

その歌声から、しばしばビリーの後継者と評価されてきたシンガーでもあった。

ビリー・ホリデイを敬愛していた彼女には最大の評価だったのかもしれません。

1990年には映画『モ’・ベター・ブルース』(監督:スパイク・リー)に脇役として出演。

 

長いキャリアのなかで20枚以上のアルバムを発表したほか女優としても活躍し、

60年には後の伴侶となるマックス・ローチの黒人問題をテーマにした作品

『We Insist! – Freedom Now Suite』に参加するなど、公民権運動の活動家としても知られた存在です。

 

そんな彼女が1993年にリリースしたアルバム「Devil’s Got Your Tongue」から。

彼女の中期の作品になります。

ベテランという名の落ち着きと、風格を歌声に乗せた説得力の1曲。

 

歌われる爽やかな風景に彼女はゆったりとリラックスして窓の外を眺めていると虹が目に飛び込んでくる。

幸せな時間が流れているのが想像できますね。

彼女の歌声で幸せと、子供たちのコーラスに感動をもらいます。

曲の中盤の子供たちの歌声は不意に涙しそうになります。

 

彼女の声も子供たちの歌声には敵わないかな・・・?素晴らしい1曲です。

 

M2>  Across The Universe  /   ルーファス・ウェインライト

 

デビュー作は鮮烈だった。

デビュー作でいきなり”ローリング・ストーン”誌のベスト・アーティストに選ばれた彼。

世界中が注目した実力派シンガー・ソングライターは、丸々3年かかってこのアルバムを

リリースした。

2002年『Poses』から。

ボーナストラックに収録された1曲。

 

すごくシンプルなのに、不思議な深みを持って身体に染み込んでくるような優しさと、哀しさと、傲慢さ・・・。切ない哀愁まで感じさせる。

オルタナティブ・フォークを体現し、インパクトをしっかりと残していく凄み。

 

期待を裏切るどころか期待以上の仕上がりに、いまだに聞きたくなってしまう♪

特にこの時季だ。

雨の多い季節になると聴きたくなるアルバム。

みなさんもそんなアルバムはありませんか?

雨の音とピアノの曲のマッチング♪

 

たのむ・・・雨降ってくれ。

降っていなかったら想像してみて。

晴れた日のも合いますけど・・・ね。

Hi!心呼吸 6月16日(木)

M1>  ナ・ハラ・オ・ナウエ  /  ケオラ・ビーマー

 

昨年2015年にリリースされたアルバム

「カ・レオ・オ・ロコ ~優しきハワイアン・ララバイ~」から。

伝統的スラック・キー・ギターの名手、「ケオラ・ビーマー」

 

ハワイ音楽の作曲家や演奏家を多く輩出し、ハワイでも名高い格式ある音楽一家で生まれ育ったケオラ。

ハワイ音楽の歴史を独自の視点で振り返ったアルバムでもあります。

 

選曲はコンテンポラリーなものからトラディショナルなものまで実に幅広く、

ハワイ音楽をこの1枚で理解出来ちゃうような内容♪

このアルバムは「ギター」に焦点を当てた作品になっています。

オリジナル曲やハワイアン・スタンダード曲を収録。

 

そしてこの「ナ・ハラ・オ・ナウエ」はピアニストのジョージ・ウィンストンが「ギター」で参加しています。

ケオラとのギター・デュオは聴き所たっぷりです♪

ちなみにこの曲は「1871年のエマ女王のカウアイ島への旅を描いた」ものをベースに作られています♪

 

M2>    カム・アラウンド  /    スコット・ジャコビー

 

1971年ハロウィーンの日にニューヨークに生まれた男性R&Bシンガー

「スコット・ジャコビー」のデビュー・アルバム。

「Before Now」(2004)の中から。

 

さてスコット・ジャコビーはadidas、Nike、YAHOO!などのCM、

映画などの音楽をも手掛ける天才マルチアーティスト。

「ジョン・レノン・ソング・ライティング・コンテスト」の ファイナリストでもあります。

 

これまでに提供した曲の数は多数。アーティストはというとジョン・レジェンド、ヴァネッサ・ハジェンズ、ナチュラリー7・・・といったアーティストは彼に曲を提供されている。

10歳からピアノとドラムを始め、ハイスクール時代には数々のバンドを掛け持ちしたそうだ。卒業後2年間、医学大学に在籍し学生生活を送るが、ずっと続けてきた音楽活動で得てきた資金を元にスタジオ”Maze Studio”を立ち上げ、学生生活に終止符を打つ。

 

音楽生活があまりにも順調に進んできた彼。

そんな彼の自分の音楽が詰め込まれた1枚。

最高にクール!!!

