櫻井弥生さんは、親子の居場所作りの活動をするNPO法人Mam’s Styleの理事長です。
前橋市敷島町にある「子育てと仕事楽しむママの家」を拠点に活動しています。
親子の居場所作りと、子ども服のリユースショップとして運営している「子育てと仕事楽しむママの家」の他にも、前橋こども公園内にある児童文化センター内のキッズショップでは、就労訓練の場として公園の売店も運営しています。
すぐにサイズアウトしてしまう子ども服を地域の中で循環させたいという思いや、正社員・アルバイト・パートなどの働き方ではまだ働きづらいという方が接客の経験を積める場所を作りたいという思いで活動しているそうです。
前橋に移住する前は、長野で子育てをしていた櫻井さん。
縁もゆかりもない地での子育ては、悩み相談する場所やでかける場所もなく孤独を感じていたそうです。
子育てをするときに、働くことや自分が好きなことをすることを諦めなければならない状況に違和感を持った櫻井さんは、まずは自分が子育て中でも好きなように働いたり好きなことをやってみてその姿を社会に見せていこうと思い、活動を始めました。
活動当初から共感してくれる子育て世帯の方が多かったそうで、口コミやインターネットなどの影響で子ども服の寄付は前橋市外の遠方からもあったり、より多くの方に声が届くようになりました。
令和6年度の居場所利用者は約750人、子ども服の寄付者は約130人。
たくさんの子育て世帯を繋げて居場所を作っています。
グンマドンナ。今週は、親子の居場所作りの活動をするNPO法人Mam’s Style代表の櫻井弥生さんをご紹介しました。
来週は、女性が自分らしく働き生きていくために大切にしている考え方や、活動を通して得られた気づきなどを伺っていきます。お楽しみに!