4/9山伏 片山文恵

片山さんは、岡山県倉敷市出身で富岡市在住の37歳。

現在、「山伏」として活動しています。

大学院修了後は、奈良県内で会社員として勤務したのち、

吉野山でゲストハウスの運営をしていました。

2018年に修験道の総本山・金峯山寺にて得度。

2023年8月から富岡市の地域おこし協力隊として、妙義山を中心とした観光振興や

地域団体と連携したイベント開催などの活動を行っています。

山伏とは、修験道の行者(修行する者)のこと。

特に山に入って修行している行者のことを「山伏」と呼びます。

山に伏し、野に伏して修行するためそう呼ばれたと言われているんだそう。

また修験道とは、原始的な信仰で定義がありません。

山や自然から直接、この世の真理を感じとって修行するのだそうです。

 

そんな山伏として活動する片山さん。

山伏になろうと考えたきっかけは、吉野町にいたときにたくさんの山伏に出会ったこと。

生き方に共感し、気付いたら自分も山伏になっていたと語ります。

 

片山さんの考える山伏の魅力は、シンプルなところだといいます。

大自然の中で、五感を使って感じ取ることが修験道の全てで、

本来、人間がどのように自然と接し敬っていたか、

自然の中のいろんなものを愛していたかということが山に行けばきっと感じ取れる。

そのような意味で非常にシンプルなところが魅力なんだといいます。

そして、2年前に富岡市地域おこし協力隊として移住してきた片山さんは、

行場としても発展したという「妙義山」の魅力にも惹きつけられました。

手を合わせざるを得ないほどの荘厳さがあり、

「言葉にならないがすごい」と思わせる素晴らしさがあるといいます。

 

片山さんにとって山とは、色んな気持ちをストレートに伝えられる頼れる存在であり、

美しいと感じる憧れの存在でもあるそうです。

 

そんな片山さんの活動を、来週も引き続きお伝えしていきます!

今週はここまで。来週もどうぞお楽しみに!

片山さんのInstagramはこちら

富岡市妙義ビジターセンター

 

4/2ファーマー 宮前むつ美・新井直美

宮前さんと新井さんは、藤岡市出身・在住の49際と47歳。

現在2人で農業を営んでいます。

おふたりは小中高と同じチームでソフトボールをしていた先輩と後輩です。

高校生の時には全国大会にも出場し、その後実業団選手として活躍。

新井さんは日本代表にも選出され、2002年の世界選手権で準優勝も経験しました。

2年前に農業を始め、今年から、夏の収穫に向けてナスを育てながら冬の栽培に向けて同時にいちごを栽培する二刀流に挑戦します。

ソフトボールをずっと続けてきたストイックなおふたりは、難しいと言われているけれども1年を通して栽培するため二刀流栽培に挑戦することにしたと語ってくれました。

1年を通して栽培できるものの中で、藤岡市が推している栽培品目である群馬県のいちごの品種やよいひめとナスを選んだそうです。

農作業をする上で意識しているのは、休憩をとること。

宮前さんは特に疲れを感じにくく、休憩を取らずに作業を続けてしまうことが多いそう。

ただ、2人で作業をしているため自分が休まないと相手も休みにくくなってしまうという思いから、最近は積極的に休憩をとることを意識しています。

そして、今年2月、2人が初めて栽培したいちごが、藤岡市のいちご&とまと祭りで金賞にあたる県農業共済組合理事長賞を受賞!

まさか受賞するとは思っていなかったため会場に行かずに作業をしていたそうで、知人からの電話で受賞を知りました。

この賞は、鮮度・色艶・形が評価基準。

次は糖度もはかられる県の品評会での受賞を目指しています。

そして地域の農家の方との交流をさらに深め、地域の方と一緒にやよいひめをはじめとする藤岡市の食材の魅力を広めていきたいと語ってくれました。

おふたりの今後の活躍にも注目です!

