
都丸さんは、前橋出身・高崎在住の25歳。
今年6月に福井県で行われた競技かるた全国女流選手権大会で優勝し、段位5段に昇段しました。

そんな都丸さんが競技かるたを始めたのは4歳のころ。
本の付録で偶然ついてきた小さい子どもがひらがなを覚えるためのアンパンマンかるたで遊んだことがきっかけです。
思いのほか札をとるのが早かった都丸さんにかるたの才能を感じた母の勧めで、近所のかるた会に入会しました。
始めた当初は4歳ということもあり、ひらがなが読めるようになったばかり。
1時間以上かかるかるたの1試合が終わるまでずっと座っていなければならない状況が苦痛だったそう。
ただ、小学生になると同世代のかるた仲間がたくさんできて、徐々に楽しさを感じるようになったそうです。


そうして20年以上競技かるたを続けてきた都丸さんは、高齢のため引退した前橋かるた会の会長の役職を引き継ぐことになりました。
25歳と若い年齢での会長就任ですが、20年以上続けてきたかるた歴と、女流選手権大会での優勝が認められ会長に推薦されたそうです。

都丸さんは、競技かるたの難しさについて、ただ早く札をとるだけでなく「もうそろそろ読まれそうな札を感じ取る勘」や、「相手陣地の札をとった際に送る自陣の札を選ぶ戦略」など様々な条件が絡むところだと語ります。
確実にとりたい札を自陣に残す場合もあれば、攻めたいときは逆に相手陣地に送って敵陣の札をたくさんとれるようにするなど様々な戦略があるそうです。
グンマドンナ
今週は、前橋かるた会会長 都丸鈴さんをご紹介しました。
来週は、都丸さんが優勝した競技かるた全国女流選手権大会についてお話を伺っていきます。
お楽しみに!
