
岩野さんは、桐生出身・在住の45歳。
アパレルブランド「ezu」を手掛けるデザイナーです。


岩野さんは3児の母。
様々な国でお仕事をしている岩野さんの影響もあり、次男は自身の希望でモナコの中学校に通っていました。
当時は、2週間ごとにモナコと日本を往復する生活。
とても大変だったそうですが、それ以上に楽しさや作品作りへのインスピレーションなど得られるものがたくさんあったそう。

岩野さんはこれまでおよそ30か国で仕事をしてきました。
海外で活動するようになったのは、思いがけない出会いから。
香港でコレクションを企画・運営している方が、ezuのお洋服を着ていたお客さんの服をみて、ezuをコレクションショーに呼んでくれました。
そして、その香港でのショーを見た別のオーガナイザーの方からも声がかかり、ニューヨークのショーにも参加し、さらにカナダ、フランス・・と人づてに広がっていったそうです。
海外進出するぞ!と意気込んでいたわけではなかったそうですが、このように実際にezuのアイテムを見た人から評価をもらって広がっていったことが本当に嬉しいと語ってくれました。

現在は上海と北京にも常設の店舗を構えています。
そして海外での活動は、ezuのアイテムの販売だけではありません。
今年はシンガポールのアーティストとのコラボも。
布で作られた人型の大きなオブジェに色を付けてほしいと声がかかり、徳島の天然藍を持っていき現地で発酵させて染色したり、シンガポールで染物のワークショップを開催したりするなど、日本の技術を世界に広めています。


Ezuは、桐生市小曾根町にアトリエがあり、毎月、月初めの1日から7日まで ひらいています。
そして、絵を描くことも大好きだという岩野さんは、今週の金曜から日曜の3日間、桐生市PENSEE GALLERYで絵だけの個展「どうにもならないこともある」を開催します。
ぜひ足を運んでみてください。
グンマドンナ
2週にわたり、桐生でアパレルブランド「ezu」を手掛けるデザイナー岩野久美子さんをご紹介しました。