な~むふぁ~むInstagram

3/26ファーマー 宮前むつ美・新井直美

宮前さんと新井さんは、藤岡市出身の49際と47歳。

現在2人で農業を営んでいます。

おふたりは小中高と同じチームでソフトボールをしていた先輩と後輩です。

高校生の時には全国大会にも出場し、その後実業団選手として活躍。

新井さんは日本代表にも選出され、2002年の世界選手権で準優勝も経験しました。

 

そんな宮前さんと新井さんは、ソフトボール選手を引退してから農業を始めました。

それぞれの名前の最初の文字をとって、「な~むふぁ~む」という名前です。

新井さんは、元々いつか農業をしたいという思いを抱いていたそう。

新型コロナウイルスの影響で外出ができなくなったことをきっかけに始める決意を固めました。

宮前さんは、以前農業法人で働いていてトマトの栽培をしていた経験があったそうで、新井さんが宮前さんに一緒にやろうと声をかけたことで始まりました。

最初は家庭菜園として栽培していましたが、2年前に本格的に農業を始め、1年目はナス、2年目はいちごを栽培しました。

未経験で身内に農家をしている人もいなかったため、農家の先輩との繋がりがないことが1番大変だったそうです。

それでも、近所の人や農家の方との関係を徐々に築き、農業指導センターなどの環境も活用して農業のノウハウを学んでいきました。

また、いちごについては、「収穫よりもパック詰め」と言われるほどパック詰めが難しいそうで苦戦したと話していました。

先輩農家さんに教えてもらい、買う人の気持ちになって美味しそうに見えるように詰めることを意識しているそうです。

1つのパックが完成する毎にお互いに見せ合うなど、収穫だけでなくパック詰め作業にもやりがいを感じながら前向きな姿勢で作業に取り組んでいます。

来週は、ナスといちごの二刀流栽培へのチャレンジについて、そしておふたりのいちごが県農業共済組合理事長賞を受賞したことについてお話を伺っていきます。

来週もお楽しみに!

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3/19 オペラ歌手 鈴木麻里子

鈴木麻里子さんは高崎出身の40歳。1児の母でもあります。
プロになって17年です。
感情を入れて主観で歌うのではなく、楽譜に忠実に歌うことを心がけているとか。
自分を俯瞰してみるほうが、良い歌が歌えると話して下さいました。

そんな鈴木さんは、5/3(土)高崎芸術劇場 大劇場で開催される地産地消オペラ「椿姫」で主役のヴィオレッタ役を担当します。

群馬の人たちで作り上げる地産地消オペラ。現在、稽古真っ只中です。
一般の方も合唱などで参加できることから、このプロジェクトに参加して欲しい、と呼び掛けてくれました。新規募集は今年12月から実施予定とのことでした。

オペラの円熟期は50代と言われているそうで、鈴木さんはこれからその年代に突入します。80歳になっても舞台に立ち続け、オペラを歌っていたい…と話して下さいました。

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3/12 オペラ歌手 鈴木麻里子

鈴木麻里子さんは、高崎出身の40歳。
3歳の長男を育てる傍ら、数々の舞台に出演し精力的に活動しています。
プロデビューして17年。これまでに「蝶々夫人」「アイーダ」「トゥーランドット」のタイトルロールを務めたほか、「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」など東京文化会館や新国立劇場など数多くのオペラに出演してきました。

中学卒業までは運動一筋だった鈴木さんですが、母親の影響もあり歌の道に進みました。
日生劇場「魔笛」で念願の「夜の女王」役に選ばれたことが、大きなターニングポイントになったそうです。

そして、群馬では群馬交響楽団70周年記念「蝶々夫人」でもタイトルロールを務めました。群響の演奏に支えられ大舞台に立ちました。

普段は1人で孤独に練習を重ねるけれども、稽古場にいくとキャストやスタッフなど大人数が集まり「みんなで1つのものを作り上げる楽しさ」が実感できるそうです。その点が、オペラ歌手という職業の楽しさ・醍醐味だと話して下さいました。

