7/16Down to Earth 山中麻葉

山中さんは東京出身。4年前に高山村に移住してきました。

昔ながらの生活を大切にしているキリスト教の集団=アーミッシュを研究しています。

食料は基本的に自給自足で、移動は馬車を使い電気はほどんど使わないというアーミッシュの生活。

そんなアーミッシュの生活に心惹かれて、妊娠をきっかけに移住を決意し高山村での生活を始めました。

現在は、元々手がけていたアーミッシュワンピースのアパレルブランドDown to Earth のオンライン販売や、農業、宿泊施設の運営など様々なことに取り組んで生活しています。

そんな高山村での移住生活について書いた本「子育て家族の里山移住、ときどき起業」を今年4月(2025年)に出版しました。

もともと私のカントリーという雑誌で連載をしていた山中さんは、その編集者さんから移住生活についての本を出版する話を持ちかけられました。

東京での生活を手放して里山移住することは不安もたくさんあり大きな決断でしたが、思い切って移住してみるととても楽しく人生が開けた感覚があるそうで、「里山移住の魅力をもっと伝えたい!」と本を出版することにしたそうです。

山中さんの本は、写真がたくさん使われていたり、レシピが載っていたり楽しく読める工夫がたくさん凝らされています。

本の中では、移住者がマイノリティとなる高山村でどのように村の生活になじんでいったのか、なじむまでに苦労した話などについて詳しく語られています。

また、たくさんの地元の方のお話もでてきます。

移住してみてわかったことは、移住者も不安だけど同じくらい地域の方も移住者に対して不安を抱いているということ。

「東京から移住してくる若い家族、いったいどんな人なのだろうか」「私たちの生活に何かネガティブな影響はないか」「ちゃんと草刈りはしてくれるのだろうか」

このような不安を抱えながらも地元のかたは、話しかけてくれたり、野菜をわけてくれたり、DIYなどのやり方を教えてくれたり、作業を手伝ってくれたりたくさん手を貸してくれたそうで、本の中では感謝の気持ちも込めてそのような地元のかたの優しさについてもたくさん書かれています。

グンマドンナ

今週は、東京から高山村に移住した、アパレルブランドDown to Earthを手がける山中麻葉さんをご紹介しました。

来週はオープンした宿泊施設、馬を飼う訓練についてお話を伺います。お楽しみに!

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