城代さや香(きのしろ・さやか)さんは、太田市出身・フィンランド在住のヴァイオリニストです。
3歳からヴァイオリンを始め、桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学 音楽学部演奏学科を卒業。
現在はフィンランドのエスポー市にある「タピオラ・シンフォニエッタ」で第二ヴァイオリン首席奏者を務めています。
団員40名ほどのタピオラ・シンフォニエッタでは、現代音楽を演奏することも多く、指揮者を置かないこともあるとか。
新進気鋭の作曲家の譜面では、ヴァイオリンではなく「発泡スチロール」を弾いたことも!
演奏後は、発泡スチロールの破片が身体中に張り付いたそうです。
他にも、「歌う」「叫ぶ」「ささやく」と、譜面に書いてあったり、弓ではなく鉛筆に持ち替えてヴァイオリンの弦を叩くという演奏方法もありました。
フィンランド全体で現代音楽に力を入れている背景があるそうです。
ヴァイオリニストは肩や肘、腰などを故障することが多く、城代さんも身体のメンテナンスに気を遣っています。鍼やタイ式マッサージなど2週間に一度は施術を受けるようにしているとか。
今後は、音色の魅力と表現力の幅をもっと高めていきたい、と話して下さいました。
2週に渡り、太田市出身・フィンランド在住のヴァイオリニスト城代さや香さんをご紹介しました。