5月に高崎芸術劇場 大劇場で開催される地産地消オペラ『椿姫』でも主役のヴィオレッタ役を担当する鈴木さん。
来週は、この公演について詳しく伺います。

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3/5CiONユーフォニアム奏者 聖奈

聖奈さんは、太田市出身の27歳。

楽器演奏者ヴォーカルが融合した音楽ガールズユニットCiONで、ユーフォニアムを演奏しています。

CiONは、歌と演奏、ダンスで見て聴いて楽しめるパフォーマンスが特徴です。

上半身ほどの大きさがあるユーフォニアムを演奏しながらのダンスは大変なんだそう。

楽器で顔が隠れてしまっていないか、体の傾きや角度のバランスはとれているか鏡で確認しながら日々練習に取り組んでいます。

また、ダンスと演奏のリズムが異なることも難しい要因の1つ。

まずは何も考えなくてもできるほど演奏を体にしみこませてから、ダンスの振り入れをすることで演奏とダンスの両立をしているそうです。

聖奈さんは、ユーフォニアムの他にもバストランペットを演奏することもあります。

ヴァイオリンやクラリネットのように高い音域で主旋律を担える楽器がいなくなってしまったことから、バストランペットに挑戦したそうです。

ライブでは観客と一緒にジャンプしたり手を挙げたり、初めての人も何も知らない人も楽しめる雰囲気作りを心がけているそうです。

マイクが楽器にしかついていないため楽器演奏者3人の声を聴ける機会がないので、ライブのMCで声や人となりを知ることができるのもライブの魅力の1つです。

聖奈さんの目標はユーフォニアム奏者の将来の道を広げたり、もっとユーフォニアムを普及させることです。

ユーフォニアムは歴史が浅い楽器であるため、オーケストラなどでは使われていないため、ユーフォニアム奏者としてずっと続ける場所が少ないそう。

ユーフォニアムを続ける新しい道を示して、たくさんの人がユーフォニアムを初めて続けて欲しいと語ってくれました。

そして、CiONは今年4月16日にメジャーデビューが決まっています。

デビューに先立って4月9日にはZepp DiverCity(TOKYO)でメジャーデビューワンマンライブも開催します。

今後の活躍に注目です!

CiONホームページ

 

2/26CiONユーフォニアム奏者 聖奈

聖奈さんは太田市出身の27歳。

楽器演奏者とヴォーカルが融合したユニットCiONのユーフォニアム担当として活動しています。

CiONは、2017年に結成で、メンバーチェンジを経て現在はユーフォニアム、サックス、ピアノ、そしてヴォーカル2人のあわせて5人で構成されています。

聖奈さんは大学在学中の2018年にユーフォニアム担当として加入しました。

ユーフォニアムを始めたのは、小学6年生の時。

小学校の金管バンドクラブで当初はアルトホルンを演奏していました。

しかし、中学生になる年にアルトホルンがなくなってしまうということで、形が似ていて音色が元々好きだったユーフォニアムに変えて演奏を続けることにしました。

中学時代は、吹奏楽部のコンクールの他にソロコンクールにも出場し、中学3年生の夏全国グランプリを受賞。

それをきっかけに、高校は部活ではなくソロで音楽を学ぶ音楽コースがある高校に進学しました。

その後東京に上京して音楽大学に入学。

とにかくユーフォニアムを演奏するのが好きで、ずっと楽しく演奏していたいという気持ちで大学まで続けていたそうです。

可愛い衣装を着て演奏するユーフォニアムの演奏家になりたいという気持ちが大きくなってきた頃、CiONの存在を知ったそうです。

可愛い衣装を着てピンヒールを履き、クラシックアレンジを演奏してる姿に憧れて、応募しました。

CiONは、演奏や歌だけでなくダンスもして見て聴いて楽しんでもらうパフォーマンスをしています。

聖奈さんは、この唯一無二の構成や、ジャズ・ポップス・ブラス・クラシックアレンジなど多様な種類の音楽を学べることにやりがいを感じているそうです。

来週はCiONの詳しい活動内容についてご紹介します!

お楽しみに!

CiONホームページ

2/19 ナラティブひろば代表 小笠原映子

今週も、ナラティブ絵本を制作する「ナラティブひろば」の代表 小笠原映子(おがさわら・えいこ)さんをご紹介します。

小笠原さんはこれまで、看護師や保健師、産業カウンセラーとして働く人のメンタルヘルスに関わってきました。そんな中で考案したのが、カウンセリングと絵本作りを掛け合わせた「ナラティブ絵本」です。ナラティブとは、英語で「物語」「語り」という意味があります。

クライアントの思いや過去の経験を聞きながら、どんなストーリーに落とし込むのか、どんなタッチのイラストで仕上げていくのか、何度もやりとりしながら進めていきます。
この過程がカウンセリングにおいてとても大切なのだとか。

最近完成した「ふわふわちゃん」は、過去に教育虐待を経験した40代の女性が制作した作品です。辛い過去でフラッシュバックが起きてしまうため、人間を主人公にせず「ふわふわちゃん」というキャラクターを作り、ナラティブ絵本を制作しました。