ソウルフルであったりフォーキーであったり頭の中には桁違いの音楽の引き出しがあるんだろうと推測できる。

アルバム全体に疾走感とアイデアと名曲が並び楽しませてくれます♪

これは持ってないともったいない♪

Hi!心呼吸 6月15日(水)

M1>  6月2日のムード  /   PIZZICATO FIVE  (ピチカート・ファイブ)

 

1984年12月、小西康陽を中心に結成された「ピチカート・ファイブ」

田島貴男さんの参加時期を経て、野宮真貴さんが参加した91年以降は、彼女のビジュアルをフィーチャーしたピチカート・ブランドを前面に打ち出していきました!

あのブームは凄まじいものがありました。

 

そんなブームの幕開けのタイミングでリリースされた1枚。

1991年5月にリリースされた「学校へ行こう」から。

このアルバムは91年に放送されたドラマ『学校へ行こう! LET’S GO TO SCHOOL』のサウンドトラックに収録された1曲を♪

 

このドラマの内容はあまり記憶にないのですが、このサウンドトラックに収録された

曲たちが印象的。

やはりその時代には革新的に早かった。

時代の中にフワッと浮いた存在の音楽がドラマを色づけていた気がします。

 

発売から25年。

今聞いてもこの新鮮さ。

一体なんでなんだろう・・・。

今だからこその新鮮さなのか?

なんせ良いモノはいいんです♪

 

M2>   フライング  /   タイリース

 

2001年にリリースされた、ロサンゼルス出身の男性モデル、シンガー

「タイリース・ギブソン」のセカンド・アルバム『2000 Watts』から。

 

タイリースはLAの中でもワッツ暴動で有名なWatts地区の出身。

押さないときから母親は彼を含めて4人の兄弟を育てたそうです。

もちろんそういう環境にすべてを還元することはできないけれど・・・。

このアルバムのジャケットとインナーに記されたメッセージには彼の思いがコレでもかというほど溢れています。

 

今から15年前のLAといえば、まだまだ治安も悪く、その中でもワッツ地区なんて、日本人旅行者は絶対に立ち入ってはならないと言われていた地域。

 

その中で育ち、力をつけ、メジャーシーンで輝き、トミー・ヒルフィガーのモデルになって、モデルとしてもアーティストとしても成功した彼の思いも詰まったこのアルバム。

 

その中から「フライング」

ミディアムテンポのこの曲は甘いベルベットな声と、夏の暑さをクールダウンさせてくれるクールな1曲。

ベースラインが気持ちよすぎます♪

あぁ、ドライブに出かけたくなってきた~!

Hi!心呼吸 6月14日(火)

M1>  アンダー・ザ・レインボー /   ブリンドル

 

さてこの「ブリンドル」は70年代初めに活動していた4人組。

「アンドリュー・ゴールド」、「ケニー・エドワーズ」、「カーラ・ボノフ」そして「ウェンディ・ウォルドマン」の4人で構成されていました。

70年代初めに活動していたんですが、結局アルバムを出すことなく解散。

その後の各自の活躍はご存知の方も多いでしょう。

 

その4人が約20年ぶりに集合して製作したのが。

この作品です。

95年6月にリリースされた「ブリンドル」

 

それぞれのソロアーティストやソングライターとしてのキャリアを過ごしてきた4人。

同窓会的なこのアルバムには、今まで培ってきた自信と懐かしさを楽しむような温かさ。

そして爽やかな友情も収録されています。

心地よく風が吹き抜けるような1枚。

再結成された喜びと「昔とは違うんだ!」というパーソナリティを上手に抑えながら

自分の個性を出しながらも調和させる。

コーラスのあたりには変わらない友情が見え隠れするわけです。

そんなことを考えながら聴いていると、この曲の中の虹を4人で見上げている姿を想像したりしてホッコリします。

 

20年ぶりの再会をアナタもこのアルバムから感じてみては?

