

津久井さんと櫻井さんは、高崎出身のラグビー選手。
今年8月から9月にかけてイングランドで行われたラグビーワールドカップに出場しました。
ベスト8を目標に戦った日本代表。
4チーム毎の総当たりで戦うプール戦で、世界11位の日本は、初戦のアイルランド(5位)、2戦目のニュージーランド(3位)に負け予選敗退が決まりました。
しかし、3戦目、プール戦の最終戦となったスペイン(13位)との試合では、前半押されていたものの見事逆転し、2017年以来のワールドカップでの勝利を手にしました。
津久井さんは、大会のための準備も念入りにし自信を持って試合に挑みましたが2連敗をして少し落ち込んでいた時の念願の勝利、とても嬉しかったと話してくれました。
櫻井さんは、「自分たちが日本の女子ラグビーの未来を変えるという気持ちで臨んだ。自分たちの方が体格的に小さいプレイヤーではあるけれど、日本の強さを見せられた試合になった」と語ってくれました。


櫻井さんは故障も経験し8年ぶり2度目の日本代表でした。
初めて日本代表に選出されたときは、世界で通用すると思って大会に出場しましたが世界の壁を知って自分の未熟さを感じた大会になったのだそうです。
それでも日本代表のユニフォームで試合ができる喜びを感じながら試合をしていたことを覚えていると話してくれました。
1つ前のワールドカップは膝のけがで出場を逃し、今大会までの3年間再び選出されることを目指して厳しトレーニングを重ねてきたので、今回の代表選出は本当に嬉しかったのだそうです。
津久井さんは3大会連続の日本代表選出です。
初めて日本代表になったのは17歳で、当時はとにかく試合に出て活躍できるように、どうやってメンバーで生き残るかという思いだったそうですが、今回はどうやって勝つかを特に考えて出場したそうです。
結果を残さないと女子ラグビーの認知度はあがらないということを過去の2大会を通して感じたのだそう。


今後の目標について櫻井さんは、「ワールドカップで得た経験を今後のプレーやキャリアに繋げて、他の人にもスポーツの魅力を広めていきたい。どんどん若い選手もでてきているので、もっと世界と戦って日本の強さを見せられる試合をしていきたい」と話してくれました。
津久井さんは、「まずは11月から所属しているチームの15人制シーズンが始まるので、全国優勝目指して頑張りたい」と話してくれました。
今後のお二人の活躍に注目です!
グンマドンナ
2週にわたり高崎出身のラグビー選手 津久井萌さんと櫻井綾乃さんをご紹介しました。