柔らかくて傷つきやすいふわふわちゃんが、無理に頑張ることで鎧の身体になってしまいますが、最後は鎧を脱ぎ捨てて、元のからだに戻り「ふわふわのままで良いんだよ」と言ってくれる人たちに守られる、というストーリーです。
作者は、この絵本を制作したことで不安定さが軽減したとか。

小笠原さんはナラティブ絵本制作のワークショップも開催しています。

自分と向き合う良いきっかけになりそうですね。

小笠原さんは今後の目標について「ナラティブ絵本をもっと知ってもらうこと」と話します。
人生を振り返る「自分史」としての制作もおススメしているそうです。

ナラティブ絵本公式サイトはこちら

2/12 ナラティブひろば代表 小笠原映子

高崎在住の小笠原映子(おがさわら・えいこ)さんは、ナラティブ絵本を制作する「ナラティブひろば」の代表を務めています。

小笠原さんは、看護師を12年経験したほか、保健師や産業カウンセラーとして働く人のメンタルヘルスに関わってきました。そんな小笠原さんが考案したものが、自身の物語を絵と文章で表現する「ナラティブ絵本」です。

カウンセリングで気持ちが前向きになっても思考のクセで、またネガティブになってしまう…。その時に、自分で作った絵本を目にすることで、当時の決意や気持ちを思い出してもらおう!そんなセルフケアのアイテムとして、ナラティブ絵本を考案しました。

これまでに「癌を経験した方の物語」や、特定の場面で話すことができない「場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)」をテーマにしたものなど、色々な作品を手掛けてきました。

絵本のイラストは、登録しているイラストレーターの中から好みのタッチを選び、色味なども細かくやりとりしながら制作していきます。
4ヶ月~半年ほど長い時間をかけて作っていくのですが、この過程がカウンセリングにおいても非常に大切なのだとか。

高崎在住の小笠原映子さんが考案した、カウンセリングと絵本作りを掛け合わせた「ナラティブ絵本」。

来週は、これまで手掛けた作品を紹介していきます。

ナラティブ絵本公式サイトはこちら

2/5 ネイルデザイナー 赤石佳津江

赤石さんは、伊勢崎出身・在住の48歳。

ネイルサロンとネイルスクールを経営しています。

その傍らネイルデザイナーとして爪華師(そうかし)という団体にも所属し、ネイルデザインのランウェイショーなどにも出品しています。

爪華師は、ネイルに特化したランウェイショーを運営している団体です。

日本国内でネイルのランウェイショーを多数開催しているほか、4大コレクションと言われるミラノ、パリ、ロンドン、ニューヨークのコレクションに爪華師デザイナーが参加しています。

通常のサロンワークとは全く異なるネイルがメインとなるデザインを世界に向けて発信していく活動に魅力を感じて、一昨年(2023年)の11月から赤石さんも所属するようになったそうです。

そんな爪華師の一員として、赤石さんは去年9月初めてパリコレクションにネイル作品を出品しました。

海外のコレクションに出品するためには、まず爪華師が国内で開催しているランウェイショーでの選考を突破しなければなりません。

その選考で見事選ばれパリコレ出品が決まった時は、信じられなく嬉しい気持ちだった反面、爪がメインとなる立体的なデザインを考えることに頭を悩ませたそうです。

試行錯誤を重ねて実際にパリコレに出品した2つのデザイン。

どちらも立体的なデザインで、長さは10センチ前後です。

1つは、白い桜を散りばめたデザインで、ワイヤーで繋がったパールが流れるように爪から垂れています。

もう1つは、マゼンタのような赤紫の蘭をイメージしたデザインで、歩く度にラインストーンがキラキラと揺れて輝くのが特徴です。

パリコレは、ザ・ウェスティン・パリ・ヴァンドームで開かれ、世界各国のモデルやデザのかたの方などが集まっていてとてもきらびやかな雰囲気だったそうです。

パリコレの中でネイルがメインのランウェイは爪華師のランウェイのみ。

海外のネイルはシンプルなデザイナが多いそうで、細かくて立体的なデザインに世界中のモデルやデザイナーの方が関心を持って驚いてくれたことが嬉しかったと語ってくれました。

(デザイナー紹介としてランウェイを歩いた赤石さん 手前 )

今後は、もっと日本のネイルの繊細さや優美さを世界中に伝えたいと思いを語ってくれました。

 

グンマドンナ

2週にわたり、伊勢崎出身・在住でパリコレクションにネイル作品を出品したネイルデザイナー 赤石佳津江さんをご紹介しました。

 

赤石さんのInstagram