 

M2>  AT LAST(アット・ラスト)  /  レネ・パウロ

 

1929年、ハワイ・オアフ島生まれのピアニスト『レネ・パウロ』

母親が弾くピアノに惹かれて弾き始め、18歳のときにジュリアード音楽院に進学。

その後アメリカ軍の専属ピアニストとなり、1950年代はアメリカの軍属ピアニストとして来日。

中村八大氏と親交を結び、その演奏は日本の社交界では「ジャズ・ピアニストの帝王」と呼ばれる程になったというお方。

六本木や銀座で演奏していたそうです。

 

2015年にリリースされた『スターダスト~スウィート・メロディー・フォー・ハワイ~』

美しくロマンチックなジャズのスタンダードが並ぶ1枚。

ハワイを代表するピアニストが奏でる名曲の数々を聞きながらゆったりと至福の時間を楽しめるアルバム♪

 

ハワイを代表するピアニストが奏でる、美しくロマンチックなジャズ・スタンダード名曲集。

ハワイのゆったりとした風を感じながらお楽しみ頂ける至福の一枚。

 

なんのストレスも感じず、この時間だけはゆったりと過ごしていただきたい。

そんな1曲をチョイス♪

 

このアルバムが気に入りすぎて、パソコンの待ちうけはこのジャケットです(笑)

 

Hi!心呼吸 6月13日(月)

M1>     雨に微笑を  /    ROCKING TIME

 

この男に恋をする・・・。今野英明さん。

ROCKING TIMEのボーカル・Merodicaとしてフロントマンをつとめ僕自身の音楽の新しい入り口を教えてくれたようなバンド。

惜しくも2004年に解散してしまいますが、このメロディは今でも聞きたくなってしまう・・・。

スカ、ロックステディーをベースにオリジナルの世界を構築。

新鮮なアレンジとリズムワークは思わず笑顔になってしまうパワーを秘めていました。

 

2003年にリリースされたROCKING TIMEのアルバム「SUMMER JAMBOREE」

このアルバムはまさに必聴盤♪

シングルとしてリリースされた「少年時代」をはじめ、洋邦の名曲を集めたカバー集!

それぞれの曲のカバーのユルさと、「幸せ度合い」がちょうど良い♪

 

家や、ドライブ、バーベキューに最適です♪

幸せ度合いの数値はアナタ次第♪

知らないうちに口ずさむメロディにやられっぱなしです。

梅雨時期なんてなんのその!

このハッピーメロディでウキウキに♪

憂鬱なアナタに送る僕からのプレゼントです♪

 

この夏も僕は今野さんの歌声にお世話になります!!!

 

M2>   雨ふりのワルツ  /    山崎千裕

 

東京芸術大学附属音楽高等学校を経て東京芸術大学音楽学部卒業という経歴を持ち、

2010 年には自身のバンド「山崎千裕+ROUTE14band」を結成。

翌年にはロサンゼルスツアーを敢行。

2013年には世界最大の音楽見本市SXSW2013に出演。

アメリカ全米8 都市ツアーなどなど彼女の活躍の場は幅広い。

 

そんな彼女のソロメジャーアルバム「GOOD ONE」

彼女の未来に向けての気持ちがペットの音色に映し出される爽やかでパワフルな1枚。

 

その中から僕のお気に入りの1曲はこのシーズンにピッタリの美しい1曲。

鮮やかな傘を持ちながら、嬉しそうにスキップするような軽快なメロディに彼女の「少女」を感じ、ソロのメロディに少し切なさを秘めた「女性」を感じます。

 

アルバムの印象派色んな彼女を詰め込んだという印象を感じましたが、2度、3度と聞くうちに彼女の安定したトランペットの音色の虜に。

細身の彼女から音圧バリバリな音が発せらると、アルバムやライブで脇を固める大御所たちも舌を巻くのも頷けます。

 

彼女の音楽へのアプローチは優しいところ。

分かり易く音楽の世界へ誘ってくれます。

このジャンルへの入門変として山崎千裕はいかがですか?

Hi!心呼吸 6月10日(金)

 

M1>    シラキューズ  /   ドミニク シャニョン

 

ヴォーカリスト、ベーシスト「ドミニク・シャニョン」

彼をどこかで観たことがある!という方!さすがです!

 

01年よりNHKの「フランス語会話」に出演していた彼の姿をご存知という方も多いでしょう。

実は彼、7歳から11歳まで、ピアノを習い14歳から 17歳までギター、

17歳からはベースを始めという音楽少年でした!

 

そして03年にはファーストアルバム「セ・ラ・ヴィ」をリリースし、アーティストとしての顔も徐々に根付かせていきます。

今日はそのファーストアルバム「セ・ラ・ヴィ」から。

日本を拠点に活動しながら、オリジナルのスタイルでフレンチポップスを聞かせてくれます。

フランスの伝統をしっかりとベースに新しいチャレンジをこのアルバムの中でも披露しています。

 

フレンチのオシャレな風を彼の優しいホッコリとする歌声が運んでくれます。

フレンチボッサのリズムはこの時季にも心地いい♪

 

ちなみに彼、フランス人には珍しく納豆好きで温泉好きらしい♪

ウーン・・・フランス語勉強したい♪

 

M2>  イン・アナザー・タイム  /   シャーデー

 

2010年リリースされた『ソルジャー・オブ・ラヴ』から。

まさに世界の景色を変化させたクール・ディーヴァ「SADE(シャーデー)」

 

このアルバムは10年ぶりに世界に放ったアルバムです。

もちろん10年間に数々のヒット曲をラジオでオンエアーしながらの10年ですから、

あまり10年ということを意識することはありませんでした。

 

このアルバムのリリースに衝撃的な僕は感動を覚えたのは間違いなく・・・。

その重厚さ、安心感、包容力、シャーデーの世界の中に緊張しながら入っていくような聞き方。

80年代の出現のフレッシュさもどこかに持ちながら、その堂々とした歌の中には彼女の思いが詰まっています。

人生で得たものを武器に、まだ見ぬ戦いにもう一度立ち向かい、前を見据える姿。

 

それは尊敬に似た憧れ。

彼女だからこそ歌える歌詞。

彼女だからもらえるメッセージ。

ッセージの真ん中には「愛・LOVE」が満載です。

 

エレガントに輝き続けるディーヴァ・・・大好きですわ♪

Hi!心呼吸 6月9日(木)

M1>  Hana Calls  /   アーニー・クルーズJr

 

ハワイの人気デュオ、『カアウ・クレーター・ボーイズ』のヴォーカル&ギターで知られる「アーニー・クルーズJr.」

 

ソロのヒット作がこの2003年6月に日本でもリリースされた、ハワイアン・ベースのコンテンポラリーなアコースティックサウンドを届けてくれた名盤「ポートレイツ」♪

 

最高峰のハワイミュージックの祭典ナホク公認「ナ・ホク・ハノハノ・アワード」で幾度となく受賞経験があるハワイを代表するアーティストですが、2002年にはアルバム『ポートレイツ』のアイランド・コンテンポラリー・アルバム大賞を受賞。

代表作品から。

地元ハワイのローカルハワイアンにとても人気のあるアーティストさんです。

ハワイのCDショップにも彼の音源はたくさん陳列されていました。

現代のハワイ音楽のカリスマ的存在。

 

ローカルに人気があるのは国や言葉、文化を大切にしよう!自分たちのアイデンティティを持ち続けようとメッセージを投げかけているかもしれません。

シンプルで陽気な空気の中に自信と誇りを持ち合わせるアーニー・クルーズJr.

 

 

ジャック・ジョンソンやDef Techら若手のアーティストにも尊敬を集め続ける存在。

僕も憧れてしまいます♪

 

M2>  雨の街を  /   ジャニス・イアン

 

「ジャニス・イアン」は1951年米国ニューヨーク生まれ。

1975年に発表された「愛の回想録」で存在感をアピールし、詩をつぶやくような細い声で歌う姿。彼女の声は数多くのヒット曲で印象付けられる。

70年代を代表する女性シンガー・ソングライターとして活躍する。

 

さてこのアルバムは2013年にリリースされた

『You&Me~あの日にかえりたい 荒井由実トリビュート作品集』に収録された1曲。

デビュー40周年を記念した松任谷由実の“荒井由実”名義時代の名曲を、海外歌手が英語やフランス語でカバーしたアルバム♪

クレモンティーヌ、スーザン・ボイル、シーラ・E、ジュリア・フォーダム、スウィング・アウト・シスター、セシル・コルベル・・・などが酸化していますが、その中に

「ジャニス・イアン」が。

 

1973年にリリースされた荒井由実「ひこうき雲」に収録された1曲

『雨の街を』をカバーしています。

ライヴでは弾き語りで披露されることもある人気曲。

この気だるさ、陰りのある雰囲気。しかしこのカバーには気だるさはない。爽やかさに満ちている。

 

雨が美しく感じる曲ってあるものです。そしてこのアレンジにシビレマス♪

 

Hi!心呼吸 6月8日(水)

M1>  For My Lady [feat. The Shirley Horn Trio]  /

トゥーツ・シールマンス シャーリー・ホーン

 

91年リリースされたアルバム「For My Lady」から。

まずオープニングからトゥーツ・シールマンスの粋な哀愁たっぷりのブルースから始まって脱帽する・・・。

その音色の美しさ、メロディの美しさは正座でもしながら聴かなきゃならない感じがする(笑)

どれも美しくてハープの音色にこんなにも愛情を感じるなんて。

時折聞こえる口笛にも哀愁という名のブルージーさを醸し出して・・・。

素晴らしい♪

 

そしてこのアルバムのもうひとつの注目ポイントは歌声。

シンガーは『シャーリー・ホーン』

メロディとのマッチングは完璧。

その昔、こんな逸話がある。

マイルス・デイビスが彼女の歌を気に入って「オレが出演する前に彼女のステージをセットしてくれ。そうじゃなければ出演しない」というわがままを言ったという逸話だ。

 

女性ジャズボーカルとして並外れているわけでもないだろうが、彼女の歌声には彼女の魅力に反応させてしまう、力があるのは確かなようだ♪

 

機会があれば是非ともこのアルバムをジックリと聞いてもらいたい♪

彼女の曲を流したいけど・・・曲が長いのよ・・・涙。

 

M2>  カナカ ワイワイ  /  マーティン・パヒヌイ

 

ハワイの伝説のミュージシャン

『ギャビー・パヒヌイ(Gabby Pahinui 1921~1980)』

モダン・スラッキーの時代は1947年から始まったといわれ、ギャビーはモダン・スラッキー・ギターの父と呼ばれた人。

それまでスラッキーの奏法は家族だけに代々受け継がれていたものだったのですが、そのしきたりを破り、消えかかっていたスラッキー・ギターを救うために初めて家族以外の人にも伝え始めたのが、ギャビー。

 

そんなギャビーの息子の一人!

マーティンの特徴はこのハート・ウォームなヴォーカル♪

ちなみにこの「カナカ ワイワイ」は賛美歌でもあるそうです。

父の影響を存分に受け、色んな音楽の影響も受けたマーティン・パヒヌイ。

これからのハワイアン界をリードしていくべき重要ポジションにいるアーティストさんです。

 

このハワイアンのコンピレーションアルバム。

2015年リリース『ハワイアン・スラック・キー・ギター・マスターズ・シリーズ⑱ エンドレス・サマー ~ハワイ、永遠の夏~』

 

中でも存在感と清涼感を放っている1曲。

いち早くジャワイアンを選曲してみました♪

マハロ~♪

Hi!心呼吸 6月7日(火)

M1>  カサブランカ  /   デイン・ドナヒュー

 

1978年の「デイン・ドナヒュー」の唯一のソロアルバム「デイン・ドナヒュー」から。

名盤の声高き1枚。

 

このアルバムにはドン・ヘンリー、ラリー・カールトンなどが参加していることでもワクワクしてしまいます。

 

バックボーカルにも、J.D.サウザー、ドン・ヘンリー、スティーヴィー・ニックスとヨダレもののアーティストが勢ぞろいです。

(あぁ、スティーヴイー・ニックスの曲もかけたくなってきた~♪)

 

アルバムの1曲目『CASABLANCA』は、AORの最高傑作といっても過言ではないかも。

美しいメロディにバックを固める豪華アーティストのテクニック。ラリー・カールトンのギタ

ー・ソロも光ります。

 

そしてやっぱり彼の暖かみのある独特な歌声にバックボーカルのハーモニーには鳥肌が立つほどの感動を覚え、メロディの複雑さにも驚かされます。

ジャジーでありながら、ロックでもあり、ファンクでもある。

コレだけ盛りだくさんの内容で感動しているところ、曲がフェードアウトで終わってしまうことはもったいない。

 

もっと聞きたいのよ・・・。

 

M2>    雨に唄えば  /   ケニー・バロン

 

2001年にリリースされたオムニバス・アルバム

『カフェ・リラクゼーション~ジャズ・イン・シネマ(1)』から。

 

ちょうどこの時代、オープン・カフェが人気を集め、カフェミュージックが色んなアプローチでリリースされる中、この手のアルバムが数多くリリースされました。

風が吹きぬけ、本を読んだり、ボーっとノンビリしながら・・・。

良い季節だなぁ・・・。

梅雨時期のカフェも嫌いじゃないんですよね・・・僕。

 

さてこのコンピレーションの中でも、燦然たる存在感を放っているのはジャズ・ピアニスト

『ケニー・バロン』

派手さはないかもしれないが、バランスがとれていて嫌味も泣く、品が良い。

 

シンプルなピアノはシンプルで丁寧。

雑味のないコーヒーのようなピアニスト♪

しかし、シンプルだからといって苦味もあって、濃くもある。

だから何度も聞きたくなってしまう。

何度聴いても飽きが来ない。まさにオープン・カフェで頂く美味しいコーヒーのよう♪

 

「マスター!おかわりください♪」

 

Hi!心呼吸 6月6日(月)

 

M1>  アイ・スティル・ラヴ・ユー  /   シャーリー・マードック

 

ゴスペルシンガーとして出身地 オハイオ州で音楽活動をスタートさせた実力派!

「シャーリー・マードック」

今では「ゴスペルミュージシャン」として確固たるポジションを築いた彼女。

 

そもそものキャリアのスタートは、その素晴らしい歌声を

故ロジャー・トラウトマンに見いだされ、彼のバンドであるZAPP(ザップ)のバックコーラスとして音楽業界に足を踏み入れます♪

 

実力が認められ1986年にソロデビュー”As We Lay”などのヒット曲が。

さてそんな彼女のセカンドアルバム1988年「A Woman’s Point of View」から。

アルバムに収録されているシングル「Husband」はR&Bチャート5位を記録。

ちなみにこのアルバムはR&Bチャートで19位をマーク!

アルバムの中の僕のお気に入りはこの1曲「I still love you」

心地いいミディアムテンポのリズムに彼女の優しくも存在感バリバリの歌声が乗り始めると景色の色合いを変えてくれるようです。

 

遠くで聞こえるギターのソロに哀愁を感じて、マードックの声がなんともホッコリと温かい気持ちにしてくれます。

 

曲の所々でゴスペルのようなアレンジが施され、シンプルなR&Bにも聞こえるのですが、なんのなんの細かいアレンジが癖になるのです♪

 

M2.    Showya    /  Ray Mann Three  (レイマンスリー)

 

オーストラリアはシドニー出身の3人組「The Ray Mann Three(ザ・レイ・マン・スリー)」の1枚。

 

このバンドの大好きなところはアルバム全体から『ディアンジェロ愛』に溢れているところ。

90年代のR&Bシーンを彩った、「ネオ・クラシック・ソウル」の流れは間違いなく

ディアンジェロの存在が大きい。

 

そんなディアンジェロ愛に満ちたデビューアルバムから3年。

2012年にリリースされたアルバム『Sketches』から。

独特のスロー・グルーヴにシビレまくりです。

 

ソウル好きも、モダンオーガニックが好きな方にもオススメな1枚。

個人的にはファンクの色が濃くて、所々に垣間見せるAORの雰囲気にも心と耳を奪われます♪

色んな音楽のアプローチに挑戦し、ブラック・ミュージックの要素を踏まえて、

別の角度から表現することによって楽曲に深みとユニークさがプラスされる。

 

その曲の美しさにジックリと身を委ねたい。

リズムに身を任せ、洗練されたブラック・ミュージックを堪能したい。

あぁ、オシャレでございます♪